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U+3002さんの記事が10件見つかりました

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[17644] 2003年 7月 1日(火)16:25:35U+3002 さん
Re: 都道府県かるたレス -沖縄県は「遠い」地域なのか-
>と) 遠き島々、めんそーれ 沖縄県
やはり、「遠き」というのは本土からの視点で、逆に沖縄から見れば、本土こそ「遠き島々」なわけでして・・・。東アジアを見据える地勢を持つ沖縄県の地域性を表現するのに、「日本国」という枠内、しかも本土からの視点による「遠き」という表現は、少し工夫が必要なのかな、と考えました。

たしかに、あまりいい気はしませんね。

しかし、「世界の島かるた」ではなく「都道府県かるた」なのですから、「日本」という枠内で考えるのはあるていどしかたがないでしょう。
「日本」のなかで考えたばあい、「遠い」(何から? 首都からでもいいですし、ほかの46都道府県からの距離合計でもいいでしょう) というのは地理学的事実になります。

問題は、日本という枠内か否かではなく、「遠い」という言葉に負の意味があることではないでしょうか。
「北海道は広い」と言っても誰も文句は言わないでしょう。
しかし、「遠い」と聞いて思い浮かばれるのは、長時間かつ高価な交通アクセスであって、[17631]雑魚 さんのいうような
県都を擁する本島から見た県域島嶼の距離的展開性
固有の文化、風土
というプラス面ではありません。

ときめく島々、とか とびきりの島々、とか、

その路線だと、都道府県の特徴を表さない、美辞麗句の連続となってしまう惧れがあります。
「トロピカルな島々」あるいは「トロピカル・アイランズ」とか。
厳密にはサブトロピカル(亜熱帯)ですが。
[17643] 2003年 7月 1日(火)16:24:16U+3002 さん
Re: 南あわじ市
[17621]ゆう さん
「ひらがな表記の方が本来由緒正しい表記である。」には同意できません。
同様に、現代の発音を現代の仮名遣いで表記することが「由緒正しい」とする理由もありません。

私は「由緒正しい表記」を問題にしていません。
それを論点にしているのは[17606]faithさんです。

わたしがひらがなを善しとする理由は
1. 語源がわかりやすい
2. 読み換えてまったく別の地名になってしまうことがない
です。

これらの長所は「由緒正しい地名」を保存する役に立ちます。
しかし、表記そのものが「由緒正しい」必要はまったくありません。
ひらがなでなくとも、ローマ字でも、ハングルでも、統合カナダ先住民表音節文字でもいいです。

同様に、現代の発音を現代の仮名遣いで表記することが「由緒正しい」とする理由もありません。

表音文字を選択するならば、「ローマ字でもいい」とは言ったものの、「現代の発音を現代の仮名遣いで表記すること」が、事実上唯一の現実的な選択肢になります。
「南あはぢ市」や「南Awaji市」が認められるとは思いません。
[17642] 2003年 7月 1日(火)16:21:47U+3002 さん
好字二字地名は難字か
[17610]般若堂そんぴん さん
(好字二字地名に)難読はともかく,難字が多いとは思いません.

「私は思います」といっても無駄なので、実際に調べるよりないですね。

とはいえ、まとまった数の地名表記に対し、当て字かどうか、成立が律令時代か否かを調べるのは、時間的に無理です。
そこで、好字二字地名として旧国名、非・好字二字地名として都道府県名を採りました。
後者には疑問も残りますが、
1. 成立過程以外の点では、旧国名と都道府県名は条件が似ていて比較しやすい。
2. 都道府県名には明らかに好字二字地名でないものが多い。
ことから、比較的適切と思われます。
____________________
旧国名(*1)都道府県名(*2)
9375異なり字数(*3)
3.303.40平均頻度(*4)
9.378.89平均画数
0.8820.853常用漢字率
0.6670.733教育漢字率
4.395.30平均配当学年(*5)

