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落書き帳から選び抜いた珠玉の記事集

都心、副都心、新都心について考える

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記事数=12件/登録日:2003年6月14日/編集者:YSK

新宿や渋谷、池袋などは東京の「副都心」と呼ばれます。また、周辺部には、さいたま新都心や幕張新都心などの「新都心」なる街区もあります。これら「都心」、「副都心」、「新都心」とは、どういった概念なのでしょうか?

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[1241]2002年4月12日
琉球の風
[1849]2002年6月13日
ムンク
[4825]2002年11月12日
深海魚
[6192]2002年12月9日
ビルディング
[7835]2003年1月17日
special-week
[7889]2003年1月18日
YSK
[7924]2003年1月19日
Issie
[7929]2003年1月19日
special-week
[7934]2003年1月19日
Issie
[7935]2003年1月20日
YSK
[8901]2003年2月8日
Issie
[14770]2003年5月6日
深海魚

[1241] 2002年 4月 12日(金)12:28:36琉球の風[てつ] さん
那覇新都心
現在、那覇市北部(区別する程広くないですが)で開発が進められている
那覇新都心ですが、最近ようやくある程度の建物が建ち始めています。
新しい市役所も域内に建つ予定ですが財政難の那覇市は当分、独自の庁舎は
建てずに、民間に依頼した建物を市側がリースして運用するとのこと。
人口は那覇の3分の1である隣の浦添市は、11階建の立派な庁舎を持って
いますが、その那覇の暫定庁舎は5階建の予定だとか。暫定、と割り切っても
貧弱な感じがします。ところで、この那覇新都心の開発により減少していた
那覇市の人口が徐々に増加傾向にあるとのことです。30万人を割らないよう
どうかこのまま増加してほしい!
[1849] 2002年 6月 13日(木)23:41:58ムンク さん
Re.人口
ここ数年、東京・名古屋など社会減になっていた自治体も社会増に
転換してますね。また、その他の政令指定都市でも社会増に転じたり
社会減の幅が縮まり、自然増が上回るなど北九州市以外は人口が
増加しております。

地価の下落で便利な都市部に住宅を求めやすくなったのが原因であると
言われております。

バブル時代、急速に大都市郊外に住宅地が広がったのですが、通勤・通学に
費用と時間がかかるうえ、都市基盤整備が十分でなかったり、行政水準が
低かったりするなど、住環境の整備が宅地開発に追いついていないことも
都心回帰現象を生んでいる一因のようです。
[4825] 2002年 11月 12日(火)12:59:17深海魚[雑魚] さん
さいたま新都心
[4779] YSKさん
さいたま新都心の合同庁舎は、仕事で何度か訪れています。最初に訪れたのは 2001年早春。
構造上ホーム増設が困難とはいえ、湘南新宿ライナーの素通りに歯痒さを覚える新都心駅が
開業する直前の事で、この時は埼京線北与野を利用。日中はやたら快速ばかりで、普通便が
なかなか来なかった印象がありました。

当然、上階から展望を楽しみ、役所である事もわきまえず列車撮影もして来たのですが、当時
北側の明治生命ビルは建設途上で大宮駅が良く見えたものでした。その展望を遮ってしまった
明治生命ビル、果たして一般開放の展望スペースがあるものか、あるなら三脚と時刻表片手に
腰を据えて撮影に赴きたいものですが。 (笑)

庁舎からの展望で印象的だったのは、参道の全体がばっちり俯瞰できる大宮氷川神社ですね。
これだけの規模の市街地にあって、かかる参道を擁するあたり、同神社の格の高さを感じます。
そして、当掲示板でも物義を醸した 「見沼」 方面であろう、東側一帯はまだまだ自然が多く残り、
首都圏とはいえ、23区内との趣の違いを改めて実感しました。なお、この日は快晴だった事から、
東側に筑波山、北側に赤城山、西側に秩父連山が遠望できました。

ちなみに大宮駅西口とくれば、私なぞはまず、コミック専門書店 「まんがの森」 を連想します。
大宮駅に限った話ではありませんが、併設百貨店のマスコット 「ルミ姉」 は独特ですね。 (笑)
[6192] 2002年 12月 9日(月)16:39:30ビルディング さん
東京再開発
最近、六本木や汐留、品川などの都内再開発地区の開発が完成段階にはいりどんどん高層ビルがふえるなーと思います。僕はマンハッタンの高層ビルが集中的に建っているというのがかっこいいとおもってしまうのでいいなって思います。でも東京は都心が、銀座、丸の内、大手町、新宿、池袋、渋谷など機能によってはなればなれになっているのでそういうのは期待できない気がします。みなさんは東京のそういう都市の構図だとかについてどうおもいますか??また、さらなる再開発地区を知っている人は教えてください。
[7835] 2003年 1月 17日(金)23:02:47special-week[ヒロオ] さん
副都心と新都心を考える

