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[97099] 2018年 12月 10日(月)22:20:40ぺとぺと さん
Re:平塚市須賀
[97097] hmtさん
平塚市須賀に関するフォローありがとうございます。
地図を確認すると、確かに左岸にも須賀がありますが、右岸にもあります。ひらつかタマ三郎漁港を中心とする地域で、河岸沿いに河口まで続いています。
おっしゃるとおりですね。私も認識はしていましたが、[97093]ではきちんと言及できておりませんでした。

歴史ある漁港地域から連続した大字須賀は相模川の両岸に広がっており、これが「人口密集地域」として扱われているものと思われます。
私はそうではないと考えています。「須賀」が歴史ある地名であることは確かですが、町名変更後に取り残された相模川河口両岸の「大字須賀」は左岸、右岸ともに人口ゼロだと思われます。したがって、「大字須賀(に属する基本単位区)」が単独でDIDとして扱われることはありえないのではないでしょうか。なお、平成27年国勢調査の小地域集計を見ると4つの基本単位区と5つの調査区で構成される「須賀」が登場しますが、おそらくこちらの須賀でしょう。

ちなみに前述の「須賀」の区域を表示させたのと同じサイト(人口統計ラボ)で「千石河岸」を検索するとこんなふうに表示されます。相模川河口両岸の「大字須賀」のエリアも完全に組み込まれています。これが、私が相模川河口両岸の「大字須賀」の基本単位区が「千石河岸」に組み込まれてしまっていると推測する材料です。いずれ時間があるときにこの辺りの調査区地図を閲覧したいなと思います。(かなり先になってしまうと思いますが。)

DID設定範囲に関して、住居表示町名と地籍の大字町丁名とは、どのように考慮されるのか?
平塚市に関して申し上げると、平成27年国勢調査の小地域集計において基本単位区や調査区が複数の町名にまたがって設定されている箇所は確認できませんでした。国勢調査員の調査のしやすさという観点からも、町名変更前の古い大字をベースに区分していることは考えづらいのではないでしょうか。
[97098] 2018年 12月 10日(月)19:24:10オーナー グリグリ
女性首長
[97016]および[97031]であらたに見つかった女性首長について、ピーくんさんが関係する自治体に直接問い合わせてくださいました。その結果、以下の追加情報が判明しました。ピーくんさん、ありがとうございました。

氏名自治体名追加情報問合せ先
信太 ヒサ秋田県山本郡金岡村退任日:1955(S30).3.31(合併による退任)三種町(就任日資料なし)
田中 彌壽千葉県夷隅郡東村名前の読み:たなか やすいすみ市(生年月日不明)
就任日:1951(S26).4.23
退任日:1955(S30).3.30(合併による退任)
伊藤 美津岐阜県恵那郡福岡村(町)名前の読み:いとう みつ中津川市(生年月日不明)
[97097] 2018年 12月 10日(月)12:24:42hmt さん
平塚市須賀
[97093] ぺとぺとさん
左岸の基本単位区が右岸に組み込まれているとしか思えないのですが、そうだとすると右岸と左岸では町名(大字名)が異なっており(右岸は千石河岸、左岸は須賀)、釈然としません。

平塚の「須賀」と言えば、相模川河口(馬入川)右岸の港町[77631]と心得ていたので、「左岸は須賀」に驚きました。

地図を確認すると、確かに左岸にも須賀がありますが、右岸にもあります。ひらつかタマ三郎漁港を中心とする地域で、河岸沿いに河口まで続いています。

湘南大橋の南側は、人家が「連担」した状態とは見えませんが、左右両岸共に「(大字)須賀」です。
歴史ある漁港地域から連続した大字須賀は相模川の両岸に広がっており、これが「人口密集地域」として扱われているものと思われます。
河口の南、相模湾に突き出た平塚漁港(新港)は DID区域外になっています。

# もともと DIDでいう人口「密集」の対象は地域です。建築用語である「連担」の対象物は人家(建築物)です。
「地域の連続」と「建築物の連担」。両者のモノサシは、本質的に違うのではないか?

千石河岸と大字須賀との関係【住居表示と地籍について】
相模川河口の両側が「大字須賀」だったので、「右岸は千石河岸」問題はなくなったのですが、「千石河岸」は 1965年に実施された住居表示に基づき、「大字須賀」の一部を対象に設置された町名【一部は1981年編入】です。
日常使われる住居表示町名とは別に、札場町など付近の町を含めて、地籍としての「大字須賀」は残っているのではないかと思われますが、この点は未調査。

DID設定範囲に関して、住居表示町名と地籍の大字町丁名とは、どのように考慮されるのか?
[97096] 2018年 12月 9日(日)19:13:18オーナー グリグリ
静岡県の観光エリア
[97095] 駿河の民さん
静岡県の観光経験値の区分けに、静岡DCのエリア区分を使われるのはいかがでしょう。
確認しました。静岡DC(デスティネーションキャンペーン)はうってつけですね。沼津市を熱海・下田エリアに、島田市、牧之原市、吉田町、川根本町を静岡・焼津エリアに変更しました。観光バランスもよいと思います。
ついでの僕の観光経験値も載せておきます。こちら。普通経験値より大幅に低い。
さっそくのお試しをありがとうございます。

なお、暫定公開のため正式リリースまでは、随時仕様変更等が発生しますので予めご承知おきください。表示色、観光エリア定義などの仕様変更により、参照URLでの表示が変化することがあります。
[97095] 2018年 12月 9日(日)15:35:09駿河の民 さん
観光経験値
[97080][97088]グリグリさん

静岡県の観光経験値の区分けに、静岡DCのエリア区分を使われるのはいかがでしょう。

ついでの僕の観光経験値も載せておきます。こちら。普通経験値より大幅に低い。
[97094] 2018年 12月 9日(日)14:42:42【3】オーナー グリグリ
Re:兵庫県の観光エリア定義
[97092] 今川焼さん
リンク先の区分でいえば、「神戸・明石」は、東播磨県民局と北播磨県民局の範囲ということになります。
確認をありがとうございました。修正しましたのでご確認いただければ幸いです。

観光経県値マップをやってみました。135点。
さっそくお試しをありがとうございました。私もそうですが、居住経県地近くの点数が高くなる傾向があるようですね。私の場合、学生時代に居住した大阪府近辺があまり高くないのは、観光行動範囲が狭かったからかもしれません。

また「観光」になるのかどうかの線引きが微妙ですね。例えば宿泊の場合、観光地のホテルに泊まって温泉に入って名物料理を食べた場合は○で、ビジネスホテル泊で外食チェーン店で済ませた場合は×みたいな感じで計算しましたが⋯。
私も同じように判断しています。修学旅行で嬉野温泉に宿泊したのは◯で、出張で米沢市や御坊市に宿泊したのは×としました。あと、北海道は4点で網走・稚内エリアを残しているのですが、屈斜路湖を観光した際に、早朝、雲海の屈斜路湖を眺望できるかもしれないという津別峠展望施設に行きました。ここは網走郡津別町ということで網走・稚内エリアも◯にできるのですが、エリアの東端でなおかつ早朝数時間の滞在、また、観光対象は屈斜路湖(釧路・帯広エリア)で、しかも、雲海は発生せずということから見送っています。

観光したと自分が認識すれば観光と位置付けてよいと思います。経県値同様、自己判断の自己申告ルールです。

観光経県値マップは点数でグラデーションによる濃淡表示としていますが、表示色は選択可能です。経県値と同じ配色(グラデーションではない)も選択できます。また、マップ表示だけでは各都道府県の観光エリアの◯×詳細がわかりませんが、「修正する」リンクから確認することができます。なお、実際に修正してもご本人の観光経県値が修正されるわけではありません。観光経県値は、参照リンクにすべての情報(すべての観光エリアの◯×、ニックネーム、最新更新日時など)が入っています。とはいえ、他の方の観光エリアの詳細を参照するのに「修正する」リンクは気持ちが悪いので、別途参照するためのリンクを追加したいと思います。
[97093] 2018年 12月 9日(日)14:38:45ぺとぺと さん
DIDの連坦
[97076]白桃さん
やはり、DIDは一筋縄ではいきません。
鎌倉と腰越の連坦も不思議ですが、茅ヶ崎市と平塚市の連坦についても大いに疑義ありです。
まず、相模川左岸の平塚市域はゴルフ場とゴルフ練習場で構成されており、人家は1軒もありません。左岸の基本単位区が右岸に組み込まれているとしか思えないのですが、そうだとすると右岸と左岸では町名(大字名)が異なっており(右岸は千石河岸、左岸は須賀)、釈然としません。
また、平塚市須賀に隣接する茅ヶ崎市柳島も、面積の大半を下水処理場と柳島スポーツセンターが占めており、それ以外の部分も荒れ地や畑で人家はほとんど見当たりません(おそらく基本単位区等の面積の2分の1以上を公共施設が占めているという理由で、柳島海岸と連坦するDIDということになっているのだろうと思われます)。
相模川左岸(湘南大橋東側)の風景を見る限り、到底DIDが連坦しているようには感じないと思います(参考)。
[97092] 2018年 12月 9日(日)13:13:56今川焼 さん
兵庫県の観光エリア定義
[97088] オーナーグリグリさん
アドバイス通り作成しましたが、兵庫県の「神戸・明石」と「宝塚・篠山」の区分に不安があります。ご確認いただければと思います。
[97084]今川焼で
神戸市・東播磨、阪神・丹波、西播磨、淡路、但馬ですね。
としたのが説明不足でした。申し訳ありません。
播磨を東西に2分割して「西播磨」「東播磨」のつもりで書いたのですが、兵庫県の広域行政区分と紛らわしかったですね。
リンク先の区分でいえば、「神戸・明石」は、東播磨県民局と北播磨県民局の範囲ということになります。播磨と丹波は(とくに観光の)人の流れでは分けた方が良いと思います。気象区分では「北播丹波」なんていう分け方もありますが。

観光経県値マップをやってみました。135点。
今川焼の観光経県値マップ
東北地方が弱いですね。かつて東北の旧国鉄・私鉄には全部乗って駅周辺をウロウロしているのですが、敢えて観光はしていなかったのでこんな結果になりました。
また「観光」になるのかどうかの線引きが微妙ですね。例えば宿泊の場合、観光地のホテルに泊まって温泉に入って名物料理を食べた場合は○で、ビジネスホテル泊で外食チェーン店で済ませた場合は×みたいな感じで計算しましたが⋯。
[97091] 2018年 12月 8日(土)21:21:13伊豆之国 さん
Re:伊豆地方のDID、etc.
私の[97049]の記事からちょっとした話題になっている「伊豆(・駿河東部)のDID名称」、暇があったら後ほど反応しようかと
([97072])ですが、[97049]で、自分で考えていた名称の「根拠と理由」について話しておきます。

まず、伊豆の国市北部、旧伊豆長岡町と旧韮山町にまたがるDIDについて。
伊豆長岡と韮山がつながるDIDの名称については、韮山も反射炉や高校野球優勝校所在地等で有名なのですが、DIDの歴史が古い「伊豆長岡」を採っています
([97053] 白桃さん)
伊豆の国市IのDID名は「長岡・韮山」とします
DIDに占める韮山の比重を考えると、捨てたり伊豆長岡に包含するより、韮山を連称した方が適切だと考えます
伊豆長岡駅を含む狩野川右岸は旧韮山町の領域ですから、DID名に韮山の名は入れたいものです。しかし、旧伊豆長岡町の領域も「韮山」の名で表すのは如何なものかと思うのですが…
その辺の感覚的な捉え方は、伊豆地方に馴染みの薄い私より、地元の駿河の民さんの感覚を尊重したいと思います。なので、「イメージ的には長岡も『韮山』なんですよね…」のところを、もう少し詳しく教えて頂けないでしょうか
([97056].[97074] 千本桜さん)
韮山から伊豆長岡へのDIDについては「韮山」がいいと思います。
イメージ的には長岡も「韮山」なんですよね
自分の中では「伊豆の国市≒韮山+大仁」なんですよね
長岡の名前を残すにしても、地元でのイメージが強いのは「韮山」だから、「韮山」を先に出すべきじゃないかなあ
([97062],[97075] 駿河の民さん)

「伊豆の国市」の経県値「○」が旧韮山町にあった「伊豆富士見ランド」([90017])だった、と言うわけではありませんが…
歴史的に見て古くから登場し、かつ重要なのは韮山で、源頼朝が流された「蛭ヶ小島」や、北條氏の館跡、ゆかりの寺院などがあり、また室町時代の「堀越御所」([90008] hmtさん)、鎌倉時代からこの地を治めた代官・江川氏の屋敷、幕末に建造された反射炉が残っており、明治の廃藩置県では「韮山県」が置かれていました。
一方、伊豆長岡のほうも温泉地としての歴史は古く、狩野川寄りの古奈地区の温泉は遅くとも鎌倉時代には知られていたと言われ、鎌倉末期に成立した「吾妻鏡」に「伊豆國小名温泉」や「伊豆國北條小那温泉」の名が記され、当時から将軍家や公卿に用いられた湯治場であった(こちら)ようですが、「伊豆長岡」の名が知られるようになったのは明治になってからで、開業当時は付近の地名をとって「南條」と呼ばれていた駿豆線の駅も、大正8年(1919)に現在の「伊豆長岡」駅に改称されています。伊豆長岡の温泉街がある川西村も、昭和9年(1934)年11月3日の町制施行時に「伊豆長岡町」と改称しています。この町名改称から1ヶ月近く後の12月1日に、現在の熱海廻りの東海道線、熱海~沼津間が開業し、駿豆線との接続駅も、それまでの三島駅(現・御殿場線「下土狩」駅)から新・三島駅へルート変更されており、「川西村」から「伊豆長岡町」への町制・改称のタイミングも、既に駿豆線に「伊豆長岡」という駅ができていたこともあって、この熱海廻り新線の開通による一層の観光客の入込を見込んだものと考えてよさそうな気がします。しかし、伊豆長岡駅は当時の川西村→伊豆長岡町にはなくて韮山村(→町)にあり、「伊豆長岡」への駅名改称も、やはり明治31年(1898)の開業により増加してきた温泉地を訪れる観光客の呼び込みを見込んだものと言えるでしょう。
東京駅から乗り入れている特急「踊り子」も、伊豆長岡駅に停車(伊豆の国市内では他に大仁駅にも停車)しますが、韮山駅には停まらず(これは前身の急行「伊豆」などの時代から同様)、現在「伊豆長岡」と「韮山」駅の利用客数を見ると、伊豆長岡駅のほうが韮山駅より5割ほど多く、駅周辺の繁栄度でも伊豆長岡駅のほうが大きく勝っています。市街としての繁栄度では旧伊豆長岡町のほうが優位ですが、韮山の古い歴史と、伊豆長岡駅が旧韮山町にあることを考えて、やはり「(伊豆)長岡」と「韮山」は連名とすべきでしょう。その場合、やはり繁栄度で勝る伊豆長岡のほうを前にしたほうがよいでしょうか。

次に、三島市南部と函南町南部にまたがる地域ですが、
[97056] 千本桜さん
函南町のDIDは「函南仁田」とせずに「函南」としたいと思います。このDIDは概ね6つの近世村(塚本、間宮、大土肥、仁田、平井、柏谷)に跨がっています。これらの村は明治の合併で函南村を名乗り、すでに129年が経っています。なので「函南」はこれら旧村の総称として定着していますが
これは大いに違和感ありです。「函南」と言うと、やはり東海道線の「函南」駅の周辺、と言うイメージです。「伊豆仁田」駅が函南町にある、函南町がここまで伸びている、と言うのがいまいちぴんとこないのです。ここで「伊豆仁田」駅の歴史を調べてみたら、この伊豆仁田駅は明治31年5月に三島町(現・三島田町)~南條(現・伊豆長岡)間で開業(「先代」三島駅=現・下土狩駅までつながったのは翌月)した当初にはまだなく、駅ができたのは開業から24年経った大正11年になってからと言うこと(つまり駿豆線は当時の函南村には駅がなくて素通りだった)、この駅の開業に当たっては、地元の有力者・仁田大八郎氏の尽力によったと言うことがこちらに出ていました。大八郎は、この仁田の地に構えた鎌倉武将・仁田四郎の末裔とされ、四郎は戦前の教科書にも出ていたと言うほどの有名人だったらしく、また函南村は誕生から既に30年余りを過ぎていたとはいえ、「函嶺(かんれい…『箱根』を中国風にしゃれた呼び方。箱根駅伝のコースにもなっていた箱根湯本近くの『函嶺洞門』(現在は崩壊の危険が出たため閉鎖され、新道に切り替え)や、強羅にある女子校『函嶺白百合学園』の名に残されている)の南」ということから名づけられた人為的な名称であり、その頃はまだ地名として成熟してはおらず、この駅名が「函南」駅にはならず、仁田四郎の高い知名度と、その末裔の尽力によってできた駅ということで、「仁田」のつく駅名が採用されたのはある意味では必然の流れだったのでしょうか。旧国名の「伊豆」が頭についたのは、既に東北線に同音の「新田」駅(宮城県)があったからでしょう。
「伊豆仁田」駅の開業から12年後、丹那トンネルの完成により、熱海~沼津間の東海道線新ルートが開業し、この新線上に新・三島駅と共に「函南」駅が開業します。この函南駅は、元々トンネル工事のための作業基地として、開通後は信号所として設けられる予定そうですが、「駅を作ってほしい」という地元住民の請願により、旅客駅として開業の運びとなったそうです(原口隆行氏著「鉄道唱歌の旅・東海道線今昔」([71790])より)。駿豆線の駅名が「函南」にならなかったこともあって、東海道線にできた新駅が、所在する村名をとって「函南」駅になり、本線上にできたこの函南駅が函南村(→町)の玄関として機能することになったのでしょうが、函南駅の周辺はDIDになっておらず、駅の周辺も閑散とした状況であること、また同じ函南町内にある函南駅と伊豆仁田の両駅を結ぶバス路線も今はなく(大場駅との間にはある…こちら)、伊豆仁田駅周辺を中心とする函南町内のDID名称を「函南」とするのは実態にそぐわず、無理があるのではないかと思います。
蛇足ですが、函南町の町域は更に北に広がっており、十国峠や、もっと北の箱根峠の南側まで伸びています。でも、この辺りまで来るともはや「伊豆」ではなく、「箱根」の領域に入るのではないでしょうか。
三島市の大場駅付近に展開するDID名は「大場」とせずに「中郷」とします(中略)「大場」には総称能力はないと考えます
この三島市南部のDIDを「大場(だいば)」としたのは、「大場駅がある」からという単純な理由に過ぎなかったからなのですが、この大場駅は特急「踊り子」も停車する駅として、また駿豆線の車庫の所在駅として運用上の重要駅にもなっています。「中郷」なる呼び名は私には初耳、とっくに消えた昔の村名を持ち出すのはどうか、と思うのですが。
伊東市IIのDID名はグラグラ迷った末に「川奈・玖須美元和田」にするつもりですが、それでも迷う(以下略)
こちらも「川奈」で十分、そのほうが簡潔でわかりやすいでしょう。「川奈」は伊豆急の駅名にもありますが、それ以上にゴルフ場の知名度は絶大で、ゴルフをたしなむ人たちにとってはある種の「憧れ」の土地でしょう。わざわざそれ自体が連名地名であり、よその人には全くなじみがない「玖須美元和田」をくっつけて、一時期の銀行名のような、言いにくい長い名前にすることもないと思うのですが。

…遅くなりましたが、
[97052] inakanomozartさん
焼津市と藤枝市がつながっているDIDの名称、悩ましいですね
この両市を表す地域名としては、古くから使われている「志太」があります
地元では、両市の一部事務組合である「志太広域事務組合」のように
両市を包括する名称としてよく使われています
ご当地の住民ならではのご名答、ありがとうございました。
この辺りが「志太郡」だったと言うことはもちろん知っていましたが…
[97090] 2018年 12月 8日(土)21:05:43星野彼方 さん
植栽文字コレクション
グリグリ さん

お久しぶりです。星野彼方です。
今川焼さんの書き込みを見て、一か所植栽文字で思い出したところがあったのですが、書き込むのが遅くなってしまい申し訳ありません。

場所は小野市でONONOと2か所書いてあります。google map では植栽っぽく見えないかもしれませんが、文字の部分は小さな木(?)です。なんでONONOかは知りません。小野市だからなのはそうなんだと思いますが、ONOではだめなのかな。

というわけでご検討ください。
[97089] 2018年 12月 8日(土)18:56:44オーナー グリグリ
Re:犬も歩けば植栽文字に当たる
[97070] 今川焼さん
植栽文字を意識して車を運転していると、不思議不思議これまで見えなかったものが見えてきます。決して探しているわけではないのですが⋯。
最近見つけた物件です。
植栽文字3件、追加更新しました。いずれも美しい文字ですね。ありがとうございました。
見えなかったものが見えてくるのは嬉しいのですが、運転には十分お気を付けくださいね。
[97088] 2018年 12月 8日(土)18:23:52【1】オーナー グリグリ
観光経県値(観光エリア定義)その2
[97080]で書いた観光経県値の各都道府県の観光エリア定義について、47都道府県すべての案を作成しました。皆様の地元や馴染みの深い都道府県など、引き続き忌憚のないご意見をいただければありがたいです。

・観光経県値の暫定公開ページ

[97083] 2スカンデルベクの鷲さん
観光エリア定義、面白そうですね。ですが茨城県の地図を見てかなり違和感を感じましたので異議を唱えさせて頂きます。
まず、茨城県の5区分、といえば[96983]でただけんさんが提示されている天気予報の区分を行政も用いており、単純にその区分がしっくりきます。
さっそくのフォローをありがとうございました。ご指摘の通り行政区分に合わせましたので、ご確認いただければと思います。確かにこちらの方がしっくりきますね。当初の案は「るるぶのページ」を参考にしたものでした。

[97084] 今川焼さん
各県に「公式観光サイト」的なものがあるのでそれに準拠するのが手っ取り早そうですが、5分割になっているとは限らないので工夫が必要です。近畿2府4県をざっと考えてみました。京都府はあれで良いと思います。残りの5府県はこんなものでしょうか。
私は「都道府県名 観光エリア」で画像検索し、参考になるエリア区分を探しました。行政区分などもあわせて参考にするとよいのでしょうが、47都道府県すべての案を作成する方を急ぎました。近畿2府4県についてアドバイスをありがとうございました。アドバイス通り作成しましたが、兵庫県の「神戸・明石」と「宝塚・篠山」の区分に不安があります。ご確認いただければと思います。

完成したエリア区分で、自分の観光経県値 を計算してみました。141点は落書き帳メンバーとしてはあまり高くないのかなと思います。観光した場所などの記憶も怪しくなっていて、確実なところだけチェックしましたが、5点満点が東日本の9県で、明らかに西日本が弱いですね。福井県、埼玉県が2点というのも悲しいです。0点はありませんでしたが、佐賀県は0点にすべきかもしれません。修学旅行で嬉野温泉に宿泊しただけなので。東京都4点は奥多摩未経県です。島嶼エリアは式根島に行ってます。

皆さんもとりあえず計算してみてください。

【追記】
観光経県値の各ページに「非公開のページを暫定公開中です。リンクの引用はご遠慮ください。」の表示がありますが、落書き帳での引用は構いません。
[97087] 2018年 12月 8日(土)13:43:37【1】EMM さん
EMMの地名コレクション編集メモ・第205号・追記
[97082]  Takashiさん
なんか過去に落書き帳で見た話だなと思っていたのですが、約2年半前に[90459]で私が同様の件で取り上げていました。(念のため申し上げますが修正依頼メールは送っておりません。)その際には[90467]で修正されていたはずなのですが何かの拍子で過去のものが間違って出てしまったのでしょうかね?
これは申し訳ないです、当該記事は記憶に残っていませんでした。
それと、メールをお送り頂いた方は落書き帳メンバーでは無い方(と思われる方)からから頂いている事も申し添えておきます。

>futsunoおじさん
ロールバック症状の発生原因は分かりませんが(8月の修正時にロールバックした?)、いずれにしても要修正状態であったのは間違いないので、お手数ですが修正をお願いします。
[97086] 2018年 12月 8日(土)10:10:41ekinenpyou さん
Re:改称した自治体の例規集調査など
[97023]グリグリさん
ネットで得難い読み応えのあるリストで(しばらくの間眺めて)楽しめました、作成お疲れ様でした。
投稿後しばらく経ってからの指摘となり恐縮ですが以下、要訂正箇所(1個だけ)などコメントしておきます。

17 1955(S30).4.1 新設/改称 茨城県 稲敷郡 美浦村 新設/改称の記載なし
18 1955(S30).4.14 改称 福岡県 豊前市 改称:条例第10号

上記の市区町村変遷情報 詳細情報(稲敷郡美浦村への改称)の部分ですが
協議会名称・関連情報等に☆条例第10号:宇島市名称変更条例(昭和30年4月14日)へのリンクが
表示されているようです、正しくはこちら(宇島市から豊前市への改称)に表示されるべきかと思われます。

また、別の(個人的に)興味深い事例としては

9 1954(S29).1.1 改称/市制 奈良県 大和郡山市 改称/(市制):条例第30号

上記リンク先にある条例を一部引用すると

大和郡山町条例第30号
地方自治法(昭和22年4月法律第67号)第3条第3項の規定により、本町の名称を、大和郡山市と変更する。


ですが、これは恐らく【1】「大和郡山町を大和郡山市とする」条例で【2】「郡山町を大和郡山町とする」条例も
別途存在していた可能性があると思われます。(総理府の告示は【1】第267号・【2】第266号となり別々)

恐らく法律の解釈としては【1】のような(地方自治法第8条第3項の規定により手続きがなされる)場合でも、
同法第3条第3項の規定によると思われる条例も制定する必要がある(あった?)と推測
(市区町村名に変更が無い町村→市・村→町のような単なる市制・町制も名称変更との解釈?)

