[92120]稚拙さん
「長い橋」のある島
「長い橋」とは、昨年(2015年)1月31日に開通した「伊良部大橋」(宮古島~伊良部島)のことでしょう。開通時に
[87240]k-ace、
[87242]hmtさんで話題になりました。無料で渡れる橋では日本最長の3,540m。「さんごのしま」という語呂合わせもあるようですが。「0」=「ま」は、「丸」の「ま」?
さてその宮古島ですが、今年3月に就航した羽田空港からのANA(全日本空輸)直行便で、今月18日~19日に初めて行ってきました。
羽田空港からのANA直行便の
宮古空港到着時刻とANA機内で財布を落としたこととそれによる財布の受け取りにより、平良市街で原付をレンタルしたものの、初日は夕焼けのみ。
夕焼けの伊良部大橋(
宮古島から、
伊良部島から)、伊良部島の
渡口の浜で日の入り
さて写真でも判る通り伊良部大橋は2か所高くなっているところがあります。長山水路(27m)、久松水路(7.6m)と呼ばれ、貨物船・多良間航路や漁船が通るために高くなっているのです。
伊良部大橋開通により宮古島~伊良部島の航路は廃止。その代わり、
はやては伊良部大橋周辺等でクルージングを行っているようです。
その後は下地島の
さしばの里にある旧ANA乗員宿舎をホテルにリニューアルした
下地島コーラルホテルで一泊。併設されている
お食事処さしばで
宮古牛ジャンボハンバーグを頂きました。
「サシバ」(漢字で書くと「鸇」「差羽」)ですが、
[87788]Nさんにもある通り
宮古島市の市の鳥にもなっている鳥です。
サシバを市の鳥と制定しているのは
[87788]Nさんによると宮古島市1市だけとのことですが、
こちらによると夏場には本州にいる渡り鳥とのこと。越冬のために愛知県渥美半島、鹿児島県佐多岬、沖縄県伊良部島等宮古諸島(宮古群島)を中継し、東南アジアの国々で越冬するようです。伊良部島等宮古諸島(宮古群島)がサシバの渡りの中継地としては日本最大とのこと、
宮古島市
昔は食料として、また子ども達のおもちゃとして捕獲されていたが、現在は数が減り、国際保護鳥に指定されている。
翌日も晴れ。
[87242]hmtさん
下地島と伊良部島との間の水路は狭く、航空写真では殆ど1つの島のように見えますが、県道の国仲橋を含む6本もの橋で結ばれていました[82809]。
そのうちの一つ、
国仲橋から。下地島と伊良部島は別の島なのですが、その間は写真の通り川のようでした。
宮古島市役所伊良部支所に行ってみると支所近くの看板は「
(伊良部町の町章)伊良部町役場⇒」と合併から11年以上経ちますが合併前のままでした。その後下地島に戻り
通り池に。「下地島の通り池」として
国の名勝及び天然記念物に指定されています。
琉球大学博物館 風樹館によると
直径55m、水深40mの池と、直径75m、水深50mの池が地下でつながり、海に近い方の池はさらに地下の洞穴で海とつながっている。これは海岸部にあった鍾乳洞が波の力で削られて大きくなり、その後天井の2カ所が崩れて池になったともの考えられている。このような海岸部の石灰岩洞穴が作り上げる地形は珍しく、周囲の植物とともに学術上貴重な地域である。
また、通り池はダイビングスポットとしても有名とのこと。
その後伊良部島を経由し伊良部大橋へ。
伊良部大橋の高い部分から伊良部島と
宮古島から伊良部大橋。宮古島から更に
来間大橋を渡り来間島の竜宮城展望台に上ると、
写真の通り12月でも美しい宮古ブルーの海でした(写真の対岸の宮古島の部分が
東洋一美しいビーチと言われる「与那覇前浜」あたり。今回行けませんでしたが)。
[87242]hmtさんの記事にもありますが、下地島は旧 伊良部町で、旧 下地町は宮古島南西部と来間島。
宮古島に戻り、
さとうきび畑の横や
国道390号を通り、
東平安名岬へ。
[91311]k-ace(御前埼灯台)でも触れた日本に15基ある
参観灯台のうちの1基である
平安名埼灯台を上るとここでも
美ら海。その後宮古島を北上し
池間大橋を渡り
池間島の砂浜へ。
池間島といえば
[85798]hmtさん
古い時代には、東西2つの島に分かれていたのかもしれませんね。
こちらによると2つの島に分かれていたとのこと。
池間島で
宮古そばを頂いた後、宮古島に戻り
雪塩製塩所で
雪塩ソフトクリームを頂きました。宮古島では有名な
宮古島まもる君を撮影し、原付を返却し、宮古空港で雪塩宮古島サイダーを飲み、宮古空港からANAの羽田空港直行便で帰路へ。
与那覇前浜など今回行けなかったところも多いので、いつかまた宮古島に行きたいと思います。
今年3月26日までは本州と宮古島の通年直行便は日本トランスオーシャン航空の羽田空港~宮古空港便だけだったのですが、今年3月27日に
ANAの羽田空港~宮古空港便、関西空港~宮古空港便(関西空港~宮古空港便の季節運航便は過去にあったようですが)の通年直行便就航以降、
宮古島への入域観光客数(PDF)が大幅に増加していて、今年4月~9月は約43万2千人と前年同時期(約27万6千人)と比べ約56%増加しているとのこと。過去を見てみると伊良部大橋開通も多少は影響しているのかもしれませんが、奄美大島(
[89281]k-ace)同様、本州との通年直行便の就航拡大は大きいようです。