 さいたま新都心が登場して以来、副都心・新都心の波は収まったようですが、それでも新宿副都心、臨海副都心、幕張新都心、さいたま新都心など副都心・新都心の設立ラッシュがありました。
 ところで、副都心、新都心の定義ってなんなんでしょうか?
 新宿は副都心というよりも十分「都心」だと思うのですが、いまだに副都心を名乗っていますね。地方自治体の中心行政機関は副都心、国政機関は主都心なとと決まっているのでしょうか?
 住む地域地域にもよると思うのですが、上野界隈を副都心という人もいます。果たして副都心とはなんなのでしょうか?
[7889] 2003年 1月 18日(土)22:25:31YSK さん
NHKスペシャルから
今、NHKスペシャルで超高層ビルの建設ラッシュの続く東京についての特集をやっていましたね。2003年には容積にして東京ドーム48個分にもなるビルが建設されるとのこと。

政府の景気浮揚策の一環として、敷地の一部を公共スペースや緑地スペースとして供出すれば容積率を最大1500%に緩和するとか、また一定の地域を指定してその中での高層ビルの建設には原則として制限をつけないとか、とにかく2003年は東京に新宿副都心がもう1個出現してしまうくらいの規模のオフィススペースが供給されるそうです。

このすざまじいまでのオフィススペースの供給が、既存のストックを圧迫する恐れが多方面で指摘されており、不動産業界では「2003年問題」と呼ばれて大きな問題になっているそうですね。

また、団塊の世代の退職等に伴い、オフィス・ワーカーの人口も着実に減少していくので、これから着実にオフィス需要は減少していきます。

また、このことは周辺のプロジェクトにも及んでおり、横浜市のみなとみらい21、千葉市の幕張新都心、さいたま市のさいたま新都心などは、いずれも思うように就業人口が伸びず、需要を充てこんで造成した土地もなかなかさばけないなど、苦戦を強いられているようです。

これらの周辺都市における副都心建設プロジェクトは、第三次全国総合開発計画(1977年策定、以下「三全総」と書きます)の流れの中で進められました。この三全総においては、大都市圏での人口集中を抑制して、周辺地域の開発をすすめ、均衡化を図るということに主眼が置かれました(「定住圏構想」も、三全総のメインテーマでしたね)。東京大都市圏では、この思想が、周辺都市に副次的な業務核をつくり、「業務核都市」と位置付け、計画的に都心の業務機能を移転するとされたのです。この流れの中で、みなとみらい21、幕張新都心、さいたま新都心などがつくられていったのですね。

しかしながら、2003年は、東京都心における、すさまじいまでのオフィスビル建設ラッシュが続きそうな趨勢です。東京の都市景観も、かなりドラスティックに変わっていきそうです。

まあ、私には以上の諸問題の是非を論じる能力はありませんので、動向を見守っていきたいですね。
[7924] 2003年 1月 19日(日)20:43:36【1】Issie さん
都心・副都心・新都心
[7835]ヒロオ さん
ところで、副都心、新都心の定義ってなんなんでしょうか?

これって用語上の定義なんてないと思いますよ。
「副都心」という言葉の出所は1960年代から70年代に東京都が策定した都市計画なんじゃないかと思います。つまり従来の都心である丸の内・日本橋地区へ集中している管理中枢機能を分散させるために,渋谷・池袋などを「副都心」として育成する。中でも新宿(正確には新宿ではなくて旧淀橋区の角筈(つのはず)地区ですねぇ)には淀橋浄水場という広大な空き地予定地がありましたから,まずはその第一候補。
そして上野地区も,副都心として整備することが策定されていました。
バブルの頃に大流行した横浜や幕張,浦和・与野・大宮3市の「新都心」も,プロジェクトの名称として「新都心」と呼んだだけだと思います。

つまり,学術上の用語ではなくて,政策上のキャッチコピーなんじゃないでしょうか。
だから定義なんてなくて,“言った者勝ち”。そして定着しちゃえばそのまんま。
そんなもんだと思います。
[7929] 2003年 1月 19日(日)22:35:02special-week[ヒロオ] さん
副都心・新都心の次世代戦略を考える
[7924]
Issie様
つまり,学術上の用語ではなくて,政策上のキャッチコピーなんじゃないでしょうか。
だから定義なんてなくて,“言った者勝ち”。そして定着しちゃえばそのまんま。

