ごぶさたしています、じゃごたろです。
三か月ぶりの登場です。
[76139] グリグリさん
琴丘能代道路には、琴丘森岳IC、八竜IC、能代南IC、能代東IC、二ツ井白神ICがありますが、八竜ICと二ツ井白神IC間は元々開通当初から無料区間として設定されていたと思われるのに、何故、八竜ICと能代南IC間を琴丘森岳ICと八竜IC間と同じ扱いで無料化実験区間と表記しているのか不思議です。
1. まずは東日本高速道路のハイウェイウォーカーを見ると秋田中央IC~能代南IC間が無料化実験区間として表記されています。
2. 次に無料化実験前の地図には能代南ICまでが有料道路の秋田自動車道となっています。
3. さらに琴丘能代道路の開通の状況をウィキペディアで見ると、1993年に八竜IC~能代南IC間がまずは開通しています。その後九年後の2002年にようやく琴丘森岳IC~八竜IC間が開通し、さらに2006年に能代南IC~能代東ICが、2007年に能代東IC~二ツ井白神ICが開通しています。
これらから推測してみます。無料化実験が始まる前の琴丘能代道の状況としては
区間 | 開通 | 形態 | 料金 |
琴丘森岳IC~八竜IC | 2002年 | 有料道路 | 有料 |
八竜IC~能代南IC | 1993年 | 有料道路 | 暫定無料 |
能代南IC~能代東IC | 2006年 | 無料道路 | 無料 |
能代東IC~二ツ井白神IC | 2007年 | 無料道路 | 無料 |
であったものと思われます。先に開通した現在問題となっている八竜IC~能代南IC間は、もともと有料道路の区間であるのだが、飛び地としてその区間だけが先行して開通したため、暫定無料供用を開始したのがはじまりだと思います。この暫定無料は他の道路でも見られることです。その後琴丘森岳IC~八竜ICまで開通して秋田自動車道の一部として含まれた後もこの区間だけは無料のまま供用が続けられたのでしょう。
さて八竜IC以北はここ数年で開通した道路ですが、この区間は建設の段階で最初から無料で供用開始されることになっていたのでしょう。これも「暫定無料」かもしれませんが、八竜IC~能代南IC間の「暫定無料」とは意味合いが違うのでしょう。
さて無料化実験が始まりました。八竜IC~能代南IC間はそれ以前から無料であったわけで、今回の実験で初めて無料化されたわけではありません。したがって八竜ICまでが今回の無料化実験で無料化された区間ということになります。
一方で本来の有料区間は能代南ICまでの予定であり、八竜IC~能代南IC間はそれまでは「暫定無料」という状態であったものが、今回「無料化実験による無料」という状態に変わったと受け取ることも可能です。秋田自動車道という営業路線的に考えると、能代南ICまでをひとまとめで考えることも可能といえます。
以上、どちらが正しいかということはなく、どういう視点で見るかによって違ってくるということではないかと思います。
今回は私の領分であるということで、久しぶりに書き込むネタができました。