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スナフキんさんの記事が5件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[70446]2009年6月10日
スナフキん
[70379]2009年6月4日
スナフキん
[69715]2009年4月27日
スナフキん
[69073]2009年3月31日
スナフキん
[68976]2009年3月22日
スナフキん

[70446] 2009年 6月 10日(水)12:54:33スナフキん さん
小千谷市「ひ生」って…
仕事をしていると、たま~にとても気になる事象に突き当たることがあります。が、最近は当たり障りがあっても大丈夫なように、自己責任の範囲でブログにこれを記すことが多くなったので、こちらにいちいち書き込むことはほとんどなくなりましたが…タイトルの件は、さすがに私自身は「いかがなものか」と思ったのでこちらにも書いてしまいます。

参照していた道路地図の、小千谷市にこんな地名が踊っていたのを見てびっくりしてしまいました、ひ生。生は「う」とルビが振ってあり、「ひう」なんだそうですが、驚いたのはそれがいくつもプロットされている点。居住地名は言うに及ばず、国道バイパスインター名・交差点名・バス停に至るまでこの地名が散在しています。

鋭い皆さんならご承知と思いますが、「ひ」の字はパソコンで変換しても出てこない、いわゆる「外字」と呼ばれるものです。拡大図には一部、これを出せる漢字で誤植しているケースもありましたが、くさかんむりに稗を配するもの。

こんなふうになってしまう理由は、何となく分かります。Webで配信するデータと、刷り物のデータを共通化したいから…だと思われます。つまり、地名をゲタはかせて「■生」としてしまうと、このデータをWebへ持っていった場合に正しい文字列でないため、地名検索で引っ掛けることができなくなるなどデジタライズな問題が出てくる可能性があるんですよね。それを一応よみででも登録しておけば、地名の読みでかろうじて検索ヒットする可能性があるので、みっともなくてもひらがなを記載したのでしょう。が…

刷り物で、この代替措置をやる意味は全くありません。上記の通り、理由と思しき事情は全部版元の一方的な都合によるもの。読者がこれを見たら、「?」が飛ぶのは目に見えているのに、それをリリースしてしまっているって、どうなんでしょうね? 印刷物ではデジタライズサーチを勘案する必要はないはずなので、字体を作って刷ることは当然可能なのですが、その手間をはしょってしまっています。私が気にするのはこの版元、最近こういう傾向を特に強めていること。パソコンで表示できない字を、安易にひらがな置き換えしてそのまま刷っているケースが散見されるのです。

世の流れがデジタルに向いているのは認めますけど、だから印刷物・出版物を軽んじていいことにはならないと思うんですよね。しかも出ない字を一方的な都合で勝手にひらがなへ置き換えるなんて、地図に記載されている地域の人には物凄く失礼なこと。ましてや、地図を見る人すべてが「この字は出せないからこうなってるんだ」と認識できるとも限りません。いくら目的が道路地図であるからと言って、地名を正しく記載することにサジを投げ、地名そのものを軽んじる方向に進んでもらいたくないなと言うのが、私の雑感であると同時に、自分ところでこんなことしちゃいかん…他山の石としたいとも、思いました。
[70379] 2009年 6月 4日(木)13:17:35スナフキん さん
混乱するだろう(している)「ふじみ野」
[70371]hmtさん
当該記事、見ましたけど…市長の弁で「問題はない」とありましたが、どの立場からそうおっしゃったんでしょうね? すごく個人的な愚痴を言うのもアレですが、すでに私は住所が「ふじみ野市」になったがために結構な面倒を強いられているクチなので、これ以上乱されても…もうすでにぐちゃぐちゃだからいいか、みたいなあきらめ調になってしまいます(汗)。

自分の住所と、駅名および隣駅名との相関関係ならびに不一致、自宅にいらっしゃるお客さまにきちんと説明しておかないと、最悪相手は隣の駅で下車してしまうんですよね(しかも向こうは急行停車駅なので、余計に…)。実際にすれ違いのトラブルにまで発展していないのがまだ救いですが(そもそもいらっしゃる方々の大半が知識を持っておいでなので)、それでも大丈夫だろうと説明しないでいるのはやはりどうしても不安になります。まぁ、市名の選定もそうですが、そもそも先に住居表示「ふじみ野」を旧大井町が決定してしまったこと自体、勇み足だったんではと今でも思いますね。繰り返しになるので恐縮ですが、今でも自分の住所は本当に「仕方なく書いている」感が強いです。愛着も何もあったものではありません。旅先でどちらから…と問われても上福岡と答えますし、私はそれでいいと思っています。