(*1)明治の新設国を除く
(*2)「都・道・府・県」は名前の一部とみなした。(異なり字数を用いたので、この決定による変化は小さい)
(*3)述べ字数ではなく異なり字数を用いたのは、「前・中・後」「肥・越・備・筑・野・総」「県」などのマルチカウンティングをなくすため。
(*4)中国語における大まかな頻度(1~5、小さいほど頻用)。Unicode Inc.調べ。便宜上、値なしは6とした。
(*5)1~6。便宜上、教育漢字以外の常用漢字は8(中学相当)、表外字は11(高校相当)とした。

これを見ると、平均頻度、常用漢字率で旧国名がわずかに易字となっているが、全体的に都道府県名が易字になっています。
平均画数では、都道府県名が0.48画少ないです。
平均配当学年は、0.91年若いです。

「好字二字地名は難字が多い」としてよいでしょう。

参考資料
Unihan.txt(Unicode Inc.) http://www.unicode.org/Public/UNIDATA/Unihan.txt
常用漢字表(大修館書店) http://www.taishukan.co.jp/kanji/archive/joyokanji.html
[17641] 2003年 7月 1日(火)16:04:08U+3002 さん
Re: 南あわじ市
[17632]般若堂そんぴん さん
今突然「アファディ」のように、過去の特定時点での発音(の近似)を表記として復活させてはいけない理由もどこにもありません。実際問題としては受け入れられないでしょうね.

「実際問題としては受け入れられない」は、排除するに充分すぎる理由です。
私は「実現可能性は別にして、新しい表記を創作するとしたら何が望ましいか」などという議論をしているのではありません。

[17610]般若堂そんぴん さん
そこまで遡るならば,平仮名でさえも「親しまれてきたわけではありません」ね.

文字の種類を問題にしているのではありません。
(当て字にすぎない)文字より音が親しまれてきた、ということです。

南淡という「淡路」からさらに転じた読みに基づく名称が良くて

最初の書き込みを読んでください。
「南淡」は「淡路」よりさらによろしくありません。
(もちろん、住民の決定を地名の歴史地名の保存という視点から非難することが許されるなら、という前提でですが)

結局の所,たまたまU+3002さんの
ですが、喩えるなら「古墳を切り崩して築いた城」みたいなもので、やりなおせるものなら古墳のまま残してほしかったです。
というお考えと「あわじ」という平仮名表記が一致しただけのように見えます.

べつにそれでもいいですよ。理由は何であっても、喜ばしいことに変わりはありません。
もっとも実際は、根は同じはずです。
ひらがな地名「流行」の原因は、地名の漢字が難しく、読みにくく、意味がわからないからにほかなりません。
「好字二字令」だとかは知らなくとも、そのことはわかります。
[17590] 2003年 6月 30日(月)20:25:56U+3002 さん
Re: 地名の「上下」、今一度
[17587]三丁目 さん
「果たして,上流=上(下流=下)に当たらない地名が,何処かにあるのか?ですね。まさに字名になるのでしょうが。」

字名でなくてもいいなら、

[17554]ありがたき さん
上野・下野
上総・下総
+
相模(むさかみ)・武蔵(むさしも)

がありますけどね。

おそらく、字レベルでもあるのではないでしょうか。
[17579] 2003年 6月 30日(月)15:41:12U+3002 さん
Re: 日本で一番高いところにある駅はど~こだ?
[17554]ありがたき さん
真面目な答えを期待すると「野辺山駅」、なぞなぞだと「東京駅」

東京駅より銀座駅のほうが高いところにありますよ。
地価が(笑)
[17578] 2003年 6月 30日(月)15:40:08U+3002 さん
地図の向き
[17485]両毛人 さん
地図がなぜ北を上にしてつくられようになったかということにつきましては、一般的な説として、方位磁針が北を指し、また方位を知るために古くから北極星が目標とされていたため、というものがある

だとすると、かりに文明が南で生まれたとしても、必ずしも南が上ということにはならないですね。
南極星はないですし、すると、方位磁石が南を指す(正確にいえば、南を指すがわに印をつける)ともかぎらなそうです。

[17496]Issie さん
「北が上」というのが何を起源としているのか,私はよく知りません。
平城京(奈良)や平安京(京都)では確かに内裏が都の北端に置かれ,しかもそれぞれ大和盆地(奈良盆地)や京都盆地の北端に位置したせいで,地形的にも「北が高く,南が低い」という状況にあるのですが,これが「必然」とは必ずしも言えないと思います。

