[24456] 牛山牛太郎 さん
地名に何の所縁もない名前がつけられる方が、ちょっとイヤですね。例えば、「四国中央市」とか「湯梨浜町」とか・・・。
うーむ、どーでしょー。
私は必ずしも古来(近来)の地名に因むものである必要はないと思っています。
地名(結果としての自治体名)は、自然地形地名も多いですが、古くからの名前であっても、いつか、誰か、が何らかの「意図」で名付けたものなので。
何度も引き合いに出す例で申し訳ありませんが、浦安(市)は、堀江村、猫実村、当代島村、の何処にも存在したこともなく、何の所縁もない名前です。当時の村長が独断で決めた名です。
地元で言えば、「習志野(市)」や「八千代(市)」もそうですね。
古くは、全国の主要都市には、戦国末期~江戸時代初期に、そこを大名が命名した名前が多いですね。
盛岡、弘前、福島、浜松、静岡(これは明治初年ですが)、岐阜、富山、福井、松江、岡山、広島、徳島、高松、なども、(地名としてではなく、城の名として付けたものもありますが)
それまでの地名に所縁がある名前ではありません。
私は、「四国中央」市には反対ですが、「湯梨浜」町は、良く出来た名前だと思いますよ。
明治初年の村名には、「豊富」「豊田」「福田」「栄」「村数+富」「村数+栄」などの名が、沢山出来ますが、該当の地域を括るor代表する、適切な地名がない場合、従来の地名に拠らない、新地名(敢えて地名ではなく「新呼称」と言った方が誤解がないでしょうか)を「造る」ことは、あって良いと思っています。
「瑞祥地名」「合成地名」も結果として出来た名前が、良い音と字面なら良いと思っています。
大事なのは、結果出来た名前が、百年の風雪に耐え、人口に膾炙し、あたかも、昔からそうであったかのように、馴染んで行けそうな名前かどうか。
という点ですね。
氏家と喜連川は、その点、不幸でしたね。
・双方とも、凄く由緒のある名前である。
喜連川は、江戸時代、足利将軍家の末裔家として、実際には5000石のところ、10万石の国主大名待遇を受けていたなど、様々な特別待遇を得ていた家の所領&家名だったところ。
拙サイト
http://www.asahi-net.or.jp/~me4k-skri/han/kantou/kitsuregawa.html (宣伝)
氏家の名も、戦国時代、織田信長天下取りのきっかけを作った、西美濃三人衆の一人、氏家卜全の氏家家の由来。
http://www2.harimaya.com/sengoku/html/uziie_k.html
・合成名は、どの組み合わせも字面と音があまり良くない。
・郡名も使いにくい
・県内の位置からも、最近良くある方角名も使いにくく、しかも栃木県の場合、「野」の字、「栃」の字、「宇」の字とも、県全体を表す符丁としての定着度、使用頻度が他県に比べて低い。
そこで、苦渋の選択として、何か、抽象的な名前を持って来ざるを得ないわけで。。。
結果として「さくら」が良かったかどうか、は、同音市の問題もあり、ひらがな表記の問題もあり、個人的には、もっと他になかったか、と思いますが。