こんにちは、seifuhiroです。おお、ここまでレスが進んでいましたか。ようやく多忙から解放されました。とは言ってももうすぐ沖縄の修学旅行でまた書き込めなくなりますが・・・・・。
[46995]EMM さん
[47000]らるふ さん
かつての首都圏だった大和盆地で全国からの交流が盛んであった証で、各々国同士の人が住み着いて出身国名を地名とした、という内容のことを書かれています。
奈良県の旧国名を含む地名の由来はインターネットで検索してもほとんど見つけられませんでしたが、
橿原市のホームページには飛騨町の由来について書かれていましたので、それを少し引用してみました。
この町の南東に位置する上飛騨町を合わせた一帯に古代、秀でた多数の飛騨匠が岐阜県の飛騨高山から招集され、日本初の都城、藤原京造営のため長く住んでいたと伝えられています。
藤原京造営が終わったあとの天平勝宝八(七五六)年に、孝謙天皇が当地の「飛騨坂所」と呼ぶ領地を南都・東大寺に与えました。その書き付けが内閣文庫所蔵の東大寺文書として残っています。当時すでに「飛騨」の地名が定着していたことになります。
(中略)
古代朝廷に全国の各地から動員された人々が、出身地国名を大和(奈良)の居住地名に使った名残の一つが、この「飛騨」です。
おそらくそうでしょう。今の橿原市に「飛騨」という地名が生まれたのは、伝説上で言えば7世紀後半(飛鳥時代)ですが、確認されているのは8世紀(奈良時代)になってからだと思われます(それでも厳密には言いがたいですが)。また、他の旧国名を含む地名についても同じようなことが言えるでしょう。
[46986]の私の書き込みを見て思ったのは、らるふさんのおっしゃる通り、奈良盆地の東部(天理市や三宅町あたり)で非常に多いように感じます。特に三宅町では大字7つのうち4つが旧国名を含むこともビックリ。私の居住地に近いので、気が向けばそこへ行ってみたいです。
また、奈良県の地名について思ったことをもう一つ。
[46992]グリグリ さん
[46961]で、桜井市にあるのは「栗原」ではなく「粟原」ではないでしょうか。「おおばら」と読むようですね。
間違いの御指摘ありがとうございます。大宇陀町・菟田野町方面へ行くときによく通る所なのに、うっかり見落としてしまいました。それに「粟原」って、難読地名だったのですね。奈良県の難読地名については
難読地名(奈良県)というホームページに載っていましたのでそちらを参照して下さい。
奈良県って意外と難読地名が多いんだなあ、というのが私の正直な感想です。また、旧国名を含んだ地名もそのリストに入っています。例えば天理市上総町は「かづさ」ではなく「かんさ」、桜井市豊前は「ぶぜん」ではなく「ぶんぜ」と読むみたいです。とにかく歴史のある地名ばかりです。う~む、奥が深い・・・・・(苦笑)。
奈良県は歴史のある地名や文化財が多いにもかかわらず、こんな悪い話題もあるようです。
[47117]なると金時 さん
やはり、奈良を訪れても泊まるのは大阪・京都になってしまうんでしょうか。
私自身も奈良県には結構行ってるけれど全て日帰りです。
どうやら最近経県値について盛り上がっているようで、逆経県ランキングを見てみると、奈良県で歩いた経験のある人は23名で断然トップになっているではありませんか!なると金時さんのおっしゃる通り、県内にはホテルが少ないことが影響し、泊まる所は京都になってしまうでしょうね。
私はもともと奈良県在住なので何とも言えないし、少しきつめの表現をしますが、皆さんは奈良市などに観光して、「おおっ!すごいなあ」と思った観光地は「奈良の大仏様」ぐらいではないでしょうか。なぜなら、五重の塔や他の寺院などでは京都にもありそうだからだと思います。文化財の数やホテルの数、交通の便利さから考えると、奈良観光は京都観光の延長といった感じがします。そのうえ、「奈良は一回行ったら終わり」という人も少なくないと思います。
皆さん、将来奈良観光をする予定のある人は、必ず近鉄かJRを使いましょう。車やバイクでは全くおすすめ出来ません(道路整備が遅れていて交通渋滞が絶えないので)。
1週間ぶりの書き込みにしては珍しく長く書き込んでしまいました。あまりに内容が濃かったもので・・・・・。