[97023]グリグリさんで示していただいたリストは市町村名に変更が伴う改称の例ですが、
単なる市制・町制の際に条例を制定し例規集に示しているものがあるかどうか探してみたところ、
宮城県の自治体で下記2件が見つかりましたので参考としてログに残します。

色麻村の名称を変更する条例(昭和53年3月10日条例第8号、色麻町例規集より)
富谷村の名称を変更する条例(昭和37年12月23日条例第11号、富谷市例規集より、町→市の名称変更条例は記載なし)

なおこうしたケースで条例を例規集に示しているものはあまり見かけないような気もしますので、解釈次第では
条例を制定する必要は無いのかもしれません、従って個別に例規集を確認する必要性は(面倒ですし)無いと考えます。

例規集への条例や告示の記載が自治体によってばらついています
拙稿[96995]でも類似の見解を述べましたが、おっしゃる通りかと思われます。

実態として、[97029]グリグリさん・[97040]にまんさんで言及されている読み替え(改正)条例については
ごく最近でも例規集に載っている(載せてしまった?)ものがあります。
例・那珂川町を那珂川市とすることに伴う関係条例の整理に関する条例

(条例や告示などの)例規集掲載基準は自治体ごと何らか存在するのかもしれませんが、実は明確な基準は無く
(周辺自治体の例規集を参考にするなどして)何となく載せても良さそうだと思ったものを掲載しているだけ
というのが事実なのかもしれませんね。

【以下蛇足】
即座に考え直すべき珍名「高輪ゲートウェイ駅」(JBpress)より引用
「高輪」と「ゲートウェイ」という、全く隔絶した2概念を合体させた名称が、たかだか6万の母集団の中で36通もあったというのは驚きです。


学術機関の専門の?方からも厳しいご意見がありますが、確かに統計(集計)結果は違和感があるかもしれせんね。
もっとも「高輪ゲートウェイ」という固有名(あるいはそれと非常に似通ったもの)が駅名公募前に
(既に誰かが考案していたなどで)ネット検索で表示されていたとかいう場合は
当然「全く隔絶した2概念」にあてはまらず、上記の説についても考え方が変わってきますが・・・

どうでもいいですが、(馬車鉄道などを含めると他にもあるかもしれませんけど)
純粋にカタカナだけの駅名元祖って釧路鉄道(M25開通)のカタカナ表記駅あたりでしょうか?
実は官報(左ページ真ん中上段)の駅名表記は前述資料などと比べると微妙に違っておりまして、
こうしたケースで駅名を一つに絞って確定するのは(専門の方でも見解が異なるので)難しい状況です・・・
[97085] 2018年 12月 7日(金)23:49:33【2】N さん
Re^6:「正式表記」について
[97078]グリグリさん
思い込みだとか間違っているだとか断言されるとさすがに頭にきたので、返信します。

そもそも「正式表記」って多義語でしょう。
なぜグリグリさんが思う「正式表記」という単語の定義が日本で唯一の定義みたいになっているのですか?
梼原町を例に挙げれば、「梼原町」は「総務省等から正式に使用を認められている表記」という意味で確かに「正式表記」でしょう。一方で条例には「町名を檮原町とする」(意訳)と書いてあるはずなので、その表記を「正式に条例に記載されている表記」の意味で「正式表記」としても何ら間違ってはいないと思います。

別にどちらが良いとか悪いとかなくて、どちらの立場もあっていいと思っていて、私は後者の立場だというだけなのに間違っていると全否定はすることはないのではないですか。
少なくとも私はグリグリさんが前者の意味で「正式表記」を使うことについて否定したつもりはありません。
グリグリさんこそ「正式表記」の意味は一つしかない、一つに決めなければならないと思い込んでいませんか?

===

指摘したかったのはそういうことではないです。
今さらそれはないでしょう。[97057]で、
少しでも誤解を与える可能性のある表現は避けたほうがよいとの考えから指摘しました。
説明文の記述が「誤解を与える可能性」とはっきり発言されています。
これについてはそもそも「誤解」の内容を相変わらず誤解されているように思うのですが、表記を『決め付ける趣旨がある』との誤解です。世界で私だけなのかもしれませんが、[97068]で書いた通り少なくとも私が誤解していた以上、誤解を与える可能性は間違いなくある文章だと今でも思っています。
どのくらいの人があの文章を読んでグリグリさんの意図を誤解するのかわかりませんが、こういうものは誤解した人が発言しない限り表に出ないので、発言しただけです。

この思い込みが議論がかみ合わない最たるところでしょう。
「正式表記」に対する考えのずれ以前に、そもそも論点がずれている気がします。
「あの文章ではグリグリさんの意図が正確に伝わらないから、老婆心ながら表現を変えるべきでは?」と指摘しただけのつもりなのに、なぜここまで大事になってしまうのでしょう。
[97057]の後半の文章が余計だったとは感じていますが。
これはグリグリさんの意図を私が取り違えた原因の一つとして「正式表記」に対する認識の違いを挙げただけで、これについてどちらが正しいだとか議論する意図は毛頭ありませんでした。
(※をつけたのだから本題ではないと察して欲しかった。なぜ#や※をつけた文章を本題かのように返答されるのか…主題はそちらではない…マイルールの押し付けっちゃ押し付けですが。)

【2】追記
このサイトは確かにグリグリさんの私設サイトではありますが、準公式といって差し支えない規模のサイトでもあると思っているので、
過去にもこの趣旨の発言を別の方々からも受けていますが、発言者ご本人にはそのつもりがなくても(むしろ持ち上げているつもりかもしれませんが)、私にとっては傷つく発言であり、あまり気分の良いものではありません。
こちらの件について。
私の発言で気分を害されたのであれば、それは申し訳ありませんでした。今後は気を付けます。
「あなたの考えは間違っているけれども、文句を言えない」と言われているようです。
ただ、こちらについては曲解されているようですので、補足させていただきます。
私としては「不特定大多数が見るサイトだからこそ、考えを(その考えが多数派の考えだろうと少数派の考えだろうと)誤解されないように気を付けて伝えた方がよい」と思っている、ただそれだけです。
※余計なお世話とおっしゃられているように感じたので、今後はこのような指摘はしないつもりです。

===

議論する意図はなかったと言いながら蛇足。

グリグリさんは
貝塚市の
総務省に確認したところ、「住所を表記する際、いずれの「つか」を使用したとしても法的には何ら問題ない」という回答
や梼原町の
戸籍電算化の際に総務省及び法務省から、「梼」と「檮」は同じ文字だとして使用可能の回答
を、
国(総務省)は、梼原町と檮原町、また、貝塚市と点のある貝塚市も、法的にはどちらも正しい(正式名)と認めています
と捉えているようですが、私にはそこまでの意味には読めません。

以下は私の推測も入ってますが、国としては、『常用漢字外の漢字も使用しても「問題ない」』、『常用漢字表に載っていない漢字に書き換えて使用しても「問題ない」』と言っているだけで、使用するのが「正しい」(=正式)とは言っていないように読めます。市区町村が、条例に「●●」と記載されているが、一般に「××」と表記してよいか?と国に確認してOKをもらっているだけの状態かなと。(=方針に逆行する貝塚市(点なし塚が常用漢字)や、常用漢字表に載っていない「梼」を使用したい梼原町が特別にお伺いを立てているだけで、横浜市なんかは国の方針通りだから何も聞かずに「濱」→「浜」としているだけ)
国にはその表記を使用してよいかどうかを判断する権限しかなくて、「正式名」を何にするかについては市区町村に一任されているように思っているのですが、絶対に間違っていると断言されるほど、どこか論理矛盾してますかね。
[97084] 2018年 12月 7日(金)20:18:17【1】今川焼 さん
観光エリア定義
[97080] グリグリさん
観光経県値(観光エリア定義)
各県に「公式観光サイト」的なものがあるのでそれに準拠するのが手っ取り早そうですが、5分割になっているとは限らないので工夫が必要です。近畿2府4県をざっと考えてみました。京都府はあれで良いと思います。残りの5府県はこんなものでしょうか。

滋賀県大津高島長浜・米原彦根・近江八幡草津・甲賀
大阪府大阪吹田・箕面東大阪・枚方富田林・河内長野堺・岸和田
兵庫県神戸・明石宝塚・篠山姫路・赤穂洲本・淡路豊岡・養父
奈良県奈良生駒・斑鳩天理・桜井橿原・明日香吉野・十津川
和歌山県和歌山・海南橋本・高野有田・御坊田辺・新宮白浜・串本

滋賀県は、大津市と湖西、湖北、湖東、湖南で分けました。
大阪府は、大阪市と北摂、北河内、南河内、泉州。
兵庫県は、明石と篠山をくっつけるのは違和感ありで、福知山線や舞鶴若狭道の流れで、阪神と丹波をまとめる方が良いと思います。神戸市・東播磨、阪神・丹波、西播磨、淡路、但馬ですね。ほんとうは6つか7つに分けたいところですが。
奈良県は、有名観光地を中心に分けやすかったです。
和歌山県は「田辺・白浜」「新宮・那智勝浦」かなぁと考えましたが、公式の和歌山観光情報では、上記のような区分(和歌山について)になっていました。世界遺産の熊野古道関係をまとめた方が良いのかもしれません。
[97083] 2018年 12月 7日(金)20:14:23スカンデルベクの鷲 さん
県内区分
[97080]グリグリさん
観光エリア定義、面白そうですね。ですが茨城県の地図を見てかなり違和感を感じましたので異議を唱えさせて頂きます。
まず、茨城県の5区分、といえば[96983]でただけんさんが提示されている天気予報の区分を行政も用いており、単純にその区分がしっくりきます。
観光エリアということを考慮しても、阿見町・美浦村・稲敷市は旧稲敷郡の牛久市などと一体な感じがしますし、桜川市は土浦・つくばではなく筑西(下館)か水戸と同エリアがふさわしいと思います。

ひたちなかが水戸地区に入っているのは分からなくもない気がします。中学校の部活動なんかでは「中央地区」というくくりがあるのですが、これは上記の県央に旧那珂郡と大子町を加えたものになります。ただ、果たして大子が水戸と同エリアで良いのか、そしてひたちなかが水戸地区で那珂市や東海村は日立地区でよいのか、といった問題もあります。

結局の所、行政の5区分がもっともしっくりきます。ただ、ひたちなか・大洗の観光地として連担している感じを重視するならば、ひたちなか・東海村は水戸地区に移してもよいかなと感じました。

あくまで個人の感想ですが。

#漫遊いばらきスタンプラリーというものでは水戸地区にひたちなか・東海村に加え那珂市が加わっているようですね。
[97082] 2018年 12月 7日(金)20:06:16【1】Takashi さん
大田区の最高地点再び?
[97065] EMMさん
[97079] hmtさん
なんか過去に落書き帳で見た話だなと思っていたのですが、約2年半前に[90459]で私が同様の件で取り上げていました。(念のため申し上げますが修正依頼メールは送っておりません。)その際には[90467]で修正されていたはずなのですが何かの拍子で過去のものが間違って出てしまったのでしょうかね?

ちなみにこのときはグリグリさんが[90470]で大田区田園調布五丁目の最高地点らしき地点を探し出しております。
[97081] 2018年 12月 7日(金)19:58:11hmt さん
「虎ノ門ヒルズ」駅
[97077] ぺとぺとさん
そういえば、東京メトロ日比谷線の新駅の名称もカタカナつきの「虎ノ門ヒルズ」になったみたいですね。

2020年東京オリンピックまでに供用開始。関連事業の最終完成は2022年度。UR都市機構と東京メトロ

現在の森タワー(2014年開業)北隣にビジネスタワー、南隣にレジデンシャルタワー、そして桜田通り西側にステーションタワーができます。
配置図が示すように、銀座線の通る外堀通りから、南側の「新虎通り」【環状二号線】への移動。

hmtがこの地帯を訪れる機会も遠退きましたが、思い起こせば、通勤先が「芝の金毘羅さま」[73150]の隣のビルだったのは 20年以上前のことでした。

それはさておき、森ビル御用達の「ヒルズ」も出世して、駅名になります。

Akasaka Roppongi Knot から名付けた ARKヒルズ(開業は1986年)に始まり、2003年の六本木ヒルズを経て 、虎ノ門ヒルズ(2014)が開業。その頃に、環状二号線の記事[85227]を書きました。

本家のビバリーヒルズは、丘が連なった住宅地でしょうが、東京の「ヒルズ」は地形とは無関係。

例えば、六本木ヒルズになった港区六本木6丁目の旧名称は麻布日ケ窪町。
江戸時代には長府藩邸があった場所で、日露戦争で有名な乃木希典はこの地で誕生とか。
でも「日ケ窪」という名では、高級マンションは売りにくいのでしょうね。
人工的な高層ビルの町が「ヒルズ」という名になるのも止むを得ないか。

蛇足
[85227]には、虎ノ門ヒルズは「高さは247メートルと都内2位の超高層複合ビル」と記しました。
港区のミッドタウン・タワーより 1m低いのは、実はヘリポートの高さ。普通に使われる最高所の値を使うと 255.5mで都内1位になるのだが それを避けています。なぜ?
謎解き:公共事業の計画変更に必要な審議会の承認を回避するため(開業日2014/6/11の朝日新聞)。
[97080] 2018年 12月 7日(金)17:01:01オーナー グリグリ
観光経県値(観光エリア定義)
[97067]に書いた観光経県値について、各都道府県の5つの観光エリアの定義を進めています。まだ途中段階ですが、観光経県値のページを落書き帳で暫定公開しますので、エリア定義など、忌憚のないご意見をいただければと思います。エリア名については、[97067]で書いた通り、エリア内の主要自治体名で構成していますが、選択した自治体名の明確な選択基準はありません。感覚的に選択しています。
・観光経県値の暫定公開ページ
都道府県名をクリックして観光エリアの定義をご確認ください。現在は画像ファイルだけが開きますが、最終的には観光エリア図と各エリアの主な観光地の説明を記載したページにする予定です。
[97079] 2018年 12月 7日(金)14:49:32hmt さん
大田区の最高点
[97065] EMM さん
大田区の最高点は改めて探す必要があります。
ただ、大田区の高い所ってビミョーなでこぼこがある大地の上なので、真の最高点を見つけるのはなかなか難しそうです。

大田区内町丁目別標高一覧によると、田園調布五丁目の最高標高 43.7m が最高のようです。
地理院地図上での位置:私には特定できませんでした。
[97078] 2018年 12月 7日(金)12:09:54オーナー グリグリ
Re^5:「正式表記」について
これを最後にするつもりです。

[97068] Nさん
グリグリさんは「自治体が公文書等で使用する表記」を「正式表記」としているようですが、私は「条例や法令等で定められている自治体名の表記」が「正式表記」だと思っています。
この思い込みが議論がかみ合わない最たるところでしょう。[97059]にも書きましたが、国(総務省)が定めているのは「正式名」までであり、梼原町や貝塚市が総務省に問い合わせて確認しているように、国(総務省)は、梼原町と檮原町、また、貝塚市と点のある貝塚市も、法的にはどちらも正しい(正式名)と認めています。どちらの表記も正式だと言っているわけで、国は字体の揺らぎについてはどれかが正式とは定めていません。おそらく、横浜市と横濱市、金沢市と金澤市のどちらも国は正式名であるというスタンスでしょう。

それでは事務処理上の不都合(葛城市)や歴史的アイデンティティを大事にする(宝塚市)一部の自治体が、条例(蓮田市)、公式HP(葛城市、宝塚市、逗子市、塩竈市、四條畷市、龍ケ崎市、葛飾区)、広報紙(貝塚市)で正式表記を明確にしています。これは推測ですが、飛騨市、蓬田村、須恵町、梼原町は、字体の揺らぎについては国のスタンスの通りどちらでも構わないという考え方だと考えています。後述しますが、貝塚市も実は同じスタンスではないかと考えています。

私は「条例や法令等で定められている自治体名の表記」が「正式表記」だと思っています。
したがって、これは間違っています。正しくは「法的に正しい表記は一つとは限らない」です。正式表記は唯一のものであると考える限り、法的な正式表記は見つかりません。

梼原町が問い合わせの回答で「正式と問われれば檮原」と答えたことや、広報紙で貝塚市が点のある塚を正式なものとしている根拠に市制施行時に使われた字体としているのも、実は、Nさんと同じように法的には表記は唯一でなければいけないという思い込みがあるからだと考えています。

私自身も当初から正しく理解していたわけではなく、正式表記は自治体がどう考えるかということが重要であると漠然と認識していたにすぎません。[96977]であげた「(2) 条例記載の字体で確認(檮原町)」という判断基準を[96982]で削除したあたりで、正式表記は自治体が慣用的に使用している表記とするのがよいとしっかり認識しました。

指摘したかったのはそういうことではないです。
今さらそれはないでしょう。[97057]で、
少しでも誤解を与える可能性のある表現は避けたほうがよいとの考えから指摘しました。
説明文の記述が「誤解を与える可能性」とはっきり発言されています。それに、
このサイトは確かにグリグリさんの私設サイトではありますが、準公式といって差し支えない規模のサイトでもあると思っているので、
過去にもこの趣旨の発言を別の方々からも受けていますが、発言者ご本人にはそのつもりがなくても(むしろ持ち上げているつもりかもしれませんが)、私にとっては傷つく発言であり、あまり気分の良いものではありません。「あなたの考えは間違っているけれども、文句を言えない」と言われているようです。
[97077] 2018年 12月 7日(金)00:01:18【1】ぺとぺと さん
観光スポット&高輪ゲートウェイ
[97073]オーナー グリグリさん
[97061]で書いた観光スポット経県値。ふと思いついたのですが、初級、中級、上級の3つに分けると楽しいかもしれません。観光地経県値(初級)、観光地経県値(中級)、観光地経県値(上級)という具合に。
面白いアイデアですね。個人的には、初級は必ずしも5地域への分散にこだわらなくてもよいかなと思います。特に北海道などは短期間で道東、道北、道南、道央を網羅的に観光するのは困難であり、旅行経験の少ない初級者には酷な設定になってしまうのではないでしょうか。初級は修学旅行の行先調査結果データなどがあれば参考になるかと考えましたが、今のところ使えそうな資料が見つかっておりません。(公益財団法人日本修学旅行協会が刊行する「教育旅行年報「データブック」に掲載されていそうな気もしますが、定かではありません。)

話変わって、話題の「高輪ゲートウェイ駅」について。
[97069]デスクトップ鉄さん
何のための公募という議論はさておき、JR東日本の近年の新駅命名法からはある程度予想できたと思います。高輪という地名とグローバルゲートウェイ品川という再開発エリアのコンセプト名をつなげたもので、越谷レイクタウンの先例があります。
まさにおっしゃるとおりですね。今回の新駅と越谷レイクタウン駅との違いを挙げると、再開発の事業主体がJR東日本自身ということでしょうか。
新駅の設置が一連の開発プロジェクトの一パーツと考えれば、戦略的に新駅に開発エリアの名称を付したのも頷けます。六本木ヒルズのようにブランド化できれば、周辺の同ランクのビルに比較して高い賃料が取れそうですし、仮にオリンピック後に景気が冷え込み空室率がアップしたとしても相対的優位を保てそうです。そして駅名はおそらく「ゲートウェイ」という名称の知名度アップに貢献することでしょう。駅名においては「ゲートウェイ」が主で、冒頭の地名については、公募1位でイメージのよさそうな「高輪」を後付けで持ってきたという気がしないでもありません。そのように考えると、公募自体が知名度アップのためのブランド戦略の一環だったという見方もできるかも。さすがに穿ちすぎ、あるいは邪推が過ぎるでしょうか。(←これは書籍やネット上の書き込みや、関係者からの情報提供などに基づくものではなく、すべてぺとぺとの妄想に近い憶測です。すみません。)
蛇足ですがJR東日本は、巨大な鉄道事業者であると共に、巨大な不動産事業者でもあるのですね。平成30年3月期の有価証券報告書のセグメント情報によると、連結ベースの不動産・ホテル事業の外部売上高は3,263億円と大手デベロッパーの東京建物を大きく上回ります。ホテル事業込みとはいえ不動産業者の中で売上高上位10傑に入るほどの規模となっています。

そういえば、東京メトロ日比谷線の新駅の名称もカタカナつきの「虎ノ門ヒルズ」になったみたいですね(東京メトロプレスリリース)。社会人になりたて(上京したて)の頃神谷町界隈で働いておりましたが、あの辺りも随分と様変わりした気がします。

【1】読み返して一部誤解を招きかねない表現があったので、削除しました。
[97076] 2018年 12月 6日(木)23:44:50白桃 さん
【琵琶湖連担DID】の成就は「瀬田の唐橋」の評価にかかっている?
琵琶湖の襟元には馬蹄形の美しいネックレスがかかっています。

これに、2015年国調DID人口を書き入れると、下のようになります。
l守山48,905
坂本※ll栗東44,491
唐崎※ll草津103,264
大津137,645ll瀬田60,475
----- 瀬田の唐橋-----
-----(瀬田川)-----
湖西は比良・比叡の山に迫られ、湖岸に伸びるDIDは湖東に比べて細長いです。(坂本、唐崎のDIDは大津に吸収されています。)
湖東は、と言っても湖岸とは相当の距離がありますが、草津、栗東、守山と元気な都市のDIDが連担しており、野洲までにも届きそうな勢いです。
湖東と湖西のDID人口比は、おおよそ、2:1であり、県都大津も押され気味というところでしょうか。
そんなことより私が気になっているのは、同じ大津市内でありながら、大津と瀬田のDIDが瀬田川によって分断されているのです。川がDIDを分断しているかどうかは、必ずしも川幅には関係しないようなので、それは仕方ないのですが、疑問に思うのは、1960年・1965年にDIDを有していた瀬田町が、1967年に大津市と合併をした後、1970年~1990年は同一DIDとなっていたという事実です。それが、1995年になぜ分離したのか。
やはり、DIDは一筋縄ではいきません。
[97075] 2018年 12月 6日(木)21:43:46駿河の民 さん
伊豆の国市の中での「伊豆長岡」に思うイメージ
[97074]千本桜さん
しかし、旧伊豆長岡町の領域も「韮山」の名で表すのは如何なものかと思うのですが…
その辺の感覚的な捉え方は、伊豆地方に馴染みの薄い私より、地元の駿河の民さんの感覚を尊重したいと思います。なので、「イメージ的には長岡も『韮山』なんですよね…」のところを、もう少し詳しく教えて頂けないでしょうか。
これについては、ただ自分があの辺りに縁がなくほとんど行ったことがない(狩野川右岸は社会科見学等でお世話になっている)ので「韮山」のイメージが植え付けられているからかもしれませんが、自分の中では「伊豆の国市≒韮山+大仁」なんですよね。
伊豆については本当に無知で、だから伊豆のDIDについても軽く触れただけであって、伊豆によくいく人などではまた違った感想を持つのかもしれません。
だから長岡の名前を残すにしても、地元でのイメージが強いのは「韮山」だから、「韮山」を先に出すべきじゃないかなあ…なんて思います。
[97074] 2018年 12月 6日(木)20:34:50千本桜 さん
Re:地元のDIDの命名
[97062] 駿河の民さん
蛇足ですが、韮山から伊豆長岡へのDIDについては「韮山」がいいと思います。
イメージ的には長岡も「韮山」なんですよね…
伊豆長岡駅を含む狩野川右岸は旧韮山町の領域ですから、DID名に韮山の名は入れたいものです。しかし、旧伊豆長岡町の領域も「韮山」の名で表すのは如何なものかと思うのですが…
その辺の感覚的な捉え方は、伊豆地方に馴染みの薄い私より、地元の駿河の民さんの感覚を尊重したいと思います。なので、「イメージ的には長岡も『韮山』なんですよね…」のところを、もう少し詳しく教えて頂けないでしょうか。
[97073] 2018年 12月 6日(木)01:18:17【1】オーナー グリグリ
初級・中級・上級
[97061]で書いた観光スポット経県値。ふと思いついたのですが、初級、中級、上級の3つに分けると楽しいかもしれません。観光地経県値(初級)、観光地経県値(中級)、観光地経県値(上級)という具合に。例えば北海道。

