[21547]わたらせG さん
『御津町』の由来について書いておきます。
(1)愛知県宝飯郡御津町
第8代孝元天皇の行幸の折に、この地に停泊した事が由来。なお、何故読み方が
『みと』となったかまでは分かりませんでした。
(2)兵庫県揖保郡御津町
こちらは神功皇后(応神天皇の母)が三韓征伐の際にこの地に停泊した事が由来。
どちらかと言うとここは『御津』自体よりも(遊女発祥の地とも言われる)西側の
『室津』の方が有名かも知れません。余談ですが、隣の姫路市に住んでいる自分は
子供の頃から室津の魚を食べて育ってきましたし、小学校の時には学校行事として
毎年御津町の新舞子海岸で潮干狩をしました(市西部の小学校の場合。中心部や
東部の児童だと市内の白浜や的形になるんでしょうね)。
(3)岡山県御津郡御津町
実はこの御津町は1・2と違って単に郡名を取ったものです。その『御津郡』も
『御野郡』と『津高郡』の2郡の合成郡名に過ぎません。第一この『御津町』は
海に面していません…。
そしてこの3つの『御津町』はどれも近々消滅する運命にあるようです。
愛知県御津町は豊川市を中心とした宝飯郡市での合併、兵庫県御津町は龍野市を
中心とした揖保郡市(地元では『揖龍=いりゅう』と呼ばれています)での合併
(個人的にはこの枠組みには反対です。揖保郡御津町は生活圏・地理・歴史の
全てに於いて繋がりの深い網干地区のある姫路市と合併すべきだと自分は思います)、
岡山県御津町は岡山市を中心とした『県南政令市構想合併協議会(まだ任意協の
段階ですが)』に参加しています。
【書込訂正について】
以下の2ヶ所について追記。
(1)愛知県宝飯郡御津町の由来のところの「なお、何故読み方が~」以降。
(2)兵庫県揖保郡御津町の由来のところの「余談ですが~」以降。
既存の文章の変更・削除はありません。