今日は山の日ということで、とりあえず近所の山に行ってみようと思い立ち、今住んでいる川崎市の最高地点を目指してきました。
国土地理院2万5千分1地形図で山名が記載されている川崎市内の山は枡形山(84m)のみですが、市内北西部の多摩区・麻生区には標高100mを超える山名記載のない山がいくつかあります。そんな中、エコプラザ多摩(多摩市のごみ資源化施設)の裏手にある諏訪ヶ岳(三角点標高144.5m)を川崎市最高峰として紹介しているWebサイトが散見されますが、山頂は多摩市にあり、厳密には誤りです(とりあえず山頂は踏んできましたが)。実際の川崎市最高地点はその南西200mにある無名のピークです。しかし、ここには川崎市上下水道局の施設(黒川高区配水池)があり、出入口の門は厳重に塞がれていたため、残念ながら川崎市の最高地点にたどり着くことができませんでした。なお、配水池の北側に面したところに立っている送電線鉄塔脇が一般人の訪問可能な川崎市最高地点ですので(標高約147m、地理院地図5mDEMによる)、そこまで行ってとりあえず川崎市の最高地点訪問としました。
なお、今回の訪問に際し参考にさせていただいたものの1つに、futsunoおじさんが編集担当の地名コレクション、
『自治体の最高点』がありますが、川崎市に関して誤りと思われる記載がありましたので以下に記します。
1.川崎市および麻生区の標高が140mになっていますが、地理院地図の5mDEMデータによると149.5mの地点があります(
地理院地図)。
2.麻生区の地点種別が「農」になっていますが、ここは川崎市の最高地点と同一ですので「山」が正しいと思われます。
3.多摩区の最高地点の位置が区の西境(よみうりランド南端付近)の110mになっていますが、こちらも地理院地図5mDEMデータによると生田病院の西側にある小峰みかん園内に標高120.5mの地点が存在します(
地理院地図)。こちらが多摩区の最高地点と思われます。なお、みかん園は通常は立ち入ることができませんが、秋のみかん狩りの時期だけ有料で中に入れるようです。