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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[99315]2020年3月30日
白桃
[99308]2020年3月29日
白桃
[99304]2020年3月28日
白桃
[99303]2020年3月28日
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[99262]2020年3月16日
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[99253]2020年3月15日
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[99250]2020年3月13日
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[99249]2020年3月11日
白桃
[99245]2020年3月7日
白桃
[99242]2020年3月2日
白桃

[99315] 2020年 3月 30日(月)18:20:37白桃 さん
名邑三世代.その6(宮城県・前編)
郷土香川の町々よりも、学生時代にすごした岡山の都邑よりも、街歩きをして、この目に刻み込んでいるのが宮城県の数多く、そして質の高い名邑です。あらためて千本桜さんに感謝申し上げます。
2020年4月4日…スーパータウン大河原の一目千本桜は満開・・・(だったはず)。隣町村田では♪ここらで止めてもいいコロナ(ウィルス)~・・・を歌った(はず)。
2020年4月5日…フランク永井の生地?松山では「一ノ蔵」を試飲した(はず)。そして胸をワクワクさせて代表名邑の涌谷に向かった(はず)。そして、小牛田から岩手県人口3位に落っこちた一関乗り換えで、人口2位に繰り上がった奥州市の水沢へ。で目いっぱいお酒を飲んだ(はず)・・・
2020年3月30日…上記日程の切符を払い戻しに(取消手数料なし)、ついでに「一ノ蔵」を購入・・・
これも、[99314]グリグリさん
皆さん、極力外出はお控えください。
に素直に従った・・・というわけでもありません。(笑)
余計なことが長すぎました。

【明治の名邑】
仙台は惜しくも「別格名邑」にとどまる。石巻は流石の市街、筆頭名邑は古川、佐沼を押さえて涌谷に。代表名邑は若柳にしようかどうしようか大いに迷ったが、結局、登米に落ち着く。
ここで、想像以上の街であった若柳に贈る歌:
♪春の夜風に吹かれる若柳、見たぞ真の名邑を
その後に続くのが、白石、気仙沼、岩沼、角田、塩竈
そして、どういう訳だかウナギを食した岩出山にはこの歌を
♪本城が仙台に移って口惜しかったら、有備館の青いタタミの上で泣け
そして、名邑どん尻に控えますは、志津子と呼べば霧が流れる志津川。 
以上、宮城県の「明治の名邑」は14ですが、人口的には「名邑」に遜色ないが、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」では第二表に置かれた七つを「準名邑」とします。中新田は「名邑」にしたかった。スーパータウンは2,3歩届かず。

名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)---1908年(人口)
別格市街仙台仙台市仙台61,709 仙台市97,944
市街石巻石巻市石巻16,618 石巻町19,444
名邑涌谷涌谷町涌谷7,793涌谷町7,419
名邑古川大崎市古川6,614古川町9,366
名邑佐沼登米市佐沼※5,820佐沼町4,542
名邑若柳(栗原市)若柳5,803若柳町8,570
名邑登米(登米市)登米5,408登米町8,141
名邑白石白石市白石5,251白石町9,123
名邑気仙沼気仙沼市気仙沼5,140気仙沼町8,322
名邑岩沼岩沼市岩沼5,040岩沼町6,506
名邑角田角田市角田4,197角田町6,898
名邑塩竈塩竈市塩竈4,176塩竈町7,706
名邑岩出山(大崎市)岩出山4,017岩出山町5,544
名邑志津川南三陸町志津川3,720志津川町5,467
準名邑
第二表丸森丸森町丸森4,404丸森町5,805
第二表(仙台市)原ノ町3,985原町6,950
第二表米谷(登米市)米谷3,461米谷町4,261
第二表亘理亘理町亘理3,447亘理町4,097
第二表渡波(石巻市)渡ノ波3,275渡波町5,309
第二表中新田加美町中新田3,230中新田町4,851
第二表松山(大崎市)松山3,073松山町5,809
(参考)
第二表大河原大河原町大河原2,489大河原町5,434
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
注3:「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」に記載された佐沼の現住人員(5,820)は、町村制施行後に成立した北方村の境域をも含んでいる・・・と思われる。
[99308] 2020年 3月 29日(日)09:10:39白桃 さん
名邑三世代.その5(宮崎県)
【明治の名邑】
都城(市街)、飫肥(筆頭名邑)、宮崎、高鍋(代表名邑)、延岡、細島と佐土原の七。なお、佐土原は「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」には第二表に記載されており、本来ならば「準名邑」扱いになるが、明治期の宮崎県の状況を考慮し、19世紀枠での名邑とします。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
市街都城都城市都城10,118都城町18,345
名邑飫肥(日南市)飫肥4,963飫肥町7,785
名邑宮崎宮崎市宮崎4,715宮崎町13,849
名邑高鍋高鍋町高鍋4,313高鍋町6,795
名邑延岡延岡市延岡※13,578延岡町3,883
名邑細島(日向市)細島3,454細島町4,444
拾玖世紀佐土原(宮崎市)佐土原3,415佐土原4,274
(参考)
第一表油津日南市油津2,386油津町3,578
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
注3:「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」に記載された延岡の現住人員(13,578)は、町村制施行後に成立した岡富村の境域をも含んでいる。

【大・昭の名邑】=【秀邑】
鹿児島県同様、大正~「昭和の合併期」の自治体人口が押しなべて多かった宮崎県については、【秀邑】の条件2を以下の通り厳しくしており、その厳しい条件2をクリアしたのが飯野と富島町。そして、条件2の「ただし、」以降によって救済?されたのが、高岡、本庄、都農、高千穂。よって、条件1に該当する小林、日南市を加えて、宮崎県の【秀邑】は八。
2.1940年10月1日までに町制施行している町であって、1950年国勢調査においては2万人を超え、1920年国勢調査においては1万人を超えている。なお、1920年国調~1950年国調に廃置分合している場合は、1920年国勢調査においてその前身自治体が1万人を超えていること。ただし、1920年10月1日時点で町制施行している場合は、1950年国勢調査において1万人を超え、1920年国勢調査において5千人を超えていれば可とする。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
条件一小林小林市小林町23,217 小林市41,410
条件一日南市日南市油津町5,257日南市41,432
条件二飯野えびの市飯野村13,405飯野町20,378
条件二富島町日向市富高村10,143富島町26,122
条件二但高岡(宮崎市)高岡町9,047高岡町13,312
条件二但本庄国富町本庄町8,550本庄町12,485
条件二但都農都農町都農町8,269都農町15,670
条件二但高千穂高千穂町高千穂町7,332高千穂町13,597
準秀邑
高崎(都城市)高崎村10,555高崎町17,779
注:(人口)は国勢調査人口
※前身でないところが【明治の名邑】になっている「秀邑」名称には「市」「町」を付けています。(例:日南市、富島町、岩国市)

