[102342]EMMさん
「河北潟放水路右岸」と「示野橋」の出所について。
内灘大橋に関しては
PC建協のHP、雪吊橋に関しては
株式会社エスイーの施工実績ですね。
示野橋に関しては施工中は隣の道路橋と同じ名称にしていたってことでしょうか。
名称の表示順については、上記のような工事中の仮称はなるべく下の方にとはしているつもりですが、おおよそ自分が見つけた順なのである意味ランダムになっています。正式名称・通称の順序は特に気にしていませんでした。
これらの名称について分けることも考えたことがないわけではないですが、仰る通り高速道路橋や鉄道橋であったり、水管橋なんかの判断にも困って一緒くたにした記憶があります。
ただ、わかりづらいのも事実なのでちょっと整理することを検討します。
黒部総合公園の跳ね橋について。
追加した理由はたしか
河童倶楽部のリストに載っていたからだと思うのですが、「両側に開くタイプの可動橋」だからといって必ずしも斜張橋の形をしていない(有名なところでは
勝鬨橋)ので、可動橋(跳開橋)だから斜張橋ではない、という論は成り立たないと思うのですよね。長崎大学のサイトで
橋の種類を説明してるページがありましたが、固定橋か可動橋かの分類と、桁橋かアーチ橋か吊橋(斜張橋)かの分類は別物のように読めます。
リストにすでにある
青森ラブリッジは可動方式が引込式で、構造は斜張橋で異論はないでしょう。また、なぜかリストから漏れてしまっていますが、尼崎市の
尼ロックも、可動方式は旋回式で、構造は斜張橋形式だと言われても変ではないのかな、と。
ただ、河童倶楽部のリストに載っている蟹江町の
御葭橋とか、西宮市の
はねっこ橋が斜張橋か?と言われると違うように見えるので、このリスト鵜呑みにはできないとは思いますが。
少し調べたところ、上記のリストに載っていない斜張橋っぽい可動橋として
ブルーウィングもじがあって、こちらは
論文中で「鋼桁形式」と明言されているので、これはケーブル(ワイヤー)が橋桁を支えておらず、斜張橋にはならないのでしょう。
問題は、黒部総合公園のはね橋がブルーウィングもじの仲間なのか否かですが、明確に違う部分が1点あって、ブルーウィングもじは主塔のてっぺん1か所からしかケーブルが伸びていないのに対し、黒部総合公園の橋は塔の中間からもケーブルが伸びていて、このケーブルとてっぺんから伸びているケーブルがつながっておらず、可動に影響を与えないように見えます(
写真の解像度のせいかもしれませんが)。そのため、「斜張橋ではない」と明確に否定する根拠がない状態です。
もう一個リストしている可動橋として、
アーバンゲートブリッジがあり、ワイヤーが2本あって黒部総合公園の橋と同類かと思いましたが、
動画や写真を見る限り1本のワイヤーが二重になっているだけっぽいのでこれも斜張橋じゃないかもしれません(確証はないです)。
斜版橋のようにグレーゾーンとしてまとめるのは確かにありかもしれませんので、ちょっと考えてみます。