[6133] YSKさん
[3295]の方を見ました。
私も『裏日本-近代日本を問いなおす-』を拝見したことがありますが、
以前、実際にその原典である『明治大正国勢要覧』も見たことがあります。
そしてその『明治大正国勢要覧』には、確かM19年末、M26年末、M31年末、M36年末、M41年末、T2年末、
T7年末、T9国勢調査、T14国勢調査
の各主要都市の人口が記されていたと記憶しています。
そのうち、『明治大正国勢要覧』で私がみたM19年末(1886)の都市の人口を抜粋しますと、
函館 45,477
東京 1,121,883
大阪 361,694
堺 44,015
京都 245,675
青森 14,920
弘前 28,170
盛岡 30,166
仙台 61,709
秋田 29,225
山形 26,971
米沢 29,203
鶴岡 19,666
酒田 21,004
水戸 19,010
宇都宮 20,475
前橋 32,531
横浜 89,545
新潟 40,776
高田 24,571
富山 53,556
金沢 97,653
福井 37,376
岐阜 23,377
静岡 36,838
名古屋 131,492
宇治山田 21,223
大津 23,167
神戸 80,446
姫路 22,677
奈良 22,666
和歌山 54,868
鳥取 28,275
松江 33,381
岡山 32,989
広島 81,914
下関 30,825
徳島 57,456
高松 37,698
八幡 29,487
福岡 42,617
久留米 20,907
佐賀 24,657
長崎 38,229
熊本 44,384
鹿児島 45,097
首里 25,581
このことから、
『裏日本-近代日本を問いなおす-』岩波新書
と比べ、調査年度、および都市人口が少し違うことがわかりました。
また、盛岡の人口もベスト30から抜けております。
原典自体が『明治大正国勢要覧』なので、やはり実際はこちらが正しかったのでは???と思っております。
どうなんでしょうね。
また、この人口はT14年頃当時の市域にあてはめたものだと思います。