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サヌカイトさんの記事が5件見つかりました

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[116465] 2025年 12月 5日(金)01:08:09【2】訂正年月日
【1】2025年 12月 5日(金)08:54:07
【2】2025年 12月 5日(金)12:32:11
サヌカイト さん
web地図に出てこない周辺の広見地名
[116424]文字さん
愛知や岐阜の辺りの地図を眺めていると、やたらめったら「広見」という地名が目に入ります。(一番有名であろう)可児市の広見の他にも、小字を含めると豊橋や渥美半島から名古屋や関まで各地に多数散らばっています。そして不思議なことに、現存の地名・バス停を調べる限り、東海道本線以西や関・可児・瑞浪以北、静岡県境以東には見られません(桑名市に広見ヶ丘があるくらい)。

 文面から、それなりにお詳しい方のような気がするので、自分なんかがコメントして恐縮ですが…。分布が愛知県中心とのことで、単にこのあたりが小字の掲載が多いだけという可能性もあるかと思い、いろいろ駆使して周辺で探してみたところ、まったくないわけではなさそうということがわかりました。

以下、一般的なweb地図等でヒットしないものです。eMAFF農地ナビ掲載有のものは、こちらから容易に確認できます。

地名位置eMAFF登記ねっと備考
岐阜県恵那市岩村町飯羽間広見このあたり掲載有掲載有岩村町史p.539に登場、古墳がある
岐阜県加茂郡七宗町??字広見飛騨川沿い?掲載無掲載無七宗町史p.242に登場、詳細不明、可児市広見の可能性も
静岡県浜松市浜名区細江町中川字廣見このあたり掲載無掲載有浜名湖 : 自然と歴史と文化(神谷)p.43に登場
三重県桑名市大字嘉例川字広見このあたり掲載有掲載有桑名市史p.769に登場、広見ヶ丘バス停の付近
三重県桑名市大字森忠字広見このあたり掲載有掲載有桑名市史p.771に登場、広見ヶ丘バス停の付近
三重県鈴鹿市磯山町広見このあたり掲載有掲載有歴史地理学会報-88“古代伊勢国奄芸郡の郡家と条里”(戸祭)p.4に登場
三重県伊賀市下友生広見このあたり掲載有掲載有農業基盤整備事業地域埋蔵文化財発掘調査報告 昭和63年度p.53に登場、遺跡がある
三重県多気郡多気町荒蒔広見谷このあたり掲載有掲載有多気町史p.583に登場

※下呂市馬瀬中切字広見の記述も見られたが、これは見広の誤りと考えられる。

 ただ、網羅的に探索できるのが愛知のみだということを差っ引いても、やはり愛知周辺に偏っていることは間違いないように感じました。登記ねっとを使って、下呂・中津川・羽島・山県・垂井・大垣(上石津)・磐田・御前崎あたりは一通り全部調べたつもりでしたが見つからず、三河ほどの頻度で出現していないことは明らかでした。しかしながら、「広見」の由来を明確に示した資料はあまりなく、地名由来の項が用意されていても、「不明」とされているか、[116458]YTさんの「名の由来は展望のきく地の意か。」的なやつしかない、といった感じでした。
//ちなみに、安弘見郷については、七宗町史に結構詳しく書いてありました。

 広見は後閑ほど特徴的ではない(つけられ得る地名である)気がするので、弘見地名が偶発的に周辺に固まって2つ(安弘見込で3つ?)誕生することもあり得るのではないかと思います。結果として、そこに縁のあった人が、移住先等で後から名付けた(?)広見を合わせると、非常に偏在しているように見えるのかなと。以上はまったく根拠なしの素人意見ですので、結局多い理由はわからずじまいです。

追記:探していておもしろい地名を見つけました。
磐田市飛平松字「悪水吐露」
悪水は排水なので、排水を流していた場所みたいな意味だと思いますが、そのまま地名になっているのがおもしろいですね。