「天使は南面す」と言われますから、古来は「北が上」というのは自然な感覚だったと思います。
十二支の第1支「子」は真北で、五行説でも、第1行「木」は北です。
ただし、東アジアの地図は「北が上」ではなく、皇帝に見えるまま、つまり「南が上(というか遠く)」です。
私見ですが、現在の「北が上」という感覚は、古代の「北が上」とは断絶しており、ヨーロッパ起源だと思います。

以下、思いつくままに書き連ねます。

北を上とするのは、プトレマイオス『世界地理書』が起源と言われています。
プトレマイオスは円錐図法を採用したため、北を上にすると地図が正立三角形(△)になり、レイアウト上つごうがよかっらからだそうな。

ただ、「北が上」が主になるのは、ルネサンス以降です。
中世ヨーロッパでは、エデン(もちろん架空)の方角である東が上でした。
同時代のイスラムでは、南が上でした(理由は不明)。

天文学では、自然の法則として、北半球なら「北が上」です。
簡単な例では、(北緯35°なら)北極星の高度は35°、天の南極の高度は-35°です。
天の北極周辺の狭い領域では上下が逆転することもありますが、それ以外では常に「北が上」です。
ただ、これが地図の向きの確立と関係しているかどうかはわかりません。

天体望遠鏡では、視野が180°回転して見えます。
そのため、天体図(天体の地図)は、南が上に書かれることがあります。
近年になって、惑星探査機の写真をもとに地図が描かれるようになったからか、「南が上」の天体図は減りました。

神戸では、北を「上」、南を「下」と言うそうです。
標高/河流からでしょうね。
ただ、これは六甲山以北にまで適用されるのか、気になるところです。

オーストラリアの「南が上」地図は、観光客向けのみやげものらしいです。
[17577] 2003年 6月 30日(月)15:38:00U+3002 さん
Re: 南あわじ市
[17404]U+3002
「南あわじ市」という決定がいかになされたにせよ、その根底には「淡路」という表記への違和感がある思います。
(中略)
しかし、それも元をたどると、「淡路」という表記が、地名の本質から乖離した、いっときの都合や流行にすぎないことと無関係ではないと思います。
[17414]般若堂そんぴん さん
その理屈は南淡町などの自治体名が現存することとの整合性がないのでは?
現在に至って「淡路」という表記が当て字であるから「地名の本質から乖離した、いっときの都合や流行にすぎない」という自覚が芽生えた,とはとても考えがたいのですが.

「淡路」という表記が、既存の自治体名を変更するほど嫌悪されているとなどは言いません。
ただ現実として、「淡路」という表記は避けられています。

「自覚」云々は曲解です。
「地名の本質から乖離した、いっときの都合や流行にすぎない」というのは、原因であって、結果ではありません。
これゆえに、読みにくく、難字が多く、起源と無関係で、流行おくれになりやすくなっているのです。
(「淡路」はたいして難読でも難字でもないですが、好字二字地名に難読・難字が多いのは否定できないでしょう)

[17404]U+3002
たしかに、「あわじ」を「淡路」と書くのは、1000余年の歴史を持つ文化遺産です。
しかし、それを守ることは、より古く、日本文化に密着した文化遺産(この地を「あわじ」と呼ぶ!)を危機に晒しているといえます。
[17414]般若堂そんぴん さん
あたりまで来ると,なんだか原理主義的に思えてきます.奥州,羽州,上州,信州……総て「文化遺産を危機に晒している」ことになります.

ええ、そのとおりです。
「むつ」の語源は「みちのく」ですが、「奥州」という地名からは、音も意味も失われています。

いっけん「奥州」もまた古くすばらしい地名に思えます。
ですが、喩えるなら「古墳を切り崩して築いた城」みたいなもので、やりなおせるものなら古墳のまま残してほしかったです。

「淡路」と「あわじ」のどちらがより親しまれてきたか,そのことは考慮の対象に成りませんか?