当初2市2町で進められた合併話、その後も2市1町という形に変わって広域事務組合などの枠組みは消防などで残存していますが、先ごろ届いた市報にはごみ処理に関してこの枠組みから富士見市を抜いた、ふじみ野市・三芳町での連携が告知されていました。広域事務組合とは直接何の関係もない、と言われればそれまでですが、私には結構露骨な「富士見市外し」に映りました。あるいは、清掃業務では別の枠組み・連携関係がすでにあるのでしょうか? いまだ残る不協和音の表れでなければいいのですが…隣同士、本来いがみ合っていてもいいことはありませんからね。

まだレスしたい内容はあったように思うのですが…書き込む習慣そのものが最近は希薄なので、思い出せません。稿を改めようと思います。
[69715] 2009年 4月 27日(月)23:33:32スナフキん さん
高速バスネタなど
[69685]でにまんさんが紹介下さった八潮の乗り継ぎ、昨年末(まだ社会実験の段階で)試し利用してみました。とは言え、マニアの悲しさでどうしてもつくばエクスプレスのワンコイン(!)100円券(秋葉原方向への任意の1駅へのみ有効の券片)を手元に残したくて、八潮→新御徒町は自分のPASMOから差っぴかせてしまったので、乗り継ぎによる割安感は全くなかった(大汗)のですが…。なので、今も手元に「実証実験-水戸ルート」の乗り継ぎ乗車券が残っています。残念ながら発行日の印をバス車内でバッチリ押されているので、再利用はできず完全な無効券ですけど、社会実験当時のいい記念です。

実際、この制度を利用して八潮PAで下車した客は、首都高が当日全く渋滞していないという情報が事前に流されたにもかかわらず、数人いました。しかもそのうち私ともう一人以外は、何と駅を目指さずにどこかへ消えてゆきました…つまり、別払いの100円があまりにも安価なために、これを掛け捨てしてでも、都心まで連れて行かれずに済むこの下車を選択する潜在的な需要はあったようです。もう一人も、駅へ向かったもののワンコインチケットの有効方向とは逆の下りホームに向かってましたし…つまり、社会実験が目指すバスと鉄道との連携による定時移動という本来の趣旨とは異なる使われ方もまた、ありだったわけですね。なかなかトライしてみて面白い観察ができました。

で、このバスはもう一つの面白ルートでもあったのですよ。直後の[69686]でみかちゅうさんが紹介下さっている、パークアンドバスライドの対象路線でもあったのです。しかも、その乗り継ぎ地点が日本初の高速道路本線直付けスマートICである水戸北インターといいます(現在、2箇所目となる白河中央SICが事業中のハズ…)から、バスマニア・道路マニア共々垂涎モノ。水戸-東京線のうち、いわゆる「茨大経由」がこれに該当します。こちらも念入りにチェックしましたが、パーキングはかなりフィルしていました。加えて、バス停まで送迎によってやってきている乗客も多く、かなりまとまった数の乗客をこのSICで吸い込んだのが記憶にくっきり残っています。それより何より、本線直付けSICのけったいさといったら…ETC専用簡易ゲートをくぐって高速道路の築堤に取り付く直前まで、農道(と言うよりも、畦道を少し拡幅して舗装した…程度の脆弱な道路)を流用していたりするので、本当に突然高速走行に突入します。自家用車ではこのように周囲を観察しながらの利用はまず不可能なので(運転に集中しないと、脱輪やゲート激突します…)、バス利用ならではの楽しみでしょうね。

鉄道と高速バス、乗り継ぎしやすい…ですぐに思い出すのは、東名本宿-名鉄名古屋本線・本宿駅…かなぁ。実家の近くに最近でき、今ではほとんどの便が停車するようになった関越自動車道「川越的場」も、すぐ近くにあるのは鉄道駅(JR川越線・的場駅)よりもむしろ西武バスの路線停留所ですから、本宿のすぐ脇ベッタリの立地はかなり強烈です。もっとも、私の乗った(当時)日中走行最長不倒バスは、このバス停になど目もくれずに通過していきましたが…。

社会科の女性教員…そんな話題もありましたが、勤務先に今日、大学で教鞭をとっておいでの女性講師(かつて勤務先でアルバイトをしてもらっていた人)がいらっしゃいました。そう言えば、私が中学時代に教育実習で女性の先生がやってきて、卒業後に本採用となって母校に着任したようでしたが…すぐいなくなってしまったようす。確かに、地理関係の会合・集まりなどへ顔を出すと、圧倒的に男性が多いですね。この傾向が覆ったミーティングはいまだに経験がありません。もっとも、女子大に行けば別でしょうが、その時は私自身が捕まってしまいます(大汗)。

最後に、愚痴。近江鉄道の公式web、この春開業した新駅の読みを堂々と間違っていらっしゃいました…。取引先から指摘され、時刻表のリリースと見比べて資料室長と困惑してしまいました…web、必ずしも自社が直接手をかけて更新しているとは限らないから、こういう事故がたまに起きるんですよね。やっぱりどこか、信用できないなぁ。
[69073] 2009年 3月 31日(火)21:47:31スナフキん さん
身近にあった、不思議な「山」
山の話題が出てきました。
[69064]でN-Hさんからも
そういう使い方をする地方、他の関東地方の方々はいかがでしょうか?
との呼びかけがあり、実家にいた頃のことをふと思い出しました。

