[43986] 2005 年 8 月 9 日 (火) 00:06:58 88 さん
まず、非常にくだらないことで恐縮なのですが、88さんはあと7分早く書き込みをされるべきだったと思います(笑)。
「国立大学」に関しては、国民が「国税」として負担し、「国」において勘案して「国立大学」を全国に配置している、と考えるのが自然だと思います。想定されているとおり、「フリーライド」ではないでしょうね。
これについては、私の書いた意図と違います。
私は「東京には、人材と金が集まりやすいシステムになっている」と言う趣旨でした。
しかし、今思えば、あまりフリーライドに関係無いかもしれません。すみません。
ただ、
「国立大学」に関しては、国民が「国税」として負担し、「国」において勘案して「国立大学」を全国に配置している
と言うことであれば、岐阜県には1校しか作らないのに、(高山市と同程度の面積である)東京都に12校も作らなくても、と思うのは、田舎者のひがみでしょうか。
「公共財」「フリーライド」の議論の特徴は、・・・
ここの段落で仰っていることは良く分かるのですが、これは市町村単位で考えられているのだと思います。
私が
[41584]で「納税額の少ない個人もいるが、それもフリーライドでは?」と お尋ねすると、88さんは
[42010]で「それは『所得の再配分』である」というお答えでした。
私はそこで「そういうことであれば、すべて『所得の再配分』でいいのではないか」と思ってしまうのです。
なぜなら、地方税とは言ってみても、実態としてはどこの都道府県・市区町村に住んでいても住民税は変わらないと思います。
例えば「わが町の住民税は他市町村の3倍の率で徴収され、そのお金によってできた道路だ」と言うことであれば、フリーライドを避けることを主張するのも分かるような気がするのですが....
それから、フリーライドの議論には「だったらどうすれば良いのか?」という観点から実施できるような議論があまり存在しないような印象があります。
88さんが仰る市立大学の授業料に差をつける例は、一つの策ではあると思います。
しかし、市営地下鉄や市営バスの料金・市民病院の診察料で差をつける、とか、市外の住民が市道を利用する際には料金を徴収する、と言うことは可能でしょうか?
また
[41264]で、
方策のひとつが、たとえば税の直間比率の見直し(直接税である所得税・住民税・固定資産税などの比率を低くし、日々の財の取引に伴う間接税の比率を高める)であったり、「市町村合併」でもあるのではないでしょうか。
と仰っていますが、お金に色が付いているわけではありませんから、見かけ上の数字が変わるだけではないでしょうか?
このような方策で「フリーライド」を解消するということであれば、最初からすべて「所得の再配分」と割り切ってしまっても同じなのではないでしょうか?
[43987]faith さん
税収の配分の公平性を議論するのであれば、ここでいう「基準」を考えるところから私だったら始めるだろうと思います。
仰ることは分からないではないですが、これを真剣に考えようとすると
[43986]の下のほうで88さんも仰っていることとも重なりますが、「そもそも政府とは何か」「国と地方のあり方(地方の中でも都道府県と市区町村のあり方)」などを検討したうえで、税制度について「国税と地方税の関係」「直間比率」「課税対象」「税率」などを考えなくてはならないと思います。
また、何度も出して恐縮ですが、私としては税収配分の公平性に多少は役に立ったと思っている
法人事業税の分割基準の見直しにしても、東京都は
まるで反対のこと(PDFです)を主張しています。
何が公平なのかということは非常に難しいと思います。
ですから、そこまで考えるのは私には無理です。力不足です。
C市への配分はすでになされているという前提での、A市、B市のみに該当する「割り増し」部分(私はそのように読んだのですが、違っていますか?)の話です。
私は、自治体が徴収するのだから「C市への配分は無い」と考えていました。
市内に事業所のないZ社からC市が徴収するのは考えていませんでした。
参考までに、faithさんご自身は、フリーライドや税についてはどうお考えなのでしょうか?