さらに追記:名張市下三谷字上広見・下広見(このあたり)もありました。三重県名張市遺跡地図p.10より。サヌカイト(私ではなく石の方)が出土したそうです。
[116411] 2025年 11月 29日(土)22:14:39サヌカイト さん
国道・自動車専用道路を一切通らずに 北海道から馬路へ
ーーーーーまったくもって不要な前置き(本当の意味での茶番)ーーーーー
 私、サヌカイトは今、指名手配されています。罪状は以下の通りです。
  〇最近の十番勝負にて完答しない罪
  〇都道府県五番勝負に参加しなかった罪
  〇(結構前ではありますが)居住地の登録をしれっと外しており、むっくんさんの一発完答を妨害した罪
  〇よく調べずに(考えずに)要望・依頼を連発し、グリグリさんに迷惑をかけている罪
  〇地元に近い四国開催のオフ会に、参加しないどころか情報の協力すらしない罪
これにより、私は、追われる身となりました。
 そんな中でも、馬路村のオフ会に突撃をしかけようと計画を立てました。しかし、指名手配中なので身動きがとれません。少なくとも、国道・自専道を通れば、すぐさま逮捕されてしまうでしょう。11/26(水)深夜の時点で函館にいた私は、なんとか「国道・自専道を一切通らずに(横切りもせずに)」馬路村へ向かうべく、調査を開始しました。
ーーーーー茶番終わり。上記全部嘘です。ーーーーー

 というわけで、北海道(函館)から馬路まで、「国道・自専道を横切りさえせずに」向かう方法を調べてみました。札幌をスタートにしたかったのですが、道内は難易度が高く、無理そうだったので、函館としました。ルールは以下の通りです。
  〇自家用車を手放さずに行動
  〇国道・自専道を通ったり、交差点上で横切ったりは不可
  〇国道・自専道の起終点・入出口が横に突き刺さるような道を通るのは可
  〇国道・自専道の確認は地理院地図の着色でおこなう
  〇すなわち、高架・トンネル・(トンネル上の)山道・国道高架下・ボックスカルバート等で国道を越えていくことになる
  〇フェリーは何回利用しても可
  〇基本、GoogleSVが通っているか、地理院地図上で一車線以上の表記である(軽車道でない)車道を通る
   ※車を手放さないようにするため。車が通れそうで、かつ避けられない場合は、可とする。
なお、以下数字は国道の番号とします。また、「エリア」とは、国道で囲われた領域のことを指すとします。

 さて、まず船で行ける範囲について考えます。函館市役所からは、279の函館側終点をぐるっとまわりこんで、函館港まで容易に移動できます。船のみを用いて、

函館 → 大間
函館 → 青森 → 室蘭 → 八戸

室蘭について、室蘭本線沿いに36、37を順次くぐりぬけ、36沿い(北側)をひたすら北上、苫小牧へと向かいます。この際、社台川付近で一部、軽車道を通る必要がありますが、SVはある道なのでセーフです。276、36を、またしても室蘭本線沿いにくぐりぬければ、苫小牧港(東西どっちも)のあるエリアへ到着です。
※「室蘭・苫小牧」「小樽港」「札幌」は、陸地だけではいずれも相互行来できません。

ここから船のみを用いて、

苫小牧 → 秋田
苫小牧 → 新潟 → 小樽 → 舞鶴
苫小牧 → 敦賀
苫小牧 → 仙台
苫小牧 → 大洗
苫小牧 → 名古屋

以上が、函館方から、船と道内の移動のみで到達できる限界と思われます。


 次いで、馬路方を考えます。実は、そもそも馬路のあるエリアへは、軽車道かつSVなしの道を通らないと到達できません。具体的には、猿押林道を通る必要があります。これがないと、最初のエリアすら抜けることができません(一応、浅川の方へは出られますが、進展がないため)。これを利用すれば、193・195ラインを越える道へアクセスできるようになり、行動範囲が広がります。

