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白桃さんの記事が30件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[92976]2017年7月13日
白桃
[92969]2017年7月10日
白桃
[92954]2017年7月3日
白桃
[92951]2017年7月2日
白桃
[92948]2017年7月2日
白桃
[92937]2017年6月28日
白桃
[92935]2017年6月27日
白桃
[92931]2017年6月27日
白桃
[92920]2017年6月25日
白桃
[92915]2017年6月23日
白桃
[92912]2017年6月22日
白桃
[92905]2017年6月18日
白桃
[92904]2017年6月17日
白桃
[92903]2017年6月15日
白桃
[92901]2017年6月14日
白桃
[92900]2017年6月13日
白桃
[92894]2017年6月8日
白桃
[92893]2017年6月7日
白桃
[92891]2017年6月6日
白桃
[92883]2017年6月3日
白桃
[92869]2017年5月26日
白桃
[92851]2017年5月11日
白桃
[92841]2017年5月7日
白桃
[92821]2017年5月1日
白桃
[92694]2017年2月9日
白桃
[92691]2017年2月8日
白桃
[92689]2017年2月6日
白桃
[92685]2017年2月5日
白桃
[92674]2017年2月3日
白桃
[92673]2017年2月2日
白桃

[92976] 2017年 7月 13日(木)10:00:09【1】白桃 さん
♪港町十三番勝負?
「以下の8市の共通項は何でしょう? 想定解数は35市です。」と言う問題で、
Bグループの4市だけがお題に挙げられていたら比較的簡単ですが、Aグループの4市しかお題に挙げられていないと、結構難しいでしょう。
Aグループ秋田市一宮市三豊市嘉麻市
Bグループ野田市池田市三木市橋本市 
やはり、夏の陣は無いのでしょうね…

※タイトルと内容はまったく関係ありません。
[92969] 2017年 7月 10日(月)18:41:23白桃 さん
常住地と従業地・通学地の謎
6月28日に公表された2015年「従業地・通学地による人口、就業状態等集計」で全市町村の昼間人口を眺めたり、従業地・通学地を指標とした都市圏を策定したりしているのですが、なにせ、アナログな性格なもんで、なかなか作業は進みません。
気分転換に、[92954]のクイズ?の正解を発表します。
横浜市
434,302人
調布市
50,606人
東かがわ市
6人
で、夕張市、歌志内市、熊野市、阿蘇市、垂水市には「誰もいない」、というのは何の人数でしょうか?
正解は、東京(特別区部)の昼間人口にカウントされている常住者の数です。もっと正確に言えば、「15歳以上の常住者で、東京特別区部で従業している、あるいは、通学地としている者の人数」です。
横浜市が全国一、東京都内では調布が一番、と知っても、なんも面白くも痒くもありませんが、全国の市でゼロというのが掲げた5市だけというのが驚きです。もっとビックリするのは、東かがわ市に住んでて従業地が東京という人が6人!?。東かがわの例だけではなく、調査結果を見ていると、従業地(or通学地)が常住地の遠隔にあるというのは、枚挙にいとまがありません。
総務省統計局に問い合わせたところ、2015年9月24日~9月30日に東京で仕事をしていたら、従業地が東京になる、と教えられましたが、もちろん、たまたま出張で東京に居たからといってもこのケースは東京が従業地にはなりません。
フーテンの寅さんのように葛飾柴又を常住地としていても、国勢調査の時に石垣島あたりで商っていたら…露天商や外務員がそんなに大勢いるとも考えられないし…。我が国の国勢調査を信頼したいのはヤマヤマですが、うっかり書き間違えたり、中には勤務地を港区と詐称?する方も結構いるのではないかというのが正直なところです。

蛇足:「戦国市盗り合戦」の地図が更新されていますね。香川県はOh!!!ビューティフル
[92954] 2017年 7月 3日(月)23:53:58白桃 さん
何の数字でしょうか?
いきなりクイズで恐縮ですが、

横浜市434,302人
調布市50,606人
東かがわ市6人
で、夕張市、歌志内市、熊野市、阿蘇市、垂水市には「誰もいない」、というのは何の人数でしょうか?
[92951] 2017年 7月 2日(日)12:26:00【1】白桃 さん
2000年国勢調査時の自治体境域での旧市町村ガチンコ三段跳び記録
2015年国勢調査時点での市を構成する旧市町村を以下の10通りに分け、2000年国勢調査時点の境域人口が15年後にはどうなったかを見てみました。
グループ
「平成の合併」を行わなかった市
B-1合併を行い、現行の市名となっている旧市
B-2a消滅した旧市(2015年人口が最大:合併の主役)
B-2b消滅した旧市(別の旧市と合併:合併の脇役)
B-2c消滅した旧市(別の旧町と合併したが、2015年人口は最大ではない)
2000年時点で「平成の合併」を行っていた。(篠山市)
単独市制の旧町村
E-1合併を行い、現行の市名となっている旧町
E-2a消滅した旧町(2015年人口が最大:合併の主役)
E-2c消滅した旧町(別の旧市と合併したが、2015年人口は最大)