初級:函館山、のぼりべつクマ牧場、小樽運河、札幌時計台、旭山動物園
中級:宗谷岬、富良野ラベンダー畑、摩周湖、釧路湿原、知床半島
上級:神威岬、襟裳岬、タウシュベツ川橋梁、利尻島、野付半島

北海道は候補地が多すぎてかえって選びにくいですね。候補地の少なそうな都道府県でも、15ヶ所の選択肢は大丈夫だろうと思います。
[97072] 2018年 12月 5日(水)23:47:28【1】伊豆之国 さん
戦国を開いた「北條早雲」の真実 & 南セントレア市
今晩の「ヒストリア」は、戦国時代の扉を開いたと言う「北條早雲」の話でした。出自からして謎の多い早雲、実は生涯一度もそのように名乗った事実はなく、本当の苗字は「伊勢」氏だったとか(→[1703] Issieさん)、亡くなったときの年齢もこれまでの通説よりも2回りも若かった、とか、いろいろと新たな事実が近年わかってきたとか…。鎌倉幕府の執権・北條氏の発祥地「伊豆の国市」を初め、伊豆地方との深い「因縁」も興味深く拝見させていただきました。
最後の場面には、私の故郷・世田谷の年末年始の名物イベント「ボロ市」も出てきました。この「ボロ市」も、小田原北條氏と深いつながりがあったのですね…。今月15日からのそのボロ市、今年も行くことになるでしょう…。

【追記】私の[97049]の記事からちょっとした話題になっている「伊豆(・駿河東部)のDID名称」、暇があったら後ほど反応しようかと思っています…。

[97060] オーナーグリグリさん
[97069] デスクトップ鉄さん
高輪ゲートウェイ
センスのなさに唖然としますね。何のための公募とか、130位36票の疑問とか、既に批判がネットで渦巻いています
「仮称・品川新駅」と呼ばれていたここ、以前は「田町電車区」だったところですね。今でも留置線が何本か残っており、東海道線の電車や、「サンライズ出雲・瀬戸」の車両が休んでいるのを見ることがあります。この田町電車区、国鉄時代の電略は「南チタ」([74478])。「タマチ」を逆読みして略した判じ物のような呼び名、同じような「キラキラネーム」が住民の猛反発を食らって名称どころか合併そのものまでご破算になった「南セントレア市」を思い出して何だか笑い話、と言うよりお粗末な印象を禁じ得ませんね…。路線維持・乗客確保に必死の「地方」のローカル私鉄とか第三セクターならともなく、長くて呼びづらいこんな駅名がいいなんて誰も思わないのでは、と言う意見には同感です。まぁ、ひそかに危惧していた「品川」の付く駅名にならなかった(品川駅自体が住所が品川区でなく、その品川駅よりも更に北にある)だけはましなくらいで、結局は、後ろを省いて「高輪」だけで呼ばれるのではないのでしょうか。今の若い衆にとっては、「たまプラーザ」みたいなのは「ダサい」駅名だとかで、かえって「やまと言葉」のような「雅」な名前がかえって新鮮でカッコいいとか…。
[97071] 2018年 12月 5日(水)23:09:45MasAka さん
Re: 高輪ゲートウェイ
[97069]デスクトップ鉄さん
応募数1位の高輪を採用しなかったのは、地下鉄の高輪台や白金高輪との混同を避けるためでしょう。

それも大いにあると思いますが、高輪ゲートウェイ駅の住所は高輪ではなく港南なので(参考)、単なる「高輪」にはできなかったのではないかと私は考えています。住所通りの港南だと高輪よりも知名度は低く、また横浜市営地下鉄ブルーラインの港南中央駅と紛らわしくなるので、やはり知名度のある高輪に何かをくっつけるというスタイルが前提にあったのだと思います。
[97070] 2018年 12月 5日(水)22:58:39今川焼 さん
犬も歩けば植栽文字に当たる
まず、
[97066] EMM さん
「四十九本川」
ありがとうございます。これまでも地図にない川でも確認できたものは採用してきましたので、もちろんOKです。暇をみて編集作業したいと思います。またご紹介いただいたPDF資料についても時間をかけて見ていきたてと思います。
ところで地図を見ていて気がついたのですが、この場所は少し前に「道の真ん中にマクドナルド」とニュースになった場所の近くですね。


それから、表題の件。
植栽文字を意識して車を運転していると、不思議不思議これまで見えなかったものが見えてきます。決して探しているわけではないのですが⋯。
最近見つけた物件です。

交通安全企業施設パナソニックアプライアンス社滋賀県草津市
クレシア企業施設日本製紙クレシア京都工場京都府福知山市
にしきニュータウン住宅街にしきニュータウン兵庫県篠山市

グリグリさん、よろしくご検討ください。
[97069] 2018年 12月 5日(水)19:00:20デスクトップ鉄 さん
Re: 高輪ゲートウェイ
[97060] オーナー グリグリさん
山手線の新駅の駅名だそうです。センスのなさに唖然としますね。何のための公募とか、130位36票の疑問とか、既に批判がネットで渦巻いていますが、JRは公募上位を無視して選定した理由を正しく説明できるのでしょうか。
何のための公募という議論はさておき、JR東日本の近年の新駅命名法からはある程度予想できたと思います。高輪という地名とグローバルゲートウェイ品川という再開発エリアのコンセプト名をつなげたもので、越谷レイクタウンの先例があります。
応募数1位の高輪を採用しなかったのは、地下鉄の高輪台や白金高輪との混同を避けるためでしょう。今から思えば、1872年の鉄道開業時に高輪にある駅を品川と命名したことが問題でした。地下鉄に先行して国鉄の高輪駅があれば、新駅は新高輪でもよかった。なお京急品川駅は開業当時八ツ山橋付近にあり、市電と接続するために北進して設置した停留所が高輪(その後廃止、国鉄品川駅に乗り入れ)。
施設名ではないので、行川アイランドやスペースワールドのような事態にはならないでしょう。

第6回全国のJR駅五番勝負は、ここで7日金曜日21時に開始します。ぜひ遊びにおいでください。
[97068] 2018年 12月 5日(水)17:51:38N さん
Re^4:「正式表記」について
[97059]グリグリさん
この話題を延々と続けるのは本意ではないですが…
市区町村名の画数の説明文を読んで、このページの表記が、自治体名のいわゆる公式な「正式」表記であると誤解するような人がいるでしょうか。
指摘したかったのはそういうことではないです。

