[80409] Issieさん,
[80412] 千本桜さん,ありがとうございます.
米沢地方でも,ひとによって訛の度合いが異なっております(出羽系と越後・会津系があるのかもしれません)が,原則として「し」と「す」は識別されている,と思います.
しかしながら,身近な例では私の母が「梓山」(ずさやま)を「じさやま」と発音するなど,自らの発音からずれた音を誤ってとらえているのではないかと思われる例もありますね.
ケセン語のかな表記では,「す」の横棒をのぞいた文字が「す」に近づいた「し」を表しているようですね.これがパソコン上で使用できれば面白いのですが.残念ながら,ケセン語では訛って有声化した「か行」と「が行」の書き分けが行われていないようです.こちらも,表記する文字がありません.
いずれにせよ,「音韻体系」に沿った文字体系であること,共通語の発音からずれていることが表現できること,の2点さえ実現できれば,各地の発音の細部については「ゆれ」の範囲内と考えれば良い,と思っております.
かな表記では難しくても,符号付きラテン文字でなんとかならないか,工夫しているところです.
【おまけ】
県内某寿司店のCMで,「寿司,寿司,寿司,寿司,……」と連呼するものがあるのですが,なれない人の耳には「すす,すす,すす,すす,……」と聞こえるかもしれません.