【昭・平の名邑】=【卓邑】
宮崎県の【卓邑】は、串間、西都、三股、清武、門川の五つ。
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
条件一串間(0)串間市串間市41,143串間市23,647
条件一西都(8)西都市西都市37,661西都市35,381
条件二三股(0)三股町三股町15,249三股町24,056
条件二清武(2)(宮崎市)清武町11,113清武町27,127
条件四門川(9)門川町門川町15,764門川町19,287
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は9回の国調でDIDが存在した回数
[99304] 2020年 3月 28日(土)12:11:49白桃 さん
「平成の大合併期」誕生市の市制施行時の人口増加率トップ10&ボトム10
1.2005年国調デビュー組
トップ10市名前身町村増加率A/B-----ボトム10市名前身町増加率A/B
1栗東栗東町9.141.0001上天草大矢野町-7.960.491
2瑞穂穂積町7.400.7532江田島江田島町-7.250.397
3守谷守谷町6.631.0003対馬厳原町 -6.670.376
4白井白井町5.101.0004壱岐郷ノ浦町-6.330.376
5神栖神栖町4.840.5545美作美作町-6.070.377
6能美根上町4.730.3426養父八鹿町-5.990.399
7豊見城豊見城村4.621.0007曽於末吉町-5.84 0.454
8安曇野穂高町3.660.3338美馬脇町-5.640.502
9さくら氏家町3.380.7179栗原築館町-5.530.187
10甲斐竜王町3.290.56610志摩阿児町-5.520.373
トップ10には栗東、守谷、白井、豊見城の単独市制の4市や瑞穂、能美、さくら、甲斐といった県庁所在都市に近い市が並んでいます。鹿島臨海工業地帯にある神栖も含め9市の増加率の高さは想定内です。安曇野の増加率の高さを、松本の通勤圏にあるから、と簡単に片づけるのはどんなものか。従属的なイメージはなく、住環境の良さから「選ばれた」田園都市と言いたいですね。一方、ボトム10には、島嶼部や県の中心地域から遠隔にある市が目立ちます。
※A/B・・・A人口(前身町村の2000年国調人口)をB人口(2005年国調時の境域に組み替えた2000年国調人口)で除したもの。

2.2010年国調デビュー組
トップ10市名前身町増加率A/B-----ボトム10市名前身町増加率A/B
1つくばみらい伊奈町10.670.6141三好池田町-12.170.460
2木津川木津町9.600.6152宇陀榛原町-7.950.499
3みよし三好町6.841.0003南九州川辺町-7.410.351
4合志西合志町6.500.5634南島原有家町-6.810.164
5北名古屋師勝町4.470.5625国東国東町-6.440.381
6岩出岩出町4.031.0006みやま瀬高町-6.090.548
7あま甚目寺町1.650.4527南房総千倉町-5.940.277
8弥富弥富町1.640.8688雲仙国見町-5.510.223
9香南野市町0.860.5299志布志志布志町-4.990.527
10下野南河内町0.590.35310山武成東町-4.970.409
同じ「みよし」でも、みよし市と三好市は大違い。ボトム10には半島部や内陸奥部の市が目立ちますが、私は歴史を無視し、地勢と人口推移を短絡的に関連づけるのには反対です。かと言って今、うまく言えないのが歯がゆい…。ともかく、南島原に代表されるように、人口が団栗の背比べ状態にある自治体が数多く集まって新市を作った場合は、人口流出の歯止めにはまったくならないと考えています。
※A/B・・・A人口(前身町村の2005年国調人口)をB人口(2010年国調時の境域に組み替えた2005年国調人口)で除したもの。

◎人口増加率とA/Bの関係
[99295]で行ったものを、茨城県の2005年国調デビュー9市でやってみました。
市名前身町増加率----A/B
守谷守谷町6.631.000
神栖神栖町4.840.554
那珂那珂町-0.660.835
潮来潮来町-1.310.809
かすみがうら千代田町-1.380.589
常陸大宮大宮町-2.360.554
稲敷江戸崎町-3.110.399
行方麻生町-3.450.400
桜川岩瀬町-3.840.452
守谷、神栖と水戸市に隣接の那珂を入れたのは、データ捏造というかインチキです。ですが、3市を外しても「同じような環境にある場合は、人口増加率はA/Bの値に関係してくるのではないか」という仮説を否定していません。
[99303] 2020年 3月 28日(土)04:51:46白桃 さん
♪午前三時の東京ベイは
私が住む浦安市のホテルには、やたらと「東京ベイ」がついており、バス会社にもその名が付いています。「東京湾」は東京都だけのものじゃないので、木更津あたりのホテルに「東京ベイ」が付いてても良いのですが、それじゃ、何となくスッキリしません。ところで、「伊勢ベイ」って付いた名古屋のホテルあるのでしょうか?
新型コロナウィルスのおかげで、今週末は新木場にも飲みに行けません。・・・謎
謎と言えば、シノレパシクソさん、[99275]デスクトップ鉄さんのアナグラムメッセージ、解けましたでしょうか?
それはさておき、3月27日に発表された岩手県の3月1日現在推計人口によりますと、一関市が奥州市に抜かれました。抜いた奥州市も2015年国勢調査から5,648人も減少しているのですが、抜かれた一関は7,816人も減少しているのですから仕方ないですね。
仕方ないと言えば、残念ながら東京オリンピック・パラリンピックが延期になったこと。国勢調査2020は大丈夫???

真夜中の戯言のシメです。
東かがわ市の人口を増やす方策:「が」をひとつ抜けば良い!!!
[99301] 2020年 3月 27日(金)07:45:25白桃 さん
名邑三世代.その4(山形県)
【明治の名邑】
米沢、山形、酒田、鶴岡(以上は市街ですが、相撲に例えると、米沢と山形は正市街、酒田と鶴岡は張出市街)、新庄(筆頭名邑)、谷地(代表名邑)、寒河江、楯岡、上山、大山、天童、宮内、山辺、長崎、小松、以上十五。惜しいのは長井で、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」第一表には小出のほか、宮(2,224人)が記されています。さらに、第二表に記されたばかりに「準」に甘んじた東根、なぜ、第二表になったのか解りません。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
市街米沢米沢市米沢29,203米沢市35,380
市街山形山形市山形26,971山形市42,234
市街酒田酒田市酒田21,004酒田町23,513
市街鶴岡鶴岡市鶴ヶ岡19,666鶴岡町21,056
名邑新庄新庄市新庄10,546新庄町13,346
名邑谷地河北町谷地7,902谷地町11,373
名邑寒河江寒河江市寒河江5,395寒河江町8,828
名邑楯岡村山市楯岡5,302楯岡町8,516
名邑上山上山市上山4,711上山町7,947
名邑大山(鶴岡市)大山4,138大山町6,458
名邑天童天童市天童3,771天童町6,909
名邑宮内南陽市宮内3,582宮内町4,953
名邑山辺山辺町山辺3,494山辺町5,619
名邑長崎中山町長崎3,430長崎町5,794
名邑小松川西町上小松3,059小松町5,021
準名邑
第一表長井長井市小出2,681長井町6,550
第二表東根東根市東根4,420東根町8,650
第一表松嶺(酒田市)松嶺2,892松嶺町2,708
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【大・昭の名邑】=【秀邑】
【明治の名邑】を逸した東根と長井の【秀邑】は満場一致、高畠も文句なし。金山と温海はラッキー?
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
条件二東根東根市東根町8,341東根町19,943
条件二長井長井市長井町7,905長井町13,440
条件二高畠高畠町高畠町6,735高畠町10,591
条件二金山金山町金山村7,815金山町10,299
条件二温海(鶴岡市)温海村5,009温海町11,376
注:(人口)は国勢調査人口