 四国外から、四国へアクセスできる船(フェリー)の経路の主なものは、島で乗り換えるものを含めて、以下があります。

徳島  ← 和歌山
徳島  ← 東京
徳島  ← 新門司
高松  ← 神戸
高松  ← 岡山(小豆島経由)
新居浜 ← 神戸
東予  ← 大阪
今治  ← 安芸津(大崎上島経由)
松山  ← 広島
松山  ← 柳井
八幡浜 ← 別府
三崎  ← 佐賀関

この到着港ですが、四国内は、船なしでは絶対通れないラインが存在し、それより西にある港は(最終到着港としては)除外されます。具体的には、

西条市壬生川のココー<196>ー<11>ー<494>ー池川ー吾川大崎ー<33>ー佐川越知境ー佐川津野境ー津野須崎境ー<197>ー新荘川河口

を東西に行来することが、軽車道を含めても不可能になっています。よって、徳島・高松・新居浜・東予のいずれかである必要があります。

〇高松港
  サンポートの方は、ある程度広がりがあります。他方、30の東に着岸するジャンボフェリーは、<30>ー<11>ー牟礼房前のエリアを抜けることができません。坂手から小豆島内の他港にも行けないので、これは除外されます。

〇東予港・新居浜港
  どちらも西条市壬生川のココー<196>ー<11>ー四国中央市三島のココに囲われたエリアですが、これを抜けることができません。(以前調べたとき発見したと思ったのですが、今回見当たらず。なお、新居浜市のココは自転車道なので不可。)

〇徳島港
  ある程度の広がりがあります。

よって、

徳島  ← 和歌山
徳島  ← 東京
徳島  ← 新門司
高松  ← 岡山(小豆島経由)

に絞られました。出発港に到着する船も考慮して、

徳島  ← 和歌山
徳島  ← 東京
徳島  ← 新門司 ← 泉大津
徳島  ← 新門司 ← 横須賀
徳島  ← 新門司 ← 大阪  ← 志布志
徳島  ← 新門司 ← 大阪  ← 大分     ← 八幡浜 ← 臼杵
徳島  ← 新門司 ← 大阪  ← 東予・新居浜 ← 神戸  ← 宮崎
徳島  ← 新門司 ← 大阪  ← 東予・新居浜 ← 神戸  ← 大分
徳島  ← 新門司 ← 大阪  ← 東予・新居浜 ← 神戸  ← 高松(東)
高松  ← 岡山

が候補地となります。(一応、直島経由で高松 ← 宇野もあります。)
なお、大阪港や神戸港就航フェリーには、別の岸壁に着岸するものもありますが、相互行来可能でした。


 これらについて、函館方から到着できる港と一致するものはなく、(ほぼ)船だけで四国まで着くことは不可能です。よって、特に期待できる以下の港間を中心に、その陸地上の連絡経路を探索する必要があります。

大洗    >> 東京
敦賀・舞鶴 >> 大阪・神戸・泉大津・岡山
名古屋   >> 大阪・神戸・泉大津・和歌山

このうち、まず、舞鶴が最も容易であると判断し、探索を行いましたが越えられず(ココはあるっちゃありますが、車は北から進入できるか微妙なところ)。次いで、敦賀を確認しましたが、これも大津市に入ることができません。よって、大洗 >> 東京を調べることにして、これは成功しました。


上記の結果をまとめると、以下の通りです。

(開く)函館 → 馬路 詳細経路

※について。通らないとたぶん無理なので勘弁ください。
このうち、美馬市のは短距離かつ遠景SVでは通れそうに見えます。また、猿押林道も、調べた感じ比較的まともな林道のようです。あとの2つは…正直きついかも。

ーーーーー再び茶番スタート。ーーーーー
 船の時刻を調べてみると…
11/27(木) 函館3:20着 → 青森7:00着 10:40発 → 室蘭17:25着 >> 苫小牧18:45発 →
11/28(金) → 大洗14:00着 >> 東京19:00発 →
11/29(土) → 徳島13:20着 >> 馬路19:00頃着
間に合います。私は安心して津軽海峡フェリー青森行の早朝便に乗り込みました。
 翌日夕方、室蘭 >> 苫小牧のGoogle所要時間は1時間強だったにも関わらず、全然苫小牧まで着きません。それもそのはず、その所要時間は高速道路を利用したものだからです。11/27(木)の商船三井さんふらわあに間に合わなかった私は、急遽苫小牧23:30発 → 敦賀翌20:30着の新日本海フェリーに乗船しました。そして、11/28(金)夜には敦賀に着きましたが…、軽車道を通っても、和歌山港や岡山港へはたどり着けず。11/29(土)22:00現在、サヌカイトはなおも関西をさまよっています。
ーーーーー再び茶番終わり。上記は嘘です。ただし、所用でいま関西にいるのは本当です。ーーーーー

