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[99180] 2020年 2月 16日(日)16:45:26白桃 さん
広域都市圏主都市への通勤通学者数最多自治体と通勤通学度最大自治体
以下は、45都道府県内で圏内人口が最大の広域都市圏の主都市への通勤通学者が最多自治体と通勤通学度が最大自治体をまとめたものです。47ではなく45としているのは、県全体が首都(東京)広域都市圏に含まれる神奈川県と、そのほとんどが他府県の広域都市圏に含まれ、残ったのは2以上の自治体から成る都市圏を形成しない単独の村(十津川村など)だけの奈良県を除いているからです。
なお、白桃の言う【広域都市圏】と【通勤通学度】については[94737]を参考にしていただければ良いのですが、下表に記載した「通勤通学者数トップ自治体」と「通勤通学度トップ自治体」は、あくまでも当該広域都市圏内にあって、(自市町村内への通勤通学者数を除いて)主都市への通勤通学者数が主都市以外の自治体への通勤通学者より多い自治体です。・・・(例)木更津市を主都市とする(東京系)上総広域都市圏にある君津市、その君津市の狭域都市圏にある富津市の木更津市への通勤通学度は4.12で、君津市の木更津市への通勤通学度3.60を上回っている。
・・・本当にややこしげな話ですんません。('◇')ゞ

広域都市圏名(人口)主都市通勤通学者数トップ (人数)通勤通学度トップ(度数)
札幌2,514,823札幌市江別市22,350石狩市10.48
八戸340,140八戸市階上町4,314階上町22.53
盛岡470,414盛岡市滝沢市14,308滝沢市13.50
仙台1,981,531仙台市名取市16,781七ヶ浜町22.08
秋田市531,496秋田市潟上市6,911潟上市12.86
山形市551,524山形市天童市8,172山辺町22.31
郡山572,420郡山市須賀川市9,270三春町12.44
東京系筑波843,402つくば市土浦市9,957牛久市5.56
宇都宮1,137,099宇都宮市鹿沼市9,015高根沢町11.21
群馬1,264,988前橋市高崎市21,201吉岡町16.08
東京系熊谷592,130熊谷市深谷市10,497行田市3.40
東京系上総265,775木更津市君津市8,073君津市3.60
首都35,428,550特別区横浜市434,302狛江市35.49
新潟市1,159,686新潟市新発田市9,328田上町11.92
富山市593,978富山市射水市11,265舟橋村42.65
金沢769,509金沢市白山市17,775内灘町19.82
福井市646,813福井市坂井市15,958永平寺町12.25
甲府600,723甲府市甲斐市12,154甲斐市11.42
長野市616,419長野市千曲市8,435飯綱町14.74
中津川134,269中津川市恵那市4,147南木曾町3.37
浜松1,129,296浜松市磐田市17,613磐田市3.55
名古屋7,749,327名古屋市春日井市42,311大治町23.71
三重733,843津市松阪市13,782松阪市2.85
彦根系近江228,704東近江市近江八幡市4,574愛荘町6.44
京都市2,960,109京都市大津市29,044向日市22.75
大阪市14,531,845大阪市堺市95,200王寺町15.95
姫路883,779姫路市たつの市9,359太子町15.37
和歌山市615,543和歌山市岩出市8,709岩出市10.35
米子236,511米子市境港市4,546日吉津村27.48
松江297,853松江市安来市3,316安来市2.81
岡山市1,526,503岡山市倉敷市27,873早島町17.94
広島市1,952,264広島市廿日市市21,830府中町16.06
周防339,523山口市防府市7,249美祢市1.86
徳島市661,289徳島市鳴門市5,504佐那河内村14.79
高松819,327高松市さぬき市7,342三木町14.12
松山637,608松山市松前町6,379砥部町14.31
高知市590,011高知市南国市8,162いの町11.22
福岡市3,583,819福岡市春日市24,693新宮町18.86
佐賀市382,157佐賀市小城市8,930小城市12.20
長崎市785,108長崎市長与町10,931長与町17.66
熊本市1,274,550熊本市合志市11,070嘉島町18.85
大分市755,905大分市別府市8,576由布市5.44
宮崎市528,901宮崎市国富町3,642国富町9.28
鹿児島市859,904鹿児島市姶良市7,334日置市5.02
那覇830,532那覇市浦添市14,516豊見城市13.63
※広域都市圏名に「〇〇系」がつくのは、主都市から〇〇への通勤通学度が1以上ではあるが、○○より他都市への通勤通学度が大きいケースです。
[99167] 2020年 2月 12日(水)23:08:14白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1990年第15回国勢調査)
平成に入って初めての国勢調査(第15回)では、県全体の人口推移が横ばいか下降気味の中にあって、一部元気な地域、都市が見られた岩手、茨城、鹿児島の三県に登場してもらいましょう。
(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です)

