『谷戸』

宮崎駿監督の『となりのトトロ』の舞台になっているような、丘と丘の間の地形が正にそれで、近年環境保護が訴えられるようになったこともあり、ヤトに目が向けられています。

「谷戸」の初出は『常陸国風土記』とされ、「夜刀」と書かれました。それによれば、箭括麻多智という人物が芦原を開墾しようとしたところ、夜刀神という蛇が邪魔をしました。それ以後、谷戸の上を神の土地、下を人の土地とするようになったそうです。長い間使われていく間に「谷戸」「谷津」や「谷」一文字で「ヤト」と表記されるようになりました。
まとめるにあたり、以下のように定義しました。
・「ヤト」と読む地名で「谷」を「ヤ」「タニ」などと読む場合などは含めない。
・小字やバス停など、幅の広い地名を挙げて特に範囲は設けないが確認がとれるものとする。
・分県地図・ネットの地図を中心とした地図上で確認が取れるものとする。

未掲載でご存じの「ヤト」がございましたら、落書き帳に書き込んでください。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（リリース日：2007.8.12　　最終更新日：2008.5.14）