ということは、定着してしまえばそのまま「副都心」「新都心」になるわけですね。となると、今後地方にも副都心・新都心ができそうですね。私は関西方面には不案内ですが、茨城圏域、山梨圏域、静岡圏域、名古屋圏域に今後副都心・新都心化の波が来るのではないでしょうか。特に昨今の市町村合併により大都市、政令指定都市が乱造されるわけですから都心は絶対増えるでしょう。
 個人的には、都心と呼べる地区ってのはこれ以上増えてほしくないんですけどね。

 今、再開発で元気な東京都で新都心と今後呼ばれるような場所ができるのか?と考えるとなかなか難しい。汐留もシオサイトという街区ができておりますが、副都心・新都心の名前は拝命しておりません。東京都内ではこれ以上都心はできないかもしれません。横浜のみなとみらい21地区も副都心・新都心の名前は聞こえないし、副都心・新都心ってのは一時的なブームだったのでしょうか?
 個人的な予想では、蒲田・羽田・川崎あたりの臨海工業地帯、木更津を中心とした千葉県東京湾沿岸地域などに副都心・新都心ができそうだと思ってたんですけどねぇ。
[7934] 2003年 1月 19日(日)23:39:30Issie さん
都心
[7929]ヒロオ さん
個人的には、都心と呼べる地区ってのはこれ以上増えてほしくないんですけどね。

ところで私は,「都心」はある程度定義された用語だと思っていますよ。「都市の中心域」というほどの意味で。別に「東京“都”の中心」と限定されるわけではない。

だから東京に限らず,横浜なら県庁や市役所(市庁)そのほかの管理中枢機能が集積している関内地区を「都心」と呼ぶし,名古屋や大阪にも「都心」はあると考えています。
もちろん,その場合には“ある一定程度以上の規模”の都市であることが必要だとは思いますが。この際,単なる呼称に過ぎない「市」や「町」にはこだわらない。もっとも,現実の「町」の中で「都心」と呼べるほどの規模を持つものはないように思いますけどね。

汐留もシオサイトという街区ができておりますが、副都心・新都心の名前は拝命しておりません。

だからとりあえず,そういう名前で呼んでないだけだと思いますよ。誰も言わなきゃ,それでおしまいです。まあ,キャッチコピーとしては一時の流行だったのかもしれません。
けれども現実にはこの地区に管理中枢機能が集積して「都心」に成長する可能性はあると思います。
都庁やJR東日本が西新宿へ移転した,というのはこの地区では後発グループに属するわけですが,新宿は確かに「第2の都心」としての地位を固めているように見えます。けれども,従来の「都心」である丸の内・日本橋地区の集積の厚みを凌駕して,「都心」の地位を奪うにはまだ力不足かな,という気もしますね。

横浜では,
商業中心が関内地区や伊勢佐木地区から横浜駅周辺(特に西口)に移ったのは明らかなように思います。企業の本社・支社機能はそれでも関内地区に集積していたのですが,こちらも「みなとみらい地区」に移りつつあるようです。国や県・市の官庁は当分ここを動く気配はなさそうですが。ともかく,企業の動向いかんによっては,「横浜の都心」が関内地区から「みなとみらい地区」に移動する可能性は十分にありそうです(あくまでも,「横浜」という都市の中でね。「東京都心」に対する“副都心”なり“新都心”としてではありません)。
[7935] 2003年 1月 20日(月)00:05:18【1】YSK さん
都心、副都心
先ほどから、都心や副都心といった言葉に対して、議論があるようですね。
私も、基本的には[7934]Issieさんのご意見に近い考えを持っています。

東京に限らず,横浜(中略)、名古屋や大阪にも「都心」はあると考えています。
もちろん,その場合には“ある一定程度以上の規模”の都市であることが必要だとは思いますが

私は、「都心」とは、ある程度の中枢管理機能を備えた中心市街地のことであると思いますね。そして、1つの都市地域の中でこのような「都心」と呼ばれるべき地域が複数ある場合、本来の都心を補完する副次的な都心のことを「副都心」と呼ぶのでしょう。また、都市地理学や、都市計画学、都市工学などでは、以上のような定義で術語として存在する言葉であると思います。定義の仕方などは、研究者や学問の違いによって微妙に異なると思いますが。