本来は、陸地経路だけで探していたのですが、なんか主旨がずれてきました。青森から陸地で行くことも考えましたが、確か秋田の中央あたりで詰んだような(実は、これを考えたのは数か月前です)。あと、広島県周辺にも大きく行来不能なラインがあったことは記憶しています。当初松山→高松とかで考えていたので、これにはちょっと困りました。

以上、長々としょうもない話題をすみませんでした。


余談:今年の記事数は既に3,442記事。2011年以降で最多であった去年の記事数が3,467記事ですので、これを超すことは間違いないでしょう。これで7年連続記事数が前年より増加、落書き帳が活気づいています。今年はまだ0記事だった日も5日しかありません。あとは2010年の3,639記事を抜けるかどうか。197記事を十番勝負なしの1か月で達成するのはなかなか難しいですが、オフ会も行われていますし、もしかすると?
[116316] 2025年 11月 23日(日)20:45:46サヌカイト さん
Re: 首長一覧のゴールとデータ範囲 (2)
[116230]グリグリさん
返信遅くなりたいへん申し訳ございません。

現在整備というのは、47都道府県の市区町村のことでしょうか。

どちらかというと「データベース検索」のつもりでしたが、そちらもありましたね。ただ、人口や面積のデータも要るということを失念していました(普段人口はランキングで見るので…)。YTさんにより制作済の国勢調査人口はさておき、同じくYTさんの市区町村別面積のデータは完成未定(?)となっている(あるいは公開していないだけ?)ようですし、そもそも国勢調査等に一度も登場しない自治体があるので、難しそうな気がしてきました。個人的には、「何年の何月何日には、どの市区町村が存在したか」を一括で調べられるページがあると便利かなと思い、質問した次第ですが、「データベース検索」での実装にせよ、「47都道府県の市区町村」での実装にせよ、こと人口等の扱いで「単純に今のページの元データを拡張するだけ」では済まないように思いました。私自身のデータが完成しているわけでもありませんので、一旦この申し出は取り下げさせていただきます。
ご迷惑をおかけしました。
[116190] 2025年 11月 7日(金)23:24:51サヌカイト さん
2000/4/1以前の市区町村のデータベース化(検索対応化)実現を検討している場合における、望ましいデータ書式の公開の打診
[116182]グリグリさん
過去を含め現在までの全ての自治体の首長の履歴をデータベース化する(公職選挙法施行以降?)
どの投稿だったか、以前の投稿を見て、過去の首長のデータベース化も目指しているのではと感じたのですが、やはりそれが最終目標でしたか。途方もない作業とは思いますが、応援しています。

 さて、データベース化という話題に関連して、グリグリさんに質問なのですが、いつ、どの市区町村が存在したかのデータベースも、現在整備されている2000年より過去の分を作るということは考えておられますでしょうか?首長データベースを作る上でも、ないよりはあった方が良いような気がします。
 といっても、グリグリさんの仕事を増やしたくてこれを書いているわけではありません。実は、かねてより私が数年かけてゆっくり進めている(そしてここ半年停滞中の)合併Excelファイルを、データベース検索用に加工できないかな、と考えており、それが可能なのかを確かめたく思っていました。たとえば、特定の日付(毎年4/1とか)ごとに存在する市町村の一覧を作れば良いのか、はたまた存在した市町村の一覧を作り、開始日と終了日の属性を加えれば良いのか、その日付の書き方は「yyyymmdd」なのかシリアル値なのか、こういったことが気になっております。もし、差し支えなければ、望ましい書式等を公開していただくことは可能でしょうか。
 なお、現状半分の県しかExcelファイルが作れていないため、公開していただけたらすぐに加工して提出できます、とは全く言えない(むしろ数年かかる見込みの)状態で、また、形式によっては作成中のExcelファイルから錬成できない可能性もあります。このような中での質問となり、たいへん恐縮ではありますが、ご検討いただけますと幸いです。