市区町村名の画数の説明文と[97048]のグリグリさんの投稿で私が引っかかった部分を解析してみます。
市区町村名の画数の説明文:
なお、正字体、旧字体、異字体など表記に揺らぎがある自治体の正式な表記については、次の判断基準を用いています

~~~など表記に揺らぎがある【=候補が複数ある】自治体の△△△については、次の判断基準を用いています【=独自の基準で判断する】

候補が複数ある×××については、独自の基準で○○○とする
・・・(1)

[97048]のグリグリさんの投稿:
自治体の正式表記はこちらだと決めつけるような趣旨ではありませんでした

自治体の△△△はこちらだと決めつける【=複数の候補から独断で1つに決める】ような趣旨ではない

候補が複数ある×××の中から、独断で○○○とするような趣旨ではない
・・・(2)

私が2つの文章を読んで、ぱっと頭にイメージした文構造はこの通りです。(1)と(2)で真逆の主張になっていると感じませんか。少なくとも私自身は[97048]の投稿を読むまでは「自治体の正式表記を決める趣旨」だと思っていました。ですので、グリグリさんの主張が誤って伝わるのはいけないと思い[97054]を投稿しました。
[97054]で「正式」を外せと主張したのは、(1)の文章から「正式」を外すだけで(1)の「×××」は「自治体の表記」、(2)の「×××」は「自治体の正式表記」で異なるものとなって(1)と(2)で主張の齟齬が起きなくなると感じたから程度の理由しかないです。(以下に示すように私とグリグリさんで「正式」に対する捉え方が違うことが指摘につながったことも否定はしません)
#タイトル『「正式表記」について』はまずかったですね。ほかの内容も合わせて投稿しようとしていて直前に削除したのですが、タイトル直すのは忘れていました。

※「正式」に対する私の捉え方
グリグリさんは「自治体が公文書等で使用する表記」を「正式表記」としているようですが、私は「条例や法令等で定められている自治体名の表記」が「正式表記」だと思っています。

[97059]で梼原町からの回答を全文引用していただきましたが、私自身の中で「梼原町の正式表記に対する公式回答は『檮原町』」である認識は変わりません。
横浜市や金沢市の例を挙げられていますが、これらも(確認したわけではありませんが)「横濱市」、「金澤市」が正式なのではと私は思っています。

私のスタンスは、現状は「梼原町」や「横浜市」などの表記は、昭和33年の自治庁の通知
地名の書き表し方は、さしつかえのない限り、当用漢字字体表を用いる。当用漢字表以外の漢字についても、当用漢字字体表の文字に準じた字体を用いてもよい。
に従って当用漢字表の字体を慣用しているに過ぎないので、「正式表記」ではなく「慣用表記」だ、です。

#このスタンスですので、「慣用的な正式表記」という表現は気持ち悪いなと思います。
#「正式表記」が「檮原町」や「横濱市」だと思っているからと言って、市区町村名の画数を私が思う「正式表記」で数える意味は何もないことは重々承知しているので、あのページの表記に対するスタンスは間違っていないと思っています。
[97067] 2018年 12月 5日(水)14:28:29オーナー グリグリ
Re:神奈川県の観光エリア区分
[97063] ぺとぺとさん
個人的には神奈川県公式観光サイトによる6区分がしっくりきます。観光という側面からは「丹沢・大山」という連称は頻繁に使用されていると思います。
神奈川県による6区分は、鎌倉市が横須賀三浦地域に組み込まれている点と、伊勢原市と秦野市が湘南地域に組み込まれている点に違和感ありです。
早速のフォローに感謝します。観光エリアの検討を一部の都道府県で始めているのですが、観光協会や旅行会社などが設定しているエリアに5ヶ所の区分がある場合は、比較的すんなり決定できそうなのですが、神奈川県のように6ヶ所であったりそれ以上であることが多く、苦戦しそうです。神奈川県については、神奈川県の観光調査関連の資料でサンプルにあげた5ヶ所の区分がありそれを提示しました。ぺとぺとさんが提示された神奈川県による6区分のうち、横浜と川崎を一つにした区分です。
5区分に統一する視点が漏れていました。県央と丹沢・大山をあわせた県央・丹沢大山エリアとするのもありかと思います。この辺りの主だった観光スポットへのアクセスは小田急がメインになりますので観光エリアとしての一体感はあるかと。
なるほど、県央・丹沢大山エリアは面積としては広いですが、一体感からはしっくりくるのですね。観光エリアをこれから決めていく際には、観光エリアとしての一体感や観光地のボリュームバランスを上手く考慮したいと思っています。ネーミングについては、「湘南」のような名称を付与できればよいのですが、すべてのエリアに適切なネーミングは至難の技だと思っており、いっそのこと、エリア内の主要自治体名で代表させるのはどうかなと考えています。「横浜・川崎」「横須賀・三浦」「鎌倉・茅ヶ崎」「小田原・箱根」「相模原・秦野」という具合です。なお、エリアは自治体境界で分けます。検討にあたっては、是非とも皆さんの英知をお借りできればと思っています。

「横須賀・三浦」は「三浦半島」、「鎌倉・茅ヶ崎」は「湘南」としたいですけれど、県央・丹沢大山エリアの「相模原・秦野」はどうするか、といった感じで、5ヶ所という制約がネーミングを難しくする予感があります。なお、観光経県値ページに、観光エリア地図とそのエリアの主要観光地がわかるような説明ページを別途用意する予定です。
[97066] 2018年 12月 4日(火)23:46:34EMM さん
「数字地形名」コレ情報提供
>今川焼さん

「数字地形名」コレの対象になりそうな地名を実地で発見しましたのでご案内します。
ある日、金沢市内から松任方面に移動していた際、車がこの付近で信号に引っかかったので何気なく窓の外を見ていたところ、橋に書かれていた川の名前が「四十九本川」となっていました。
ストリートビューでもこのように確認できます。
さらに、上流側の2本の橋でも確認可能でした。
ここより更に上流の橋などには川の名前の記載が無く、四十九本川がどっちから流れてきているかがいまいち分かりませんが、少なくともストビューで表示した橋の下の部分は四十九本川なのは間違いないでしょう。
なお、最初にストビューを図示した橋のすぐ下で安原川に合流しています。

ちなみに、地図上に四十九本川の名前が記載されている地図サイトは無いようなのですが、ネット検索すると金沢市が設置した雨量計があるようですし、weblio辞書には読みが「しじゅうくほんがわ」である旨が書かれていました。
おそらくは河川改修工事などの資料で名前が挙がる機会があったようです。
ご検討をお願いいたします。

#四十九本川についてネット検索している際に、こんな資料(pdf)を見つけました。
「数字地形名」コレに該当してきそうな川の名前がたくさん出てきますが、細かい場所までは書かれていないので、場所の特定が課題になりそうですが…。

##東京大学本郷キャンパスの敷地内にある三四郎池は…「さんし」だから駄目ですね、失礼しました。
[97065] 2018年 12月 4日(火)22:53:14EMM さん
「自治体の最高点」コレ修正依頼
>futsunoおじさん

地名コレクションのメールアドレスに「自治体の最高点」コレクションの修正依頼のメールが届いております。
情報提供メールは1週間ほど前に頂いておりました。
書き込み遅くなりました事をお詫びいたします。

さて、修正依頼があったのは大田区の最高点です。
コレクションでは玉川田園調布1丁目のこの地点が示されておりますが、地理院地図の機能で同地点をマピオンを表示するとこの通りでして、図示地点が大田区では無く世田谷区にある事が分かります。
大田区の最高点は改めて探す必要があります。
ただ、大田区の高い所ってビミョーなでこぼこがある大地の上なので、真の最高点を見つけるのはなかなか難しそうです。
ここに標高61.2mの三角点がありますが、これはどうも昭和大学歯科病院の屋上にあるようなので駄目でしょう。
あと、可能性があるとこの34mの水準点付近か、あるいはもとの図示地点に近い田園調布二丁目・三丁目付近のどこかか…辺りが候補になってくると思いますが…なかなか難しいです。
[97064] 2018年 12月 4日(火)22:35:31EMM さん
EMMの地名コレクション編集メモ・第205号
また少々間が開いてしまいました。
この1ヶ月、身の回りでいろんな事がありまして…50年近く生きてて初めての体験もしました。
できればやりたくなかった事…いや、いつか来る日ではあったものの、もっと先であって欲しかった事ですが…まぁ、いろんな事がありますわ。
それはさておいて…

[96984]  オーナー グリグリ様
編集者が離れてしまっているコレクションの扱いは悩ましいと思いますが、情報提供記事の備忘録として、[94717]で機能追加した「落書き帳記事リンク」を利用して、コレクションごとに記事番号を記録しておきませんか。編集者に復活してもらえた場合の利便性と、コレクション閲覧者への補足情報にもなると考えます。いかがでしょうか。
実は一時期、未対応の投稿記事番号を説明文の末尾に追記していこうかと考えたことがあったものの、なんだかせかしているようでどうかな…と思い結局は実行しませんでした。
とは言え、かなり長期間溜まっているものも確かにあります。
未対応記事が多いコレクションについては、対応未対応にかかわらず「関連記事集」としてまとめておくのも良いかなぁ、とも思いましたので、検討してみます。
問題は、記事を拾うのにけっこう手間取りそうなことです。
自分が投稿したものはタイトルのパターンが決まっているので良いのですが、検索しにくい記事もあったりしますので、ちまちまと探していくしかなさそうです。
[97063] 2018年 12月 4日(火)22:29:03【1】ぺとぺと さん
神奈川県の観光エリア区分
[97061]オーナー グリグリさん
例えば、神奈川県なら、「横浜・川崎」「三浦半島」「湘南」「県央」「県西」と5つに分ける感じです(分け方、名称はサンプルで仮です)。
個人的には神奈川県公式観光サイトによる6区分がしっくりきます。観光という側面からは「丹沢・大山」という連称は頻繁に使用されていると思います。
神奈川県による6区分は、鎌倉市が横須賀三浦地域に組み込まれている点と、伊勢原市と秦野市が湘南地域に組み込まれている点に違和感ありです。

【1】以下追記
申し訳ありません。5区分に統一する視点が漏れていました。県央と丹沢・大山をあわせた県央・丹沢大山エリアとするのもありかと思います。この辺りの主だった観光スポットへのアクセスは小田急がメインになりますので観光エリアとしての一体感はあるかと。
[97062] 2018年 12月 4日(火)21:21:45駿河の民 さん
地元のDIDの命名
[97049]伊豆之国さん[97053]白桃さん[97056]千本桜さん

どうやら地元の話題が出ているようで、自分も「駿豆(仮)DID」の住人であることから少し意見をさせていただきます。
(伊豆之国さん)
駿豆 沼津・三島・裾野各市の中心市街と長泉・清水両町にまたがる区域
(白桃さん)
駿豆 沼津 沼津市 164,605 沼津静浦、原を併呑
駿豆 三島 三島市 74,708
駿豆 長泉 長泉町 37,095
駿豆 駿東清水 清水町 27,345 清水柿田川、清水徳倉が合体
駿豆 裾野 裾野市 19,963
駿豆(計) 323,716
(千本桜さん)
伊豆がらみのDID名について、私なら下記ようにします。
沼津市、三島市、長泉町、清水町、裾野市に跨がって連担するDID名は「沼津・三島」とします。
僕は、「南駿・三島」がいいかと思います。
この辺りの住民の意識は結構複雑で、沼津、三島、裾野は自我を持っていますが駿東郡2町は見事に分裂しています。(長泉町北部が裾野、長泉町・清水町東部が三島、長泉町・清水町西部が沼津)ちなみに三島の友人によると「三島の人は自分たちが伊豆だと思っていない」とのことなので、まず「伊豆」とつけるのは良くないかな…と思います。(天気予報では東部の代表として三島が出ています)
静岡県東部から富士・富士宮を抜いた地域を「駿東」と呼び、その南部である沼津・裾野・清水町・長泉を「南駿」と呼んでいます。
そのため、一番無駄なく綺麗に地域を収めるのは「南駿・三島」です。

蛇足ですが、韮山から伊豆長岡へのDIDについては「韮山」がいいと思います。
イメージ的には長岡も「韮山」なんですよね…

この記事を書くまで「DIDがなんたるか」「どうやって範囲を見るか」すらわかってなかった駿河の民でした。
[97061] 2018年 12月 4日(火)20:14:43オーナー グリグリ
テーマ型経県値
テーマ型経県値の[96990]以降の状況です。最初の取り組みとして「夜景経県値」を試行的に進めており、Webでの試作は完了しています。夜景サイト管理人の監修(夜景スポットの選定)も行われ、いつでもWebサイトはオープンできる状況ですが、最初のテーマとしてはあまりにマニアック過ぎる点が引っ掛かっており、一旦保留しています。

そこで、観光地経県値の検討を進めているのですが、[96990]にも書いたチェックポイントの選定が難しく、行き詰まりそうな状況です。そこで頭をひねって考え出したのが、観光テーマを「観光エリア」と「観光スポット」の2つに分ける案です。観光エリアは、都道府県を5つの観光エリアに分けて、各エリアでの観光経県を点数化するものです。例えば、神奈川県なら、「横浜・川崎」「三浦半島」「湘南」「県央」「県西」と5つに分ける感じです(分け方、名称はサンプルで仮です)。観光スポットは、観光地、観光施設など特定の観光スポットを5ヶ所選定し点数化するものです。観光エリアは都道府県の地域網羅性を重視し、観光スポットは網羅性ではなくスタンプラリーならぬスポットラリー的要素として考えたものです。

両者のテーマ名としては、観光エリアの方は「観光経県値」とし、観光スポットはそのまま「観光スポット経県値」で考えています。観光エリアに関しては、一度決めたらエリア定義を変更する必要は原則ないと思いますが(最初のエリア定義をあまり異論が出ないように決める必要はあります)、観光スポットについては、選定についての異論やクレーム、選定した施設の閉鎖など、スポットを変更する必要が出てくる可能性が高いと考えています。そのため、スポット変更による経県値の調整(減点)やスポット変更による減点通知の仕様を検討しています。

観光エリアについては、エリア原案を提示しご意見を伺う予定です。観光スポットについても同様ですが、47都道府県すべてでなくても構いませんので、皆さんの案を募集します。都道府県5スポット案です。北海道のスポット名なら、函館山、小樽運河、札幌時計台、摩周湖、宗谷岬、知床半島、富良野ラベンダー畑、旭山動物園、洞爺湖、利尻島という感じです。各県5つに絞ってください。
[97060] 2018年 12月 4日(火)18:58:44オーナー グリグリ
高輪ゲートウェイ
山手線の新駅の駅名だそうです。センスのなさに唖然としますね。何のための公募とか、130位36票の疑問とか、既に批判がネットで渦巻いていますが、JRは公募上位を無視して選定した理由を正しく説明できるのでしょうか。強引な選定の経緯と結果が最近の日本社会の縮図のようです。
[97059] 2018年 12月 4日(火)15:53:28【1】オーナー グリグリ
Re^3:「正式表記」について
この話題、少々うんざりされている方もいらっしゃると思いますが、もう少し続けます。

[97057] Nさん
[96982]の梼原町の回答、
ただ、町制施行以後、町名変更をしたことがないため、正式名はと問われた場合には旧字体の檮原町と答えることになると思われます
は「正式名=檮原町」としか読めないのに、このサイトでは正式名を梼原町とみなしていることが自分の考えと一致しなくて気にくわず、穿った見方をしているだけかもしれません。
[96982]の檮原町の回答は要約だったので、正確にニュアンスが伝わらなかったかもしれません。回答の全文を引用します。正式表記は何?という最初の質問に対する回答です(改行スペースは詰めています)。
お問い合わせいただきました「梼原町」の文字についてお答えします。
以前梼原町は旧字体の「檮」を使用しておりましたが、現在は戸籍も含め
全て「梼」を使用しています。
現在 旧字体の「檮」が使われているのは条例に関係する例規集のみで
旧字体が“残っている”と捉えていただいて問題ないかと思います。
よろしくお願いします。
梼原町役場 総務課 総務係
この回答に対して、「梼原町」が正式と考えてよいかという念押し再質問の回答です。
 戸籍と住民票の町名文字については、かねてより戸籍は「檮原町」、住民票は「梼原町」を
使用してきました。
 平成23年の戸籍電算化の際に総務省及び法務省から、「梼」と「檮」は同じ文字だとして使用可能の回答を受けて表記を変更し、それに伴い住民票の本籍地表示も「梼原町」としたので現在は「檮原」という表記はありません。
 行政文書においては住民票同様以前より慣用的に「梼原町」を使用しています。
 各省庁・県においても使用される文字にばらつきがあるのが実情です。
 町制施行以後、町名変更をしたことはないため、正式名を尋ねられたら条例の旧字体と
思われます。
梼原町役場 総務課
これらの回答から、梼原町では「梼原町」を慣用的に正式表記としていると判断しました。[96982]にも書きましたが、回答の最後の部分は、法的根拠を求められれば、町制施行時の告示等の檮原町の表記を答えざるを得ないという形式的な回答であると見ました。なお、[96982]で「煮え切らない回答」と言ったのは、どちらが正式表記か分からない状況という意味ではなく、正式表記は梼原町とスパッと言い切れない状況という意味です。また、「横濱市、金澤市などと同じ状況」というのは、檮原町が正式表記なら横濱市、金澤市も正式表記になるのではないかという意味です。

「正式表記」に関してですが、法的に定めているのは「正式名」までで、字体の揺らぎに対する「正式表記」については明確にはなっていません。その点からも、字体の揺らぎのある自治体について、自治体が考えている慣用的に正式としている表記を追求し、正式表記としてまとめることは、世間一般に対して誤解を与えるようなものではなく、むしろ、字体の揺らぎによる社会問題(コンピュータによるデータ処理の不具合など)を認識する上でも意義があることだと思います(葛城市は明らかに被害者意識が強いですよね)。「むしろ」以降は後付けの主張ですが。

[97057] Nさん
少しでも誤解を与える可能性のある表現は避けたほうがよいとの考えから指摘しました。
市区町村名の画数の説明文を読んで、このページの表記が、自治体名のいわゆる公式な「正式」表記であると誤解するような人がいるでしょうか。具体的な判断基準を提示しているわけですから、文脈からそのような誤解が生まれる余地はないでしょう。
[97058] 2018年 12月 4日(火)00:38:56【1】白桃 さん
岐阜から一宮にかけて連担するDID名は???
[97056]千本桜さん
難問と思われるのは、岐阜市から一宮市にかけて県を跨いで連担するDIDです。まさか「濃尾」なんて命名しませんよね。
いくら何でも、そんな・・・と言いたいところですが、千本桜さんに絶対異議を唱えられると予測しつつも、3日前に「濃尾連担DID」と名付けてしまいました。(汗)&(笑)
ここの命名は、沼津・三島よりも難しいです。岐阜市の人口集中地区IのDID人口は、一宮DIDよりも少ないという理由で「岐阜連担DID」としなかったわけではありません。連担するDIDにもいろいろありますが、ここは核もなく、つながりも薄い感じがします。いっそのこと名古屋から岐阜までDIDがつながっていたなら、「名古屋連担DID」で簡単だったのにな、と、ここを赤く塗りたくったDID判定関係者を恨んでおります。
冗談はさて置き、「連担」しているかどうか、公式見解を鵜呑みにする必要もないと思うのです。私は、仙台市内の小DID群の中で、「仙台市連合DID」と連担していないと判定されているところのいくつかを、「連担認定」していますし、川越も「東京都区部連合DID」と連担認定しています。相撲では、どちらが先に手をついたとか、土俵を割ったとか、それは勝敗を決定付けるのに一番肝心な事ですが、ときとして、相撲の流れの中での「死に体」とか「かばい手」などが考慮されることがあります。DIDの連担も、ただ機械的に判定するのではなく、「市街地の流れ」を見て総合的に判断してもらいたいものです。市街地の「角っこ」と別の市街地の「角っこ」が僅かに擦りあっているところや、毛細血管よりも細いと思われる線で繋がっているところを「連担」とされるケースもありますね。

と、ここまで「濃尾連担DID」としてしまった言い訳モドキを書きましたが、「岐阜連担DID」としなかった理由。
70歳にもなって、詰め襟姿で「高校三年生」を歌っている「御三家」のアノ方は一宮出身です。一方、岐阜出身のあいざき進也さんは、「新新新新?御三家」に過ぎません。かと言ってねぇ、「一宮連担DID」にすると、岐阜市民が夜の柳ケ瀬で泣いている…でしょうね。

千本桜さん、今後もどしどし異議を唱えてください。DIDの命名遊びは、副産物としていろんな事が勉強になりますね。あんまり勉強し過ぎて、自分で名付けたDID名が、「アレ?、これはどこのDIDだったっけ?」となりそうです。
[97057] 2018年 12月 4日(火)00:04:46N さん
Re:Re:「正式表記」について
[97055]グリグリさん
申し訳ありませんが、そこまで細かい点にこだわる感覚が私には理解できません。
このサイトは確かにグリグリさんの私設サイトではありますが、準公式といって差し支えない規模のサイトでもあると思っているので、少しでも誤解を与える可能性のある表現は避けたほうがよいとの考えから指摘しました。
市区町村の画数の説明文とグリグリさんの投稿の間に齟齬を感じた人間が少なくとも1人いた、ということを頭の片隅にでも留めておいていただければと思います。

[96982]の梼原町の回答、
ただ、町制施行以後、町名変更をしたことがないため、正式名はと問われた場合には旧字体の檮原町と答えることになると思われます
は「正式名=檮原町」としか読めないのに、このサイトでは正式名を梼原町とみなしていることが自分の考えと一致しなくて気にくわず、穿った見方をしているだけかもしれません。(このサイトでの正式表記の判断基準を改めろ、と言っているわけではありません、念のため)
[97056] 2018年 12月 3日(月)21:36:00千本桜 さん
Re:伊豆がらみのDIDの名称
[97053] 白桃さん

伊豆がらみのDID名について、私なら下記ようにします。
沼津市、三島市、長泉町、清水町、裾野市に跨がって連担するDID名は「沼津・三島」とします。
「駿豆」だと広域すぎて、的が定まらなくなるので都市名をもって命名したい。沼津単独ではなく「沼津・三島」と連称するのは、両者の都市としての力関係(DID内に集積する都市機能など)が沼津100:三島50程度ではないかと推測するからです。この程度の差だと、沼津の名をもって三島を代弁できない可能性があります。よって、三島の名も必要と考えます。長泉、清水、裾野に関しては「沼津・三島」がそれらを代弁できると思いますので、連称しなくても良いと考えます。

函南町と三島市に跨がって連担するDID名は「函南・中郷」とします。
函南町のDIDは「函南仁田」とせずに「函南」としたいと思います。このDIDは概ね6つの近世村(塚本、間宮、大土肥、仁田、平井、柏谷)に跨がっています。これらの村は明治の合併で函南村を名乗り、すでに129年が経っています。なので「函南」はこれら旧村の総称として定着していますが、「仁田」には総称能力はないと考えます。なので「仁田」を加えて「函南仁田」と表すと弊害が起きる可能性があります。たとえば、この柏谷地区に立って「ここは仁田」ですかと問えば、「違います」と答が返ってくるはずです。また、三島市の大場駅付近に展開するDID名は「大場」とせずに「中郷」とします。このDIDは概ね7つの近世村に跨がっています。これらの村は明治の合併で中郷村を名乗り、「中郷」はこれら旧村の総称として機能しましたが、「大場」には総称能力はないと考えます。現在「中郷」は住所地名から消えていますが、小学校、中学校、公民館などの名称に「中郷」が冠称されています。そのことから判断して、大場駅周辺のDID名は「中郷」がふさわしいかと思います。

伊豆の国市IのDID名は「長岡・韮山」とします。
DIDに占める韮山の比重を考えると、捨てたり伊豆長岡に包含するより、韮山を連称した方が適切だと考えます。

伊東市IIのDID名はグラグラ迷った末に「川奈・玖須美元和田」にするつもりですが、それでも迷う。
このDIDは2つの大字(川奈・玖須美元和田)に跨がっていますが、DID名を「川奈」とした場合、「川奈」は「玖須美元和田」を代弁できるのだろうかという疑問がわきます。なので連称にしたいと思うのですが、問題は大字「玖須美元和田」の来歴の複雑さと名称の長さです。来歴の記述は省きますが、他の大字と違ってどこか不安定さが残る大字です。住民は住所を書くとき「玖須美元和田」と書くでしょう。しかし、日常会話の中でも「玖須美元和田」が用いられるのだろうか? そんな疑問が堂々巡りしています。

いろいろ勝手に書きましたが、DIDの命名は創作活動ですから、いろいろな案があっても良いと思います。異論を唱えたために、白桃さんの創作活動に迷いを生じさせたら、ごめんなさい。気にしないで励んでください。
それから、もう1つ。難問と思われるのは、岐阜市から一宮市にかけて県を跨いで連担するDIDです。まさか「濃尾」なんて命名しませんよね。 
[97055] 2018年 12月 3日(月)13:41:48オーナー グリグリ
Re:「正式表記」について
[97054] Nさん、申し訳ありませんが、そこまで細かい点にこだわる感覚が私には理解できません。当サイトが自治体の正式表記を決めることはできませんし、決めつけることもできませんが、自治体が考えている正式表記を追求しようということであり、当サイトが判断した正式表記ということで「正式」という言葉を使うことは間違っていないし、伝えたい内容を分かり易くしていると考えます。
[97054] 2018年 12月 3日(月)12:05:37【1】N さん
「正式表記」について
[97048]グリグリさん
話の本質ではない、重箱の隅をつつくような話であることは承知していますが、気になった点を。

そもそもこの議論の始まりは、新たな雑学の市区町村名の画数において字体の扱いに揺らぎのある市区町村について画数を決めておきたいためで、自治体の正式表記はこちらだと決めつけるような趣旨ではありませんでした。
上記のご主張ですが、市区町村名の画数の以下の説明文を読む限り、そうとは受け取れません。
また、宝塚市と貝塚市の「塚」は、「丶」のある旧字を正式としているため、塚を13画としています。葛城市の「葛」は、下の部分が「ヒ」と書かれる異体字(略字)を正式としているため、葛を11画としています。

なお、正字体、旧字体、異字体など表記に揺らぎがある自治体の正式な表記については、次の判断基準を用いています。
「正式表記はこちらだと決めつけるような趣旨」でないのなら、ここで「正式」という文言を使うべきではないと思いました。この文章だけを読むと、市区町村名の画数の一覧に表示されている自治体名が「正式表記」だと考えていると捉えられても仕方がないと思います。
「当サイトでは、表記に揺らぎのある自治体の表記については、以下の判断基準を用いる」のような説明文でよいのではないでしょうか。
[97053] 2018年 12月 2日(日)19:38:48【1】白桃 さん
伊豆がらみのDIDの名称
自己を満足させるための「DID名付け遊び」なので、完成しても発表するかどうか、そこまで考えていなかったのですが、[97049]伊豆之国 さんのご提案もありましたので、伊豆地区がらみのものだけ取り急ぎ公表します。

連担DID名称DID名称自治体2015年人口備考
駿豆沼津沼津市164,605沼津静浦、原を併呑
駿豆三島三島市74,708
駿豆長泉長泉町37,095
駿豆駿東清水清水町27,345清水柿田川、清水徳倉が合体
駿豆裾野裾野市19,963
駿豆(計)323,716
三函函南仁田函南町22,965
三函大場三島市11,129
三函(計)34,094
伊豆長岡伊豆の国市16,567伊豆長岡、韮山が合体
伊東伊東市14,970
熱海熱海市14,134多賀網代(※)を併呑
大仁伊豆の国市7,984
川奈伊東市7,639
宇佐美伊東市5,993