【昭・平の名邑】=【卓邑】
やっと出ました「雪とスイカと花笠のまち」尾花沢。
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
条件一尾花沢(8)尾花沢市尾花沢市31,538尾花沢市22,010
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は9回の国調でDIDが存在した回数

山形の 影の名邑 赤湯かな
[99295] 2020年 3月 25日(水)15:50:18【1】白桃 さん
「昭和の大合併期」誕生市の市制施行時の人口増加率トップ10&ボトム10
1.1955年国調デビュー組
トップ10市名前身町村増加率A/B---ボトム10市名前身町増加率A/B
1真和志真和志村97.001.0001小千谷小千谷町-9.900.524
2調布調布町30.110.6552国分国分町-7.010.279
3府中(東京)府中町29.980.6683美濃美濃町-6.610.334
4三鷹三鷹町26.721.0004韮崎韮崎町-5.290.285
5相模原相模原町21.691.0005塩山塩山町-4.910.464
6昭島昭和町21.540.7596指宿指宿町-4.520.739
7御殿場御殿場町21.450.4067加世田加世田町-4.280.620
8尾西起町21.360.6998西大寺西大寺町-4.240.319
9多久北多久町20.000.3539安芸安芸町-4.230.400
10守山守山町18.490.88510水海道水海道町-3.800.312
トップ10について言えば、東京都、愛知県など大都市周辺の市が並ぶなかで、沖縄の真和志、御殿場、産炭地の多久が注目されます。小千谷の減少率が高いの不思議です。
注)A/Bについて
[99214]等では、「新市の中で前身町村が占める人口の割合」と言っていますが、正確にはA人口(前身町村の1950年国調人口)をB人口(1955年国調時の境域に組み替えた1950年国調人口)で除したもの。A人口が組替人口ではないので、1を超えることがあります。

2.1960年国調デビュー組
トップ10市名前身町村増加率A/B -------ボトム10市名前身町増加率A/B
1小金井小金井町50.751.0001垂水垂水町-10.771.018
2蕨町44.821.0002天竜二俣町-8.040.338
3大和大和町34.900.8223室戸室戸町-7.240.323
4コザ越来村32.341.0004安中安中町-6.271.002
5町田町田町22.160.5775南国後免町-5.880.041
6根室根室町19.390.6896五條五條町-5.610.391
7草加草加町18.430.9807角田角田町-5.511.000
8箕面箕面町17.050.9088竹原竹原町-5.320.598
9大東住道町16.360.4719土佐高岡町-5.300.690
10 与野与野町16.151.00010尾花沢尾花沢町-5.231.000
やはり、トップ10には大都市周辺の市が並びますが、コザと根室の急増に目が行きます。ボトム10の中に、単独市制のように見える垂水、角田、安中、尾花沢が入っていますが、いずれも1955年以前に合併した「疑似単独市制」市です。
※A/B・・・A人口(前身町村の1955年国調人口)をB人口(1960年国調時の境域に組み替えた1955年国調人口)で除したもの。

◎人口増加率とA/Bの関係
市制施行時の人口増加率を大きく左右するのは、(言うまでもありませんが)大都市に近いとか、その地域全体が増加している等の地域性ですが、同じような環境にある場合は、人口増加率はA/Bの値に関係してくるのではないかと調べてみたのが下表(埼玉県の1955年国調デビュー11市)です。
市名前身町増加率A/B
所沢所沢町7.780.815
飯能飯能町6.531.174
春日部春日部町4.47 0.479
東松山松山町3.180.420
狭山入間川町2.480.391
鴻巣鴻巣町1.770.435
加須加須町1.670.205
岩槻岩槻町1.570.378
羽生羽生町1.300.334
本庄本庄町-0.050.579
深谷深谷町-0.170.374
ま、「新市の中心となる前身町が多くの村と合併して出来た市」より「単独市制市」の増加率が高いというのは容易に想像できますし、結果も、ほぼ予想通りですから、この考え大きく間違ってはいないでしょう。
[99287] 2020年 3月 23日(月)08:12:02【1】白桃 さん
名邑三世代.その3(山口県)
山口県の【明治の名邑】は、下関(別格市街)、萩(市街)、山口(市街) 、徳山(筆頭名邑)、岩国、久賀、長府(代表名邑)、防府、福川、柳井、室積の十一。政治の中心が萩から山口に移ったことが人口推移からもうかがえます。なお、※長府は1911年(明治44年)、福川は1912年(明治45年)に町制施行。 
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
別格市街下関下関市赤間関30,525下関市58,254
市街萩市21,206萩町18,069
市街山口山口市山口11,447山口町21,100
名邑徳山周南市徳山村11,511徳山町13,930
名邑岩国(岩国市)岩国8,187岩国町10,802
名邑久賀(周防大島町)久賀8,129久賀町7,809
名邑長府(下関市)豊浦6,324長府村※ 9,012
名邑防府防府市三田尻6,098防府町23,916
名邑福川(周南市)福川5,439福川村※ 6,171
名邑柳井柳井市柳井4,486柳井町12,797
名邑室積(光市)室積3,747 室積町8,649
準名邑
第一表富田(周南市)富田6,283富田村7,100
第一表須佐(萩市)須佐3,935須佐村5,363
第一表仙崎(長門市)仙崎3,375仙崎村6,607
(参考)
第一表(防府市)宮市2,983(防府市)
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

山口県の【大・昭の名邑】=【秀邑】は、小野田、下松、宇部、岩国市(前身:麻里布町)、光、安下庄、厚狭、
小郡、富田、深川、秋穂、大嶺の十二。
【明治の名邑】で準名邑に甘んじた仙崎は、ここでも【秀邑】に届かなかった。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
条件一小野田山陽小野田市小野田町15,887小野田市52,877
条件一下松下松市下松町8,192下松市39,923
条件一宇部宇部市宇部村38,063宇部市128,569
条件一岩国市岩国市麻里布村 7,431岩国市61,532
条件一光市浅江村2,948光市35,090
条件二安下庄(周防大島町)安下庄町8,492安下庄町10,310
条件二厚狭(山陽小野田市)厚狭町7,936厚狭町18,348
条件二小郡(山口市)小郡町7,406小郡町13,127
条件二富田(周南市)富田町6,534富田町13,191
条件二深川長門市深川村9,217深川町13,037
条件二秋穂(山口市)秋穂村8,286秋穂町11,038
条件二大嶺美祢市大嶺村8,072大嶺町14,400
(参考)仙崎(長門市)仙崎町6,354仙崎町9,664
注:(人口)は国勢調査人口