※以上は、最初の質問の解答が「整備を検討している」場合の話です。はなから整備するつもりがないとか、優先順位が低いとのことであれば、公開の必要はなくなりますので、上記の打診はご放念ください。


ちなみに現状は以下の通りです。
<完成>27都府県
青森、宮城、栃木、千葉、東京、神奈川、北陸甲信越6県、東海4県、京都、和歌山、島根、岡山、四国4県、福岡、長崎、宮崎
<製作中>2府県
大阪、兵庫
<未着手>18道県
北海道、岩手、秋田、山形、福島、茨城、群馬、埼玉、滋賀、奈良、鳥取、広島、山口、佐賀、熊本、大分、鹿児島、沖縄
[116036] 2025年 10月 23日(木)21:41:09サヌカイト さん
Re: 川口市・越谷市
[115930]グリグリさん、越谷市の市盗りに関して。
確認しましたが、問題はないと思います。
 すみませんでした。前回の問十における菊人形さんの越谷市の解答を、完全に今回のものと勘違いしておりました。思い込みは恐ろしいですね。せめて記事番号を踏んでから投稿すればよかったです。
菊人形さんにもご迷惑をおかけし、申し訳ない限りです。
以上、失礼いたしました。

↑これが本題ですが、ついでに。


[115925]Nさん、北川村に関して。
で、2004年、2000年は結局わからないまま進展してません。正直すぐ出てくるものだと思ってたので、驚きました。
 まさか、合併すらしていないそのままの自治体で、20数年前の選挙情報が公式回答として得られないとは…。いやはや。私は首長関連の情報提供はしてこなかったので、全然気づいていなかったのですが、これを集めるのは想像以上に大変そうですね。整備に尽力する皆様には頭が下がります。


[115963]グリグリさん
比較的簡単に探せるページがあるのですが、気が付かれてない方も多いのかなぁ?
 残念ながら、気づいたにもかかわらず、今回の問題との関係性を見出せなかった人がここにいます(笑)。


[116022]じゃごたろさん
一人で「総経県値マップ」を複数作ることは可能でしょうか?
 お察しの通り、現状の仕様では、全国が1枚に収まる総経県値マップは、メンバーに限り1人1枚登録可能となるようです。各県でリンクを保存しておけば、県ごとに複数枚作ることは可能ですが、1枚の地図化はできないと思います。

