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88さんの記事が5件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[77493]2011年1月21日
88
[77488]2011年1月19日
88
[77440]2011年1月14日
88
[77341]2011年1月5日
88
[77148]2010年12月31日
88

[77493] 2011年 1月 21日(金)20:43:3288 さん
町・大字・小字の続き 豊田市大倉町柳ハザマの地番について
[77486] okiさん
[77490] EMM さん
豊田市大蔵町柳ハザマの地番の件ですが、実は、この手のものを調べる方法の一つとして、[77488]拙稿では触れませんでしたが、過去ログでもご紹介したことがある登記情報提供サービスというものがあります。
利用時間は、平日の午前8時30分~午後9時までなので、以前は午後7時までであったことに比べると便利になりましたが、まだまだ、不便です(官報情報検索サービスは24時間、年中無休なのに)。

で、時間が取れたので、試してみました。
「豊田市大蔵町柳ハザマ」で調べると、次の地番が確認されました。地番区域が小字単位であることも確認できました。
1番26番49番718番221番629番836番245番
2番26番59番918番326番29番936番346番
4番36番612番319番227番29番1037番147番
4番46番712番420番128番130番237番248番
4番58番216番220番228番430番338番49番
4番78番316番321番129番131番39番50番
4番88番416番421番229番433番140番51番
4番98番516番521番329番534番42番52番1
4番109番517番221番429番635番243番
6番39番618番121番529番736番144番

なお、この登記情報提供サービスで見ると、豊田市大蔵町には、次の小字があり、それぞれが地番区域となっているようです。
あ行石神漆上大木本
か行笠松上ノ入川平
さ行山梨下垣内下田神田砂田
た行竹ノ下寺ケ洞
は行八九成花立東洞久上本城盆地
ま行森下
や行柳ハザマ山ノ田横手山
――――――――――
小字を確認しようとしてさらに調べてみると、豊田市HPの合併に伴う新町字名一覧の中の合併に伴う新町字名一覧(Excelファイル)でも、これらの小字については一覧が紹介されています。

――――――――――
さらに、市区町村変遷情報とつなげて発展させてみます。近世村としては、「東加茂郡大蔵村」であったことがわかります。
M11東加茂郡 広岡村新設東加茂郡 大蔵村, 小手沢村, 西樫尾村, 切山村, 小町村, 御蔵村, 東渡合村, 実栗村
M22.10.1東加茂郡 阿摺村新設/村制東加茂郡 広岡村, 東中山村, 白山村, 栃ノ沢村, 大塚村,
塩ノ沢村, 中立村, 摺村, 葛村, 大河原村, 月原村
M39.5.1東加茂郡 阿摺村新設東加茂郡 阿摺村, 瑞穂村, 大和村
S30.4.1東加茂郡 足助町新設東加茂郡 足助町, 盛岡村, 賀茂村, 阿摺村
H17.4.1豊田市編入豊田市, 西加茂郡 藤岡町, 小原村, 東加茂郡 足助町, 下山村, 旭町, 稲武町
[77488] 2011年 1月 19日(水)22:20:2088 さん
町・大字などについて
本稿準備中に[77486] oki さん の投稿があり、特に郵便番号データに関して私が述べようとしたことの数倍の考察がなされました。敬服。その他の箇所を中心に述べます。

「町」「大字」「小字」については、「正式なもの」「通称」の区別が(定義を含めて)なかなか困難で、よく話題になるところです。
私は、本「都道府県市区町村」のサイト内のデータとして、このうち「町」「大字」を正しく整理した上で、その一覧を提供できないか、と考えています。
(グリグリさんには、この件をお伝えしたことがあったような、ないような・・・。)
「小字」の調査には、多大な時間と労力を要します(法務局での調査等を行えば不可能ではありませんが、現実には大変困難と推測されます)。
これに比して、「町」「大字」は、比較的可能であると考えます。

