[38275]たもっち さん
「西宮の市街地へ北からアクセスする駅」ぐらいの感覚ではなかったかと思われます。
やはり市街地への北からの入口だったのですね。
実はJRの駅(1874年開業時は官鉄、阪急開業の1920年当時は省線)に「ノ」が付いていることに気付き訂正した際に、自分でも「西ノ宮北口」の駅前駅ではないと思いました。
今は亡き西宮球場が見えますが、そのすぐ左上、鉄道が直角に交わっているところが西宮北口駅です。
有名なダイアモンドクロスも1984年に廃止されましたね。神戸線(本線と副本線の上下4線)と今津線(複線)とが8個の平面交差を作る姿は、路面電車の平面交差は見なれていた目にも、まことに壮観でした。
[38281]KMKZ さん
東京には都営大江戸線に「新宿西口」駅がありますが、こちらは単にJR新宿駅の西口の意味なのでしょうね。
忘れていました。開業から4年もたつのに、あまり利用していないもので。
開業前の資料を見ると、「12号線計画線 北新宿駅(仮称)」などと書いてあります。新宿付近にたくさんの駅ができて、名付けにも悩ましいところがあります。
この駅は、「新宿西口」を名乗るには北に寄りすぎている感がありますが、「北新宿」と言っても地名のイメージが湧かないので、ネームバリュー?のある「新宿西口」にしたのでしょう。
でも、♪新宿西口駅の前…のカメラ屋に行こうと思ったら、大江戸線の最寄駅は「新宿」駅ですね。
ついでに、大江戸線の次の駅「東新宿」も首をかしげたくなる駅名です。
この地の本来の地名を使うと、計画時の仮称「西大久保」になるのですが、残念ながらJRの大久保駅よりも東になるので不都合ということでしょう。明治通りに建設中の東京メトロ13号線の駅名(仮称)は「新宿七丁目」になっています。
続々と駅ができるのに、名付け用の「地名」が不足しているのは、急激に発展した新宿ならではの現象です。
大江戸線「新宿西口」駅に戻って、実はこの付近(青梅街道との交点)に中央線の駅があった時代があります。と言っても、独立の駅ではなく、新宿駅構内にあった「もう一つの乗降場」です。
当時の新宿駅は1906年3月に甲州街道に面して本屋が落成し、中央線の列車や山手線は、こちらだけに停車していました。
1904年から運転された甲武鉄道の電車
[35062]を引き継いだ中央線の電車だけは、300mほど離れた甲州街道口と青梅街道口、双方の乗降場に停車しました。
[36207]
この青梅街道口乗降場を利用したのがタバコ工場の工員です。
日露戦争の戦費をまかなう財源としてタバコが専売化され、1910年頃に専売局のタバコ工場が銀座三丁目から新宿に移転してきました。現在の西口広場からバスターミナル、小田急ハルク、新宿エルタワー付近一帯です。