そういえば、[107227]らすさんによる製作のGoogleシートがありますので、県ごとに作るときは、こちらからリンクを生成するのが便利だと思います。


[116008]Amandaさん
「移民の受け入れは地方創生につながるのか?」
 某全国チェーン飲食店でのバイト経験がありますが、そこでも、中国・ベトナム・ミャンマー・ネパールなど多くの留学生・技能実習生の方がたくさんおり、店によってはほとんど外国人なんてこともありました(皆さん、日本語も英語も上手で、英語すらまともに話せない私は、異国の地で一人で働く彼らを本当に尊敬しています)。また、以前だいぶ山奥の、著名な観光地でもない場所の(周辺で唯一となる)ホテルに泊まったのですが、その日勤務されていたのを確認した3人のうち、支配人の方以外の2人は、東南アジア系の方のようでした。嫌悪感とかはないのですが、こんな山奥で働いている移民(技能実習生?)の方もいるのか、と正直なところかなり驚きました。Amandaさんが挙げていただいた例もそうですし、現在日本において、移民は都会に限らず、地方・田舎においてもかなり身近になっているのは確かでしょう。
 さて、問題の「移民の受け入れは地方創生につながるのか?」ですが、個人的には、地域の受け入れ方次第かなと感じます。現状、日本のいわゆる田舎において、地域外の人間に頼らずに人口減少を食い止めるのは、ほぼ不可能に近いです。逆に言えば、地域外から柔軟に人を受け入れられる地域は、あくまで人口の点では持続可能になり得るということになります。[116023]勿来丸さんの
Amandaさんの問いでは「外国人の移民」、こちらの話は「他地域からの若者を中心とした移住者」でしたが、どこか通じるところはあるかと思います。
は、私も思っているところでして、程度が違うとはいえ、「部外者」という点は同じです。たとえ移民という文化も宗教も異なる「部外者」を受け入れられるような地域は、当然日本の都会住民といった「部外者」も受け入れられるマインドを持っていることと思いますので、人口を維持して生き残っていくことは不可能ではないでしょう。
 ただ、これは「部外者」を受け入れないのが悪いという話ではないと考えます。「部外者」を受け入れるか、人口を維持するかの二択の中で優先したいものが異なったというだけにすぎないと思います。具体名を挙げて恐縮ですが、少し前、福井・池田町が、移住者に向けて「因習に従え」とでも言いたいような池田暮らしの七か条を発表し、大きな批判を浴びていました。しかし、思うに、これを批判していた人で、「日本への移民は日本の因習に従え」とでも言いたいような主張を批判する人は、ほとんどいないのではないでしょうか。池田町の、人口を維持するよりも、その前提として町の規範・これまでの生活の方を重要視すると明言するという姿勢じたいに批判されるべき要素はないはずです。むしろ、行政は部外者を呼び込む一方、地域住民はそこまで気乗りしていないために軋轢が生じる多くの地域に比べて、誠実であるとさえ思います。部外者によって頭数だけ増えることを、地域振興と捉えない地域もあって当然です。
 以上をまとめると、やはり、移民もとい部外者は、少なくとも単純な人口増加には寄与すると思いますので、彼らを受け入れられ、変革ができる地域においては、地方創生は実現するでしょう。しかし、地方創生の定義が、単なる人口増加にとどまらず、地域社会に結びつく人材を求めている以上、地域住民は部外者を受け入れたくないのに、行政や企業により導入された部外者(移民)は、むしろ軋轢を生み、地方創生にはつながらないかと思います。

 あと、個人的な考えですが、自分は国として移民に頼りきりにならない社会を構築すべきだと考えています。これは、移民は犯罪を犯すだとか、日本のルールを守らないとかという意味ではなく、移民という対症療法的なやり方が持続可能だと思えないからです。[116021]メークインさんのあげている日本の地位低下もありますが、それ以上に私は世界的な人口減少が問題となってくるのではと感じます。いまや合計特殊出生率は、日本だけでなく中国も1.0前後、韓国にいたっては1.0未満となっています。途上国でも、インドですら2.0程度、東南アジアも2.0をやや上回る国もあるかなというくらいです。日本が少子高齢化の先頭を進んでいるのは確かですが、子供や女性の権利拡大・様々な娯楽の普及・個人化により、よほどの政策的インセンティブがない限り、周辺諸国も後を追う結果となるのは間違いないでしょう。すべての国が、他国の人口増加に頼る社会を構築することは不可能なので、どこかで(日本一か国というよりも世界に)破綻が生じます。そういう意味で、先頭を走る日本は、いま試金石的な立場なのかなと感じます。人口増加のために移民に来てもらうのは、最も簡単かつ直接的に効果のある手法だとは思いますが、それが無限に続くことは不可能であることを考えると、できる限り人を増やさなくても維持できる社会の実現を目指してほしいなと思います。
※じゃあお前ならできんのか、という反論が予想されます。無理です(笑)。現状、残念ながら明確な具体案は示せません。(中韓あたりはもう差し迫ってる感がありますが)まあ、世界的に人口減少が問題になるのはたぶん100年先とかでしすしおすし。

余談:冒頭のホテルですが、四国とは縁のない土地にもかかわらず、「今日は休みだが丸亀出身の人が勤務している」と言われ、これまた驚きでした。


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