下田下田市5,947
※DIDから準DIDになった網代と多賀DIDが合体

本来ならば自治体を越えて連担しているケースも、一つのDIDとして扱うべきだと思うのですが、公式ではそうなっていないので、そこんとこは妥協し、そのケースは「連担DID」として名称をつけております。
伊豆地区に関しては、伊豆之国さんと大体同じようになっていると思いますが、仁田と大場が連担するDIDに気の利いた名称が無いものか悩んでおります。
また、伊豆長岡と韮山がつながるDIDの名称については、韮山も反射炉や高校野球優勝校所在地等で有名なのですが、DIDの歴史が古い「伊豆長岡」を採っています。

なお、藤枝と焼津の連担DIDの名称は、[97052]inakanomozart さんご推奨?の「志太」にしております。
 
[97052] 2018年 12月 2日(日)18:25:34inakanomozart さん
志太地区
[97049]  伊豆之国 さん
焼津市と藤枝市がつながっているDIDの名称、悩ましいですね

この両市を表す地域名としては、古くから使われている「志太」があります。
地元では、両市の一部事務組合である「志太広域事務組合」のように
両市を包括する名称としてよく使われています。
全国的な知名度はないのかもしれませんが・・・
[97051] 2018年 12月 2日(日)18:19:24hmt さん
柳瀬川から飯能まで連続するDID(2)
前報[97050]で示した連続DID【川越地区】の来歴を記します。
YTさんが昔まとめて投稿した連続DID情報[97027]により、DIDの履歴の大筋が判明したので、登場順に列挙します。

1960年 DID初年に設定されたのは川越市だけで、DID人口全国順位は98位の48,403人、面積は 4.6km2と、今とは比較にならない小規模でした。
1970年になると、川越市DIDは 連続した福岡町と大井町(鶴ヶ岡)に拡大し、42位 142,075人/15.6km2

1975年になると、川越地区の連続DIDは、人口194,318人で全国 30位、面積21.5km2
そして西武鉄道沿線に、狭山市I・入間市・所沢市II(狭山ヶ丘)という名の3つのDIDが連続状態で登場します。
これを【西武地区】と仮称しておきます。全国66位 109,045人、面積 21.6km2
同じ1975年、東上線沿いにも 富士見市Iと三芳町(藤久保)の連続が登場。
【富士見地区】は 104位 61,455人 面積 5.6km2

2つのギャップ:ふじみ野と新狭山【いずれも駅名に基づく仮称】による分断状態ですが、現在の連続DIDの原型である3地区は 1975年に形成されたようです。

1980年 新狭山の工業地域がDIDに組み込まれ、川越地区の連続DID人口は全国 12位 441,360人に躍進しました。1975年の川越地区・西武地区合計に対する増加率 45%。面積 61.3km2の増加率は 42%。
富士見地区は全国91位 4,360人 面積 7.2km2

その後、川越地区DIDには 1985年に飯能市、1990年に鶴ヶ島町II【鶴ヶ丘】のDIDとも連続状態になり、2000年のデータは 川越地区が 全国11位の 人口703,759人 面積89.23km2になりました。
富士見地区は 全国78位の人口 118,402人で、面積 10.01km2

このデータを前報で示した2015年のデータと比較すると、ふじみ野付近の市街地化などで少し増加したのは当然ですが、ふじみ野IIの人口は DID指定から10年以内に ほぼ飽和状態に近づいているように思われます。
年別DID連続地区市町人口面積-全国順位
2000年【富士見地区】1市2町11840210.0178
2000年【川越地区】7市1町7037599.2311
2000年【合計】8市2町82216199.24-
2015年【川越地区】8市1町856050103.96?

[97027]を見ると、2000年のギャップ【DID途切れ】状況が次のように記されていました。
志木市(京浜地区)~富士見市I(富士見地区) 約50 m (接するのは時間の問題?)
大井町I(川越地区)~大井町II(富士見地区) 約30 m (接するのは時間の問題?)

前者【柳瀬川ギャップ】は[97046]のリンク地図で示されるように現存していますが、後者は消滅しています。
後者の「約30 m」というギャップ。その位置は当時のDID地図がないので不明ですが、ふじみ野市誕生と同日の 2005/10/1国勢調査において 旧上福岡市と旧大井町にあった3つのDIDも合体し、一つになったものと推察します。
いずれにせよ、現在のふじみ野の市街地が形成される前に存在していた原野状態(耕作放棄地?)に因むギャップという意味で、ふじみ野ギャップと仮称しておきます。

この2005年国勢調査に際して、ふじみ野駅所在地を含む勝瀬原の区画整理地域にも DID 富士見市II が設定され、それに伴って新河岸川沿いにある水谷東のDID【志木市DIDに隣接】は 富士見市IIIと番号が改められました。

脱線ですが、水谷東は、1961年頃からの高度成長期に志木方面から開発された住宅地です。何度も水害を受けていますが、元々新河岸川沿いの遊水地であったとのこと。
住所は富士見市ですが、浦所道路の東にあり、DIDは以前から【京浜地区】の一部になっていました。
[97050] 2018年 12月 2日(日)17:15:32【1】hmt さん
柳瀬川から飯能まで連続するDID(1)
[97046] YT さん
2015年現在も、柳瀬川を境とするDIDの途切れは健在で、富士見市~ふじみ野市~川越市~狭山市~入間市~飯能市と続く、DID上の隠れ大都市川越は今なお健在

巨大な赤地により DID地図の中で存在感を示す京浜地区から、道路・鉄道沿い四方八方に伸びる触手。
東京の北西に伸びる赤い触手には、御指摘のように 現在も柳瀬川の DIDギャップがあります。

大正9年の国勢調査からずっと使われている「市部」という言葉は、元々は「市街地そのもの」であったのでしょうが[79563]、昭和30年代以降の市町村合併を経た現在、行政上の「市部」は、本来の意味であった「市街地」から乖離しました。

その対策として、都市的地域の特質を明らかにする統計上の地域単位として,昭和35(1960)年国勢調査から新たに設定されたのが「人口集中地区(DID;Densely Inhabited District)」です。

個別自治体や市部の連続に代えて、「DIDの連続」を指標にすれば、柳瀬川の先、飯能まで連続する赤い触手【川越地区】は、最大の「DID衛星都市」なのですね。

「DIDが富士見から飯能まで続いている」と言われても実感はないのですが、それでも 連続DID【川越地区】の住人として関心をそそられ、調べてみました。
2015年国勢調査データで該当する連続DIDを集計した結果は、8市1町に跨る 11個のDID【下記】で、合計すると 人口約 85万6千人、面積約 104km2でした。

冒頭の引用文6市【枝を含めると8市1町】に関係する 連続DID【川越地区】の 2015年版を示します。
DIDを並べる順番は、「柳瀬川ギャップ」を起点として、東上線・西武線沿いに幹を並べ、枝は1文字下げて記しました。右側3列は 来歴関係のデータ[97051]です。

DID公式名参考地名人口-面積2000年DID連続地区登場年-順位
2015年【川越地区】856050103.96
富士見市I鶴瀬・みずほ台823217.31富士見1975104
 三芳町II竹間沢73390.69富士見
 三芳町I藤久保215291.66富士見1975104
ふじみ野市上福岡1039789.33川越/富士見1970福岡町, 大井町
 富士見市IIふじみ野駅126790.76【注】
川越市28065034.53川越196098位
 鶴ヶ島市II鶴ヶ丘209782.12川越1990(11)
狭山市入間川13008622.01川越197566
入間市I豊岡11844914.77川越197566
 所沢市II狭山ヶ丘325213.02川越197566
飯能市I455207.76川越1985(12)

【注】2000年は未指定 指定後の人口:2005年5923、2010年12412なので、指定後10年でほぼ飽和?
[97049] 2018年 12月 2日(日)15:29:35伊豆之国 さん
DID名称案(伊豆地域など)
[97019] 他 白桃さん
[97020] スカンデルベクの鷲さん
[97022] 他 千本桜さん
[97027] 他 YT さん
[97032] ekinenpyou さん
「DID」の「名称」と「連続」にかかわる論議、盛り上がっていますが、今まで大して関心を持たなかったこの領域について、この話題についていこうと思います…。

同一自治体内の複数のDIDを区別するのに、無味乾燥な数字をやめてそれぞれを独立した名称で表す([97041] 白桃さん、[97042] 千本桜さん)という提案には、私も大賛成です。そこで、白桃さんの作業に横から口を挟むつもりはありませんが、「ご当地」・静岡県「伊豆」地域について、とりあえず「こんな名称でいかがでしょうか?」と当たってみました。

DID名該当地域備考
熱海熱海市中心市街
宇佐美伊東市宇佐美駅周辺
伊東伊東市中心市街
川奈伊東市川奈駅周辺
下田下田市中心市街
駿豆沼津・三島・裾野各市の中心市街と長泉・清水両町にまたがる区域(注1)
大場仁田三島市南部の大場駅西側一帯と函南町南部の伊豆仁田駅周辺にまたがる区域
長岡韮山旧伊豆長岡町の温泉街と、旧韮山町の伊豆長岡駅前地区から韮山駅周辺にかけての一帯(注2)
大仁旧大仁町の田京駅から大仁駅にかけての一帯

…ざっとこんなところでしょうか?
沼津・三島を中心とする広い地域(注1)については、「沼津・三島」としてもよかったのですが、白桃さんの「都市圏」に関する記事([83001],[83009])で
「沼津圏」としても良かったのですが、三島など伊豆地方も包含するので「駿豆」としました。駿豆線という名称もありますように、「すんず」でも良いのですが、もっと適切な名前はないのでしょうか
と言うことから、「広域名称」として「駿豆」と言う表現を使うことにしました。
(注2)の伊豆長岡地区は、小高い山を挟んで西側の狭義の伊豆長岡温泉と、東側の古奈温泉([96916],[75016])に分かれているのですが、DID地図を拡大すると山の南側でつながっているようで、また狩野川を挟んだ旧韮山町とも、その狩野川の河川敷も含めてつながっているので、同一のDIDを形成しているようです。
それと、修善寺や網代にDIDがないのに、「鈍行」しか停まらないのに宇佐美と川奈にDIDがあるのは意外でした。

「伊豆」からは離れますが、焼津市と藤枝市がつながっているDIDの名称、悩ましいですね…。人口では藤枝市がわずかにリードしていますが、市の誕生日は焼津のほうが3年余り早い。藤枝は「東海道五十三次」の宿場ですが、焼津は宿場ではない。一方、「明治の名邑」には焼津は入っていますが、藤枝は入っていない。まさに両市の状況は全く互角、と言っていいでしょう。どっちを前にするか、それこそ、高速道のIC名称などと同様、「政治的判断」が必要かもしれません…。

さらに西に行って、伊賀は名張市、市域のDIDは中心地区と、住宅地として開発された5地域と、計6箇所に分散しています。そのうちの1つ、桔梗が丘西・さつき台・緑が丘にまたがる地域、「桔梗が丘」の「本体」は別のDIDを形成しているので、ここの地域のDID名称は「さつき緑」にしましょう(笑)…。
[97048] 2018年 12月 1日(土)11:40:27【1】オーナー グリグリ
画数を決めるための字体の件と読み替え条例について
[97047] スナフキんさん、自治体の字体の件、コメントをありがとうございます。
自治体の字体の正式表記についての考え方は、私もスナフキんさんの考えと同じです。

そもそもこの議論の始まりは、新たな雑学の市区町村名の画数において字体の扱いに揺らぎのある市区町村について画数を決めておきたいためで、自治体の正式表記はこちらだと決めつけるような趣旨ではありませんでした。

十番勝負には全然参加してない立場から言うのも何ですけど、字体画数を織り交ぜた出題はあまり意味がないと思いますし、異論も噴出しかねないのでオススメはしません。
そうなるので、市区町村隣接関係一覧と同様に、十番勝負でのあいまいな条件を排除しておきたいという趣旨です。

[96982]で書いた画数基準([97007]貝塚市の判断を追記)、
(1) 公式HPでの自治体の見解を確認(宝塚市、貝塚市、葛城市、蓮田市、五條市、四條畷市、龍ケ崎市、塩竈市、袖ケ浦市、蓬田村、葛飾区)
(2) 公式HPトップの画像タイトルやSVによる市役所・町村役場の看板等で確認(飛驒市、逗子市、梼原町)
は、市区町村が正式表記として一番ふさわしいと考えている字体を、雑学における基準として採用しているものです。その意味では、貝塚市については少し微妙で、宝塚市と梼原町の中間くらいの位置付けかなと思っています。一応、広報紙で「ヽ」のある「塚」を正式としていると表明していることを尊重した結果です。ただ、貝塚市役所の建物の内外にある表記が、SVで確認できる「かいづかし」以外の漢字表記があればそれを尊重したいところです。確認できる方がいらっしゃったら是非教えてください。

[97040] にまんさん
全て確認したわけではありませんが、確認した範囲ではお示しの条例は、文末が「改正する」となっていますので、正式には「読み替え条例」ではなく「改正条例」ですね。
言われている主旨は理解しますが、「改正条例」言ってしまうと[97029] で言いたいことが的外れになってしまいます。条例の種類について正式な分類名称があるのかどうかは不勉強なのでわかりませんが、[97029] にあげた条例は改称に伴う読み替えを定めているものであり、そのことを取り上げた訳です。
[97047] 2018年 11月 30日(金)14:14:07スナフキん さん
福岡県すえ町のこと、ほか
字体のお話、関連するすべての記事をくまなく眺めたわけではありませんが…

職場にあった国土地理協会の資料には、「須恵(惠)町」と書かれています。

どうでしょうか、この“どっちでもいい”感満載の表現。

ただ一方で、大字町名としては併記はされずに須惠・上須惠とあります。いちいち住所の中の字体を書き分けるなんてあまりにも現実的でないですし、「惠」は筆順が多くなってバランスも取りにくいですから、結局は易しい方で統一してもらってもいい、どちらでもいいスタンスを取らざるを得ないのでしょう、私もそう思います。

地図屋がこんなふうに書くとお叱りを受けるのでしょうが、そもそも地名の正しさって何ぞや、と思うことが多いんですよ。どんな声高に「これが正しいんだ」「こういう証拠があるんだ」ってまくし立てたって、伝えるべき相手に伝わらなければ、理解されなければ意味ないわけです(自分の主張として自己完結するのなら、大いに議論は結構だと思いますが)。

例えば、私が普段利用する(ようになった、ごく最近のことです)地下鉄有楽町線の駅。壁面にはこうあります、「市ケ谷 市ヶ谷」。これ、一般人が見たら「なんだ、どっちでもいいんじゃん」ってなりますよね。駅そのもので両方を公然と使っているんです、どっちが正しいなんて議論する時間がもったいない。さらに、乗り換え先の都営新宿線ではみーんな「市ヶ谷」。もう、真面目に考えてたら訳分かりません。

例えば、デジタルの世界では意図しないで表記が混在してしまうことはよくありますよね、如実なのは郵便番号で住所を自動入力させるケース。郵便番号と住所との紐付けデータで勝手に入力されてしまうので、時として「おや?」ってことが起きます。私の現住所は、ケ(大きいカタカナの「け」)の字を含みます。これは確かにその通りで、上記国土地理協会のぶ厚い資料にもそう記されています。だから、郵便番号自動入力でも当然「ケ」が表れます。ところが、日本語変換をパソコン上でやろうとすると、これが一発で出てこないケースが多いのです。大概「ヶ」と小さくなったものが候補になって出てきてしまう。しかも、管理会社の主張によればどうも団地の名前は小さい「ヶ」であるらしい…結果的に自分の住所を自動入力と併用して表現しようとすると、形式張って正しく表現はできるのでしょうけど、大きいのと小さいのとが混在した住所になって出力されてしまいます。これ、万人に「正しい住所です」って言い張れないと思ってるんですよ。正しいものを示したつもりでも、大多数には間違って見える…こういうこと、世の中にはたくさんあると思います。

もちろん、あるべき字が欠落してるとか、カタカナ・ひらがな・漢字を取り違えてるのはさすがにハッキリさせるべきとは思いますけど…上記地下鉄の駅に、居住地名で表現されているところの「市谷」ってあったら誰しも間違ってると思いますよね。江戸川区一之江を「一ノ江」ってしてたら、まずいだろうとは思うのです。でも…漢字の異体字くらいは、相手に伝わるのであればどうでもよくありませんか? 昨今、そういうのを突っ込む人が多いのか取引先からもくどいくらいに確認されることが多くなりました。やっぱり、デジタル的には整合性が取れないと困るとか、いろいろあるんでしょうかね…その辺り、もう少し鷹揚になれないものでしょうか。

十番勝負には全然参加してない立場から言うのも何ですけど、字体画数を織り交ぜた出題はあまり意味がないと思いますし、異論も噴出しかねないのでオススメはしません。
[97046] 2018年 11月 28日(水)23:46:19【1】YT さん
DID上の隠れ大都市:明石と川越
すみません。[97027]で、

(川越は2005年以降完全に京浜とつながったような気がしますが、ちょっと2005年の集計結果が手元にないので確認できません)
と書きましたが、リンク先に示すように2015年現在も、柳瀬川を境とするDIDの途切れは健在で、富士見市~ふじみ野市~川越市~狭山市~入間市~飯能市と続く、DID上の隠れ大都市川越は今なお健在のようでした。

明石~垂水と阪神を結ぶラインも、山の方の妙法寺付近で分離したままのようです。

【地理院地図へのリンクの方法を修正】
[97045] 2018年 11月 28日(水)01:43:46【1】白桃 さん
Re:DIDの命名
[97042]千本桜 さん
覚悟はしてましたが、痛いところをピンポイントで突いてこられますね。(笑)
今日(11/27)、やっと山梨県を終えたところなので、これから先(長野より先)のことは、下見?で構想は練っているものの、今すぐ具体的な名称を申し上げることは出来ません。
なお、今まで発生したすべてのDIDに命名する、と申し上げましたが、自治体枠を越えて連担しているDIDの命名につきましては、平成27年国勢調査のものだけに留め置こうと考えております。
例えば、現在の登別市に存在するDIDについて、
幌別DID(1960~1995)
鷲別DID(1970~1995)
登別DID(2000~)…幌別・鷲別が合体、2015年は室蘭DID及び白鳥台DIDと【室蘭連担DID】を形成。
こんな感じです。つまり、1995年当時、鷲別が室蘭と連担していたかどうか、気にしない(というか、気にするとキリがないの)で無視することにします。よって連担していたとしても、それに命名はしません。
話は前後しますが、
1・どう見ても1つの市街地なのに、統計上はIとIIに分離されてしまた気仙沼市のDID。このDIDを何と命名するか。非常に苦し~い。
これは、杓子定規にIの方を「大川右岸」、IIの方を「大川左岸」としておカミに届け出ようと考えておりますが、マル秘ウラ台帳には、一つのDIDとして、当然ながら「気仙沼DID」として掲載しております。(笑)
また、これから先のことですが…
3・奈良県の斑鳩町、三郷町、王寺町、河合町、上牧町に跨がって連担するDID。このDIDを何と命名するか。難問で頭を抱え込むでしょう。
確かにココは下見のときも大いに悩みました。多分、(好みの問題になりますが)「王寺様」を尊重しそうです。
作業完了したらアイビー東京でも歌いましょうか。
さんだ明さん(笑)が出たついでに…兵庫県三田市のDID(I)を無条件で「三田DID」とするのも迷います。2015年に消滅しましたが、篠山市のDIDは、【丹波篠山DID】にしたいです。
また、典型的なtwin townである山梨市のDIDにつきましては、日下部・加納岩としたいところですが、長すぎるので、とりあえず【山梨日加DID】としてますが、日本とカナダの関係を疑われそうですね。

自分で勝手に命名すれば良いことなんですが、いろいろ悩むことが多いので、千本桜さんをはじめ皆様にご相談することがあると思います。その節はよろしくお願いします。
[97044] 2018年 11月 28日(水)00:54:56スカンデルベクの鷲 さん
十丁目以上コレ
[97043]いろずーさん
地名コレクション「十丁目以上」の担当者となっているのですが、担当を申し出てから約4年たつにもかかわらず未だにリリースできておらず申し訳ありません。
データ自体は揃っているので、時間が取れ次第リリースできれば、と思いますが年内は厳しいと思います。すみません。

ざっと11丁目以上がある都府県の数だけは数えてみましたが、15/46都府県でした。

リリースが遅れている原因の理由の1つでもあるのですが、十丁目以上が存在する町丁目も地域によって人口や面積がまちまちなため、それもまとめられればよいと思っています。(岐阜市の町丁目は他自治体に比べると非常に面積的な単位が狭いため、十丁目以上が存在する町丁目が多く存在します)
[97043] 2018年 11月 27日(火)23:09:24いろずー さん
久々です
気付けば墨田区に半年以上住んでいるにもかかわらず住民票を移動してないいろずーです。
素朴な疑問
町名の11丁目以上(例:〇〇13丁目)の有無を都府県(道はありすぎて除外)別に記載して欲しいです。
まさかの埼玉が11丁目で引っかかったので…
[97042] 2018年 11月 27日(火)22:41:20千本桜 さん
DIDの命名
[97041] 白桃さん
DIDには数字ではなく、地理ごころを以って命名しましょう。
すこぶる同感ですが、これは大変な作業になりますね。無味乾燥なローマ数字を地名に置き換えて、DIDに命を吹き込む作業ですから有意義なことです。「那須塩原市 IのDID人口は減少し、IIのDID人口は増加している」とローマ数字で表すよりよりも、「黒磯のDID人口は減少し、西那須野のDID人口は増加している」と地名で表した方が分かりやすいです。しかし、昭和35年から平成27年まで、全部のDIDに対して命名するとなると難問山積みで、たぶん白桃さんの白髪が増えそうな気がします。
例えば平成27年だけを取り上げても
1・どう見ても1つの市街地なのに、統計上はIとIIに分離されてしまた気仙沼市のDID。このDIDを何と命名するか。非常に苦し~い。
2・焼津市と藤枝市伊予市と松前町などのように同規模のDIDが連担する場合、仮に連称するとして、焼津が先か藤枝が先か、ちょっと苦しみを味わうことになる。
3・奈良県の斑鳩町、三郷町、王寺町、河合町、上牧町に跨がって連担するDID。このDIDを何と命名するか。難問で頭を抱え込むでしょう。
プレッシャーをかけてしまったようですが、白桃さんも地理(地誌)好きの性で、一心不乱に取り組んでいることと思います。作業完了したらアイビー東京でも歌いましょうか。
[97041] 2018年 11月 27日(火)02:08:50白桃 さん
鯖江市のDID
今、私の宝物のひとつになっております、MIさんに復元していただいたsatoさんのデータ[96973]ですが、鯖江市のDIDに関して誤りに気づきましたので、その報告がてら、鯖江市のDIDの特徴(注目点)について投稿いたします。

2015年時点で、鯖江市には(旧)鯖江町と、(旧)神明町(1947年町制)を中核とする2つのDIDがあります。以下はそのDIDとDID人口の推移です。
国調年 鯖江地区DID人口(合体時DID人口)神明地区DID人口
1960年7,191
1965年8,893
1970年11,0185,310
1975年11,7005,324
1980年合体16,596
1985年17,225
1990年22,759
1995年23,351
2000年分離11,65111,657
2005年11,37012,216
2010年11,32012,869
2015年11,11115,757
1970年に発生した神明地区のDIDは、いったん鯖江地区のDIDと繋がりますが2000年に分離します。ここで注目したいのが、合体前には鯖江地区の半分にも満たなかった神明地区のDID人口が、分離後は上回り、以後、引き離していることであります。
satoさんのデータは2005年(平成17年)までですが、分離後の2000年と2005年のDID人口が、鯖江と神明で逆になっていました。(念のため、2015年国調の小地域集計を見て、神明地区が人口集中地区1になっていることを確認し、そこから遡りたどっていきましたので、逆になっているのは間違いないでしょう。)
この誤りについて、私は、satoさんのせいにはしたくありません。やはり、こういう事が起こらないよう、DIDには数字ではなく、地理ごころを以って命名しましょう。(笑)
なお余談ですが、鯖江市のDIDに関し、白桃は以下のように命名しました。
鯖江地区:鯖江DID
合体時:鯖江DID
神明地区:神明DID
参考:千本桜さんの都市地域名
[97040] 2018年 11月 26日(月)23:01:36にまん さん
改正条例
[97029] オーナー グリグリさん

全て確認したわけではありませんが、確認した範囲ではお示しの条例は、文末が「改正する」となっていますので、正式には「読み替え条例」ではなく「改正条例」ですね。

通常の条例改正の時には「○○条例の一部を改正する条例」という条例を制定し、既存の条例の文言を改正するわけですが、一つの改正要因により、複数の条例の改正を行う場合は、面倒なので(かつ漏れがないように)一つの条例でまとめて改正するのが一般的です。改称に伴う場合は、改正内容も共通的な字句修正なので、まとめ方も相当思い切ったものになっているようですが。
したがって、法的な位置づけは「○○条例の一部を改正する条例」と同様になり、通常はこのような改正条例(法令も同じ)は、単独では意味のない規定ですので、例規集に収録しないのですが、ご紹介のものは、たまたま(何らかの手違いで)例規集等に載ったのだと思われます。改称すれば、条例の改正は必須ですので、他の自治体でも同様の条例を作っている可能性が高いです。
[97039] 2018年 11月 26日(月)20:40:01千本桜 さん
蔵王
[97026] 伊豆之国さん

以前にも話題になった「蔵王山」の読み方論争ですが…
毎日、蔵王の山並みを眺めて暮らしています。「蔵王に雪が積もったな」とか「雲に隠れて蔵王が見えないな」などと、無意識のうちに蔵王に目が行っているようです。この場合は、蔵王山(ざおうざん)でもなく、蔵王山(ざおうさん)でもありません。あくまでも蔵王(ざおう)です。普段は意識しませんが、問われれば私は「山」を付さない「蔵王」派なのかも知れません。でも地図に「蔵王山」と書いてあれば、それを「ざおうざん」と読みます。「ざおうさん」と読んだことは一度もありません。

「地名の清濁論議」は、過去にも何度か話題になっていますが
地元住民は「角田市」のことを「かくだ」と発音します。でも、よそから来た人の中には「かくた」と発音する人もいて違和感を感じます。「角田」を「かくた」と発音する人は地元民でないことが一発で分かります。でも「村田町」のことは地元民も他県の人も「むらた」と発音します。「むらだ」と発音する人は、ズーズー弁の訛が残るお年寄りだけです。なので私は長い間、長野県佐久市の「岩村田」を「いわむらた」と読んでいました。「いわむらだ」だと知ったのは後になってのことです。「大河原町」は正式には「おおがわら」ですが、町民の中には「おおかわら」と発音する人も結構います。でも、この「大河原町」は地の利に恵まれているためか、のほほんとしています。「おおがわら」でも「おおかわら」でも、どっちでも認めてしまう変なおおらかさがあります。

地の利に恵まれた大河原は、宮城県南部の商業と行政の中心都市ですが、のほほんとしていて、中心都市であることの自覚が弱い町です。そこで思い余った千本桜は、落書き帳の[20259]で「スーパータウン」について書き込みました。もう、15年も前のことなのですね。なつかしや。当初は町の人からも白い目で見られていたようですが、近年、変化が現れてきました。「スーパータウン大河原」が認知されて来たのです。町長が「スーパータウン大河原」をパクリ始めたのです。「パクリ」はあまり良い言葉ではないので真面目に「オマージュ」としましょう。これが町長のオマージュです。すつかり「スーパータウン大河原」が気に入ったようで、町長コラムの中で「本町は仙南の中心に位置し、その中心性・拠点性・利便性を存分に発揮し、面積は小さくても大きな役割を果す『スーパータウン』と呼ばれています。」と書いているではありませんか。