グループ全体---------
3531.047 稲城1.266戸田1.260日進1.253
B-12530.991つくば1.224 東広島1.196 成田1.181
B-2a400.998具志川1.165浦和1.134上福岡1.094
B-2b231.026与野1.191田無1.152鳩ヶ谷1.140
B-2c20.861新湊0.892山田0.765
10.896篠山0.896
121.174長久手町1.330三好町1.296守谷町1.286
E-1210.977神栖町1.172姶良町1.095野洲町1.062
E-2a1100.963木津町1.503西合志町1.202清洲町1.191
E-2c30.978小杉町1.039友部町1.005稲築町0.827
上表において自治体名の後ろの数字は、2000年→2015年の人口増加倍率で、正真正銘、実質倍率です。DやAの増加倍率が高いのは納得しますが、B-2bグループの伸びが案外高いのが意外でした。
そこで、次回は浜松(旧姓:天竜)ヒロミさんをゲストにお迎えし、このグループの第4位以下の成績を詳細にみることに致します。
※なお、浜松さんは、旧姓、天竜であったころ、天童駒子さん、天理今日子さんと並んで美人市、「三天王」の一人だったとか、そうでなかったとか…とにかく、ヒロミさんは、東京で忍と呼ばれ、神戸じゃ渚と名乗った、ことはないようです。
[92948] 2017年 7月 2日(日)07:10:03白桃 さん
2015年昼間人口の謎
「謎」というほどのこともないのですが、先日公表された「昼間人口」を見ていると、福島県浪江町など常住人口がゼロで計上されているところも、昼間人口には数字が入っています。
常住人口ゼロ町昼間人口
浪江町1,597
富岡町2,961
大熊町3,701
双葉町322
また、詮索するわけではありませんが、常住地が北海道新冠町で、従業地(通学地ではないと思う)が茨城県美浦村というのは、たぶん、競走馬関係者だと思います。
でも、常住地が羽幌町で従業地が宮城県大河原町、常住地が釧路町で従業地が東かがわ市…、ちょっと想像もつかない。後者を敢えて推測すれば、三本松高校に留学?→ありえない。漁業関係者、畜産関係???謎は深まります。
[92937] 2017年 6月 28日(水)15:13:31白桃 さん
昼間人口発表
今日は何かあった…と心にひっかかっていたのですが、本日、2015年国勢調査「従業地・通学地による人口、就業状態等集計」が公表されてるではありませんか!!!
あ~あ、今週はあと3日ではなく、30日ほど欲しい。
[92935] 2017年 6月 27日(火)22:14:50白桃 さん
「市の国勢調査人口三段跳び(トリプル・ジャンプ)」記録
[92931]に続いて、今度は三段跳びです。
その前に、
[92932]山野 さん
A市は「倉敷市」でしょうか?
[92933]hmt さん
これに次ぐB市は 春日部市であり、「合併なしの5年間人口倍増レース」のメダリストは 埼玉県トリオでした。
お二人とも正解です。正直言って、お答えいただいたのは意外な方でした。((´∀`))