岩手県累P順位国調人口/-----/茨城県累P順位 国調人口/-----/鹿児島県累P順位国調人口
盛岡市1位235,434水戸市1位234,968鹿児島市1位536,752
花巻市2位70,514日立市2位202,141鹿屋市2位77,655
一関市5位61,967つくば市7位143,396川内市3位71,735
北上市7位58,779土浦市3位127,471国分市7位46,557
宮古市4位58,503勝田市5位109,825名瀬市4位46,306
水沢市6位58,189取手市10位81,665出水市5位39,729
釜石市3位52,484下館市6位66,028姶良町12位37,154
都南村16位43,063牛久市14位60,693 指宿市13位32,008
久慈市10位38,743古河市4位58,231隼人町18位31,455
滝沢村11位38,108龍ヶ崎市16位57,238串木野市10位29,385
〇岩手県
さて、皆さん、国勢調査で都道府県内人口ナンバー2になったところがある自治体の数が一番多いのはどこでしょう?
そうなんです。岩手県なんです。釜石、宮古、花巻、北上、一関、奥州、と6つもあるのです。この年2位の花巻は、累Pも2位なのですが、個人的には意外な気もします。因みに2位に就いた回数トップは10回の釜石です。いずれにしろ、岩手県は都市の盛衰が結構はっきりしています。この当時から三陸勢の人口減少は慢性的で、前回3位の宮古は5位に、前回5位の釜石は7位に後退しています。一方、北上川流域の一関は4位から3位に、北上は7位から4位に、都南は10位から8位に上昇、そして滝沢がトップ10入りを果たしています。なお、累P8位は大槌、9位が大船渡となっています。
〇茨城県
首都圏に組み込まれた牛久や龍ケ崎の上昇もさることながら、いきなりステーキ、いや、3位にランクインした学園都市・つくば、に目を奪われます。♪学園広場は青春広場~、と謳われておりますが、つくば市は♪夢も希望も青春も~今でも全国一フレッシュで元気な都会なんでしょう。なお、累P8位は結城リンリン瑠璃の色、9位は常府・石岡となっています。
〇鹿児島県
鹿児島の元気どころは、国分、隼人(いずれも現:霧島市)と姶良です。前者はテクノポリスの指定を受けて京セラなどハイテク企業の進出によって、後者は鹿児島市のベッドタウンとなっての人口増です。なお、累P6位は谷山、8位は頴娃、9位は枕崎となっています。