「あわじ」のほうが親しまれてきたと考えます。
じっさい、旧国の歴史の大部分において、一般庶民は文字ではなく音で地名を理解していたはずです。
公式に使われてきたことがすなわち、親しまれてきたわけではありません。
[17404] 2003年 6月 27日(金)17:49:48U+3002 さん
Re: 南あわじ市
[17360] special-weekさん
南淡4町(三原郡)の新市名が「南あわじ市」に決定しました。

不評なひらがな市名ですが、私は賛成です。
「南あわじ市」という決定は、私とは別の理由からかもしれませんが、賛意に変わりはありません。

この板のかたがたには今さらでしょうが。
「あわじ」という地名は、「淡」という漢字とは何の関係もありません。
「あわじ」とは「阿波(あわ)への路(じ)」の意です。
(「あわ」もまた「阿」や「波」とは無関係で、粟の産地だったことから名づけられました)

「あわじ」を「淡路」と書くことにより、「あわじ」がルーツでありながら「あわじ」とは何の関係もない地名:
「たんしゅう」「きたん」「ほくだん」「せいだん」「なんだん」
つまり
「淡州」「紀淡」「北淡」「西淡」「南淡」
などが生まれました。

たしかに、「あわじ」を「淡路」と書くのは、1000余年の歴史を持つ文化遺産です。
しかし、それを守ることは、より古く、日本文化に密着した文化遺産(この地を「あわじ」と呼ぶ!)を危機に晒しているといえます。

しかもそもそも、「淡路」じたい、好字二字令という、現在の「難字を避ける」や「旧町村名を避ける」風潮と大差ないレベルの都合で選ばれた表記にすぎません。
起源を問うなら、「淡路」に「南あわじ市」より高い正当性があるとは思えません。

「南あわじ市」という決定がいかになされたにせよ、その根底には「淡路」という表記への違和感がある思います。
それは「古臭い」「親しみにくい」などという漠然としたものかもしれません。
しかし、それも元をたどると、「淡路」という表記が、地名の本質から乖離した、いっときの都合や流行にすぎないことと無関係ではないと思います。
[17403] 2003年 6月 27日(金)17:45:13U+3002 さん
Re: 日韓友好ムードは本物なのか
[17363]月の輪熊 さん
私が習った中学校の地理教科書では、「韓国の南海岸では九州のテレビが映る」という記載があったのですが、「日本の放送を受信できないように強い電波を出している」ことが事実であれば、実際にはそんなことはありえないことになりますね。

八木アンテナ(「拝」の右半分型をした、地上波TV用のアンテナ)には単指向性があるので、日本側から妨害電波を出さないかぎり、完全に妨害することは困難です。
八木アンテナ指向性パターン http://www.kansai-elec.co.jp/airportal/products/option/

韓国がしていることで、腹の立つことも多々あろうかとは思いますが、その怒りの矛先を韓国国民全体に向けたり、あからさまな嫌韓感情、蔑視意識につなげないで下さい。

もちろん、韓国全体を嫌ってはいませんので、ご安心ください。
そのような印象を与えたとしたら、遺憾です。

ただ、KBSは嫌いです。
実際に被害を被っていますから。
まして、その目的が非民主的なもの(国民に外国放送を聴かせないため)ならなおさらです。

KBSは、日本に向けて「わが国は非民主国家だ」と宣伝放送しているようなものです。
(もちろん、現在はあらゆる面で民主化が進んでいることは承知です)

北朝鮮の混信ラジオ「救国の声」があからさまな対南謀略放送なのも、対韓感情に悪影響でしょう。
KBSはあくまで国内向け放送なのに、どうしても混同されてしまいます。
(「救国の声」はスパイ向けの「諜報無線」とは別です(管轄は同じですが))

ついでに、日本のラジオ放送を聴くときよく問題を起こす近隣国のラジオ局を表にしてみました。

周波数(kHz)出力(kW)局名所在地
55820AM神戸神戸
558250KBS社会教育第1テグ
1008600CBS台湾
100850ABCラジオ大阪
10531000救国の声北朝鮮
105350CBCラジオ名古屋
1134500KBS社会教育第1ソウル
1134100文化放送東京
1170500KBS社会教育第2キムジュ
117950MBSラジオ大阪


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