さしつかえなければ、伊豆之国さんにおかれましても、どこかのほほんとしていて外部に向かって発信する力の弱い大河原町のために、「スーパータウン大河原」と「一目千本桜」を全国に向けて拡散して下さいますようお願い申し上げます。
[97038] 2018年 11月 26日(月)20:05:38hmt さん
宝塚に関する情報3題
1 初代市長

[97035] グリグリさん
なお、宝塚市の初代市長は田中九右衛門(S29.5.8就任)です。

初代宝塚市長の就任日は リンクされた水道事業資料の 3/17コマにもありますが、宝塚市>選挙の統計情報の中に、候補者別得票数や投票状況の記録がありました。
それによると、昭和29年5月8日執行の宝塚市長選挙は、立候補者4人で、65%と高い投票率。
当選者と次点者とはかなりの接戦でした。

[97002]で引用した『近代宝塚歴史紀行』(ウイルキンソン・タンサン)にも「合併問題の渦」という言葉が使われており、市長選挙が 1954/4/1の合併期日に間に合わず、宝塚市発足当初は、旧・良元村女性村長の岡田さんが「市長職務代理者」を務めたことなどが記されています。
このことから、合併そのものは成立したが、市長の選定問題は難航したことが窺えます。

なお、初代宝塚市長は4年の任期を全うすることなく、2年後に第2回の市長選挙が行われました。

2 行政地名:兵庫県武庫郡良元村宝塚町

[97013] ekinenpyouさん
武庫郡良元村大字伊孑志村の一部を分離してT4.11.10より(大字)宝塚町を設置とありました。

1954年に発足した「宝塚市」は武庫川の両岸に跨っているが、自治体名になったのは左岸の「川辺郡宝塚町」で、1951年のことでした。そのことから派生した疑問「"宝塚"が地名になったのは何時からか?」[97002]に答える調査結果をいただき、ありがとうございます。

今回、1915年まで遡った行政地名「宝塚」のルーツ。それは「宝塚旧温泉」の所在地・武庫川右岸の「武庫郡良元村宝塚町」でした。
1915年(大正4年)11月13日の官報広告欄に記された兵庫県の通知 大字区域変更 并(ならびに)大字新設
武庫郡良元村大字伊孑志(イソシ)の内 左の区域を分離し 来月十日より(大字)宝塚(タカラヅカ)を設置せり  大正4年11月  兵庫県  塚原など7字の全部と3字の一部

宝塚が加わり5大字になった大正7年市町村名鑑
「孑」というのは、珍しい字ですね。漢和辞典では「子部」に「ゲツ」という音で収録されていました。
使用例:「孔」の左側。ぼうふら「孑孑」。

3 近代的な「新」温泉と 伝統的な「旧」温泉

[97013]にリンクしていただいた「宝塚温泉物語第2章」も興味深く拝見しました。
後に炭酸泉に溶食【溶蝕】された新温泉大理石浴室[97002]の写真もありました。
向かい合う武庫川の両岸は 共栄を願いながらも、新・旧温泉で発展への競争。
1915年の「武庫郡良元村宝塚町」と 1951年の「川辺郡宝塚町」という地名争い?も、両岸の温泉が関係。
[97037] 2018年 11月 26日(月)18:18:24【1】YT さん
DIDが点で接している場合の判断
[97019] 白桃さん
[97025] 千本桜さん
[97032] ekinenpyou さん

国土地理院の地図は、国道を赤色で表示し、人口集中地区の境界線も赤色で表示しています。そのため、判読しにくい個所が生じています。地図をどんどん拡大してみましょう。すると、鎌倉市の稲村ガ崎と坂ノ下の間は境界線が途切れずに連担していることが判読できます。なので、連担する大船、腰越、鎌倉は3地区あわせて1つの鎌倉市人口集中地区になり、それに連担する逗子市、葉山町の人口集中地区も大東京DIDに組み込まれます

例えば[97019]白桃さんで取り上げられている腰越と鎌倉のDIDは[97025]千本桜さんにもある通り
現状(H27)ごくわずかな領域がつながっているだけですが、平成7年以降現状に近い領域になったらしく、
平成2年はもう少し広い領域(連担が明瞭)だったようです。(DID面積はH2→H7で27.6→24.1km2と縮小)

先程図書館で歴代の「我が国の人口集中地区」収録の地図を閲覧してようやく意味がわかりました。平成27年度版の収録の地図の方では「鎌倉海浜公園」という文字の上の方にDIDが設置されているようですが、該当する箇所には公園はなく、道路そのものがDIDとして設置されているようですね。

ekinenpyou さんも分析されていますが、1960年(S35),1965年(S40)には、該当する道路周辺にはDIDはなく、1970年(S45)には腰越方面に向けて太い帯状のDIDが設置され、1975年(S50)~1990年(H2)は腰越と鎌倉中心部が太いDIDで接続されていたが、1995年(H7)から突然、鎌倉市内のDIDの設置が地形にそったきめ細かなものに変更となり、それと同時に坂ノ下は一本の道だけでDIDが繋がる状態となり、現在に至るようです。まあ理不尽といえば理不尽ですが、国勢調査の地区ごとの担当の裁量によるところが大きいのか、あるいは市街化調整区域の設置が絡んでいるのか、その辺の事情は分かりません。

それよりもDIDの設置でわけがわからないのは、

■□
□■

のように、交差点を挟んでDIDが接している場合、「我が国の人口集中地区」付録の地図の解像度だと、「点で接している」としか言えない状況で、両者を同一のDIDとするのか、別のDIDとするのか、2種類のケースがある点です。単に地図の解像度が悪いだけで、別のローマ数字が降られているは、「本当は両者は接していないから」という解釈も成立しますが、そうなってくると、異なるDIDについて地図から「接している」と判断して加算した場合、それが本当に接しているの?という疑問も生じ得ることになります。手元にDIDのチェックをした時のメモがないので記憶が曖昧ですが、確か1960年~2005年までの間で、10箇所近く悩むようなシチュエーションがあったように記憶しています。

【追記】あと、「我が国の人口集中地区」付録の地図では、それぞれの地図でタイトルに示されるメインとなる市区町村について、DIDが実線と実線内の赤枠で囲われて示され、周辺のDIDは斜線の赤枠で示されることで、複数のDIDが接していたり、近くに存在することを察することができるのですが、確か周辺のDIDの記入漏れがそこそこあったと思います。
[97036] 2018年 11月 25日(日)23:51:17オーナー グリグリ
字体の揺らぎ
[97033] スカンデルベクの鷲さん
この話題を蒸し返すのもどうかと思いますが、どうも気になるので。
蒸し返し歓迎です。遠慮なくどうぞ。
住民基本台帳人口データのエクセルファイルでは、2006年までは"須恵"表記が用いられていましたが、2007年以降では"須惠"表記が用いられています。
ご指摘の住民基本台帳人口データのエクセルファイルはこちらの「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数調査」だと思いますが、同じ総務省の「住民基本台帳人口移動報告」では、2007年以降も"須恵"表記のようです。

やはり、旧字等の扱いに対する統一された基準や規定はなく、作成部門や作成時期によって揺らぐのではないかと思います。また、エクセルファイルの表記ですが、OSやブラウザの動作環境によっては表記(字体)が変わる可能性もあると思われます。エクセルファイルの作成環境などが影響している可能性もあります。

ちなみに、官公庁系以外ではYahoo!地図や日本郵便は"須惠"表記を使用しているようです。
日本郵便の郵便番号検索のページでは「須惠町」になっているようですが、「葛城市」の表記は、皆さんどのように見えていますか。私の環境では、PC(iMac)やスマホ(iOS、Android)では下が「ヒ」の略字の字体です。PC(Windows)では、正字の字体です。「ヒ」の略字の表示は郵便番号検索以外のページでは見たことがなく、日本郵便のページでどのようにして略字を表示しているのか不思議です(画像ではありません)。なお、「葛」の表記揺らぎは、葛城市だけでなく、江戸川区の葛西なども同様です。文字表記については、表示環境でも揺らぎがあることに注意が必要です。
[97035] 2018年 11月 25日(日)22:11:15オーナー グリグリ
女性首長・若年首長 情報追加
[97030] ekinenpyouさん、[97031] むっくんさん、[97034] ピーくんさん、情報提供をありがとうございました。女性首長の一覧若年で当選した首長の一覧に情報を追加更新しました。

[97030] ekinenpyouさん
三重県鈴鹿市長 杉本 龍造さんの年齢35とあり、新国会選挙大観も同様)
(リンク先Wikipediaに生年月日明記、長期間市長を務め地元では有名な方だと思われる)
地元で有名な方をヒントに、鈴鹿市名誉市民のページ
昭和21年7月、当時全国一若い33歳という年齢で第2代鈴鹿市長に就任。その後、昭和50年4月までの29年間にわたり本市の発展のために尽くされました。
という記述を見つけました。第1回統一地方選挙(1947年4月)以降1975年4月までなので任期を7期と判断しました(統一地方選挙前の首長任期は対象外としています)。

(女性当選者5人とする資料については具体的な名前が示されていないので確認できず)
[97014]にも書きましたが、『女性参政60周年記念女性参政関係資料集』が出典資料ではないかと推測しています。来月初旬には入手できそうなので確認します。

[97031] むっくんさん
岡田 幾さん(兵庫県武庫郡良元村)
宝塚市史第6巻(編:宝塚市史編集専門委員、出版:宝塚市、1979)p602では、首長在任期間はS26.7.10-S30.3.31とありました。
良元村はS29.4.1に宝塚町と合併し宝塚市になっていますので、上記のS30.3.31はS29.3.31の間違いと考えられます。なお、宝塚市の初代市長は田中九右衛門(S29.5.8就任)です。
[97034] 2018年 11月 25日(日)21:08:02ピーくん さん
若年首長
今日投開票の福岡県古賀市長選挙で前福岡県議会議員の田邊一城氏が初当選しました。1980年(昭和55年)5月16日生まれで38歳です。市長就任日は平成30年12月23日です。満了日が忙しい年末なのと寒いので前倒して選挙となっています。
西日本新聞
プロフィール
任期
[97033] 2018年 11月 25日(日)18:40:43スカンデルベクの鷲 さん
須惠表記も意外と多い
この話題を蒸し返すのもどうかと思いますが、どうも気になるので。

住民基本台帳人口データのエクセルファイルでは、2006年までは"須恵"表記が用いられていましたが、2007年以降では"須惠"表記が用いられています。
住民基本台帳人口データに付属する市町村名が年次によって異なるということは他にもあるのですが、2006-2007年間での変更例は他に外ケ浜町→外ヶ浜町、鶴ケ島市→鶴ヶ島市など、正式な表記へと変更されているように思われ、総務省内では"須惠"表記を正式と捉えているようにも感じられます。

個人的には檮原町パターンで法令上は旧字体のままであるが、実務では新字体を使っていると推察しますが、総務省がどのような経緯で"須惠"表記に変更したのかが気になります。

ちなみに、官公庁系以外ではYahoo!地図や日本郵便は"須惠"表記を使用しているようです。
[97032] 2018年 11月 25日(日)18:28:10ekinenpyou さん
人口集中地区などについて【初心者向け補足】
以下、分割投稿にて失礼します。
基本的な事柄の説明も含みますが、おさらいとして要点をまとめておきます。
まず、統計局ホームページ-平成22年国勢調査 地域区分に関する用語より引用

人口集中地区より
平成2年調査までは,国勢調査の調査員が担当する地域である調査区を基に設定してきましたが,平成7年調査からは基本単位区(リンク)を基にしています。


基本単位区より
通常,一つの基本単位区か,又は二つ以上の基本単位区を組み合わせて一つの調査区を設定します。ただし,世帯数の多い基本単位区については,これを分割して調査区を設定する場合があり,この場合は,基本単位区別の集計に加えて,各調査区についての集計も行っています。


【人口集中地区の領域・人口・面積などをおおまかな地図で確認する方法】

[97021]白桃さんでも紹介されていますが、
国土数値情報の人口集中地区データは一部(平成27年のものはまだ無いらしい)が
国土情報ウェブマッピングシステムにも登録されています。
(表示まで少々時間がかかる場合がありますが、しばらく待つと多分表示される)

サイトがブラウザに表示されたら左のツリーメニューから(基本地図の下にある)
表示地図→指定地域→人口集中地区→平成(22/17/12/7/2)年をチェックして設定反映をクリック(複数同時選択可能)
右側の地図画面をある程度拡大すると、設定反映した年の人口集中地区の領域が地図に着色表示されます。
(地図上で人口集中地区内をクリックすると人口集中地区符合・人口・面積なども確認することができる)

例えば[97019]白桃さんで取り上げられている腰越と鎌倉のDIDは[97025]千本桜さんにもある通り
現状(H27)ごくわずかな領域がつながっているだけですが、平成7年以降現状に近い領域になったらしく、
平成2年はもう少し広い領域(連担が明瞭)だったようです。(DID面積はH2→H7で27.6→24.1km2と縮小)

なお、都市計画区域内であれば参考ながら過去ログでも時折登場している市街化区域(H23/18)の領域表示も
可能ですので、地図で比較して大幅に領域が異なる箇所について小地域やメッシュ統計(地図で見る統計など)で
人口を調べてみると人口集中地区の領域設定に反映が漏れているのではないか?という疑問が生ずる
ケースが少々あるかもしれません。(準人口集中地区になっている領域もあると思いますが・・・)

【参考】市街化区域・市街化調整区域とはなにかわかりやすくまとめた
[97031] 2018年 11月 25日(日)18:14:40【1】むっくん さん
Re:女性首長 情報追加
[97016]グリグリさん
女性首長への情報追加提供です。

信太 ヒサ(しだ ひさ)さん(秋田県山本郡金岡村)
秋田魁年鑑(1955年版)(編・出版:秋田魁新報社, 1955)によると、M22(1889).1.23生まれとありました。
そして、職員録(昭和30年)(編・出版:大蔵省印刷局、1955)ではS29.11.15現在で村長、職員録(昭和31年)(下)(編・出版:大蔵省印刷局、1956)ではS30.11.15現在で村長ではありません。これより、任期は1期と考えられます。

田中 彌壽さん(千葉県夷隅郡東村)
職員録(昭和30年)(編・出版:大蔵省印刷局、1955)ではS29.11.15現在で村長、職員録(昭和31年)(下)(編・出版:大蔵省印刷局、1956)ではS30.11.15現在で村長ではありません。これより、任期は1期と考えられます。

伊藤 美津さん(岐阜県恵那郡福岡村(町))
福岡町史通史編下巻(編・出版:福岡町、1992)p246では、首長在任期間はS40.8.20-S43.2.28とあり、任期は1期と考えられます。

岡田 幾さん(兵庫県武庫郡良元村)
宝塚市史第6巻(編:宝塚市史編集専門委員、出版:宝塚市、1979)p602では、首長在任期間はS26.7.10-S29.3.31とありました。

(訂正)岡田幾さんの首長在任最終日をS30.3.31→S29.3.31と訂正。
[97030] 2018年 11月 25日(日)12:24:28ekinenpyou さん
若年・女性首長
タイトルの件について記された資料を少し見つけましたのでログに残します。

毎日年鑑. 1947(昭和22年版)右上【知事・市町村長の異色】
茨城県真壁郡上野村長 赤城 ヒサ(原文は「ひさ」)さんの年齢43とあり
(当該資料は松野 友さんの年齢を36としており、数え年などが併用?されている可能性あり)

同上の左下、公選市長
三重県鈴鹿市長 杉本 龍造さんの年齢35とあり、新国会選挙大観も同様)
(リンク先Wikipediaに生年月日明記、長期間市長を務め地元では有名な方だと思われる)

また、[97012]hmtさん
この表では 千葉県安房郡神戸村早川村長の初当選が 1947年となっていますが、これはグリグリさんの 女性首長の一覧・冒頭説明にあるように、1948年が正しいようです


については上記が事実であるが、婦人年鑑(S24)の左下に婦人村長(S23.9末現在)として記載された4名をもとに
(=S22.4の選挙で当選した方という)憶測?によってリンク先にあるような

1947年、戦後最初の選挙で日本初の女性村長となった4人

という、(疑問の余地がある)解釈を表作成の参考とした可能性があるのではないかと考察

[97014]グリグリさんでも引用されていますが
当時の資料には性別が記載されていない
とありながら

1947年の町村長選挙で女性の当選者は5人

としている点が少々気になりました。
(女性当選者5人とする資料については具体的な名前が示されていないので確認できず)
[97029] 2018年 11月 25日(日)11:53:43【2】オーナー グリグリ
読み替え条例等
[97023]
上記の条例等の情報は変遷情報に追記したいと考えています。
[97023]でリストした例規集に記載された条例等の情報について、対応する変遷情報に関連情報として追記しました。
一覧には挙げていませんが、改称に伴う既存の条例、告示、規則、規程などの読み替えを定めた条例も数多くありました。こちらも調査しましたので別記事で提示したいと思います。
改称に伴う、条例、規則、規程、訓令等の読み替えを規定した条例等の一覧です。改版ではなく読み替えで処理するのは法令では一般的ですが、丁寧な対応ではあるのですが、煩わしいというか分かり難いと感じます。志木市では、足立町から志木町への改称の読み替え(条例第30号)と、志木町から志木市の市制施行への読み替え(条例第31号)の二段構えになっています。

連番改称日変更種別都道府県市町村内容:例規集記載の条例等
341960(S35).8.1改称青森県むつ市読替:条例第22号
読替:規則第19号
読替:訓令第3号
読替:議会規程第1号
読替:選挙管理委員会規程第1号
読替:教育委員会規則第17号
381964(S39).10.1改称北海道虻田郡 ニセコ町読替:条例第15号
401965(S40).1.1改称山梨県南都留郡 山中湖村読替:規則第3号
411966(S41).11.1改称/市制埼玉県入間市読替:条例第43号
読替:規則第6号
読替:規程第5号
421966(S41).11.1市制/改称大阪府摂津市読替:条例第27号
読替:規則第3号
読替:規程第6号
441967(S42).4.15改称/町制埼玉県比企郡 嵐山町読替:条例第8号
461970(S45).10.1改称北海道幌泉郡 えりも町読替:条例第12号
491970(S45).10.26改称/市制埼玉県志木市読替:条例第30号
読替:条例第31号
読替:規則第1号
読替:規則第2号
読替:規程第2号
読替:規程第3号
551972(S47).11.1改称埼玉県秩父郡 長瀞町読替:条例第18号
571987(S62).10.1市制/改称大阪府大阪狭山市読替:条例第58号
読替:規則第39号
読替:規程第14号
読替:要綱第20号
591992(H4).4.1改称東京都新島村読替:条例第1号
読替:規則第4号
読替:規程第1号
読替:要綱第1号
621996(H8).9.1市制/改称北海道北広島市読替:条例第19号
読替:規則第29号
読替:訓令第22号
読替:町長決裁
631997(H9).4.1市制/改称京都府京田辺市読替:条例第19号
642004(H16).10.16編入/改称/市制茨城県常陸大宮市読替:条例第18号
読替:規則第17号
読替:訓令第8号
682011(H23).1.4改称埼玉県蓮田市読替:条例第18号
読替:規則第43号
読替:訓令第7号
読替:告示第191号
読替:告示第193号
読替:告示第192号

調査の中で興味ある条例を制定している自治体を見つけました。京田辺市の条例で、条例の用語の統一(常用漢字表の使用、拗音及び促音の小書きなど)、表記の統一(見出しや条例引用表記の統一など)を細かに規定しています。このような条例を制定している自治体は他にもあるのかな。

連番改称日変更種別都道府県市町村内容:例規集記載の条例等
631997(H9).4.1市制/改称京都府京田辺市用語:条例第20号
[97028] 2018年 11月 25日(日)09:30:16白桃 さん
カレー・ライスとライス・カレー
DIDの推移と命名に一心不乱?となっておりますが、ふと思ったことを

命名には次の通り勝手にこだわっていることがありまして、
1.町場の発生源(地)名を重視。(例)1960年の名取市のDIDは、「名取DID」ではなく(もちろん「増田DID」ではない)、「閖上DID」である。
2.なるべく、東西南北をつけない
3.とは言っても、大都市圏にある「衛星都市」の周辺に飛地的にポッと発生したところには、仕方なくつける。
4.その場合、【ひがしナントカ】(ナントカは先行する地名・自治体名)ではなく、【ナントカひがし】にする。
なんですが、問題は4です。敢えてそうするのは、そのDIDに不安定感を示したいわけで、別に、東国原(そのまんま東)さんとは関係ありません。

そう言えば、自治体名においても、ひがし・にし・きた・みなみ・が後についているケースは少ないですね。現在は無く、過去においても思いつくのは、世羅西町、津山東町、ぐらい???

だんだん話がずれていきますが、日本大学の付属高校においても、「日大○○」と「◎◎日大」はカテゴリーが違うようですね。
因みに、三本松の頃食べていたのはライスカレーで、今食べているのはカレーライスです。
[97027] 2018年 11月 24日(土)17:51:15YT さん
DID人口の合算について
最近仕事と私生活がリアルに忙しくて、余りこちらに書き込む余裕がなかったのですが、DID人口の話題が出ているのでひさびさに書き込みます。

[97019]白桃 さん

[69204][80928]にも書きましたけど、その昔1960年~2000年の間について、地図の上で連続したDIDを足した人口を算出し、某所に投稿したことがあります。その後の2005年分を含め、図書館で『我が国の人口集中地区』の地図を確認しながら国勢調査報告書のコピーに連続の有無を総てメモっておりましたが。それらのメモは実家に置いて来てしまっており、現在すぐに確認はできません。今日白桃さんの投稿に気付き、そういえば『我が国の人口集中地区』では鎌倉周辺はどういう変遷となっているのかしらん?と思って昼間に仕事場から数分の距離にある某図書館に行きましたが、今日は休館日で確認できませんでした。

なお鎌倉に関して言えば、1970年以前は藤沢I~茅ヶ崎I~鎌倉II(腰越)と、鎌倉I~逗子~戸塚区II(笠間)~葉山が独立しており、藤沢や鎌倉まで京浜に飲み込まれたのは1975年以後のようです。その一方で、2000年の段階では阪神と京都、阪神と明石~垂水、京浜と川越などが分離するなど、色々合算に悩むところもあります(川越は2005年以降完全に京浜とつながったような気がしますが、ちょっと2005年の集計結果が手元にないので確認できません)。2000年の例だと、定規を使って地図を測った結果、以下のDIDが分離しているとする自作のテキストファイルメモが手元に残っていました。

我孫子市I(京浜地区)~取手市I 約1.2 km (利根川対岸)
志木市(京浜地区)~富士見市I(富士見地区) 約50 m (接するのは時間の問題?)
大井町I(川越地区)~大井町II(富士見地区) 約30 m (接するのは時間の問題?)
鶴ヶ島市II(川越地区)~鶴ヶ島市I(坂戸地区) 約50 m (過去に接しているケースあり)
所沢市I(京浜地区)~所沢市II(川越地区) 約500 m
上尾市(京浜地区)~蓮田市 約300 m
袖ヶ浦市I(京浜地区)~木更津市I 約920 m
大磯町I(京浜地区)~大磯町II(小田原地区) 約80 m (接するのは時間の問題?)
岩倉市(名古屋地区)~一宮市I(岐阜地区) 約2.3 km
岩倉市(名古屋地区)~江南市 約860 m
扶桑町(犬山地区)~江南市 約110 m
春日井市I(名古屋地区)~春日井市II(高蔵寺地区) 約170 m
東海市(名古屋地区)~大府市I 約740 m
刈谷市I(刈谷地区)~大府市I 約900 m
安城市(安城地区)~知立市I(刈谷地区) 約120 m
大津市I~大津市II(草津地区) 約160 m (瀬田川対岸; 過去に接しているケースあり)
大津市VII(京都地区)~大津市I 約1.7 km
八幡市(阪神地区)~島本町(京都地区) 約640 m (淀川対岸)
高槻市I(阪神地区)~高槻市II(京都地区) 約280 m
堺市I(阪神地区)~堺市II(光明池地区) 約100 m (接するのは時間の問題?)
神戸市須磨区II(阪神地区)~神戸市垂水区I(明石地区) 約1.2 km
神戸市須磨区II(阪神地区)~須磨区I(妙法寺桃山台地区) 約50 m (崖あり)
神戸市垂水区I(明石地区)~垂水区II(妙法寺桃山台地区) 約60 m (第二神明道越し)
北九州市門司区~下関市I 約400 m (門司区側は関門橋の中途までDID設定)
北九州市小倉南区I(北九州地区)~北九州市小倉南区II 約30 m (過去に接しているケースあり)
北九州市小倉南区II~北九州市小倉南区III 約400 m
苅田町~北九州市小倉南区III 約50 m (過去に接しているケースあり)

[81009]にも書きましたが、一番の問題点は水面調査区を介して隣接している場合、その水面調査区の設置場所を調べる術が自分にはわからない点です。

例えば北九州市の場合、1960年と1965年は、若松地区と他の北九州市の諸地区は分離していましたが、1970年には橋を介して一個の巨大なDIDとなります。ところが1975年~1985年には橋の上のDIDの設置がなくなり、両者は再び分離します・・・が、「連合人口集中地区」として連結する扱いとなっています。

1960年
696,134人/66.8km2八幡市I/小倉市/門司市/戸畑市 (全国5位)
75,721人/7.5km2若松市I

1965年
787,849人/84.2km2北九州市[八幡区I/小倉区/門司区/戸畑区] (全国5位)
80,038人/11.4km2北九州市若松区

1970年
857,409人/110.1km2北九州市[八幡区I/小倉区I/門司区/戸畑区/若松区] (全国5位)

1975年
922,081人/134.3km2北九州地区 [福岡県] (全国7位)
【1】843,382人/121.5km2北九州市[小倉北区/八幡西区/門司区/八幡東区/戸畑区/小倉南区I]
/中間市/水巻町 [福岡県]
【2】78,699人/12.8km2北九州市若松区 [福岡県]

水面調査区や準人口集中地区を含め、その詳細を調べる方法が分からないのがもどかしいです。
[97026] 2018年 11月 24日(土)15:12:05伊豆之国 さん
「蔵王山」の読み方は?
以前にも話題になった「蔵王山」の読み方論争ですが…(関係記事集)

今朝の新聞記事に出ていました。
山形、宮城両県にまたがる活火山「蔵王山」の呼称をめぐり、国が既存の「ざおうざん」に加えて「ざおうさん」も正式な読み・表記として認めることになった。「さん」の読みが一般的という山形側の要望がきっかけで、同じ系列のテレビ局でも県境をはさみ山形側が「さん」、宮城側が「ざん」とアナウンサーが地元に配慮する状況になっている
国土地理院や山形市などによると、1930年ごろ、当時の測量担当だった陸軍参謀本部が地元からの求めに応じ、国として「ざおうざん」と呼称を決めたが、県境をはさんで宮城側が「ざん」と呼ぶ一方で、山形側が「さん」とするケースが目立つなど、ずれも生じていた
ただ、両県外を含めた観光地の呼称などとして、一般に「蔵王山」の呼称より、周辺の山々を含めた「蔵王連峰」や単に「蔵王」とテレビでも呼ばれることが多く、表立って問題になることはなかった。