◎ 三県の1990年DID人口十傑
岩手県-----茨城県-----鹿児島県
盛岡202,676日立171,355鹿児島400,449
一関27,052水戸160,052鹿屋30,357
宮古25,552土浦56,068名瀬27,549
水沢23,890取手47,819川内23,541
北上22,912つくば43,148鹿児島吉野21,689
釜石22,904古河43,106帖佐16,633
都南19,049勝田41,430串木野15,942
花巻13,934牛久37,160国分14,953
大船渡8,643石岡24,582伊敷14,706
久慈8,422那珂湊18,799加治木14,546
[99148] 2020年 2月 6日(木)11:11:47白桃 さん
「市の前身自治体」の市制施行前国勢調査人口
相変わらず分かりにくいタイトルで申し訳ありません。
まず、白桃ルールによって語句の説明をいたします。
「市の前身自治体」とは、既存の市を含まない市制施行時に関係した自治体のうち、
市制施行前国勢調査時に一番人口の多かった「町」を指します。(町優先ルール)
また、複数の「村」による市制施行(該当ケースはない)の場合は、
市制施行前国勢調査時に一番人口の多かった「村」を指します。
(例1)つくば市は市制施行前国勢調査において、谷田部町より桜村の人口が多かったが、(町優先ルール)によって、前身自治体は谷田部町とします。
(例2)南国市は1959年10月1日に後免町ほか4村によって市制施行となったが、その後免町は1956年9月30日に5村と新設合併によって出来た自治体であります。よって前身自治体は、新設の後免町ではなく、1955年国調時に存在した後免町とします。
(例3)宇部市のように、ひとつの村による「単独市制」(市制施行時にひとつの自治体であっても、前回国勢調査時と市制施行時の間に廃置分合があった場合は「単独市制」とは言わない。)の場合は、その村を前身自治体とします。
(例4)A町とB町との合併による市制施行で、前回国調時にBが村であった場合は、人口がB村>A町であっても、前身自治体はA町とします。
(特例1)1954年市制施行の宝塚市の場合
宝塚町(1951年に小浜村が町制/改称)と良元村による市制施行でありますが、1950年国調時の人口は良元村>小浜村となっています。大いに迷いましたが、町制施行した小浜村を前身自治体としました。
(特例2)1950年市制施行の日南市の場合
3町1村による市制施行でありますが、油津町と飫肥町の1947年国調人口はともに11,558人。なんてこったぁ!!!
飫肥はなかなか良いところで捨てがたいのでありますが、町制施行の早かった(生まれながらの町)油津を前身自治体としております。

下は、市としてデビューした国勢調査年ごとに前身自治体の市制施行前国勢調査人口を調べ、最多と最少を記したものです。(第1回国勢調査までに市制施行した都市について、「前身自治体」ルールをどのようにするかを検討中、というか、あまり気にしておりません。)

デビュー国調年該当市数人口最多自治体(人口)-----人口最少自治体(人口)
1925年18市宇部・宇部村38,063清水・清水町10,141
1930年8市瀬戸・瀬戸町31,279倉敷・倉敷町14,209
1935年19市直方・直方町40,072海南・黒江町11,449
1940年41市布施・布施町48,696七尾・七尾町12,104
1947年54市(注1)夕張・夕張町64,998鈴鹿・白子町7,572
1950年34市美唄・美唄町72,222日南・油津町11,558
1955年243市(注2)相模原・相模原町68,898熊野・木本町6,090
1960年66市三笠・三笠町57,519南国・後免町1,826
1965年12市浜北・浜北町53,548深川・深川町14,492
1970年34市保谷・保谷町71,303南陽・宮内町17,939
1975年58市新座・新座町77,704鴨川・鴨川町18,047
1980年3市坂戸・坂戸町51,232八幡・八幡町50,132
1985年5市浦安・浦安町64,673太宰府・太宰府町50,273
1990年5市廿日市・廿日市町52,020つくば・谷田部町37,387
1995年10市鶴ヶ島・鶴ヶ島町63,064鹿嶋・鹿島町45,227
2000年7市印西・印西町57,667篠山・篠山町22,229
2005年96市栗東・栗東町54,856北杜・長坂町9,252
2010年42市みよし・三好町56,252南島原・有家町8,847
2015年5市滝沢・滝沢村53,857大網白里・大網白里町50,113
注1:1940年国調時に存在していなかった(美里村の一部)石川市も含む
注2:1950年国調時に高岡市と一緒だった新湊市も含む

※人口最少前身自治体が、市制後に「南」を名乗ったケースが5つもありますが、気が向いたらこれに言及します。
[99146] 2020年 2月 3日(月)02:53:10白桃 さん
洲本のこと・・・つづき
[99145]の続きです。
館山、津島、観音寺、島原が、隣に出来た新参者市に対してなんとか面目を保っているのに比べ、洲本は様相が違っています。
人口減少率-----昼間人口比率
市名2010年から2015年から2010年2015年
洲本12.076.12104.0102.6
淡路10.445.3896.498.1
南あわじ10.685.1296.696.8
昼間人口比率の落ち込みもさることながら、人口減少率が淡路市、南あわじ市より高いのです。

