質問というか何というか、興味深いなあと思ったことが一つ。
昨年11月に宮古島を訪れたのですが、東平安名崎にある史跡 マムヤの墓 に立っていた解説板に気になる記述がありました。史跡の所在地が「宮古島市城辺字保良一二二一-一(小字平安名)」と書かれていたのです。
この「小字平安名」は内地の小字に相当するものなのか、沖縄では「市町村-字-小字」という内地のような住所(字)の階層が存在するのか、ならば土地の登記などでは「字保良小字平安名」といった表示がなされているのか、あるいは単に慣用的な表記に過ぎないのか、……等々気になりました。
沖縄の行政区画や住所表示に関して、かつての「間切-村」が「村-字」となったという点は過去記事(
[69542]など) でも触れられているのですが、それ以上の部分に触れた記事が見当たらなかったもので。
続いてもう一つ、字に関すること。
関東あたりの町名地番整理未実施の住所表示は「大字-地番」のみで、小字は日常生活では用いない……というのが通例だと思います。ところが、ちょっと不思議な事例を見つけました。
印西市の印西牧の原駅近辺にマクドナルドが2店舗(千葉ニュータウンジョイフル本田店・464印西牧の原店)あります。その所在地が前者は「印西市草深1921番地」、後者は「印西市草深字原2029-3」とHPなどに記載されているのです。
なぜ片方だけ小字らしき「字原」が付いているのでしょうか。
なお、このエリアは上記のマクドナルドがある北総線北側が町名地番整理未実施のようで、そこにある他の店舗の所在地表示も各HPで一通り調べてみました。すると、「字原」が付くかどうかはまちまち。中には同じ地番でも「字原」が付いたり付かなかったり。一部の例を挙げると……
マクドナルド 千葉ニュータウンジョイフル本田店 | 印西市草深1921番地 |
吉野家 ジョイフル本田千葉ニュータウン店 | 印西市草深字原1921 |
コナカ 牧の原モア店 | 印西市草深2072 |
マツモトキヨシ 牧の原モア店 | 印西市草深字原2072番地 |
サーティワンアイスクリーム 牧の原モア店 | 印西市草深字原2072番外 |
こちらの住所表示で小字を見たのも新鮮でしたが、その扱いがまちまちなのも不思議に感じられたので、ちょっと書き込んでみました。