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ゆうさんの記事が1件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[39550]2005年4月10日
ゆう

[39550] 2005年 4月 10日(日)08:30:11【1】ゆう さん
向宇品
春ですね。
今日は煩わしい仕事は忘れて、落書き帳を愛でたいところですが、なかなか。
で、ちょっとばかり過去ログより。

[38561]両毛人さん
「向宇品」は宇品島のみを指す地名であるような気がしてなりません。
私もそう思います。根拠として、元宇品町にある広島向宇品郵便局の存在を挙げます。

手許にある図集「地図で見る広島の変遷」の1898(明治31)年頃の地形図では、旧国鉄宇品線のすぐ東側に広島市と仁保島村の境界線が引かれていました。つまり、旧宇品線以西の、宇品港築港のために干拓された土地は、当初より全域広島市域であったようです。
昨日図書館に行って裏をとってきました。広島市史に次のような記述がありました。

・宇品築港事業により開かれた土地の「宇品新開」は1887年(明治20)に広島区の所轄となり「宇品町」と称した。
・また、このために仁保島村字宇品島は1904(明治37)年の広島市編入時に「元宇品町」を町名とした。

以上と、夜鳴き寿司屋さんに[38447]でご紹介頂いた各サイトの記述、それでも曖昧な点を勝手に推測して次のような仮説を立ててみました。


1. 三角州先の浅い海には大型船が着岸できず、広島の港湾機能は宇品島が担っていた。広島の港といえば「宇品」のこと。
  ↓
2. 「宇品築港事業」で三角州と宇品島との間を干拓・埋立。新しい陸地は当然のように「宇品」と呼ばれた。
  ↓
3. 新しい陸地「{広島区,広島市}宇品町」に対して、「仁保島村{宇品島,宇品}」は「向宇品」と通称された。
  ↓
4.「向宇品」が広島市に編入され「元宇品町」となったが通称は残った。100年かけて徐々に消えつつある。


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