[75200] 白桃 さん
首都圏においても人口減少に伴う税収の目減りに少しでも歯止めをかけようと、周辺地域からの「人口争奪」を画策している自治体があるようです。
(中略)
三つの政令指定都市を除くと神奈川県で最も人口の多い市です。
この市に住んだことはないものの、かれこれ通算してこの市に20年ほど通い続けている者としても、この市の低落ぶりと画策は目覚しいものを実感します。
やはり最大の敵は地形です。こればかりはどうしようもない。
元々この市がここまで発展した背景には、海軍⇒米軍の存在抜きには語れません。そもそもこの地形に対して元々人口が多すぎるのです。
数週間前の朝日新聞地方版でもこの地の現状が語られていました。「谷戸」地形を貫く鉄道と道路、そしてどんどん山の上まで開発された住宅。
この原型はすでに太平洋戦争中にはできあがっており、多くの人が山の上に居を構えました。それが、今や超高齢化社会を向かえ、老人にはもはや山の上に住む体力がなく、空き家がずらりと並んでいる状況です。
しかし、このうち捨てられた古い住宅が並んだ山の上から見る景色はそれはもう素晴らしいもので、事実それが捨てがたく今でも残る老人もいるのだとか。
とはいえ、元々がいびつに発展した街なのですから、ある程度のところで落ち着かせるぐらいが丁度良いように思うのですがね。
個人的にはこの地の海を埋め立ててまで高層マンションを作るなどということはやめてほしいなと思っています。現に相当建ってしまっていますが。