第15回公式オフ会から早1週間。2016年の杖立温泉(熊本/大分県境)以来9年ぶりの宿泊型オフであり、懐かしさが蘇ってきた1泊2日でした。というわけで、私のオフ会レポートを。長文なので、初めて折りたたみ機能を使って投稿してみたり。
(閉じる)オフ会前日(28日)
この日は休暇を取り、羽田空港からANA563便で高知龍馬空港へ。この路線にはエアバス機が投入されており、そのソフトウェア不具合が発覚したのは29日でこの影響を受けてしまったのがスナフキんさんでしたが、私はその1日前だったのでセーフでした。その代わりこの日の羽田空港第2ターミナルはトイレの水が流れないというトラブルがありましたが、高知便の搭乗口となっていた旧サテライト部分はもともと本館から遠く離れた別棟で、最近になって後から本館に接続された部分のため系統が異なっていたせいか使用可能でした(国際線部分も使えた模様)。
飛行機は出発準備が遅れた上、離陸の順番待ちもあり高知には20分ほど遅れての到着。当初の予定では高知空港内の飲食店で昼食にする予定でしたが、食べていると次の高知駅行バスの時間に間に合わない可能性があったため、何も食べずにそのままバスに乗車。高知駅の駅舎内にあるカフェで遅めの昼食としました。
昼食の後はJRで伊野駅まで移動し、そこから土佐市営のドラゴンバス(コミュニティバス)で未踏の土佐市へ。ここではトンネル工事中に鍾乳洞が発見されたという
天崎鍾乳洞トンネルを通ってきました。なお、鍾乳洞への入口は扉で塞がれているので鍾乳洞そのものを見ることはできませんが、鍾乳洞保護のためにトンネル内部に橋をかけた箇所は舗装の色が異なっているのが確認できました。
再び高知市内に戻り、次の目的地は
地球33番地。今まで高知市内は何度か訪れたことがあるのにそういえばまだ行ってなかったと思い、地球33番地モニュメントを確認。しかし、このモニュメントは設置時期が古く、当時の測量に使用されていた旧日本測地系を基準にした地点にあるため、現行の世界測地系における地球33番地である昭和小学校南東角付近にある民家のガレージも確認してきました。
地球33番地訪問の後は高知市内で夕食を取り、ごめん・なはり線の奈半利行き列車に乗車。この日の宿泊地は列車終点の奈半利町。これにより市区町村版経県値の奈半利町のポイントが2点(接地)→4点(宿泊)にアップしました。
(閉じる)オフ会当日(29日)
この日は朝から北川村にある
モネの庭マルモッタンへ。12月からしばし冬季休園期間に入るので、せっかく近くまで来たなら見ていこう、という作戦でした。往路は奈半利駅から北川村営バスに乗車。やってきた車両は旅館や宴会場での送迎に使われていそうな普通のマイクロバスでした。モネの庭に着いた後は1時間半ほどで園内を一通り散策し、園内にあるレストランで昼食。予定より時間が早まったので1本早いバスで奈半利駅に戻れるかと思ったらつい5分前に出たばかり。次のバスは約2時間後。どうやって時間をつぶそうか地図とにらめっこしていると、田野町に「
たのたの温泉」という入浴施設があり、歩いて40分弱で行けそうなので、徒歩でここに行ってみることにしました。
この日は11月下旬としては暖かく、40分近くも歩けば結構汗もかき、気持ちよく入浴することができました。入浴後はそのまま歩いてごめん・なはり線の田野駅へ。たのたの温泉からだと奈半利駅のほうがわずかに近いのですが、次の列車の発車まで十分余裕があったので、これまで乗降したことがない田野駅を選びました。駅前には道の駅(田野駅屋)も併設されており、そこなら時間も適当につぶせるだろうという判断もありました。
そして列車に乗り、1駅先の安田駅まで。駅前にある安田中学校前バス停からいよいよ今回のオフ会開催地へ向かう馬路経由魚梁瀬行の路線バスに乗り込みます。先客にはYASUさん、ニジェさん、メークインさんがいらっしゃいました。馬路までの移動に自家用車・レンタカーを使う方が多数を占める中、公共交通機関組は自分を含めこの4名ということに。メークインさんは最終目的地よりも手前の馬路橋で下車。私は
魚梁瀬ダムを見る目的で馬路を一旦通過する予定だと話したら、ニジェさんから「同行して良いか」と言われたので快諾。ダムの展望台がある見晴バス停にて、2人で下車しました。残ったYASUさんはこのまま終点の魚梁瀬バス停まで行き、そのまま折り返しのバスで戻って来るということでした。
ダム展望台から堤体を眺めた後は、ダム湖を眺めながら北川/馬路村境にある尚月庵という四阿(休憩所)までハイキング。この区間のバスはフリー乗降制のため、バス停がなくても手を挙げれば停車してくれます(というか、正規のバス停の位置にも標柱が立っていない)。尚月庵でダム湖の写真を何枚か取っていたらちょうど折り返しのバスが来たので乗車。ここで終点からやってきたYASUさんに再会しました。ニジェさんと私は馬路温泉最寄りの役場前で下車しましたが、YASUさんはまだ多少時間があるからと、先程メークインさんが下車した馬路橋まで行って魚梁瀬森林鉄道の遺構を見てくるということで、ここで再度のお別れとなりました。そして無事に馬路温泉にたどりついたのでした。