新宿や池袋、渋谷が「副都心」と呼ばれるのは、東京区部を1つの都市域とみなした場合に、それらの地区が副次的な中枢管理機能の集積地域と目されるためで、「幕張新都心」はより広域的な視点で、「首都圏」というスケールで見た場合、東京の持つ中枢管理機能を補完する都心という意味で、「副都心」という位置付けがなされたのでしょう。この観点に立てば、横浜のみなとみらい21や、さいたまのさいたま新都心も、「副都心」を名乗ってはいませんが、首都圏という地域スケールにおける、東京の機能の一部の受け皿となる、「副都心」を指向したものであると思われます。

ですので、それぞれの地域が名乗っている「新都心」とか「副都心」とかいう言葉はIssieさんのご指摘のとおり、その地域におけるキャッチコピー的なもので、学術的に定義される術語としての「都心」や「副都心」とは別個の、いわば「商品名」のようなものであると理解すべきであろうと思われます。

みなとみらい21や幕張新都心、さいたま新都心については、拙稿[7889]にて触れましたとおり、東京区部の過密を緩和し、職住近接の地域構造を目指そうという三全総のなかで、業務核都市として位置付けられた都市において、中枢管理機能の受け皿として建設されたという経緯があります。
しかしながら、[7889]にて書きましたが、近年では東京都心におけるオフィススペースの供給が急速に進んでおり、1980年代には進むと思われていた、中枢管理機能をも含めた東京大都市圏の郊外化が、再び東京都心に回帰する動きが顕著なようで、上記いたしました3つの首都圏の副都心は、移転を予定していた企業が計画を取りやめ東京に移転先を求めてしまうということが増え始め、苦戦を強いられているようです。

オフィス・スペースの需要は頭打ちか、むしろ減少していく方向でしょうから、都心間の競争は熾烈を極めることになると思います。ですので、過剰な「都心」的地域の乱造をよしとしない考えには、一定の理解ができるとは思っております。
[8901] 2003年 2月 8日(土)08:54:54Issie さん
たいした,タマゲた
[8896] 雑魚 さん
「……… と日記には書いて置こう。」 結構流行った言い回しですが、さて何のCMでしたっけ?

「龍角散トローチ」ですね。サントリーの生ビールと一緒に,「笑点」の合間に流れていたものです。トローチもそうだけど,“粉”の方の「龍角散」で,雪の中を驀進する蒸気機関車…,と思ったら模型だった,ってコマーシャルもありましたね。雪のつもりで降らしていた“白い粉”,龍角散にかけていたのかしら。

さて,代名詞というか「符丁」のように使われる地名には,東京の都心だとこんなのもありますね。
 丸の内 → オフィス街
 霞ヶ関 → 外務省
 虎ノ門 → 文部科学省
 三宅坂 → 旧社会党(現社民党) *この場合,「永田町」は自民党
 九段,靖国(神社) → *言わずもがな,ですな
 神田 → 学生街
 駿河台 → 明治大学 *かつては中大も?
 兜町 → 証券業界
 お台場 → フジテレビ
 狸穴(まみあな:現麻布台):ソ連(現ロシア)大使館
 赤門 → 東京大学
 浅草 → 庶民的な盛り場
 渋谷 → NHK *昔々は「愛宕山」,次いで「内幸町」

歴史的用語に類するものには
 お堀端 → GHQ,マッカーサー
 大磯 → 吉田茂
 目白 → 田中角栄
 三宅坂 → 参謀本部
なんてのもありました。

…ところでタイトル,何のコマーシャルで誰のセリフか,お解かり?
[14770] 2003年 5月 6日(火)12:22:50深海魚[雑魚] さん
六本木ヒルズ
今しがたのニュースで一瞥したのですが、新規参入による競争激化で、都心のピルの テナント入居率は余り宜しくないそうですね。その現状分析を、過日オープンしたばかりの 「六本木ヒルズ」 屋上から記者が報告していましたが、先頃初めて赴いた東京タワーよりも眺めは凄そうですね。「高い所が好き」 な何とやらの私はちょっと心が躍るのでした。

そう言えば、世田谷区や北区に数年間棲息していたにもかかわらず、六本木に赴いたのはたったの一度でしたっけ。(泣) どうも埼玉の東武線沿線域のイメージは、城南地区の私鉄沿線域に比べてイマイチとする見方が世間一般では少なくない様ですが、地下鉄を介して六本木に直通している分、伊勢崎線北千住-動物公園は凄いなぁ、と思う雑魚でした。

[14769] uttさん
う~ん、報道機関といえば。。。山口県田布施町(TABUSE) → TBSかな?
はーい、大当たりぃ、象印賞ぉ。 (古いなぁ ………)

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