しかし、2015年、蔵王山の火山活動が一時的に活発化した際、気象庁などの発表に従う形で、テレビなどで「ざん」の報道が相次いだ。山形市役所や山形側のテレビ局には、県民から「違和感がある」との問い合わせが増え、地元観光協会などの要望を受けた市議会は昨年6月、呼称を「さん」に改めるべきだとして、国に対する意見書まで可決した
地域の声に背中を押された山形市の佐藤孝弘市長は昨年8月、宮城県側の説得に乗り出したが、「うちの小中学校の校歌は『ざおうざん』」(宮城県蔵王町)「歴史的経緯から、すぐに返答できない」(川崎町)と慎重姿勢を崩さない自治体もあった。地名変更は周辺全自治体の同意が必要なため、最終的に「併記案」が国に提出され、今年3月から国土地理院が併記を始め、山形地方気象台も電話相談などでは「さん」に改めることにした。蔵王四季のホテルの布施正一専務(44)は「登山やスキーで『ざおうさん』と呼び、慣れ親しんできた。地元にとっては前進です」と話す
併記決定を受け、山形県内のテレビ局は、火山活動に限り「さん」に切り替えるなど、両県とも原則「ざおう」で統一しているTBS系を除き「さん」に移行、または移行を決めている。NHK山形放送局は「一般に『さん』と呼ばれることが多く、県民からも度々問い合わせを受けていた」と説明する
一方、宮城県内の4局は「ざん」のまま。広報担当者は「あくまで併記なので、変える理由はない」「県民に親しまれている」などと話す。ある局の関係者は「山形側は盛り上がっていたが、宮城側での議論は薄かった。全国ニュースの際にどうするか悩ましい」とぼやいている
(毎日新聞より)

長々と引用しましたが、そういうことで、お互いに「さんざん」議論を繰り返した挙句、結局は両県の言い分をそれぞれも認めた形で、「両論併記」と言う、何だかすっきりしないような「玉虫色決着」と言うことになりそうです。
まぁ、両県民の代表の方にそれぞれご意見を伺うことにしましょうか?
この記事のあとには、両県の各放送局での「蔵王山」の読み方一覧が出ていました。
◇山形、宮城のテレビ各局における「蔵王山」の読み方◇
テレビ局        呼称
■NHK
山形放送局       ざおうさん※1
仙台放送局       ざおうざん
■日本テレビ系
山形放送        ざおうさん※1
宮城テレビ放送     ざおうざん
■テレビ朝日系
山形テレビ       ざおうさん※2
東日本放送       ざおうざん
■TBS系
テレビユー山形     ざおう
東北放送        ざおう
■フジテレビ系
さくらんぼテレビジョン ざおうさん※2
仙台放送        ざおうざん
※1…国土地理院の併記を機に3月に変更
※2…気象庁の併記を機に11月に変更


「地名の清濁論議」は、過去にも何度か話題になっていますが(ex.「市名漢字の清濁」([85671],[85698] デスクトップ鉄さん・[85674] オーナー グリグリさん)、「富士川・安倍川」([92955],[92957] inakanomozartさん)等々)、地元でも清濁の違いにこだわりを持ち、間違って読まれると不快に思う人が多いところも多い一方、逆に「どっちでも…」と無頓着な地域もあるような気がします。町名の読みの清濁ががいつの間にか変わり、地元でも混乱している地域もあるようです(足立区保木間)。地名と駅名で清濁が異なる例もいくつかあり、「旭川」(あさひがわ→あさひかわ)や「豊後竹田」(ぶんごたけだ→ぶんごたけた)のように地名の読み方に合わせて駅名が改称された例も多い一方、「尾久」や「江古田」など、地名と清濁が違ったままになっている例(しかもこの2つは駅が所在する区も違う!)も結構あります。「米原」のように、結局定着した駅名の読み方に合わせて、従来と清濁を変えてしまった例もあります。
このところ落書き帳をにぎわせている、「宝塚」などのような字体の微細な違いについても、読みの清濁と同様、地元でも「こだわり」を持っているところと、「どちらでもよい」というところに分かれているようです。ただ、「こだわり」を持っていても、正規の名称に使われる漢字がPCで打ち出せない(打ち出しにくい)ことから、「(PCですぐ打ち出せる)常用漢字や正字などで書かれた文書についても認める」というのは当然でしょうが。
[97025] 2018年 11月 24日(土)12:36:15千本桜 さん
腰越と鎌倉は連担で、大磯と国府は非連担です。
[97024] 白桃さん
腰越と鎌倉が連担しているというのなら、大磯と国府も「連担」と認めても良いのじゃないかと思うのですが、別のDIDになっていますね。

国土地理院の地図は、国道を赤色で表示し、人口集中地区の境界線も赤色で表示しています。そのため、判読しにくい個所が生じています。地図をどんどん拡大してみましょう。すると、鎌倉市の稲村ガ崎と坂ノ下の間は境界線が途切れずに連担していることが判読できます。なので、連担する大船、腰越、鎌倉は3地区あわせて1つの鎌倉市人口集中地区になり、それに連担する逗子市、葉山町の人口集中地区も大東京DIDに組み込まれます。
それに対して大磯町は、大磯と国府の間に境界線の途切れがあり、連担していないことがが判読できます。なので、大磯は「大東京DID」に組み込まれ、国府は二宮町、南足柄市の人口集中地区とともに、言うなれば「大小田原DID」に組み込まれます。

このように、DIDに関しては疑問というか不可思議な点が多々あります。
同感です。昔は都市部と村落部の境界が判断しやすかったのですが、いまではグレーゾーンが広がって、どこまでが都市部で、どこからが村落部なのか、判断が難しくなりました。

ともかく、2015年時点では、大磯町内において大東京DIDは途切れ、国府DID以西は小田原DIDと「連担」ということにしておきましょう。
それで良いと思います。私も同じ考えです。
[97024] 2018年 11月 24日(土)01:31:54白桃 さん
東海道方面への大東京DIDは大磯町内で途切れる
[97022]千本桜 さん
稲村ケ崎と坂ノ下の海岸を走る国道134号がDID。沿道には人家も無いのに、なぜかDIDです。
腰越と鎌倉が連担しているというのなら、大磯と国府も「連担」と認めても良いのじゃないかと思うのですが、別のDIDになっていますね。
このように、DIDに関しては疑問というか不可思議な点が多々あります。
ともかく、2015年時点では、大磯町内において大東京DIDは途切れ、国府DID以西は小田原DIDと「連担」ということにしておきましょう。
[97023] 2018年 11月 23日(金)21:33:23【1】オーナー グリグリ
改称した自治体の例規集調査
[96994]
一度、地方自治法施行後改称を行った現存する自治体の条例を調べてみようと思っています。
[97003] ぺとぺとさん
大変な作業になりそうですね。お疲れさまです。
はい、大変な作業になりました。^^;
改称を行った現存する自治体の数はそんなに多くないと高を括っていましたが、実際には68市町村ありました。

一覧表の掲載項目の説明:
□連番
改称を行った現存する自治体(37市24町7村)
「★」は過去の自治体の改称情報(カッコ内の現在の自治体の例規集に記載)
□改称日、変更種別、都道府県、市町村
改称を含む変遷情報のデータ。市町村名は変遷情報へのリンク付きです。
□変更種別:例規集記載の条例等(条例等への直接リンク付き)
例規集記載の条例、告示等の名称と内容を変更種別で表示。カッコ付きはその変更内容を暗黙的に含んでいることを表している。変更種別に対応する条例等の有無も記載。

暗黙例:大和高田市「市制/(改称):内務省告示第395号」
「市制施行:地方自治法第8条の規定により、昭和23年1月1日より奈良県北葛城郡高田町を大和高田市とする。」
暗黙例:浜頓別町「(町制)/改称:条例第20号」
「枝幸郡頓別村を浜頓別町と名称を変更する。」

調査の結論としては、例規集への条例や告示の記載が自治体によってばらついていますが、[97003]でぺとぺとさんが示された地方自治法の変遷に対応して記載されている条例等の内容が変化していることがわかります。

例:+都道府県知事の許可(昭和23年1月1日改正)
行田市:「1949(S24).5.3 改称:県告示第130号」
「地方自治法第3条により忍市を行田市とする。市の名称変更の条例を許可した。」

例:+自治大臣への報告、自治大臣による告示・通知(昭和27年9月1日改正)
八女市:「1954(S29).4.1 改称:総理府告示第385号」
「地方自治法第3条第4項の規定により、昭和29年4月1日から、福岡県福島市の名称を八女市に変更することを許可した旨、福岡県知事から届出があった。」

例:+都道府県知事との協議(都道府県知事の許可に代わり)(平成12年4月1日改正)
妙高市:「2005(H17).4.1 改称:総務省告示第818号」
「地方自治法(昭和22年法律第67号)第3条第3項の規定により、平成17年4月1日から新潟県新井市の名称を妙高市に変更する旨、同条第6項の規定により、新潟県知事から報告があったので、同条第7項の規定に基づき、告示する。」

連番改称日変更種別都道府県市町村変更種別:例規集記載の条例等
11947(S22).5.15改称徳島県鳴門市改称:条例第3号
21947(S22).10.1町制/改称北海道瀬棚郡 今金町町制の記載なし
改称:条例第12号
31948(S23).1.1市制/改称奈良県大和高田市市制/(改称):内務省告示第395号
改称条例の記載なし
41948(S23).4.1市制/改称大阪府泉佐野市市制の記載なし
改称:条例第27号
51949(S24).4.1町制/改称北海道夕張郡 栗山町町制の記載なし
改称:条例第13号
61949(S24).5.3市制/改称埼玉県行田市市制:県告示第129号
改称:条例
改称:県告示第130号
71951(S26).11.1町制/改称北海道枝幸郡 浜頓別町(町制)/改称:条例第20号
81952(S27).2.10境界変更/改称鹿児島県大島郡 三島村Web上に例規集なし
91954(S29).1.1改称/市制奈良県大和郡山市改称/(市制):条例第30号
(改称)/市制:総理府告示第267号
101954(S29).4.1編入/市制/改称福岡県八女市編入:総理府告示第383号
市制:総理府告示第384号
改称:条例第5号
改称:総理府告示第385号
1954(S29).5.10改称大分県西国東郡 豊後高田町改称条例の記載なし
(豊後高田市)改称:総理府告示第515号
111954(S29).7.15編入/改称/市制茨城県常陸太田市編入:県指令地第3696号
編入:総理府告示第618号
改称:条例第237号
改称:県指令地第3524号
改称:総理府告示第619号
市制:県指令地第3698号
市制:総理府告示第620号
121954(S29).8.1境界変更/改称/市制千葉県習志野市境界変更:総理府告示第683号
改称:条例第1号
改称:総理府告示第684号
市制:総理府告示第685号
131954(S29).11.15改称千葉県柏市改称:条例第27号
141954(S29).12.1改称/町制北海道磯谷郡 蘭越町改称:条例第20号
改称:道告示第1712号
町制:道告示第1713号
151955(S30).1.1編入/改称福島県会津若松市編入:総理府告示第1177号
改称:条例第24号
改称:総理府告示第1178号
161955(S30).4.1編入/改称山形県東置賜郡 高畠町☆高畠町の町制施行までの経歴
編入:総理府告示第834号
改称:条例第50号
改称:総理府告示第1113号
171955(S30).4.1新設/改称茨城県稲敷郡 美浦村新設/改称の記載なし
181955(S30).4.14改称福岡県豊前市改称:条例第10号
191955(S30).4.19新設/改称千葉県香取郡 神崎町(新設)/改称:条例第1号
201955(S30).5.1改称山形県最上郡 戸沢村改称:条例第6号
211955(S30).8.1改称/町制北海道斜里郡 清里町改称/(町制):条例第5号
221956(S31).3.31新設/市制/改称茨城県北茨城市(新設)/市制:県告示第223号
新設/(市制):総理府告示第126号
改称:条例第1号
改称:県告示第259号
改称:総理府告示第193号
231956(S31).4.1改称福島県双葉郡 双葉町改称の記載なし
1956(S31).4.15改称埼玉県北葛飾郡 松伏村改称:条例第4号
(松伏町)
241956(S31).9.30編入/改称宮崎県西臼杵郡 日之影町編入:県告示第453号
改称:条例第18号
1956(S31).10.1町制/改称東京都西多摩郡 羽村町町制:総理府告示第813号
(羽村市)改称条例の記載なし
改称:総理府告示第814号
1957(S32).1.1改称群馬県邑楽郡 邑楽村改称:条例第19号
(邑楽町)
251957(S32).6.20新設/改称新潟県三島郡 出雲崎町新設の記載なし
改称:条例
261958(S33).4.1改称/町制北海道上川郡 当麻町改称/町制の記載なし
271958(S33).9.1改称/市制青森県三沢市改称:条例第25号
市制:総理府告示第316号
281958(S33).9.3新設/改称三重県多気郡 明和町新設/改称の記載なし
291959(S34).1.1改称愛知県豊田市改称:条例第12号
改称:県告示第325号
301959(S34).1.1市制/改称高知県土佐市市制/(改称):総理府告示第471号
311959(S34).1.15市制/改称大阪府羽曳野市市制:総理府告示第476号
改称:条例第108号
改称:総理府告示第21号
321959(S34).5.1改称北海道寿都郡 黒松内町改称:条例第8号
改称:総理府告示第213号
331959(S34).8.1改称群馬県北群馬郡 榛東村改称:条例第6号
1959(S34).11.3町制/改称埼玉県北足立郡 北本町町制:総理府告示第386号
(北本市)改称:条例第8号
1960(S35).1.1改称大阪府南河内郡 美陵町改称:条例第43号
(藤井寺市)
341960(S35).8.1改称青森県むつ市改称:条例第23号
351962(S37).4.1改称/町制兵庫県加古郡 播磨町改称:条例第5号
改称:県告示第116号
改称:自治省告示第36号
町制:県告示第190号の2
町制:自治省告示第37号
361962(S37).5.1改称/町制北海道空知郡 南幌町改称/町制:条例第10号
371963(S38).4.1改称北海道中川郡 音威子府村改称の記載なし
381964(S39).10.1改称北海道虻田郡 ニセコ町改称:条例第14号
391964(S39).11.1町制/改称北海道余市郡 仁木町Web上に例規集なし
401965(S40).1.1改称山梨県南都留郡 山中湖村改称:条例第16号
411966(S41).11.1改称/市制埼玉県入間市改称:条例第35号
改称:自治省告示第156号
市制:自治省告示第157号
421966(S41).11.1市制/改称大阪府摂津市市制:府告示第944号
市制:自治省告示第145号
改称:条例第26号
改称:府告示第945号
改称:自治省告示第146号
431966(S41).11.1市制/改称大阪府藤井寺市市制:自治省告示第148号
改称:条例第20号
改称:自治省告示第149号
441967(S42).4.15改称/町制埼玉県比企郡 嵐山町改称:条例第1号
改称:自治省告示第49号
町制:自治省告示第50号
451968(S43).4.1改称北海道空知郡 南幌町改称:条例第1号
461970(S45).10.1改称北海道幌泉郡 えりも町改称:条例第11号
471970(S45).10.1市制/改称東京都東大和市市制:都告示第993号
市制:自治省告示第179号
改称:条例第15号
改称:都告示第994号
改称:自治省告示第183号
481970(S45).10.1市制/改称東京都東久留米市市制:都告示第996号
市制:自治省告示第181号
改称:条例第26号
改称:都告示第997号
改称:自治省告示第184号
491970(S45).10.26改称/市制埼玉県志木市改称:条例第22号
市制:自治省告示第194号
501970(S45).10.31改称/市制埼玉県和光市改称:条例第20号
改称:県告示第1158号
市制:県告示第1160号
市制:自治省告示第195号
511970(S45).11.3市制/改称東京都武蔵村山市市制:都告示第998号
改称:条例第15号
521970(S45).12.1改称/市制愛知県尾張旭市改称:条例第17号
市制:自治省告示第231号
531972(S47).4.1市制/改称福岡県大野城市市制:自治省告示第32号
改称:条例第1号
改称:自治省告示第66号
541972(S47).10.1市制/改称京都府長岡京市市制:自治省告示第239号
改称:条例第24号
改称:自治省告示第240号
551972(S47).11.1改称埼玉県秩父郡 長瀞町改称:条例第9号
561977(S52).4.1改称/町制大阪府豊能郡 豊能町改称:条例第1号
改称:自治省告示第53号
町制:自治省告示第54号
571987(S62).10.1市制/改称大阪府大阪狭山市市制:自治省告示第68号
改称:条例第11号
改称:府公告第35号
581990(H2).9.30改称北海道利尻郡 利尻富士町改称:条例第16号
591992(H4).4.1改称東京都新島村改称:条例第16号
601995(H7).9.1編入/改称/市制茨城県鹿嶋市編入:自治省告示第143号
改称:自治省告示第144号
市制:自治省告示第145号
611996(H8).4.1改称和歌山県有田郡 広川町Web上に例規集なし
621996(H8).9.1市制/改称北海道北広島市市制:道決定
市制:自治省告示第171号
改称:条例第1号
改称:道市町村指令第698号
改称:自治省告示第172号
631997(H9).4.1市制/改称京都府京田辺市市制:自治省告示第28号
改称:自治省告示第29号
改称:条例第16号
642004(H16).10.16編入/改称/市制茨城県常陸大宮市改称:条例第7号
編入/市制の記載なし
652005(H17).4.1編入/改称新潟県妙高市編入:総務省告示第817号
改称:条例第27号
改称:総務省告示第818号
662006(H18).1.1編入/改称茨城県常総市編入:総務大臣
改称:条例第7号
改称:総務大臣
672010(H22).1.4改称/市制愛知県みよし市改称:条例第29号
改称:総務省告示第525号
市制:総務省告示第526号
682011(H23).1.4改称埼玉県蓮田市改称:条例第17号

山形県高畠町の「☆高畠町の町制施行までの経歴」を分かり易く記載した例規集など、いろいろ興味深い内容もあります。一覧には挙げていませんが、改称に伴う既存の条例、告示、規則、規程などの読み替えを定めた条例も数多くありました。こちらも調査しましたので別記事で提示したいと思います。上記の条例等の情報は変遷情報に追記したいと考えています。
[97022] 2018年 11月 23日(金)08:25:12千本桜 さん
鎌倉DID
[97019] 白桃さん
大船と腰越は繋がっているものの、鎌倉はギリギリ繋がっていないように思えるのですが…。

これからクロスカントリーなので取りあえず、急ぎ書き込みです。
稲村ケ崎と坂ノ下の海岸を走る国道134号がDID。沿道には人家も無いのに、なぜかDIDです。
[97021] 2018年 11月 23日(金)07:42:56白桃 さん
Re:虎の巻は何処に
[97020]スカンデルベクの鷲 さん
いずれにせよ、DIDが繋がっているかを確認するには「国勢調査 調査区地図」にあたるしか無いようです。
仰る通りなんですが、「調査区地図」なるものを閲覧するのは非常に面倒です。また、「小地域集計」には基本単位区一覧に、DIDあるいは準DIDの数字が記載されており、正確に知ろうとすれば出来ないこともないのですが、これにしてもe-Statで見ることが出来るのは、2010年と2015年のみです。
異常に突起が多い鎌倉は特殊例として諦めれば、DIDが繋がっているかどうかを確認するには国勢調査報告書の別巻「我が国の人口集中地区」(1960、1965、1970年は「わが国の人口集中地区」)で十分でしょう。ただし、これを購入するとなると大変な費用がかかりますので、国会図書館等とネットで繋がっている県立等の図書館に行くしかないようです。私はつい最近、浦安市の中央図書館で1965年の「わが国の人口集中地区」を見てきました。
また、アバウトで良ければ、国土数値情報ダウンロードサービスで見ることができます。
[97020] 2018年 11月 23日(金)02:51:45スカンデルベクの鷲 さん
虎の巻は何処に
[97019]白桃さん
総務省統計局によると、
なお、人口集中地区の所在地や正確な境界の位置を必要とする場合は、e-Statに掲載されている「平成27年国勢調査 小地域集計結果第1表」を参照し、総務省統計局、都道府県又は市区町村で保管している「平成27年国勢調査 調査区地図」等を閲覧してください。
とあります。おそらく地理院地図で提供されているDIDの領域はe-Stat内「地図で見る統計」サイトのものと同一と思われますが、リンク先にもあるように"簡易な"ものに過ぎないため、実際には繋がっている可能性が高い、ということなのでしょう。

e-Stat内の「地図で見る統計」サイトには、国勢調査小地域統計のshapeファイルをはじめとする興味深い資料が多数あるのですが、稀にそのデータの中に誤りと思われる部分を見つけることもあります。こういった誤りの可能性があるデータの正誤を確かめたくて「国勢調査 調査区地図」を閲覧してみたいと思ったことがあるのですが、総務省のサイトには
国勢調査の調査区地図及び調査区一覧表は,市区町村内の町丁・字等別の地域範囲や調査区の境界確認に用いるものです。これらは,所定の手続を行った上で,総務省統計図書館及び都道府県,市区町村の統計主管課で閲覧できます。
としか記載が無く、"所定の手続"が全く分からず諦めたことがあります。

いずれにせよ、DIDが繋がっているかを確認するには「国勢調査 調査区地図」にあたるしか無いようです。
[97019] 2018年 11月 22日(木)19:00:10白桃 さん
鎌倉のDID
吾輩はDIDである。名前はまだ無い。

1960年(昭和35年)国勢調査で登場したDID(人口集中地区)でありますが、惜しむらくは個々のDIDに、自治体内人口順にローマ数字が割り振られている(一部に例外有り)だけで、地理(地名)的な名称が付けられておりません。
DIDは、国勢調査の都度、伸びたり縮んだりアミーバの如く変形させるだけではなく、合体、消滅も頻繁にあって固定化されていないため、命名されていないのも頷けるのですが、DIDに関心を持つ者にとって、これは非常に不便かつ残念なことであります。
と、そこで、インシュを禁じられ、インシュリンを打つハメになった私は、残る楽しみとして、今まで発生したすべてのDIDに命名しようと頑張っているところであります。が、これが楽しいけど、なかなか骨が折れる作業です。

ちょうど今、鎌倉にさしかかっているところであります。
鎌倉の場合、命名は簡単です。
1960年以来続く、鎌倉DID。
1965年の大船DID。(1965年以降、鎌倉DIDと合体)
1960、1960、1970年の腰越DID。(1975年以降、鎌倉DIDと合体)
問題は、2015年国勢調査時点において、この3地区が連担しており1つのDIDとされていることであります。
これを見る限り、大船と腰越は繋がっているものの、鎌倉はギリギリ繋がっていないように思えるのですが…。
鎌倉が大船or腰越と連担しているとなると、逗子DID、葉山DIDも大東京のDID傘下に入ることになるのです。
[97018] 2018年 11月 22日(木)12:21:47【2】オーナー グリグリ
Re:女性首長
[97017] Nさん
伊曾島村の松平村長は1951年~1955年までの1期のようです。
情報提供ありがとうございます。提示された資料に、「桑名郡伊曾島村長・・・松平則子。昭和26年7月25日当選。後任の村長である「大橋美生」が昭和30年6月28日の選挙で無投票当選するまで村長職にあった。」とあります。就任日と退任日は明確ではありませんので、注釈付き(ポップアップ)で女性首長一覧に追加しました。ところで後任の「大橋美生」町長の名前が女性名のようで気になりましたが、こちらの資料の4コマ目に大橋美生氏の略歴が記載されており、勲八等瑞宝章受章(軍事功労)などの経歴もあることから、女性ではなさそうです(確信はありません)。
千葉県東村の田中村長は夷隅郡東村のようです。
こちらの情報もありがとうございます。自治体が特定できましたので、この情報も含め、[97016]であげた女性首長の情報を一覧に全て登録しました。不明部分は空欄になっています。なお、岐阜県恵那郡福岡村(町) の伊藤美津村長について、「レジーム再編と女性首長」では福岡町となっていますが、町制施行は1966年(S41)であり、1965(S40)年初当選時はまだ福岡村でした。また、旧字の扱いについては、「レジーム再編と女性首長」の表記を優先しています(伊曽島村は当サイトの表記である伊曾島村を使用)。
[97017] 2018年 11月 22日(木)00:47:28【1】N さん
女性首長
[97016]グリグリさん
自分も軽くWeb検索してみました。

伊曾島村の松平村長は1951年~1955年までの1期のようです。
レファレンス協同データベース

千葉県東村の田中村長は夷隅郡東村のようです。
下記10コマの2段目243番に
千葉県夷隅郡東村長田中弥壽外五名
とあります。
衆議院会議録
[97016] 2018年 11月 21日(水)19:26:58【3】オーナー グリグリ
女性首長 情報追加
[97014]で、
岡田幾村長を含め、計6名の女性首長が新たに見つかりました。情報整理して女性首長一覧に追加したいと思います。
と書きましたが、新たに見つかった6名は次の通りです。Webでざっと調査した情報を反映しました。

都道府県町村名町村長当選年月日退任年月日備考
千葉県?郡東村田中 彌壽1951(S26)長生郡と夷隅郡のどちらか不明
秋田県山本郡金岡村信太 ヒサ1951(S26)
三重県桑名郡伊曾島村松平 則子1951(S26)
兵庫県武庫郡良元村岡田 幾1951(S26).7.51954(S29).3.31
岐阜県恵那郡福岡村(町)伊藤 美津1965(S40)参考文献では福岡町
山口県熊毛郡上関町加納 簾香2003(H15).4.272003(H15).8.19後援会長らの有罪判決で辞職

上記のうち、兵庫県武庫郡良元村の岡田幾村長と山口県熊毛郡上関町の加納簾香町長については、ある程度掲載できる情報が確認できましたので、女性首長一覧に追加しました。残りの4名については、まだ情報が不十分で調査が必要です。皆さんのご協力をいただければと思います。

[97015] Nさん
尼崎市の稲村市長は若年首長でもあるので、そちらの任期更新も必要です。
また、福岡市の高島市長も再選しています。
ご指摘ありがとうございました。更新しました。
[97015] 2018年 11月 21日(水)11:25:46N さん
若年首長の再選情報
選挙情報の確認は月一になりつつあります…

>グリグリさん
尼崎市の稲村市長は若年首長でもあるので、そちらの任期更新も必要です。
また、福岡市の高島市長も再選しています。
[97014] 2018年 11月 21日(水)10:10:05オーナー グリグリ
新たに6名の女性首長の情報が見つかりました
[97012] hmtさん
女性首長一覧の更新漏れ:兵庫県良元村の岡田幾村長(1951年就任1954年廃村)[97002]
参考文献:「レジーム再編と女性首長」という論文です。その 6コマに女性町村長の経歴一覧表がありました。
この文献は貴重です。岡田幾村長を含め、計6名の女性首長が新たに見つかりました。情報整理して女性首長一覧に追加したいと思います。「レジーム再編と女性首長」の表1から表3の女性首長一覧の参照元として、
財団法人市川房枝記念会(2006)『女性参政60周年記念女性参政関係資料集』,『女性展望』各号,および各新聞を参照して作成。
とありました。『女性参政60周年記念女性参政関係資料集』は入手可能でしたので早速手配しました。入手には少し時間がかかりそうです。貴重な情報の発見をありがとうございました。ところで、「レジーム再編と女性首長」表3の脚注に、
注:1947年の町村長選挙で女性の当選者は5人だが,当時の資料には性別が記載されていないため残る1名の町村名および氏名を特定できず。