宴会が始まる前に入浴。アルカリ分が多いのか、ぬめりが感じられるお湯でした。いわゆる美人の湯と言われる温泉はこの手の泉質が多いように思います。ちなみに昼間に入ったたのたの温泉も分析表によれば馬路温泉とほぼ同じ成分のはずですが、そこまで強いぬめりがある印象ではなかったです。ほんのちょっとした違いが影響しているのだと思いますが…。
二次会では私からのお土産として深田地質研究所編集の
北陸新幹線ジオ鉄マップをお配りしました。実は今回のオフ会開催地である高知県がジオ鉄マップ発祥の地であり(発起人が高知大学の名誉教授)で、おそらく今回のオフ会で乗られた方も多いであろうごめん・なはり線がその第1弾ということで、こちらも数は少ないながら欲しい方にお分けしました。また、おがちゃんさん企画の○×クイズ大会では6位入賞となり、昭和40年発行の千葉県の地図をゲットしました。
(閉じる)オフ会翌日(30日)
朝は6時半に起きて朝風呂。朝食を食べた後、8時20分頃に馬路温泉の建物の前で記念撮影を行い各自解散。前日にラガーさんと打ち合わせた予定では、朝一番に
インクラインに乗ってからごめん・なはり線の駅まで送ってもらう予定でしたが、この日の朝は冷え込んでいてインクラインの軌道が凍結しているとのことで、8時半からの営業開始が1時間ほど遅れることに。ラガーさんはそこまでは待てないとのことで、ラガーさんの車への同乗を諦めて1人でインクライン営業開始まで待つことにしました(もともと11時半のバスでも帰れる行程を組んでいた)。外で待ってても寒いので、魚梁瀬森林鉄道の五味隧道と、薬師堂が国の重要文化財になっているという
金林寺を見てからインクライン乗り場に戻ってきました。すると、ちょうど菊人形さんもインクラインに乗ろうとしているところだったので、一緒に乗ることとしました。水の力だけで動くというシンプルな構造に感動。
インクライン乗車後は菊人形さんと別れ、村内を再び南に歩いて
ゆずの森加工場へ。ここで昼食用のパン(安田駅周辺には飲食店がない)とお土産を購入。バスが来るまでは馬路橋バス停向かいにあるふるさとセンター「
まかいちょって家」で時間を潰しました。
帰りのバスに乗車し、安田駅からごめん・なはり線に乗車。安田駅から安芸駅まではしんたろう号というオープンデッキ付き車両に乗りました。安芸駅で普通車両に乗り換え、のいち駅まで乗車します。のいち駅から高知龍馬空港への移動は
空港乗合タクシーを予約しておきました。高知県東部方面からはこれを使うほうがわざわざ高知駅まで行くより安くて早いです。タクシーの時間まで時間が多少あったので、クラシックカーなどが展示されている
四国自動車博物館を見学しました。
タクシーの予約時間になったので再びのいち駅前に。予約者は自分1人だけだったようで実質貸し切りでした。帰りのフライトはエアバスからボーイングへと機材変更があったものの、概ね時間通りに運航され、無事に帰宅できました。メーリングリストに流れた菊人形さんからのメールによれば、ちょうど菊人形さんが空港に着いた頃に私の乗った飛行機が離陸していったようです。こうして2泊3日のオフ会旅行が終わりました。
このたびはオーナーグリグリさん、企画サポートの菊人形さん、二次会クイズ企画担当のおがちゃんさん、そして参加者の皆さん、楽しい時間をどうもありがとうございました。
[116480]メークインさん
バス内にはMasAkaさんが乗っていたが、私は気づかれないように地元の人に扮していた。
安田駅から、YASUさんとニジェガロージェッツが2人乗車でバスの後部座席には、私を含めて今回の参加者4人が固まる状況。
これは上のオフ会当日のところで書いたとおり順番が逆ですね。先に乗っていたのがYASUさんとニジェさんで、最後に安田中学校前で乗り込んだのが私です。
さて、話は変わり…。
[116429][116471]しおらぁめんさん
「多摩区」というキーワードに飯能市た、いや反応したMasAkaです。初めまして。ここ10年ほど川崎市多摩区民をしております。話題に挙がった生田緑地までは徒歩20分ほどのところに住んでいるので、たまに散歩に出かけたりしています(先月、オフ会の前の週にも行っていた)。
なお、
[116449]海辺を飛ぶ鳥さんの書き込みに、
ばら苑自体はリニューアル工事予定の為長期閉苑中
とありますが、これは誤りで現在も年2回、各々3週間ほどの期間で公開中です(見頃の時期しか開苑しない)。今年の秋も10/16~11/3に公開されています(
参考)。ちなみに、この書き込みで紹介されている二ヶ領用水宿河原線の桜ですが、多摩川からの取水地点から東名高速道路と交差する付近までの約1.8kmにわたる長大な桜並木となっており、作家・沢木耕太郎さんがJR東日本車内誌「トランヴェール」にかつて連載されていたエッセイ「旅のつばくろ」でも紹介されたことがあります。海辺を飛ぶ鳥さんの仰るように南武線との交差部(船島川橋りょう)が絶好の撮り鉄スポットなのですが、昨年3月の暴風により線路に一番近かった木が1本倒されてしまい、構図としては少し寂しくなってしまいました。この桜並木は昭和30年代頃に植えられたものでだいぶ老木となっており、今後がちょっと心配です。
それにしても、菊人形さんも川崎市北部住民(お隣の宮前区)ということなので、探せばご近所さんが結構いるものですね。