山口県の【昭・平の名邑】=【卓邑】は、豊浦と和木の二つ。
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
条件二豊浦(0)(下関市)豊浦町22,132豊浦町20,499
条件四和木(7)和木町和木村5,627和木町6,732
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は9回の国調でDIDが存在した回数
[99284] 2020年 3月 22日(日)10:31:34【1】白桃 さん
「平成の大合併期」誕生市の最初の国調人口トップ10&ボトム10
1.2005年国調デビュー組
トップ10市名(人口)---ボトム10市名(人口)---(参考)町名(人口)
1安曇野96,2661養父28,3061三好町56,252
2甲賀93,8532飛騨28,9022滝沢村53,560
3神栖91,8673にかほ28,9723岩出町50,834
4登米89,3164上野原28,9864府中町50,732
5栗原80,2485阿蘇29,636 5大網白里町49,548
6甲斐74,0626江田島29,9396白岡町48,389
7南アルプス72,0557山県30,3167東浦町48,046
8笛吹71,1908八幡平31,0798阿見町47,994
9丹波70,8109あわら31,0819野々市町47,977
10田原66,39010那須烏山31,15210寒川町47,457
〇トップ10の中にも単独市制はありませんが、編入/市制施行が、神栖市(波崎町を編入)と田原市(赤羽根町を編入、市制施行後、渥美町を編入)です。合併に関与した自治体数が3と比較的少ないのが甲斐市、逆に多いのが10の栗原市、9の登米市(登米郡にとどまらず、本吉郡までも含む合併、文字通り登米---とめどない)。合併に関与した自治体数が5ながら、前身町が3万人を超え、その他の旧)自治体人口も粒ぞろいだった安曇野、甲賀が1、2位となっているのも納得です。
〇ボトム10の中で、養父、飛騨、江田島は合併関与自治体数が4です---何かを言いたいのですがここは我慢。('◇')ゞ
上野原、阿蘇、江田島は前身町の名称と市名が同じですが、阿蘇と江田島は「継承」したわけでもないでしょう。前身町の名称を継承した(と勝手に思っている)上野原も、上野原町と秋山村の新設/市制ですがね・・・
ボトム10すべて、現在は3万人をきっています。
〇2005年国調時点で3万人を超えていた町村が90もありました。三好町と岩出町は、2010年国調では「市」として登場します。

2.2010年国調デビュー組
トップ10市名 (人口)---ボトム10市名(人口)---(参考)町名(人口)
1坂井91,9001香美28,7661滝沢村53,857
2あま86,7142嬉野28,9842長久手町52,022
3北名古屋81,5713三好29,9513野々市町51,885
4姶良74,8094宮若30,081 4府中町 50,442
5木津川69,7615中央31,3225白岡町50,272
6三豊68,5126本宮31,4896大網白里町50,113
7伊達66,0277国東32,0027東浦町 49,800
8 紀の川65,8408神埼32,8998 那珂川町49,780
9 みよし60,0989志布志33,0349阿見町47,940
10 下野59,48310平川33,76410寒川町47,672
〇トップ10を見ると、単独市制はみよし市のみですが、合併によって市となったところも、合併関与自治体数が2005年デビュー組と比較して少なくなっています(最多は三豊市の7)。また、みよし市の他、坂井、あま、北名古屋、姶良、木津川は前身町が3万人を超えています(北名古屋は前身の師勝町と西春町の両町が3万超え)。
〇ボトム10の中で、中央、本宮、神埼、平川の4市は意外?なことに、現在(2020年2月1日)も3万人をきっていません。村と合併した本宮はともかく、嬉野も前身町の名称と同じ市名となっていますが、合併の相方・塩田町がみかえりに市役所をとる、という約束があったようです。それにしても、6町村合併で市になった三好市、池田高校の「やまびこ打線」も今ではむなしいばかりです。
〇2010年国調時点で3万人を超えていた町村は72となっています。滝沢、長久手、野々市、白岡、大網白里は、2015年国調では「市」として登場します。
[99281] 2020年 3月 21日(土)06:29:29白桃 さん
大子まち 3万ごえも 市になれず ふくろだたきの ふくろだのたき 
[99277]千本桜さん
[99280]伊豆之国 さん
お付き合いありがとうございます。
袋田の滝(別名「四度の滝」)のある大子町はじめ、いっときは3万人を超えていたが結局市になれず、2015年人口では3万人をきっている現役の町が16あります。また、2020年国勢調査では3万きりが濃厚な町が四つです。(島本町は3万復帰の可能性大です。)
言わずもがなですが、3万人を超えていたからといって、市になれるわけでもなく、また大子町が市になれなかったのは、町長さんの責任でも、袋田の滝のせいでもありません。ただ、三名瀑の中で袋田の滝だけ国立公園内でも国定公園内でもないのが気になります。

町名2015年人口最高人口(年)3万越え回数
上砂川3,47931,406(1950年)1回
羽幌7,32730,266(1965年)1回
川西15,75130,294(1955年)1回
鞍手16,00730,794(1955年)1回
川崎16,78940,878(1955年)4回
大子18,05343,124(1955年)5回
高畠23,88235,333(1955年)2回
那須24,91931,034(1955年)2回
立山26,31731,285(1960年)1回
二宮28,37830,802(2000年)3回
海田28,66730,744(1990年)4回
水巻28,99734,927(1960年)9回
養老29,02933,694(1995年)7回
高根沢 29,63930,915(2005年)2回
時津29,80430,110(2010年)1回
島本29,98330,339(1995年)2回
松伏30,06131,153(2010年)3回
松前30,06430,564(2005年) 5回
猪名川30,83831,739(2010年)3回
小川31,17837,822(1995年)6回
[99276] 2020年 3月 20日(金)07:22:34白桃 さん
人口地理なぞなぞ
町や村の人口が3万人を超えたにもかかわらず市になれなかった、といって町長(村長)さんには何ら責任が無く、袋叩きにあうことはないのですけど、ある町長さんだけは、もう何度もフクロダタキにあってます。
どこの町長さんでっしゃろ?
[99273] 2020年 3月 19日(木)17:51:16白桃 さん
名邑三世代.その2(山梨県)
はじめに
【名邑】について以下の通り整理しなおしました。
〇【明治の名邑】
1.名邑・・・要件は[99245]に記した通り

2.名邑のうち、以下に適合するものを特に【市街】と称する。
2-1「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」)の現住人員が三千人以上で、1908年「日本帝国人口静態統計」記載された」現住人口が5万人以上
2-2「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」)の現住人員が一万人以上で、1908年「日本帝国人口静態統計」記載された」現住人口が1.5万人以上

3.名邑のうち、以下に適合するものを特に【別格市街】と称する。
3-1「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」)の現住人員が三千人以上で、1908年「日本帝国人口静態統計」記載された」現住人口が10万人以上
3-2「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」)の現住人員が三万人以上で、1908年「日本帝国人口静態統計」記載された」現住人口が5万人以上
3-3 札幌及び福岡

4.名邑のうち、以下に適合するものを特に【特選市街】と称する。
4-1「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」)の現住人員が五万人以上で、1908年「日本帝国人口静態統計」記載された」現住人口が10万人以上

〇【大・昭の名邑】
別称を【秀邑】とする
一種(条件一に適合)、二種(条件二に適合)、三種(条件三に適合)
〇【昭・平の名邑】
別称を【卓邑】とする
一種(条件一に適合)、二種(条件二に適合)、三種(条件三に適合)、四種(条件四に適合)
・・・・・・
山梨県

山梨県の【明治の名邑】は、甲府(市街)、市川大門(筆頭名邑)、谷村、鰍沢(代表名邑)の四つ。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
市街甲府甲府市甲府18,411甲府市49,882
名邑市川大門市川三郷町市川大門4,683市川大門町5,828
名邑谷村都留市谷村4,054谷村町6,914
名邑鰍沢(富士川町)鰍沢3,505鰍沢町5,358
準名邑
第一表韮崎韮崎市韮崎2,636韮崎町2,909
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