とありますが、気になりますね。あと1名は確実にいることになります。

[97013] ekinenpyouさん
[97002]でご紹介いただいたリンク先には生年月日1890(M23).2.22とありますから当選時の年齢はわかります。
年齢情報をありがとうございます。
[97013] 2018年 11月 20日(火)18:55:55ekinenpyou さん
Re:地名ではなく、温泉名だった「宝塚」など
以下、小ネタを投稿しておきます。

[97002]hmtさん
自治体名としての「宝塚」が出現したのは、宝塚市成立の約3年前、1951/3/15の町制/改称でした。
兵庫県川辺郡小浜村→宝塚町。
変遷情報を明治合併の 1889年まで遡っても、「宝塚」という旧村名は見当たりません。
「宝塚」が地名になったのは何時からか?


(察するに過去ログに言及が無いかもしれないので)自治体名ではなく、大字地名としての
「宝塚」のルーツを少し調べてみました。

宝塚温泉|宝塚温泉物語 第2章 宝塚温泉 その誕生より

大正4年11月には行政区画として宝塚町が誕生

とありましたので(原文は「ヽ」のある「塚」)、当時の官報をあたり
T4.11.13広告(右ページ真ん中下、大字新設)で

武庫郡良元村大字伊孑志村の一部を分離してT4.11.10より(大字)宝塚町を設置とありました。
(官報の大字に括弧がついておりますので、「大字宝塚町」ではなく「宝塚町」?)

改正新旧対照市町村一覧(T2)(右3段目)→最近検定市町村名鑑(T7)(右下)
比較により、良元村に「宝塚」が追加されている点も確認

なお、良元村のその他の大字が「村」まで地名表記に含めていた関係で?単なる「宝塚」ではなく
「宝塚町」が公称地名だったようです。
【参考】武庫郡誌(良元村)(左上)・付近の甲東村(左上)との双方の区画表記の違いに注目

[97012]hmtさん
岡田幾さんの年齢


[97002]でご紹介いただいたリンク先には生年月日1890(M23).2.22とありますから当選時の年齢はわかります。
(就任日は明記が無いですが、恐らく現職の宝塚市長と同じ年齢で就任??)
[97012] 2018年 11月 20日(火)14:47:17【1】hmt さん
女性首長
[97010] グリグリさん
女性首長一覧の更新漏れ:兵庫県良元村の岡田幾村長(1951年就任1954年廃村)[97002]

参考文献:「レジーム再編と女性首長」という論文です。その 6コマに女性町村長の経歴一覧表がありました。
しかし、岡田幾さんの年齢は記載は見当たらず。

なお、この表では 千葉県安房郡神戸村早川村長の初当選が 1947年となっていますが、これはグリグリさんの 女性首長の一覧・冒頭説明にあるように、1948年が正しいようです。[91257]参照

余談ですが、第1回統一地方選挙で当選した前任の村長は、強権発動による米の強制的供出割当がらみにより、僅か1年で失脚辞任。
食料不足時代ならではの事件でしたが、これが5人目の女性首長誕生につながったようです。[91257]の資料(1)参照

上記参考文献(選挙研究29巻 2013年)には、女性町村長だけでなく、女性知事や女性市長の一覧表もあります。
[97011] 2018年 11月 20日(火)09:24:45オーナー グリグリ
Re:篠山市は丹波篠山市へ改称
[97008] 今川焼さん
本日出直し市長選挙と同時に実施された、篠山市を丹波篠山市に変更するか否かを問う住民投票の結果、市名変更に賛成が多数を占めることが確実となりました。市長選挙では市名変更を訴えていた現職候補が当選しましたので、丹波篠山市誕生が確実になりました。
上記について篠山市の丹波篠山市への改称に関する変遷情報を更新しました。この情報はメディアの関心も高いようですね。新聞記事にもなっていました。情報提供をありがとうございました。
[97010] 2018年 11月 20日(火)09:13:44オーナー グリグリ
若年首長・女性首長 情報更新
[96999] 伊豆之国さん
西川将人・旭川市長が4選(旭川市HPより)
山田憲昭・白山市長が無投票再選(毎日新聞より)
[97009] BANDALGOMさん
18日に行われた神奈川県二宮町長選で、現職の村田邦子氏が2新人を破り再選しました。
また、同日行われた兵庫県尼崎市長選では、現職の稲村和美氏が3選を果たしました。
君津市長の項目の、「就任予定」から「現役の首長」への変更とともに、更新お願いします。
以上、更新しました。情報提供をありがとうございました。
[97009] 2018年 11月 20日(火)03:15:07BANDALGOM さん
女性首長情報
18日に行われた神奈川県二宮町長選で、現職の村田邦子氏が2新人を破り再選しました。

また、同日行われた兵庫県尼崎市長選では、現職の稲村和美氏が3選を果たしました。こちらは早速、19日に3期目の任期が始まっています

君津市長の項目の、「就任予定」から「現役の首長」への変更とともに、更新お願いします。

一昨年以来、6月と11月の年2回、試験監督業務のため三島市を訪れていますが、今月10日、三島へ行くため東海道線に乗車中、二宮駅近くで選挙ポスター掲示板を見つけました。そこで、そういえば町長の任期満了だった、と気づき、関連ニュースをチェックした次第です。また、そういえば尼崎市も(市長選が)今ぐらいだった、ということで記事を検索しました。尼崎市はこれで、前職の白井文氏を含めて、5期連続の女性市長ということになります。
[97008] 2018年 11月 18日(日)22:41:49【1】今川焼 さん
篠山市は丹波篠山市へ改称
[96932] 今川焼
さて、ここでもこの春以降話題になっていた篠山市の市名改称問題ですが、いよいよ住民投票が実施されることになりました。
本日出直し市長選挙と同時に実施された、篠山市を丹波篠山市に変更するか否かを問う住民投票の結果、市名変更に賛成が多数を占めることが確実となりました。市長選挙では市名変更を訴えていた現職候補が当選しましたので、丹波篠山市誕生が確実になりました。
記事
これで市長は市名変更の条例案を議会に提出し、来年5月1日の改元と同時の市名変更へと手続きが進むことになります。
この件に関しては、有効投票率50%に届くかどうかが注目されていましたが、テレビ・新聞などのメディアで多く取り上げられたこともあり、69.79%と思いのほか高くなりましたね。
[97007] 2018年 11月 18日(日)21:39:49オーナー グリグリ
Re:貝塚市
[97004] むっくんさん
市区町村名の画数一覧での貝塚市の「塚」も宝塚市と同様に「丶」のある旧字であると考えられるため、塚を13画とするのが妥当ではないでしょうか。
ご指摘をありがとうございました。市区町村名の画数の説明文に、
『なお、正字体、旧字体、異字体など表記に揺らぎがある自治体の正式な表記については、次の判断基準を用いています。 (1) 公式HPでの自治体の見解を確認(塩竈市、龍ケ崎市、蓮田市、葛飾区、四條畷市、宝塚市、葛城市)(2) 公式HPトップの画像タイトルやストリートビューによる市役所・町村役場の看板等で確認(青森県蓬田村、逗子市、飛驒市、高知県梼原町)』
と判断基準をまとめていますので、判断基準(1)と(2)について検証しました。

(1) 貝塚市HPの検索により、広報かいづかの平成29年2月号の11ページに、「知っとこ!!貝塚 その24」として、市名の「塚」の「ヽ」についての説明がありました。全文を引用します。

『貝塚市は、昭和18(1943)年5月1日に全国で206番目、大阪府下で10番目の市として市制が施行されました。その当時の「塚」という文字には、「ヽ」が入っており、その文字で市制施行の手続を行ったため、現在でも貝塚市の「塚」は「ヽ」のある文字を正式なものとしています。
 一方、昭和56年に常用漢字表が告示された際、「塚」は「ヽ」のない「塚」が登載されましたが(「ヽ」のある「塚」は旧字体として括弧書きで付け加えられました)、総務省に確認したところ、「住所を表記する際、いずれの「つか」を使用したとしても法的には何ら問題ない」という回答を得ています。
 貝塚市役所が発行する各種証明書や通知書などは、「ヽ」のある「塚」を使用することとしていますが、市民のみなさんから市に対して提出される書類などでの住所の表記は、いずれの「つか」でも受付けています。』

(2) 公式HPトップのタイトル市名は画像でありながら「丶」なしの「塚」
ストリートビューによる各種施設の表記を確認
貝塚市役所 「かいづかし」とひらがなのため確認できず
・「ヽ」のある「塚」
 貝塚市民図書館貝塚市教育庁舎貝塚市立総合体育館貝塚市立東山小学校
・「ヽ」のない「塚」
 市立貝塚病院貝塚市消防本部貝塚郵便局南海貝塚駅

(1)の貝塚市の見解は、宝塚市の見解に近いですが、宝塚市ほど強く正式表記を前面には押し出していない感じです。(2)の分析からもそのことが伺えます。[96995]で、ekinenpyouさんにも引用していただきましたが、[96985]で書いた、
正字体、旧字体、異字体、略字などの字体の揺らぎについては必ずしも明文化されないまま慣用的(暗黙的)に定着しているケースが多いことが分かってきました。
をもう一歩進めると、
正字体、旧字体、異字体、略字などの字体の揺らぎについては、必ずしも明文化されないまま慣用的(暗黙的)に固定しているケースや、あえて固定せずに柔軟に対応しているケースもあることが分かってきました。
という感じです。

で、結論ですが、広報紙で貝塚市の見解が確認できましたので、判断基準(1)に基づき、貝塚市の「塚」は「丶」のある13画とします。
[97006] 2018年 11月 18日(日)17:35:02hmt さん
五重塔
五重塔コレクションのリリース[97001]を知り、真っ先に記憶に甦ったのが、「女人高野」と呼ばれた室生寺の五重塔でした。

大戦後間もない 1949(昭和24年)/1/26の法隆寺金堂火災をきっかけに、作家の山本有三らによる参議院議員立法による文化財保護法が、翌1950年に制定されました。毎日新聞

この法律に基づく基準により 第一次の国宝指定(1951/6/9日)を受けた 181件の中で、法隆寺金堂などの建造物は 37件ありました。

このうち、屋外にある五重塔は、コレクションに収録されているように、法隆寺・室生寺・醍醐寺の3件です。
海龍王寺五重小塔は 屋内にある建造物ですが、これも第一次指定。

「五重塔」ではないので、今回のコレクション対象外ですが、国宝の第一次として指定された「塔」を拾い出してみると、フェノロサが「凍れる音楽」と讃えた西の京の薬師寺東塔(三重塔)、法隆寺と同じく斑鳩の里にある法起寺三重塔、石山寺多宝塔と有名な塔が並びます。

・三重塔や十三重塔はどうするか?多宝塔(事実上の二重塔)は?
というコメント [96947] EMM さん もあります。対象拡張を検討していただければ有り難い と思いますが、「石造」の五重塔までを含んでいる現在の対象のまま 十三重塔に拡張すると、多くなりすぎる?

私としては、「木造」限定でよいのですが、多武峰(とうのみね)の談山神社[13109][76112]にある、世界唯一の木造十三重塔は、この種のコレクション対象としては、是非加えておきたい珍品であると思っています。

室生寺の五重塔に戻ります。
私がこの 小ぶりながら 魅力的な美しさで 人を惹きつける天女 の姿を見たのは 何十年も前ですが、台風で倒れた巨木の下敷きになって大破した というニュースを記憶しています。

その後を気にしながらも そのまま年月が過ぎましたが、今回のコレクション収録で健在を知り、調べました。
被害をもたらしたのは 平成10年(1998)台風7号。なぎ倒された巨木が小さな塔に倒れかかり、初層から五層までが損壊した無残な姿。宮大工たちも言葉を失うような惨状だったとのこと。
重さ6トンもの塔をジャッキで持ち上げ、桧皮葺の屋根の修理には、室生山のヒノキ500本の樹皮7.5トンを使用。修理の際の調査により、塔の建立年代を 800年頃とする従来の定説が裏づけられた。

室生寺の五重塔は、無事に再生できてよかったのですが、幸田露伴の名作『五重塔』のモデルになった東京・谷中・天王寺の五重塔は、1957年焼失したままで、コレクションの対象になりません。

文学作品だけに残る「谷中の五重塔」を作った大工の名は のっそり十兵衛
[97005] 2018年 11月 18日(日)16:39:12ekinenpyou さん
Re:地方公共団体の名称変更についてなど
[97003]ぺとぺとさんの投稿を受けて、地方自治法第三条と第七条・第八条の条文推移を対比再確認し
下記の点に気がつきましたので訂正を兼ねて投稿しておきます。

都道府県以外の地方公共団体の名称変更に関する法的根拠(法的効力が生じる根拠となるもの)についてですが
地方自治法第三条第3項の規定に基づく条例ではなく、第三条第7項の規定に基づく告示であると甚だ大胆な?
勘違い(誤解)をしておりました(=第七条8項・第八条3項と同じように解釈していた)、正しくは

[86677]むっくんさんより

(E)S27.9.1~現在

(3)廃置分合や境界変更、そして町村の郡変更において、国が官報に告示として掲載することで法的効力が生じるようになる。自治体名を改称した時場合については各市町村の条例で法的効力が生じる。

以上の通りと思われます。

したがって、拙稿[96993][96995]は前述の誤解を前提にした不適切な説明が部分的に多く含まれており、
例えば[96995]の 【少し長い補足】を(大幅に訂正し)差替えると下記の通りです。

【A】国の告示と【B】(地方自治法第三条3項に基づく)自治体の条例について

[83614]むっくんさんなどにもある通り、S27.9.1法改正施行以降は自治体名の名称変更(改称)についても
(地方自治法第三条7項により)国の告示が行われることとなったため【B】に対応する【A】が存在するが
法的根拠は従来通り【B】(地方自治法第三条3項に基づく)自治体の条例である。

なお、S27.9.1法改正施行前の鳴南市から鳴門市へ改称(S22.5.15)については、その旨
官報広告には(徳島県の名前で)掲載(4段目右側)されており、
同県の告示【A´】は別途存在している可能性があるが、同様に法的根拠は【B】条例になる。

上記に対し、※合併・編入などの廃置分合、町村→市・村→町などの処分については
地方自治法第七条7項または第八条3項の規定に基づく【A】国の告示がS27.9.1法改正施行以降は
(告示によりその効力を生ずる旨が明記され)法的根拠となっている。

※S23.1.1法改正施行以降、国の告示は存在していたが法的効力が生じるものではなかった。

また、[81869]むっくんさんなどにもある瞬間の市のような事例では、
町→市・名称変更が同日に実施されるが法的根拠は(国の告示と条例で)別々である。

大阪府三島郡三島町を三島市とする→地方自治法第8条第3項の規定による
町を市とする処分(例規集には【A】【A´】を記載、法的根拠は【A】自治省告示第145号)

同府三島市を摂津市に変更(改称)する→地方自治法第3条第3項の規定による
市の名称変更(例規集には【B】【A´】【A】を記載、法的根拠は【B】条例第26号)

以上のような解釈ですが、まだおかしな点などあるかもしれませんので、
ご指摘いただければ(修正コメントなどで)適宜対応いたします。
[97004] 2018年 11月 18日(日)16:12:35むっくん さん
貝塚市
[96956]グリグリさん
市区町村名の画数一覧での貝塚市の「塚」も宝塚市と同様に「丶」のある旧字であると考えられるため、塚を13画とするのが妥当ではないでしょうか。
内務省告示第238号(S18.4.30)では当然に旧字体です。また、現在の刊行物、例えば統計かいづか平成29年度版(PDF)でも「丶」のある旧字体で貝塚市と記載されています。
[97003] 2018年 11月 17日(土)00:13:42【1】ぺとぺと さん
地方公共団体の名称変更について
[96994]オーナー グリグリさん
ところで、改称を行った現存する市町村の例規集で改称の条例を調べてみると、地方自治法第三条の3に基づく条例のほか、地方自治法第三条の4(都道府県知事との協議)に基づく条例を制定している自治体もありますし(会津若松市、習志野市)、第三条の6や7などを引用している条例もありました(妙高市、みよし市)。
法律の専門家ではないので断定的なことは申し上げられないのですが、私の認識とは少し異なるようなのでコメントさせていただきます。
まず、具体例として挙げていただいた会津若松市習志野市妙高市みよし市のリンク先文書は、いずれも告示などを例規集に掲載したものであり条例そのものではないように思われます。妙高市については、[96995]で ekinenpyouさんが触れられていますが、上記4市の該当条例はそれぞれ以下ではないでしょうか。
会津若松市
習志野市
妙高市
みよし市

一度、地方自治法施行後改称を行った現存する自治体の条例を調べてみようと思っています。
大変な作業になりそうですね。お疲れさまです。
ご参考までに、地方自治法における「地方公共団体の名称変更」にかかる規定は以下のような変遷を辿っています。
(施行・改正時期)(名称変更の手続き)(決定後の手続き)
昭和22年5月3日(制定時)条例なし
昭和23年1月1日条例+都道府県知事の許可なし
昭和27年9月1日条例+都道府県知事の許可自治大臣への報告、自治大臣による告示・通知
平成12年4月1日(現行)都道府県知事との協議+条例総務大臣への報告、総務大臣による告示・通知
注)昭和31年の改正は特別市に関する記載の削除のみのため省略
名称変更を条例で定めること自体は一貫しているものの、時期によっては都道府県知事の許可を要するなど根拠規定が異なりますのでご留意ください。
なお、昭和27年9月の改正により、所管する大臣への報告や大臣による告示や関係行政機関への通知などに関する規定が追加されていますが、これはあくまでも決定後の手続きを定めたものに過ぎず、決定要件に告示等が加えられたものではないと私は解釈しています。(他方、廃置分合については、[83614]むっくんさんにあるとおり昭和27年9月の改正時に第7条第7項が加わり「告示によって効力を発する」旨が新たに規定されています。)

以下長文になりますが、各時期の条文の名称変更にかかる部分を引用しておきます。
◆昭和22年5月3日(制定時)◆
第三条
2 都道府縣及び特別市以外の地方公共団体の名称を変更しようとするときは、この法律で特別に定めがあるものを除く外、條例でこれを定めなければならない。

◆昭和23年1月1日施行改正法◆
第三条
3 都道府県及び特別市以外の地方公共団体の名称を変更しようとするときは、この法律で特別に定めがあるものを除く外、条例でこれを定め、都道府県知事の許可を得なければならない。

◆昭和27年9月1日施行改正法◆
第三条
3 都道府県及び特別市以外の地方公共団体の名称を変更しようとするときは、この法律で特別に定めがあるものを除く外、条例でこれを定め、都道府県知事の許可を得なければならない。
4 都道府県知事は、前項の規定により許可をしたときは、直ちにその旨を自治大臣に報告しなければならない。
5 前項の規定による報告があつたときは、自治大臣は、直ちにその旨を告示するとともに、これを国の関係行政機関の長に通知しなければならない。

◆昭和31年9月1日施行改正法◆
第三条
3 都道府県以外の地方公共団体の名称を変更しようとするときは、この法律で特別に定めがあるものを除く外、条例でこれを定め、都道府県知事の許可を得なければならない。
4 都道府県知事は、前項の規定により許可をしたときは、直ちにその旨を自治大臣に報告しなければならない。
5 前項の規定による報告があつたときは、自治大臣は、直ちにその旨を告示するとともに、これを国の関係行政機関の長に通知しなければならない。

◆平成12年4月1日施行改正法◆
第三条
3 都道府県以外の地方公共団体の名称を変更しようとするときは、この法律に特別の定めのあるものを除くほか、条例でこれを定める。
4 地方公共団体の長は、前項の規定により当該地方公共団体の名称を変更しようとするときは、あらかじめ都道府県知事に協議しなければならない。
5 地方公共団体は、第三項の規定により条例を制定し又は改廃したときは、直ちに都道府県知事に当該地方公共団体の変更後の名称及び名称を変更する日を報告しなければならない。
6 都道府県知事は、前項の規定による報告があつたときは、直ちにその旨を総務大臣に通知しなければならない。
7 前項の規定による通知を受けたときは、総務大臣は、直ちにその旨を告示するとともに、これを国の関係行政機関の長に通知しなければならない。

#【1】タイトル変更
[97002] 2018年 11月 16日(金)18:54:02【1】hmt さん
地名ではなく、温泉名だった「宝塚」
「宝塚」を話題にした機会に、この名が「地名になった」のは意外に新しいことを記しておきます。

[96956]で紹介されたFAQの回答には、「その近くで物を拾った人には幸運が舞い込むと信じられていた古墳」があり、これが市名の由来という説が記されています。

自治体名としての「宝塚」が出現したのは、宝塚市成立の約3年前、1951/3/15の町制/改称でした。
兵庫県川辺郡小浜村→宝塚町。
変遷情報を明治合併の 1889年まで遡っても、「宝塚」という旧村名は見当たりません。
「宝塚」が地名になったのは何時からか?

古墳の呼び名から地名になる間を繋ぐ名前としては、「宝塚駅」が思い浮かびます。
阪鶴鉄道宝塚駅(国鉄>JRの前身)は 1897年12月開業。阪急の前身・箕面有馬電気軌道の開業は 1910年。

駅名より更に古いのが温泉名でした。阪急の創業者・小林一三が、宝塚音楽学校創設【1913年】の頃を回顧した『宝塚生い立ちの記』を 青空文庫で読んでみると、「四十年前の宝塚風景」として次のように記されていました。
宝塚という名称は、以前には温泉の名であって、今日のような地名ではなく、しかもその温泉は、すこぶる原始的な貧弱極まるものであった。その温泉の位置はやはり現在の旧温泉のある附近…武庫川の岸にささやかな湯小屋…。その湧出する鉱泉を引いて、初めて浴場らしい形を見せたのは、明治二十五年のこと…。
その後、阪鶴鉄道の開通とともに、宝塚温泉は急速な発達を遂げたが、1910/3/10 【阪急の】電車開通当時は、武庫川の東岸【左岸】すなわち現在の宝塚新温泉側はわずかに数軒の農家が点在するのみで、閑静な松林のつづく河原に過ぎなかった。

その宝塚温泉も、明治時代に栄えたのは武庫川西岸の旧温泉側【武庫郡良元村】であったようです。
駅側の 新温泉は、阪急が乗客誘致のために明治末の 1911年に開業したものです。
私は 1950年代末期頃 大理石を使った豪華な大浴場を利用した経験がありますが、炭酸泉に溶食されていました。
炭酸カルシウムの大理石が炭酸水に溶けるのは、ケミストならずとも常識でしょう。
小林一三さんは偉大な事業経営者ですが、材質選定が不適切と実感したのでした(笑)。

それはさておき、宝塚温泉としては、広く事業を展開した新温泉が栄えました。
小林さん本人は「無理にこしらえた新都会」と記していました。
蒸気加熱設備のない室内プールで失敗しても、これを温泉客寄せの 少女歌劇場に転用し、花嫁学校につなげるなど、事業展開の才能には舌を巻きます。

「タカラヅカ」の名は温泉から脱皮し、新しい舞台芸術として 広く知られる名前になりました。
新温泉のある東岸側・川辺郡小浜村が 1951年に「川辺郡宝塚町」を名乗ることになったのも当然でしょう。

変遷情報を見ると、昭和合併時代の 1954/4/1に 宝塚市が誕生しています。
1950年国勢調査人口では、武庫川右岸の武庫郡良元村 21687人、左岸の川辺郡小浜村 15090人で、居住者は良元村の方が多いのですが、新市名は、一足先に小浜村から改名していた 全国区の「宝塚」になりました。

突然ですが、ここで女性首長の情報です。

宝塚市になって消滅した兵庫県武庫郡良元村の 最後の村長は女性でした。
岡田幾(おかだ いく) 1951/7/5当選 1954/4/1良元村消滅 

岡田指月(しげつ)の名で俳誌「白扇」を共宰する女性俳人でした。
合併問題の渦中にあった村長就任時の句:身をすててゆくや茨の夏の道
宝塚市誕生を喜ぶ句:春光に産声高し宝塚
安堵して村長職を辞任する時の句:戦ひは終りて安き日永かな
出典 近代宝塚歴史紀行

【追記】
この記事は小林一三『宝塚生い立ちの記』の冒頭文「宝塚という名称は、以前には温泉の名であって、今日のような地名ではなく」に基づいて書いたものです。
その後、1672年の検地記録に「川面村の小字として宝塚東・宝塚南・宝塚北が記されている。」という異説が記されていることを、Wikipediaで発見しました。しかし、この点については 未修正です。ご承知ください。
[97001] 2018年 11月 16日(金)18:27:56オーナー グリグリ
五重塔コレクション
地名コレクションに五重塔コレクションを新たにリリースしました。[96947] でEMMさんが懸念されていたように、対象とする五重塔の範囲をどうするかが難しい点でした。苦肉の策として、国宝、重要文化財、登録文化財、史跡など国や自治体が指定する文化財を対象とすることにしました。この結果、五重塔については、近世以前の国宝9塔、重文13塔に加え、明治時代建立の、善通寺五重塔(重要文化財)、善寳寺五重塔(登録有形文化財)、本山寺五重塔(三豊市指定有形文化財)の3塔をリストしました。

あわせて、五重塔本体の試作品や模型として製作されたと思われる国宝にも2塔が指定されている五重小塔と、庚申塚や慰霊碑の意味合いが強い石造五重塔(および青銅五重塔)についても、「五重塔」キーワードつながりとして、文化財として指定されている範囲でリストしました。なお、指定文化財にはなっていない近代の五重塔についても、由緒あるものや特徴あるものなどを選別して、いずれ一覧に追加することも考えています。
[97000] 2018年 11月 16日(金)18:02:09【1】hmt さん
「塚」という字の来歴
「塚」という字の来歴
hmtマガジンに 特集 地名漢字(1)塚 を作りました。
[96956]で 雑学 市区町村名の画数 がリリースされ、賑っている地名漢字記事へのフォローです。

現存する市町村名の中で「塚」が使われているのは4市1村、横浜市戸塚区を加えても僅か6件[65927]ですが、話題になった地名漢字の代表として「塚」を選びました。

「塚」を選んだ理由は、常用漢字に採用されている 12画の「塚」[65972]の他に 13画の旧字体、いわゆる「ひげ塚」が存在するということだけでなく、平塚市など多くの自治体が 常用漢字使用に移行している中で、宝塚市が強い愛着を持って旧字体を使用しているように思われる点に注目したためです。

今回の特集に収録された記事から「塚」という字の来歴を要約しておきます。

[65948] 土偏と「丶」のある「塚」【13画の旧字体】:中国では「冢」zhong という字の“異体字
[65962] 漢字の本筋としては、「つちへん」がなく「丶」がある「冢」という字A が“正字”
[65964] 「冢」は、土を盛り上げた大きな墓 を意味する
 足を縛られた【丶】 いけにえ【豕】を埋め、土【俗字の土偏】で覆う【ワ冠】
[65962] 土偏のある「塚」という字B【13画の旧字体】を(日本では)普通に使用
 平塚市(1932)や宝塚市(1954)が誕生した時代には、当然この字を使用
[65903][65972] 1946年当用漢字1850字制定 塚は慣用正字13画Bも「丶」なし俗字12画C 共に「表外字」
[65972] 1977/1/21「新漢字表試案」1900字の中に「丶」がない「塚」Cが登場【12画の新字体】
[65962] 「常用漢字表」制定(1945字 1981/10/1)で公式に認められた C【12画の新字体】
[96995] (引用記事)宝塚市は1985年に市名に「丶」を入れることで見解統一【現在も13画を徹底】
参考: 宝塚市トップページの冒頭画像B 【1】誤記訂正

更に、平成合併によって自治体名ではなくなったが 市内の地名として存在する 藪塚本町の「塚」。
これについても、現在の大田市HPに正式表記は旧字体Bであることが記されています。【1】誤記訂正

「ひげ塚」のような字体問題は、宝塚市のような 現存市町村名 に留まる問題ではないようです。


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