十番勝負に関して多くのご感想やご意見をいただきありがとうございました。
[100754] デスクトップ鉄さん
総合難易度 問九>問三>問五>問七>問一>問六>問四>問十>問二>問八
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銅メダル獲得時間と誤答率の上位3問が問三、問五、問九、下位3問が問二、問八、問十と一致しました。易しい問題と難しい問題がはっきりしていた(問題ごとの難易度の差が大きかった)といえます。
デスクトップ鉄さんの十番勝負研究所には毎回精緻な分析をしていただき感謝です。今回はとくに、出題者の難易度設定と分析結果が一致していたと思います。問一、問三、問五、問九は難易度を高く、問二、問八、問十は難易度を低くと考えましたが、ほぼその通りになりました。
銅メダル所要時間と10位、20位の所要時間を比較すると、銅メダルでは最難問だった問九が、10位、20位の所要時間では5位に低下しました。これは解答者の感想にあるようにヒント効果といえます。逆に問五は、3位、2位、1位と難易度を上げました。アナグラムヒントは解読できても、なんのことかわからないというのが実感でした。
今回はヒントを含めて出題前に準備が完了しており、進行状況でヒントを差し替える(易しくしたり難しくしたり)必要もなく、非常に安定した運用ができました。曖昧な共通項がほとんどなかったこともありますが、想定解数の訂正もありませんでした。ただ、問五については、第四ヒントで密度に直接近づけるものにした方が良かったと思います。
易しい問題と難しい問題がはっきりしていたことは、問題ごとの正答順位のばらつきが小さかったことにあらわれています。バラツキを示す標準偏差の平均は2.257で前回の2.313から低下、一方問題ごとの平均順位の標準偏差は1.663で前回の1.464より上昇しました。標準偏差の最大は問八の2.756でした。正答順1位が3名の一方、最後の正答が2名とばらけました。将棋に対する解答者の関心度合いが正答順位にあらわれたということでしょう。
皆さんの感想を拝見して感じたのは、解答者によって落書き帳や当サイトメニューへの関心度にかなり違いがあると言うことです。問八の将棋プロ棋士については、データランキングのプロ棋士(将棋)だけでは将棋に興味のない人にはきついかなと思い、開始前の
[100350]で都道府県名に加えて敢えて出身地名を書き込み、十番勝負出題を示唆しました。関心度の違いによる解答傾向の分析ができると、出題者にとっても有益ですが、解答者の問題対策にも有効かもしれませんね。
Nさんとぺとぺとさんが問九の解答に想定解分析を使用されたとのこと、お役に立ててよかったです。
問九の想定解が研究所の
こちらのページで確認できることは私も認識していましたが、問九は難易度がかなり高いと踏んでいたことと、最初の採点で
問題市・正答市・誤答市 ランキングのページが更新されてしまうことから、前回のランキングページを追加することにしました。共通項発表記事に研究所ページも追記しておけばよかったです。あとちょっと驚いたのが、第一ヒントの(該当なし)でかなり多くの方が十番勝負・市盗り関係だと見抜かれたことです。
共通項発表記事にも書きましたが、今回はとくに、当サイトメニューや落書き帳話題からの出題を徹底しました。想定解数の紛れを少なくすると言う目的もありますが、落書き帳の旬の話題や、当サイトの地名コレクション、データランキング、データベース検索など、色々なメニューにも関心を持っていただければと言う思惑があります。今回も、大島コレクションや国勢調査人口増減ランキングなど、知見を広げていただけたと思います。