例えば、自治体等のweb上で検証可能なものも多数あります。
●例1:自治体の例規集、住所一覧、町丁別人口一覧等で確認可能なもの
高松市丸亀市さいたま市さいたま市(Excelファイル)市川市町丁別人口・世帯数(Excelファイル)
●例2:合併協議会HPで確認が可能なもの(合併に際し合併協定項目として「町・字の取扱い」が必須である)
村上岩船地域5市町合併協議会協議結果内、その1(pdfファイル)その2(pdfファイル)
栃木市・大平町・藤岡町・都賀町合併協議会第1回会議資料2-1(pdfファイル、170/209頁)

また、次のデータを利用すると、一覧を作成するの大いに参考となります。
1郵便事業株式会社郵便番号データ
2人文社日本分県地図地名総覧(リンクはアマゾンの販売サイト)
3私が市区町村変遷情報の編集に際しExcelデータで整理している近世村のデータ
4各種地図サイト

1は、[77486] oki さん が述べられたとおりです。csvファイルで加工もしやすく、大字単位・小字単位の地番区域設定のデータもあります。ただし、私が地元香川県を見た限りでも「一町域」や地番区域については正確ではなく、精査は必要です。
2は、分県地図の地名部分だけを抽出した一覧のデータがあります(私は購入済み)。ただし、pdfファイルであり、しかも、コピー・ペーストは不可です。もちろん精査も必要です。
3は、直接関係ないとも言えますが、私自身が市区町村変遷情報に際し、近世村をすべて入力する作業を行っており(南から進んで現在福島県を作業中)、近世村≒大字(例外あり)であることから、活用可能と考えています。
4は、[77486] oki さん が述べられたとおりです。付け加えて言うと、「地番」を表示できるサイトもあることから、地番区域を考察するのに参考となりそうです。
例えば、坂出市加茂町8番坂出市加茂町甲8番とは、同じ「坂出市加茂町」であり、市制町村制施行時は阿野郡加茂村ですが、市制町村制以前の旧阿野郡鴨村は現在では「坂出市加茂町○番」と表記し、旧阿野郡氏部村は「坂出市加茂町甲○番」と地番の前に「甲」を付して区別します。

ちなみに、町・大字については、[74012] グリグリ さん でも紹介のあったちょっと便利帳もありますが、正確でない箇所を多数発見しています。大字と小字を混同したり、複数の大字を分離できていなかったり、・・・。

「地番」「番地」の違い、「地番区域」などについては、かなり制度・用語が複雑なのですが、町・大字を理解するのには重大な要素です。これらに際して興味のある方は、手前味噌ではありますが、拙稿一連の投稿もご参照ください(小字、住居表示なども含む)。
地番区域は、法的根拠のみを特に抜粋して挙げておきます(不動産登記法第35条不動産登記規則第97条)。

――――――――――
これらは、「住所とは何か」に話題はつながります。先ほど挙げた私の一連の投稿で、実は2年以上前の第二十回十番勝負問五問六問九でこれに関連した話題になったことがあり、私も投稿していたもののさらなる確認作業(調査)に着手できず、そのままになっています(原稿は途中まで書いているのですが)。今回のことをきっかけとして、再度、投稿準備にあたりたいと思います。市区町村変遷情報にも関連する要素となりますので。

まだまだ書き足りないことがありますが、とりあえず今回はここまでといたします。
[77440] 2011年 1月 14日(金)21:48:4388 さん
第三十回 十番勝負
問一:藤枝市
問二:裾野市
問三:沼津市
問四:大垣市
問五:富士宮市
問六:南足柄市
問七:北名古屋市
問八:野洲市
問九:あきる野市
問十:湖西市
[77341] 2011年 1月 5日(水)20:34:3588 さん
蓮田市の改称について
本年もよろしくお願いいたします。