念のため、「平成の合併」前の2000年までさかのぼって旧市町単位で見たのが下の表です。
(※人口減少率は国勢調査人口です。)
2000年昼間人口比率-----人口減少率(2000年~2015年)
洲本市109.615.73
五色町86.913.67
(洲本市)104.815.29
南淡町92.218.94
三原町105.88.72
西淡町90.621.29
緑町100.63.62
(南あわじ市)96.914.67
津名町104.810.79
北淡町92.623.14
一宮町89.220.08
東浦町94.63.77
淡路町93.122.61
(淡路市) 96.315.24
人口減少率が高い、その責任?は一緒になった五色町にあるのではなく、旧)洲本市にあったのです。どうしてなのか、その要因は詳しく調べる必要がありますが、かつては本州側へのゲートとなっていた岩屋がある淡路町や四国側へのゲートとなっていた福良がある南淡町の人口減少率も高いことから、架橋、自動車道の開通が影響しているのはまず間違いないでしょう。
[99145] 2020年 2月 2日(日)06:54:57【1】白桃 さん
洲本のこと(先輩都市と新参者市)
どちらかと言えば斜陽化にあるけれど、それでも地域の中心として周辺に少なからず影響力をもっている都市があります。そういった都市の周りに、「平成の合併」によって人口ではあまり差のない、いや中には、畏れ多くも猪口才にも先輩都市を上回る人口に水膨れした【新参者】市が出来ているケースがあります。
具体的に言うと、
館山市に対する南房総市、津島市に対する愛西市、洲本市に対する淡路市と南あわじ市、観音寺市に対する三豊市、島原市に対する南島原市
がこの範疇にはいるのでは・・・。このような【先輩】都市と【新参者】市の関係を、人口減少率と昼間人口比率を見ながら妄想しました。
1.館山都市圏
人口減少率-----昼間人口比率
市名2010年から2015年から2010年2015年
館山8.374.84104.1102.5
南房総13.957.1889.590.3
2.津島・愛西(名古屋都市圏)
人口減少率-----昼間人口比率
市名2010年から2015年から2010年2015年
津島5.532.8194.594.5
愛西5.632.8079.679.1
3.三観グループ
人口減少率-----昼間人口比率
市名2010年から2015年から2010年2015年
観音寺8.723.6899.2100.4
三豊8.734.5792.793.4
4.島原グループ
人口減少率-----昼間人口比率
市名2010年から2015年から2010年2015年
島原8.224.14105.0104.7
南島原14.927.9393.894.1
上記4例の共通点としては、【新参者】市が多数の自治体の合併によって成立しており、しかも、その中心となる旧自治体がはっきりしないことであります。
1.館山都市圏とあるのは、2015年国調通勤・通学先データから私が作成した「都市圏」によるものです。それはともかく、南房総は館山のスネをかじっています。しかし、館山の昼間人口比率が落ち、南房総が若干上がっているのを見ると、将来は親の手を離れるのではないか、もう館山都市圏は消滅して、館山、鋸南、南房総による「館山系グループ」になるのではないか、そういった気もしますが、人口減少率を見る限り館山と南房総の相違は明らかです。
4.「島原都市圏」と呼べるほど南島原に対する島原市の影響力はないのですが、昼間人口比率、人口減少率をみても、島原と南島原の力関係は明らかです。
3.観音寺は、かつて「東の三本松、西の観音寺」と呼ばれた(私だけが言っていた('◇')ゞ)ように、三豊郡の中心としてその存在を誇示していたのですが、昼間人口比率も100%スレスレなので、三豊市がその傘下にあるとは言い難く、グループ名も「三観グループ」としています。学校参観日を思い浮かべますが、「観三グループ」としたら閑散としますので…、余談はともかく、ここにきて人口減少率も差異が見られるようになりました。
2.へんてこりんな形で愛西にとりつかれている津島市ですが、愛妻ともども名古屋都市圏の一員となっています。その昔は尾張一番の繁栄を見せたと言われる津島も、相当前から名古屋の都市圏に組み込まれたようで、名古屋に吐き出したものを、愛西から補充しているにすぎません。昼間人口比率は相当に開いていますが、人口も人口減少率もものすご~く似かよっています。ひょっとして、津島は愛西に対して微妙な感情をもっているのではないでしょうか?
注)人口減少率で「2010年から」とあるのは【2010年国勢調査~2020年1月1日現在推計人口】のことです。ただし、津島と愛西については【2010年国勢調査~2020年12月1日現在推計人口】です。「2015年から」も同様です。

洲本のことを書こうとしたのですが、そこまでたどり着きませんでした。
 


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