最近落書き帳への投稿が少なくなってきたこともあり、七番勝負の感想も省略するつもりでしたが、伊豆之国さん(
[84000])の投稿に引き寄せられたような気がしたので(笑)、久しぶりに感想を書かせていただきます。
今回は問題番号順で行きます。
問一 宇都宮市/佐野市(
[83893]、22位)
■第95回全国高校野球選手権記念大会地区大会優勝校と準優勝校所在市
前に類似問題が出ていたのと、問七の存在、同一都道府県の組み合わせしかないことからわかりました。問七と同じ宮城県は準優勝校が柴田町のために該当せず断念。なぜか作新学院のある宇都宮市に目が行き、準優勝校は青藍泰斗(旧・葛生高、佐野市)であることを確認の上で解答。
問二 国立市/釧路市(
[83893]、19位)
■最初の読みの五十音別に面積最小と最大(濁音・半濁音は区別しない)
頭のかな文字が全て同じということと、面積最小の蕨市、面積最大の高山市がともに問題の市の中に入っていることからわかりました。寝屋川市/根室市なんて面白そうだなぁと思ったけど、ぺとぺとさんが既に解答されていたので、根室市の隣の市(間に別の市を挟まないという意味)である釧路市を含むペアで解答。
問三 ×浜松市・岸和田市(
[83947])→伊達市(北海道)・千葉市(
[83958]、25位)
■人口合計100万人(誤差1000人未満・2012年10月の推計人口)
これが最後まで残ったのですが、第二ヒントまで解読して「足すと100万人」ということはわかりました。データベース検索で市の人口順に出力し、電卓で足し算を繰り返して答えを導き出していったのですが、推計人口と国勢調査人口(2010年)のどちらかがわからず、両方とも出力したのがミスの原因でした。国勢調査人口だと浜松市が800,866人、岸和田市が199,234人で、だいたい100万人になりそうなのが計算せずともわかります。合計すると1,000,100人ときれいな数字になったので、これを解答したらなんと誤答。そこで、問題文の
5.問題は原則として2013年8月5日以降の最新情報を基にしていますが、
を見落としていたのに気づいたのでした。国勢調査人口は2010年のデータなので「最新」ではないのですね(国勢調査の中ではもちろん最新ですが)。推計人口順の
ランキングデータのページを発見したことにより推計人口であることはわかりましたが、ペアの一方が千葉市か北九州市を含む解答ばかりだったので「それ以外の解答」を探すべく、堺市以降鹿児島市くらいまで必死に計算しまくりましたが、問題か既出解しか出てこないので断念。「面白みのない解答」だと思いつつペアの一方に千葉市を含む解答を選択。伊達市(福島県)は他の問で解答されていたが伊達市(北海道)はまだ解答されておらず、自分でも解答したことがない市だった(はずな)ので解答。完答となりました。
問四 京都市/和歌山市(
[83893]、22位)
■一桁・二桁国道(旧一級国道)の起点と終点
星野彼方さんの京都市/下関市(
[83763])、おがちゃんさんの新潟市/京都市(
[83785])で国道だと確信しました。該当しない青森市/秋田市が国道101号であることを確認し、番号が2桁以下の国道であることもわかりました。お二人同様に京都市を含むペアで答えたくなり、国道24号の京都市/和歌山市を解答。
問五 光市/市川市(
[83894]、21位)
■市名苗字の市長(市長の市と苗字の市)
これも前に類似問題が出ていたこと、該当しない市が旧字体や異体字を含む苗字であることを見抜き(おそらく
[76791]の指摘を受けてのことでしょう)、共通項がわかりました。全国市長会のサイトを見て山陽小野田市/白井市を解答しようとしていたのですが、前回の類似問題は読みが違う場合はダメだったので、一応調べたら「しらい」さんだったためボツ。同じ山口県内にある光市/市川市を解答。
さて、前回の類似問題で私が指摘した旧字体や異体字ですが、私はこれらも正解に含めたほうが意外性もあってよかったと思っています。旧字体や異体字は「同じ漢字の別の字体」であって「別の漢字」ではありません。旧字体が当然であった時代の歴史上の人物の氏名を新字体に改めることが許されるのはそのためです。ところが、特に日本では異体字を「先祖伝来の文字」だと考える人が殊の外多く、そのために「本人の意志を尊重し、勝手に新字体に改めるべきではない」という風潮が生まれつつあります。そのせいで「辺」などは「邊」「邉」ばかりではなく、30以上の異体字が「人名外字セット」に入ったりしています。私事になりますが、戸籍上の1字が異体字で、しかも「人名外字セット」に似たような字が3文字ほどあって自分でもどれが正しい文字かわからず、しかも一般的に使っていたのは新字体の方でしたので、役所に戸籍の訂正を申し出て新字体に改めました。ですので、異体字を「本人の意志を尊重する」という名目で残すという考え方には賛同しません。
問六 所沢市・三鷹市(
[83947]、22位)
■同一日に市制施行(その2市のみの場合で、消滅した市を含め3市以上の場合は除く)
第二ヒントまで解読したところでわかりました。かつて住んでいた所沢市が該当することがわかったので、三鷹市とのペアを解答。
問七 多賀城市・さいたま市(
[83893]、19位)
■第95回全国高校野球選手権記念大会対戦カード校所在市(8月5日の最初の抽選結果以降決勝戦までの対戦すべてが対象)
これはたまたま解答途中に高校野球を見ていたのでわかったのですが、解答時点ですでに決定していたカードは全て解答済み。仙台育英は仙台市と多賀城市に校舎があることは既に知っていたので、「仙台市でなければ多賀城市だろう」ということで多賀城市・さいたま市を解答。「該当しない市」を逆用する解答だったので受けが悪かったかもしれません。
総評です。解答開始時期が遅かったのでメダルは最初から諦めていましたが、6問目まで誤答0で解答し、7問目も共通項は詰めていたにもかかわらず痛恨のミス。詰めが甘くて正答率10割を逃してしまいました。
また、気になったのですが「・」と「/」の書き間違いにより採点対象とならなかった解答をいくつか見かけました。順序形式(「/」)を順不同形式(「・」)として解答した場合は採点対象外(または一律誤答)でも仕方がないと思いますが、その逆、つまり順不同形式を順序形式として解答した場合は採点対象にしても良かったのではないかと思います。というのは、順不同形式は順序形式の正順・逆順の両方を包含すると考えられるからです。明らかな誤りであるとはいえない解答はできるだけ有効にしたほうがいいのではないでしょうか。