山梨県の【大・昭の名邑】=【秀邑】は、下吉田、塩山、大月の三つ。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
二種下吉田富士吉田市瑞穂村9,269下吉田町19,721
二種塩山甲州市七里村9,267塩山町14,764
二種大月大月市広里村5,964大月町11,128
注:(人口)は国勢調査人口

山梨県の【昭・平の名邑】=【卓邑】は、山梨市、韮崎、上野原、石和、増穂の五つ
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
一種山梨市(8)山梨市山梨市30,792山梨市32,505
一種韮崎(9)韮崎市韮崎市30,244韮崎市32,707
二種上野原(8)上野原市上野原町25,887上野原町27,771
二種石和(0)笛吹市石和町10,973石和町26,989
四種増穂(6)富士川町増穂町13,996増穂町13,070
準卓邑
竜王(4) 甲斐市竜王町8,242竜王町40,559
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は9回の国調でDIDが存在していた回数
[99270] 2020年 3月 19日(木)09:55:18白桃 さん
祝:シノレパシクソ さん
[99269]シノレパシクソ さん
さて、この度大学受験があり、国立大学(理系)に合格することができました。高校を卒業し、4月からは大学生として新たな生活を送ることとなります。
おめでとうございます。十番勝負を一抜けしながら、デスクトップ鉄さんの五番勝負も一抜けしながら、合格していたとは驚きです。
ま、十番勝負は、どこの大学の入試問題よりも難しいので、余裕で合格も当然と言えば当然かもしれません。( ´∀` )
どうぞ、落書き帳を忘れない程度に大学生活を謳歌してください。('◇')ゞ

[99259]むっくん さん
(2)郡区町村編制法の施行に伴い設置された区の一覧
和歌山区が抜けていませんでしょうか?
[99267] 2020年 3月 18日(水)10:22:12白桃 さん
「昭和の大合併期」誕生市の最初の国調人口トップ10&ボトム10
1.1955年国勢調査デビュー組
トップ10市名(人口)---ボトム10市名(人口)---(参考)町名(人口)
1相模原83,8411鶴崎27,9741三笠町57,519
2伊万里81,6252杵築29,5322宮田町51,795
3笠岡69,9263安芸29,8413豊平町49,613
4三鷹69,4664伊予30,0314江刺町49,356
5氷見68,6115両津30,0485稲沢町46,871
6芦別68,091630,0766越谷町45,001
7焼津67,2297鳥羽30,1217稲築町43,412
8西尾66,1438塩山30,2798大子町43,124
9花巻61,7289八日市30,4869安中町42,808
10藤枝61,46610滑川30,53110千歳町42,317
〇トップ10の中では、相模原、三鷹、芦別、焼津が単独市制ですが、焼津は市制後、1955年国調までに1町4村を編入しています。合併によって市になった組では、伊万里、笠岡、花巻、藤枝が新設/市制となっております。また、西尾は境界変更/市制という数少ないパターンで、氷見だけが純粋な編入/市制となっておりますが、その氷見は、市制施行時に3村を編入し、市になってから1955年国調までに14村を編入して氷見郡を食い尽くしてしまったことで有名です(正確に言うと、太田村は高岡市に編入された)。1955年国調デビュー全243市の中で5万人を超えていたのは32市です。
〇ボトム10の中では、旭、塩山、滑川が単独市制となっておりますが、市制施行前に周辺の村との合併を重ねており、純粋の単独市制ではありません。ボトム10の市で市制施行後、今日までの国勢調査で3万人をきらなかったのは、旭、滑川の2市のみで、鶴崎は3万人を超えることなく消滅してしまいました。
〇1955年国勢調査では、三笠町をはじめとする53の町が3万人を超えており、福岡県の穂波と(当時は米国の占領下にあった)沖縄の越来、具志川の3村も3万人を超えていました。参考に掲げた10町の中で、三笠、江刺、稲沢、越谷、安中、千歳が次回国勢調査に市として登場します。

2.1960年国勢調査デビュー組
トップ10市名(人口)---ボトム10市名(人口)---参考(町名)(人口)
1町田71,2691矢板29,085 1豊平町77,312
2和泉70,7012北条29,160 2浜北町53,548
3北茨城60,5673篠ノ井29,3293小平町52,923
4阿南60,1104有田29,3734宮田町51,200
5三笠56,1965羽咋29,5565保谷町46,768
6加賀54,5486室戸30,4986日野町43,394
7稲沢51,7357袋井30,817 7東村山町42,946
850,9528天竜31,1228稲築町42,612
9橿原49,9549勝浦31,1419大子町40,178
10 越谷49,58510尾花沢31,53810国分寺町39,098
〇トップ10の中で、三笠、稲沢、蕨、越谷が形の上では単独市制になっていますが、稲沢は1955年に、越谷は1954年に合併を行っていますので、純粋の単独市制とは言い難いのです。また、北茨城、阿南、加賀、橿原は新市の名称に旧町名を使用しておりません。また、1960年国調デビュー全66市の中で5万人を超えていたのが8市と、1955年組に比べ、若干低くなっております。
〇ボトム10の中では、矢板、北条、有田、羽咋、袋井、天竜、勝浦、尾花沢が形の上では単独市制になっておりますが、いずれも市制施行前の「昭和の大合併期」に合併を行っております(天竜は市制施行時に二俣から改称)。ボトム10の中では袋井のみが、今日まで3万人をきっておりません。また、篠ノ井は市としてと3万人を超えることなく長野と合併します。
〇1960年国勢調査では、豊平町をはじめ34の町と米国占領下の具志川村が3万人を超えています。参考に掲げた10町の中で、浜北、小平、日野、東村山、国分寺が次回国勢調査に市として登場します。町田より人口が多かった豊平は札幌に編入されます。今日まで「町」として生き残っている?取り残されている?町が一つありますね。
[99263] 2020年 3月 17日(火)02:41:27白桃 さん
「市街」と「名邑」
[99259]で、むっくんさんがまとめて戴いた資料を眺めているうちに、私にとって非常に重要なことに気が付きました。(正確に申せば、そうではないかと、うすうす感じていながら放っておいたことです。)
[99259]の中の愛媛県甲第139号布達M11.12.16を見ていますと、
大内郡・寒川郡の郡役所→寒川郡津田村
三木郡・山田郡の郡役所→三木郡平木村
小豆郡の郡役所→土庄村
香川郡の郡役所→高松市街
阿野郡・鵜足郡の郡役所→坂出村
那珂郡・多度郡の郡役所→丸亀市街・・・
となっており、「市街」と「町」「村」「湊」が区別されているのです。
ところが私は、たびたび引用している「明治19年調査市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(以下、「戸口表」)の第一表に記載され、その現住人口が三千人以上、そして、明治時代に町制または市制施行したところを【明治の名邑】としておりました。それは、自分で勝手にやっていることなので構わないことかもしれませんが、どうも肝心なことを無視していたのが気になっているのです。
結論から言えば、「市街」と「名邑」は区別すべきだったのです。
「戸口表」の第一表は
「市街及ヒ市街ノ体裁ヲナシタル名邑」
第二表は
「市街ノ体裁ヲナサザル名邑」
となっており、「名邑」の中に
・市街の体裁をなしているところ