大学時代は実家からの通学であり、人文地理学のとある講義にて、身近な字名を調べてみぃ、という課題をやったことがあります。市立図書館でこもり切りになり、旧霞ヶ関村の中にある大字を片っ端から調べ上げて図化した上に、地名調査報告にあった聞き取りなどを元にした由来一覧など、ワープロで保存するほど気合を入れたものです。その後幸いなことに、ワープロ破棄の際に出力からOCR処理を行い、今ではマイPCに大切に由来のテキストが保存されていますが、その中に非常に不思議な小字がありました。

大字笠幡字山伝

さんでん、と読みます。実はこれ、1/2.5万地形図にも古くから記載されている地名でして、私自身課題への取り組み前から知っていた地名ではあったんですが、非常に不可解な地名だなと思っていました。この課題を通して、謎が解けました。保存してある由来テキストには…

『明治三十七年山伝東部開発、明治四十五年水久保・上野前開墾とあり単に「開墾」と呼ばれていた。しかし、明治三十七年に「神明」に霞ヶ関尋常高等小学校が設立され、年々学童数も増えてきてただ「開墾」というだけでは大変不便であるとのことにより、村の長老たち(主に倉ヶ谷戸)の有志が相はかり地名を決めることにした。倉ヶ谷戸より小学校までの間には八丁並木などといわれるように松柏が茂り、山を伝わって行かねばならぬことから「ヤマヅタイ」すなわち「山伝」と名付けた。時に昭和五、六年の頃といわれる。』
(ゴメンナサイ、詳しい出典のメモを当時忘れていたようです)

この文言を見ても一目瞭然なように、「松柏の茂る地」、普通に考えれば「林」や「森」に相当する土地利用部分をあえて「山」と称しています。

鉄な方ならお分かりのように(駅名にありますね)、笠幡は川越市の西端に相当する立地であり、奥武蔵の山々まで決して遠い場所ではありません。いやむしろ、自転車で30~40分も走れば高麗の山里であって、本来の「山」には関東平野の中でも相当近い場所に当たるはず。にもかかわらず、やっぱり森林を「山」と称する習慣があったんですね。

入力していて気がつきましたが、よく見聞きする上記の「里山」の「山」も、こんもり盛り上がったピーク状の土地…そういう意味では必ずしもないですよね。

あ、そのひっくり返しもありますね。特に北東北にはこの逆バージョン、本来は「山」なのに「森」と称するものも…。これだから、自然地名は奥が深いんです。これだから、きちんと拠り所を示さないと自然地名はすぐつつかれて、地図屋にとって鬼門になるんです(大汗)。
[68976] 2009年 3月 22日(日)22:24:58スナフキん さん
朝日新聞の地方版絡みで…
[68961]でIssieさんが
朝日新聞は4月からの紙面改編で,首都圏地域(東京,神奈川,埼玉,千葉,茨城)の第2地域面で週2回,「沿線版」と銘打って「都県境を越え,JRや私鉄の主要幹線沿いで生活圏に密着した記事を掲載」(予告記事より)していくことにした
とのご紹介をしてくださいました。これを見て思い出したこと、勤務先に朝日新聞の知的財産センターから封書が送られてきて、全地方版の発行を今年度限りで取りやめるとの知らせがありました。ご紹介の事象との因果関係はよく分かりませんが、かくして全国紙において、地方版すべてをまとめて発行する制度は一社もなくなってしまう、という事態に。産経新聞が結構最近までやっていたらしいですが、これも取りやめになっています。

勤務先では、資料収集能力が極端に低下するという危機感があり、急きょいくつか主要地方紙(詳細はご勘弁ください)を購読することにしたそうですが、全都道府県に付き合っていられるほど資料代に資金はかけられないので、地域的には情報にかなりムラができる場所が発生しそうで、資料室長が頭を抱えていました。

私はまだ,ネットよりも新聞を信用しているのですが。
同意です。上記地方版の廃止分をネットでのニュース検索で補うことは、実質的には不可能です。情報が集まってくることと、情報を探すこととは受動・能動の差があり作業としては同一視できない次元のもの。しかも、ネット上の記事はしばしば何の断りもなく書き換えられるといった事象を複数回確認しており、刷り物になった新聞より文責が軽いのではないか? などと要らぬ勘繰りをしてしまいます。うーん、だからこそネットの地図よりも信頼できる刷り物を作らねばならないのですが…アップデートのスピードにはかなわないというのが実情であり、認めざるを得ない事実、一長一短があって難しいです。


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