[22431]みかちゅう さん
同法における市営バスは戦前から戦時中の交通統制でできたものが多いだろうという想像はつきますが、福岡市は西鉄が代わりに引き受けたのでしょうか
戦時中の交通統合は、多くの事業者が乱立して競争が激化するのを抑えることが目的でしたので、特に市営バスが急増したというわけではありません。戦時中に開業した市営バスは仙台市、秋田市など少数です。
実は、意外にも市営バスには「戦後派」が多いのです。昭和20年代は「公営交通ブーム」とでも言える時期で、川崎市、岐阜市、姫路市など10以上の市で市営バスの運行が開始されました。
比率としては、戦前派:戦中派:戦後派=3:1:2ぐらいになります。
#運行開始時期が不明なものがありましたので、残念ながら正確な数値はわかりませんでした。
(南アルプス市)ここは山間部で民間企業がやらないような町営バスが市制に伴って市営になっただけで、他のものとはタイプが違うような気がします
ここは専ら南アルプスへの登山用で、夏季しか運転していません。前身は芦安村営バスでした。ご指摘の通り、地方公営企業法適用の事業者のうち、ここだけが異色の存在といえると思います。
#なお、市内各所や他市とを結ぶ路線バスは民間事業者が運行しています。
[22436]愛比売命 さん
四国には徳島県にしか市営バスが存在しないのも興味深いですし、荒尾市営バスも県境を越えていそうですね
徳島市営バスは戦前からありましたが、鳴門市、小松島市は戦後に相次いで誕生しました。行政お得意の「横並び意識」でしょうか?
なお、荒尾市営バスは県境を越えません。県境ぎりぎりのところまでは行くのですけどね…