・市街の体裁をなしていないところ
の二種類があるわけで、その「名邑」より都会として位置するのが「市街」、という単純明快な事を無視して、「市街・名邑」と一種の対句としてとらえていたわけです。ですから、【明治の名邑】という造語を作るとしても、その中に「明治の市街」までも含めてしまったのは、チトまずかったのではないか・・・屁理屈を言うなら、私の言う「名邑」と「戸口表」の「名邑」は意味が異なるのだ、第一、「市街」と「名邑」の区別も明確にされていない・・・。
でも、意地の悪い検事から白桃被告に以下の証拠を突き付けられたら、困ってしまってワンワンワンなのです。
[75064]白桃
「名邑」の定義は一筋縄ではいかないのですが、イメージとしては、「大都市ではないけれど、小地域の中心として確固たる地位にある街区」といたします。
これに対し、白桃の弁護人は、「『邑』には「地方の町や村」の意味もあるが、「人の集まり住むところ」、ひいては「みやこ」の意味もある。」などと全く弱弱しい反論をするでしょう。
いずれにしろ、♪ざんげの値打ちもないけれど~を歌う羽目になるでしょう???
[99262] 2020年 3月 16日(月)23:42:31白桃 さん
「平成の大合併期」誕生市の前身自治体人口トップ10&ボトム10~その(2)
2010年国調デビュ-組の【前身自治体人口トップ10&ボトム10】です。

トップ市名前身町 A人口B人口A/B---ボトム市名前身町A人口B人口A/B
1みよし三好町56,25256,2521.0001南島原有家町8,84754,0450.164
2岩出岩出町50,83450,8341.0002雲仙国見町11,15149,9980.223
3姶良姶良町44,67174,8400.597 3南城佐敷町11,45639,6510.289
4北名古屋師勝町43,88878,0780.5624南房総千倉町12,38144,7630.277
5木津川木津町39,12963,6490.6155国東国東町13,03134,2060.381
6あま甚目寺町38,56385,3070.4526南九州川辺町14,80942,1910.351
7北斗上磯町37,25848,0560.775 7三好池田町15,69034,1030.460
8弥富弥富町36,95742,5750.868 8三豊高瀬町16,43771,1800.231
9坂井丸岡町32,46192,318 0.3529南丹園部町17,06136,7360.464
10合志西合志町29,07651,6470.56310中央田富町17,267 31,6500.54
語句の説明
A人口:前身町の2005年国調人口
B人口:2010年国調時の境域に組み替えた2005年国調人口
A/B---新市の中で前身町村が占める人口の割合(一部を他自治体へ分離した後に単独で市制施行した場合には1を超える。)
2005年国調デビュー組同様、トップ10には単独市制や比較的少数の自治体による合併で出来た新市の前身町が並び、ボトム10には多くの自治体による合併(代表:南島原市の8町)で出来た新市の前身町が並んでいます。それにしても、ボトム10の新市名に「南」がつくのが五つもある。これは偶然だろうか・・・
(参考)旧自治体の人口が拮抗する例:人口は2005年国調人口、〇は市役所所在旧自治体
坂井市:丸岡町(32,461人)、春江町(23,968人)、三国町(22,936人)…市役所は旧)坂井町
南島原市:有家町(8,847人)、深江町(8,228人)、西有家町〇(8,197人)
南城市:佐敷町〇(11,456人)、大里村(11,603人)、玉城村(10,568人)…「前身町」より人口が多い村がある。
南九州市:川辺町(14,809人)、頴娃町(14,795人)、知覧町〇(13,256人)
[99253] 2020年 3月 15日(日)04:12:08【1】白桃 さん
名邑三世代.その1(和歌山県)
「明治の名邑」「大・昭の名邑」「昭・平の名邑」を47都道府県順番に見ていきます。・・・果たして無事終わるのかどうか・・・('◇')ゞ
なお、「名邑」の要件等の詳細については、[99245]を参照ください。また、「大・昭の名邑」「昭・平の名邑」については、「名邑」という呼称に違和感を覚え、「大・昭のマチ」、「昭・平のまち」に変更しようかな、どうしようかな・・・と迷っておりますが、とりあえずそのまま。
第一弾は~若の浦に 潮満ち来れば 潟をなみ 葦辺をさして 鶴(たづ)鳴き渡る~和歌の浦がある和歌山県です。
【明治の名邑】
和歌山県の「明治の名邑」は、和歌山(別格市街)、新宮、湯浅(代表名邑)、田辺、黒江、御坊、粉河、三輪崎の八つ。そして惜しくも名邑になれなかった街の中から、以下の五つを「準名邑」とします。
名邑名称現自治体---1886年(人口)---1908年(人口)
第一表和歌山和歌山市和歌山54,868和歌山市77,303
第一表新宮新宮市新宮9,590新宮町18,717
第一表湯浅湯浅町湯浅9,295湯浅町10,408
第一表田辺田辺市田辺6,281田辺町8,738
第一表黒江海南市黒江4,564黒江町7,184
第一表御坊御坊市御坊4,272御坊町6,163
第一表粉河(紀の川市)粉川4,153粉河町5,229
第一表三輪崎(新宮市)三輪崎3,116三輪崎町4,206
準名邑
第二表和歌浦(和歌山市)和歌4,323和歌浦町5,971
第二表加太(和歌山市)加太3,340加太町5,143
第一表日方(海南市)日方2,813日方町5,489
第一表南部みなべ町南部2,788南部町5,708
第一表箕島有田市箕嶋2,502箕島町10,734
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【大・昭の名邑】
和歌山県の「大・昭の名邑」は箕島ただ一つ。
名邑名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
条件二箕島有田市箕島町10,850箕島町17,733
注1:(人口)は国勢調査人口

【昭・平の名邑】
和歌山県の「昭・平の名邑」は橋本、かつらぎ、岩出、貴志川、那智勝浦、高野口、串本、白浜の八つ。
名邑名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
条件一橋本(9)橋本市橋本市32,015橋本市55,071
条件二かつらぎ(0)かつらぎ町かつらぎ町24,810かつらぎ町20,331
条件二岩出(0)岩出市岩出町12,810 岩出町48,156
条件二貴志川(0)紀の川市貴志川町10,099貴志川町21,079
条件四那智勝浦(9)那智勝浦町那智勝浦町25,775那智勝浦町19,417
条件四高野口(9)(橋本市)高野口町15,294高野口町15,398
条件四串本(8)串本町串本町22,000 串本町15,687
条件四白浜(6)白浜町白浜町16,631 白浜町19,722
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は9回の国調でDIDが存在していた回数
[99250] 2020年 3月 13日(金)11:22:46白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(2000年第17回国勢調査)
いよいよ、このシリーズも「平成の大合併」の寸前まできてしまいました。私にとっては、つい最近の人口統計の感じがしますが、もう20年前の話になるのですね。これまで登場したのは1都1道2府40県。つまり今回登場して頂く3県で一回りすることになります。そして、今回登場する3県の共通項は・・・あまり大きな声で言いたくありませんが、「県全体が人口減少に悩む、とっても元気がない県」であります。この三県、21世紀に入ると人口減少がさらにひどくなりますので、今のうちに見ておこうという白桃のオヤゴコロ?であります。
(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です)