[77338] ペーロケ さん
市区町村変遷情報における旧字体・新字体の表記方法については、[56275] [74087] 拙稿で方針を述べております。趣旨を再々掲すると、次のとおりです。
(1)現在、常用漢字を使用しているものは、近世村当時から常用漢字で表記する。
(理由:旧字体から常用漢字(旧当用漢字)へは一括して字を置き換えただけであり、自治体が「表記を変えた」ものではないため)
(2)(1)にかかわらず、旧字体から常用漢字への変更(またはその逆)が「改称」の手続きを経ている場合は、その「意図」を反映させる。
(改称までは旧字体で表記し、改称後は常用漢字で表記する、等)
(3)現在、常用漢字があるにもかかわらず、「あえて」いわゆる旧字体で表記しているものは、その意図があるとみなし、近世村当時からその「旧字体」で表記する。
(4)現在、常用漢字以外の漢字を使用しているものは、近世村当時からその字体で表記する。
(漢字の部分(偏・旁など)において常用漢字に置き換えが可能であっても、漢字全体が常用漢字か否かで判断する。)
(5)(1)~(4)にかかわらず、これらの文字がネット上で使用することができない場合(同じ字体の漢字がない場合(文字化けする恐れがある場合を含む))には、便宜上、類似した字体で表記し、備考欄のコメントで補足する。

また、[67802]拙稿では、「市町村の名称の書き表わし方について」(昭和33年4月21日自丙行発第7号自治庁行政局長通知)を投稿しました。
要点を抜粋すると、次のとおりです。
市町村の名称の字体が当用漢字字体表にない従来の字体である場合において、当用漢字字体表の字体を用いて書き表わすこととしても、地方自治法第3条第3項の規定による名称変更に該当しないものである。
つまり、「旧字体→新字体」は改称とは取扱わないので条例による手続きは不要、ということを、自治庁が都道府県知事あてに正式に通知したものです。

――――――――――
さて、今回の蓮田市の件について。
これは蓮田市が、「市の名称変更に関する条例」のとおり、地方自治法第3条第3項による条例を制定したものです。
(自治体の改称の根拠が総務省告示ではなく自治体の条例であることは、過去の投稿のとおり。総務省告示は単なる周知措置)

一方、「廣嶋市」「広島市」の件については、
・「廣」「広」は旧字体から新字体に置き換えただけであり、同じ文字である。
・「嶋」「島」は、当時としては「表記の揺れ」である。
・よって「改称」手続は成されていない。

以上のように、蓮田市は正式な改称手続きを経ているのに対し、広島市は改称手続きを経ていません。
蓮田市の改称手続きは、例えば、市区町村雑学消滅した市の蓮田市のすぐ上に記載されている、H18(2006).1.1付けの水海道市から常総市への改称(同時に編入)とまったく同じ手続きを経ています(H17.3.23付け平成17年水海道市条例第7号市の名称変更に関する条例)。

表面的な字体の相違よりも、手続きの実体上の相違を鑑みれば、グリグリさんの対応は十分に理にかなっていると考えます。

――――――――――
web媒体上での表示における同様の問題としては、例としてはH3(1991).10.24付け奈良県添上郡都祁村 の「書体変更(示偏→ネ偏)」が挙げられます。
2つの件とも、画像で字体を作って表示する方法もあるのでしょうが、汎用性に難があるため、説明文で対処している現在の方法でやむを得ないと思います。
[77148] 2010年 12月 31日(金)20:01:1288 さん
ゆく寅くる卯
本年も残すところあと数時間となりました。例年どおり、一年を回顧します。

今年も、私の「都道府県市区町村」における活動は、市区町村変遷情報の編集作業が中心となりました。
主として、市制町村制施行時の情報を、14府県約4,000件を追加しました。この件数は、グリグリさんに一括登録という手法([76590]拙稿、[76620]グリグリさん)を用意していただいたことが大きく寄与しています。
昨年後半以来課題となっていた「市町村の一部区域にかかる廃置分合の表記方法について」は、皆様から様々な意見を頂戴し、[75399]拙稿で一定の結論を出すに至りました。お蔭様で、現在では迷うことなく、編集作業を行っています。
一方、むっくんさん他多数の方々から、各種ご指摘を頂いていましたが、明年へ積み残してしまいました。申し訳ありません。

今年も筑波オフ会に参加し、また3県境探訪にも参加することができました。ありがたいことです。

経県値は、全体で68点、そのうちいつもの四国・九州アイランドリーグ遠征等に伴うものが39点、その他が54点。いずれも、昨年([73500])よりは控えめです(生涯経県値は、既に一昨年に事実上満点の190点に達しています)。


本年も、皆さまには何かと大変お世話になりました。明年もよろしくお願いいたします。ではよいお年をお迎えください。


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