HTMLとは、Hypertext Markup Language(ハイパーテキスト記述言語)の略です。「ハイパーテキスト」とは何かについては例えば
http://yougo.ascii24.com/gh/65/006577.html などを参照ください。それが自分の文書であれ他人の文書であれ、関連情報の URI を指定して読み手の興味のままにリンクを渡っていける所こそ「ハイパーテキスト」の真骨頂です。
裏を返せば、HTMLはもともと視覚表現を豊かにするためのものではありません。ある程度の表現はできますが見た目は「ブラウザ」に依存します。最近では「ブラウザ」の標準化も進んでいますがそれでも全部の「ブラウザ」で同じ見た目になるのは期待できません。そもそも「点字ブラウザ」「音声読み上げブラウザ」といったものに見た目という概念はありません。
特定の環境で見た目に凝れば、それだけ別の環境では見づらくなることがよくあります。以上は直接HTMLを書くときの話ですが、掲示板のようにフォームから入力する場合は更に制約が大きくなります。
そんな中、落書き帳の「簡易表作成機能」は縦のカラムを揃えることができる優れものです。しかし「ブラウザ」の違いを吸収するものではありません。
以上を踏まえた私の思い。
(1) 有用な情報先は積極的にリンクしてこそ、「ハイパーテキスト」は成長していきます。リンクされることを制限したり、リンクすることを遠慮することは、「ハイパーテキスト」の本質をはずしている気がします。
(2) HTMLで見た目にこだわるのはほどほどに。どうしても環境に依存しない見た目を実現したいならば、PDF(Portable Document Format)のような、はじめからそういう目的のためのものを使うほうがずっと楽です。
(3)「都道府県市区町村」は内容の充実した素晴らしいサイトです。「落書き帳」もまた然り。でも、すべてをここで完結させる必要はありません。落書き帳では表現できないもの、しにくいものを別の場所に置いてリンクを張ることは、理に適ったやり方だと思います。
(3)に関連して、Yahoo!の地域情報トピックスのようなものは「落書き帳」には必要ないと思います。Yahoo!に載った情報をネタに議論することは楽しいことです。でも同じ内容を載せるだけならば、Yahoo!のほうが充実してます。
以上、これは誰か特定の方だけへのメッセージではありません。それが必要なときには別途直接メールします。