秋田県累P順位国調人口///////和歌山県累P順位国調人口///////島根県累P順位国調人口
秋田市1位317,625和歌山市1位386,551松江市1位152,616
大館市3位66,293田辺市2位70,360出雲市2位87,330
能代市2位53,266橋本市6位55,071益田市4位50,128
本荘市5位45,724岩出町8位48,156浜田市3位47,187
横手市4位40,521海南市3位45,507大田市6位33,609
大曲市6位39,615有田市5位33,661安来市5位30,520
鹿角市8位39,144新宮市4位33,133平田市7位29,006
湯沢市7位34,963御坊市7位28,034斐川町11位26,816
男鹿市9位30,469貴志川町11位21,079江津市8位25,773
鷹巣町12位21,818かつらぎ町10位20,331大社町9位16,020
〇秋田県
当時、市であったところは全部トップ10に入っておりますが、秋田と本荘を除く7市が既に人口減少の途を辿っています。この中で、戦前に市制施行した能代は、全盛時の面影が失われ、また、鹿角、湯沢、男鹿は市制施行以後、人口減少まっしぐら、であります。特に、男鹿に至っては、市制施行直後の国調人口から1万8千人減少という惨状です。それでも、3万人を辛うじて保っているというのが「2000年」なんですね。なお、累P10位は土崎港、11位は小坂です。
〇和歌山県
大将、和歌山市自体が既に人口減少時代に突入しているのですが、南海電車で大阪と繋がる橋本は、当時は順調に人口を増加させていました。古くからの都市では、田辺が横ばい状態でありますが、海南、新宮は、カイナン・シンクウ、いや、カンナンシンク(艱難辛苦)でした。既存の市の不振が目立つ一方で、和歌山市の通勤通学圏にある岩出と貴志川が人口を伸ばしていました。累P9位は「明治の名邑」の中でも名邑中の名邑、湯浅です。
〇島根県
上表で、現在の出雲市を構成する、出雲、平田、斐川、大社の旧2市2町がトップ10に入っていることに目が行きます。旧)出雲市ですが、当時、「地方で県庁所在地ではないが人口増加の市」として全国的に注目を集めていました。松江、出雲以外の市は人口減少傾向にありましたが、大田、江津の減少が激しかったのです。累P10位は、浜田を取り囲んでいた石見村(現:浜田市)ですが、ピンときません。余談ですが、益田市の前身町は旧・旧)益田町ではありません。旧)益田町の改称前は石見町でしたが、その石見町を構成した三町の中で人口最多は、町制施行が一番新しい吉田町だったのです。変遷詳細
◎ 三県の2000年DID人口十傑
秋田県-----和歌山県-----島根県
秋田265,711和歌山291,909松江106,413
大館25,917田辺36,626出雲29,477
能代23,118海南22,296益田16,116
本荘18,804新宮21,005浜田12,948
大曲17,954箕島9,008安来7,114
横手15,677毛見※9,001 大社6,477
湯沢12,141御坊8,372 雲州平田5,415
象潟7,100湯浅8,304大田5,089
鷹巣6,437橋本6,990
花輪5,245紀伊勝浦6,138
※和歌山市南部。「紀三井寺DID」とした方が良かった???
[99249] 2020年 3月 11日(水)15:53:52白桃 さん
「平成の大合併期」誕生市の前身自治体人口トップ10&ボトム10~その(1)
少し間が空きましたが、[99224]に引き続き、2005年国調デビュ-組の【前身自治体人口トップ10&ボトム10】です。
トップ市名前身町村A人口B人口A/B---ボトム市名前身町A人口B人口A/B
1栗東栗東町54,85654,8561.0001北杜長坂町9,25242,1070.220
2白井白井町50,43150,4311.0002西海西彼町9,87335,2880.280
3守谷守谷町50,36250,3621.0003安芸高田吉田町11,63234,4390.338
4豊見城豊見城村50,19850,1981.0004本巣糸貫町11,79933,9000.348
5富里富里町50,17650,1761.0005養父八鹿町12,01130,1100.399
6神栖神栖町48,57587,6260.5546かほく宇ノ気町12,57434,6700.363
7那珂那珂町45,98355,0690.8357壱岐郷ノ浦町12,60033,5380.376
8福津福間町41,48055,7780.7448江田島江田島町12,82432,2780.397
9湖南甲西町41,36253,7400.7709魚沼小出町12,94545,3860.285
10甲斐竜王町40,55971,7060.56610美作美作町13,02434,5770.377
語句の説明
A人口:前身町村の2000年国調人口
B人口:2005年国調時の境域に組み替えた2000年国調人口
A/B---新市の中で前身町村が占める人口の割合である。(一部を他自治体へ分離した後に単独で市制施行した場合には1を超える。)
〇トップ10の中でも上位(トップ5)は単独市制で、当然ながら5万人を超えています。2005年国調デビュー組の中で、その前身町(村)が3万人を超えるのは上掲を含め全部で17ありますが、単独市制5ケースの他に合併相手がひとつだけとなっているケースが9ですから、3万人を超えている自治体は、合併するにせよ多くの相手を欲していなかった事が窺われます(当たり前の話ですね('◇')ゞ)。そんな中、3万人を超えているにもかかわらず合併相手が四自治体となった穂高(安曇野市)と水口(甲賀市)の思惑を知りたいところです。それ以上に興味を惹かれるのが、自身が3万人を超えていながらも、後輩町である神栖に編入されてしまった波崎の心境?です。
〇ボトム10は、7町村の合併によって出来た北杜市の長坂に代表されるように、多くの自治体の合併によって成立した新市、あるいは、宇ノ気(かほく市)のように自治体の数はさほどでもないが、旧町の人口が拮抗した新市、の前身町に心ならずも?なってしまったところが目立ちます。このような前身自治体は、はたして新市の事実上の中心となっているのかどうかを検証するのは極めて困難であり、いや、検証の必要もない、と断言した方が良いでしょう。ともかく、当該「前身自治体」にはなんの責任もなく、合併前国勢調査の人口で無理矢理「前身」を決めてしまった私が悪いのです。
(参考:2000年国調人口)
北杜市:長坂町(9,252人)-高根町(9,218人)…市役所は(旧)須玉町
西海市:西彼町(9,873人)-西海市(9,001人)…市役所は(旧)大瀬戸町
本巣市:糸貫町(11,799人)-真正町(11,556人)…市役所は(旧)本巣町
かほく市:宇ノ気町(12,574人)-七塚町(11,270人)-高松町(10,826人)…市役所は(旧)宇ノ気町
[99245] 2020年 3月 7日(土)13:50:18【1】白桃 さん
名邑三世代(改訂)
[99242]については誤入力があり、また、追加事項がありますので、申し訳ありませんが再投稿いたします。
【明治の名邑】(再掲)
白桃選「明治の名邑」とは、明治末における市町(村)であって、以下の3つの条件すべてをクリアする。
1.「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」)の第一表(市街及ヒ市街ノ体裁ヲナシタル名邑)に記載されている都邑を含む
2.1の戸口表に記載された1個の都邑・町村の現住人員が三千人以上
である
3.明治期に町制または市制施行
[77089]
新たに19世紀枠を設定し、運悪く名邑の条件をクリアできなかったけれども、なんら遜色のない34市町村を追加することになりました。
なお、選考にあたっては、私情をはさまず厳正な審査が行われたことを申し添えます。
で、その34市町村(明治末)とは
余市町、釧路町、岩内町、石狩町、室蘭町、増毛町、厚岸町(以上、北海道)、横手町、花輪町(以上、秋田)、磯浜町(茨城)、足尾町(栃木)、沼田町(群馬)、忍町(埼玉)、鎌倉町(神奈川)、鳴海町、常滑町、大浜町、瀬戸町(以上、愛知)、天王寺村、吹田町(以上、大阪)、門司市(福岡)、福江村、富江村、茂木村(以上、長崎)佐土原町(宮崎)、東南方村、指宿村、鹿屋村、垂水村、志布志村、加世田村、阿久根村、加治木町(以上、鹿児島)、糸満町(沖縄)
上記、石狩町を抹消し、旭川町を追加

