お、港町が話題になっていますね。
実は私、この4月までの約5年半ぐらい、かなりあちこちの港湾に出張って働いておりました。
主なものをあげると、国内は、
東京港(大井、有明)、横浜港(大黒)、神戸港(六甲アイランド)、水島港(水島)、広島港(宇品)、博多港(香椎、箱崎)
ぐらいでしょうか。
一方国外では、香港、アムステルダム、上海となります。
あちこちの岸壁にアンテナを立てたり、通信回線を引いたりして、船やトラックが来たり出たりするのを待ち構えるという地味な仕事でした。
港といっても、漁港ではなく、コンテナターミナルとフェリーターミナルです。自動車輸送船も手がけました。
というわけで、
[78733]ペーロケ さん
福岡 博多港 湾の名前は「博多湾」だが、港の名前は福岡港?博多港?どっち?
これは博多港で正解です。福岡の領域にも港のエリアはありますが、貿易港としては博多のエリアが主体だと思います。
[78736]hmt さん
貨物輸送はというと、コンテナ船、RORO船【いわば運転室抜きの貨物自動車フェリー】航路(6~7コマ)。
こんなところでRORO船の話が出てくるとは思いもかけませんでした。少し上記に補足しますと、通常のコンテナ船は、コンテナを船倉や甲板にクレーンで積み上げで荷揚げ荷卸しをします。ガントリークレーンというキリンのような大きなクレーンが並んでいる専用のコンテナターミナルを使用します。
一方のRORO船は、トレーラがコンテナを牽引したまま通常のフェリーのように船尾付近から船にはいり、トレーラはコンテナを残して船から出ていきます。
RORO船のほうが港の設備が不要であるのと、荷揚げ荷卸しの時間が短いことが特徴です。
前述の博多港の場合、箱崎埠頭はRORO船も着岸するフェリーターミナル、香椎埠頭は大規模コンテナターミナルとフェリーターミナルの両方を持ちます。
また、港は空港と同じく内航用と国際埠頭とで設備はかなり異なります。
東京港でいうと、大井は国際埠頭、有明は内航専用です。
ちなみに上海港はいくつもの巨大な港からなります。私が働いたのは長江に面したRORO船の埠頭でしたが、規模感が全く日本の港とは異なり、これでは勝負にならないかも、と思ったものです。