【大・昭の名邑】
1950年(昭和25年)国勢調査時点における市町(村)であって、以下のいずれかの条件に適合するところ。(ただし、「明治の名邑」を除く)
1.1950年10月1日時点で市制施行している
2.1940年10月1日までに町制施行している町であって、1950年国勢調査においては1万人を超え、1920年国勢調査においては5千人を超えている。なお、1920年国調~1950年国調に廃置分合している場合は、1920年国勢調査においてその前身自治体が5千人を超えていること。
3.1950年国勢調査において3万人を超えている町村
「宮崎県及び鹿児島県の特例」
条件2を以下のようにする。
2.1940年10月1日までに町制施行している町であって、1950年国勢調査においては2万人を超え、1920年国勢調査においては1万人を超えている。なお、1920年国調~1950年国調に廃置分合している場合は、1920年国勢調査においてその前身自治体が1万人を超えていること。ただし、1920年10月1日時点で町制施行している場合は、1950年国勢調査において1万人を超え、1920年国勢調査において5千人を超えていれば可とする。
「沖縄県の特例」
条件2を以下のようにする
2.1950年10月1日までに町制施行している町であって、1950年国勢調査においては1万人を超え、1920年国勢調査においては5千人を超えている。なお、1920年国調~1950年国調に廃置分合している場合は、1920年国勢調査においてその前身自治体が5千人を超えていること。

【昭・平の名邑】
2000年(平成12年)国勢調査時点における市町(村)であって、以下のいずれかの条件に適合するところ。(ただし、「明治の名邑」、「大・昭の名邑」を除く)
1.2000年10月1日時点で市制施行している
2.2000年10月1日までに町制施行している町であって、2000年国勢調査においては2万人を超え、1960年国勢調査においては1万人を超えている。なお、1960年国調~2000年国調に廃置分合している場合は、1960年国勢調査においてその前身自治体が1万人を超えていること。
3.2000年国勢調査において5万人を超えている町村
4.1960年国調~2000年国調の全9回のうち5回以上DIDが存在した町村
「茨城県、栃木県、、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府、兵庫県、奈良県及び福岡県の特例」
条件2を以下のようにする。
2. 2000年10月1日までに町制施行している町であって、2000年国勢調査においては3万人を超え、1960年国勢調査においては1万5千人を超えていること。なお、1960年国調~2000年国調に廃置分合している場合は、1960年国勢調査においてその前身自治体が1万5千人を超えていること。ただし、1955年10月1日時点で町制施行している場合は、2000年国勢調査において2万人を超え、1960年国勢調査において1万人を超えていれば可とする。
「沖縄県の特例」
条件4を以下のようにする
4. 1970年の琉球政府による「国勢調査」~2000年国調の全7回のうち4回以以上DIDが存在した町村
[99242] 2020年 3月 2日(月)13:38:38白桃 さん
名邑三世代
またまた、馬鹿なことを考え始めました。自分で忘れないように書き留めておきます。

【明治の名邑】(再掲)
白桃選「明治の名邑」とは、明治末における市町(村)であって、以下の3つの条件すべてをクリアする。
1.「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」)の第一表(市街及ヒ市街ノ体裁ヲナシタル名邑)に記載されている都邑を含む
2.1の戸口表に記載された1個の都邑・町村の現住人員が三千人以上である
3.明治期に町制または市制施行
[77089]
新たに19世紀枠を設定し、運悪く名邑の条件をクリアできなかったけれども、なんら遜色のない34市町村を追加することになりました。
なお、選考にあたっては、私情をはさまず厳正な審査が行われたことを申し添えます。
で、その34市町村(明治末)とは
余市町、釧路町、岩内町、石狩町、室蘭町、増毛町、厚岸町(以上、北海道)、横手町、花輪町(以上、秋田)、磯浜町(茨城)、足尾町(栃木)、沼田町(群馬)、忍町(埼玉)、鎌倉町(神奈川)、鳴海町、常滑町、大浜町、瀬戸町(以上、愛知)、天王寺村、吹田町(以上、大阪)、門司市(福岡)、福江村、富江村、茂木村(以上、長崎)佐土原町(宮崎)、東南方村、指宿村、鹿屋村、垂水村、志布志村、加世田村、阿久根村、加治木町(以上、鹿児島)、糸満町(沖縄)
上記、石狩町を抹消し、旭川町を追加

【大・昭の名邑】
1950年(昭和25年)国勢調査時点における市町(村)であって、以下のいずれかの条件に適合するところ。(ただし、「明治の名邑」を除く)
1.1950年10月1日時点で市制施行している
2.1940年10月1日までに町制施行している町であって、1950年国勢調査においては1万人を超え、1920年国勢調査においては5千人を超えている。なお、1920年国調~1950年国調に廃置分合している場合は、1920年国勢調査においてその前身自治体が5千人を超えていること。
3.1950年国勢調査において3万人を超えている町村
「宮崎県及び鹿児島県の特例」
条件2を以下のようにする。
2.1940年10月1日までに町制施行している町であって、1950年国勢調査においては2万人を超え、1920年国勢調査においては1万人を超えている。なお、1920年国調~1950年国調に廃置分合している場合は、1920年国勢調査においてその前身自治体が1万人を超えていること。ただし、1920年10月1日時点で町制施行している場合は、人口要件を緩和する。
「沖縄県の特例」
条件2を以下のようにする
1950年10月1日までに町制施行している町であって、1950年国勢調査においては1万人を超え、1920年国勢調査においては5千人を超えている。なお、1920年国調~1950年国調に廃置分合している場合は、1920年国勢調査においてその前身自治体が5千人を超えていること。


【昭・平の名邑】
2000年(平成12年)国勢調査時点における市町(村)であって、以下のいずれかの条件に適合するところ。(ただし、「明治の名邑」、「大・昭の名邑」を除く)
1.2000年10月1日時点で市制施行している
2.2000年10月1日までに町制施行している町であって、2000年国勢調査においては2万人を超え、1960年国勢調査においては1万人を超えている。なお、1960年国調~2000年国調に廃置分合している場合は、1960年国勢調査においてその前身自治体が1万人を超えていること。
3.1950年国勢調査において5万人を超えている村
4.1960年国調~2000年国調の全9回のうち5回以上DIDが存在した町村


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