さて、「三段跳び」ですが、ホップ、ステップ、ジャンプですから、同じ名前で4回の国勢調査に登場しないといけませんので、さいたま市や東かがわ市など、2005年以降の国勢調査で初登場の市は出場資格がありません。また、伏見市、飾磨市、拳母市などは出場しましたが、途中で試技を棄権してしまいました。
「幅跳び」と異なるのは、人口推移表で隣あっていない数字を見るのが面倒なこともあって、その市がその名前で初登場した国勢調査年をデビュー年として、デビュー年ごとに金銀銅を決めることにしました。(例えば、十和田市の場合は三本木で登場した1955年ではなく、1960年です。)
※倍率は形式倍率です。
デビュー年市数-----(倍率)-----(倍率)-----(倍率)
1920年83小倉3.25福岡3.05静岡2.71
1925年18川崎5.51西宮3.01戸畑2.23
1930年8山口3.03中津1.82八戸1.73
1935年19浦和2.59川口2.32市川2.19
1940年41舞鶴3.10藤沢2.97豊中2.84
1947年50高槻2.10新発田2.09守口1.97
1950年38茨木3.31吉原2.71八尾2.55
1955年245寝屋川6.05富士4.37調布3.47
1960年68豊田5.31草加4.34越谷3.95
1965年13市原2.50日野2.14宜野湾1.81
1970年36我孫子2.27流山2.21八千代2.13
1975年59多摩2.21生駒 2.04海老名1.77
1980年3坂戸1.27綾瀬1.24八幡1.17
1985年5浦安1.42宗像1.34可児1.32
1990年5つくば1.40廿日市1.37牛久1.27
1995年12日進1.40香芝1.33八街1.12
2000年6印西1.53吉川1.23京田辺1.19
上の表を眺めていると、♪そんな時代もあったねと~という気分になりますね。なお、1940年デビュー組では4位の八代が舞鶴の「金」に対して、1955年デビュー組では4位の柏が富士の「銀」に対して、異議を申し立てています。
激戦だった1955年デビュー組「金」の寝屋川の6.05倍という数字は、デビュー年を踏み切り線にした「三段跳び」だけではなく、各市が自由に踏み切り線(年)を決めた「三段跳び」でも最高数字だと予測しています。因みに、資格のある市全部を2000年を踏み切り線にして跳ばせると、日光が4.78でトップに立ちます。これじゃ余りにも不条理だと思われる方は、当落書き帳の「国勢調査データ」をご覧ください。2000年人口を2015年の境域に直した「実質倍率」では、稲城(1.27)、戸田(1.26)、日進(1.25)の順になっています。
[92931] 2017年 6月 27日(火)11:11:06【1】白桃 さん
市の国勢調査人口幅跳び(ロング・ジャンプ)記録
前回の国勢調査から市の名称を変更することなく、人口を倍増させた事例を探しました。案外少なかったです。
(沖縄県の場合、1950年は琉球列島軍政本部、1955、1960年は琉球政府による「国勢調査」を適用)
国勢調査年市名合併の相手形式倍率実質倍率
1920/1925熊本1町11村2.09 1.14
1930/1935東京60町22村2.841.18
大津2町1村2.071.20
西宮1町2村2.281.25
1935/1940尼崎1村2.551.44
1940/1947藤沢1町2村2.141.57
高岡2町5村2.251.17
舞鶴東舞鶴市3.081.07
山口2町8村2.831.27
徳山3町6村2.060.93
1950/1955弘前11村2.121.05
釜石4村2.301.19
日立2町4村2.341.12
宇都宮1町9(1)村2.121.08
鹿沼9村2.490.98
吉原5村2.211.07
一宮4(1)町3村2.201.17
A市4町3(1)村2.321.03
那覇首里市・1村2.471.42
1955/1960那覇真和志市2.011.30
1960/1965郡山5町7村2.171.04
小山2町1村2.591.09
草加合併なし2.092.09
豊田2町2.291.42
寝屋川1村2.492.26
1965/1970上尾合併なし2.022.02
富士吉原市・1町3.391.13
A市2市2.351.23
2000/2005横手5町2村2.560.95
古河2町2.470.99
2005/2010笠間2町2.680.97
日光今市市・2町1村5.500.96
久喜3町6村2.131.00
村上2町2村2.160.94
※表中(1)は、まるごと合併した相手町(村)数に加え、町あるいは村の一部と合併した数を表しています。
上の表を見ると、殆どが合併という「水増し」による倍増で、実質的には減少しているケースも多いです。また、舞鶴、富士、日光は、市名が変わらなかっただけの話で、合併相手の市(東舞鶴、吉原、今市)の人口が圧倒的に多く、まさに形式的な倍増です。
さて、那覇とともに2度も「倍増」を記録したA市と、
1965/1970に合併することなく、人口が42,460人から84,919人と、倍増にたった一人だけ届かなかったB市
がどこかお判りになる方、いますでしょうか?
次に書き込む(予定)の、「市の国勢調査人口三段跳び(トリプル・ジャンプ)」で答えを発表します。
[92920] 2017年 6月 25日(日)09:30:13白桃 さん
まさに【国宝級】な町ふたつ
将棋の藤井四段の連勝に刺激を受け、当研究所では国勢調査人口の「連勝記録」を調べてみました。
「市」の場合だと、第1回国勢調査から市として登場し、合併はしても市の名称を変更することなく、一度も人口を減少させたことがない(つまり19連勝)というのが、仙台、宇都宮、岡崎、四日市、福岡、熊本、大分。これに札幌(第1回目は札幌区として登場)を加えると8市になります。
「町」の場合だとさらに希少です。壬生、大磯(大忙し→大磯が市、ではなく、大磯は町、です)、津幡、蟹江といった錚々たる町も、挫折?した経験があります。結果から言いますと、スーパータウンの異名を持つA、と、本日キタサンブラックに騎乗予定の騎手と同名のBしかないのです。Aは1955~1960年に金ヶ瀬村と、Bは1950~1955年に富貴村と合併を行っており、特にAは、金ヶ瀬との合併という非常手段を用いて、実質的には人口減少だったことを隠蔽したようですが、それにしても、この両町の国勢調査史における人口推移をみると、芸術的と言うか奇跡的軌跡に思えます。ですから、「いまだに町」と侮ってはいけません。ましてや、栗原市、中央市、本巣市、東???市などは、両町のことを馬鹿にしたら天罰がくだります。
ただ、2020年国勢調査で20連勝となるか…とっても心配。

国勢調査年-スーパーA町前回差---ディープB町前回差
1920年6,1135,101
1925年6,8647515,875774
1930年7,2644006,491616
1935年7,301377,249758
1940年7,7914908,102853
1947年11,3043,51310,8492,747
1950年11,62732311,479630
1955年12,10647916,0244,545
1960年15,2793,17317,1031,079
1965年15,56528621,0593,956
1970年16,03346825,5754,516
1975年17,5251,49230,2544,679
1980年19,3321,80733,9243,670
1985年20,30597336,3812,457
1990年20,90159638,1051,724
1995年21,9951,09438,15348
2000年22,76777239,9931,840
2005年23,33556840,981988
2010年23,53019542,4081,427
2015年23,79826842,47365
(2017/5/1)23,672-12642,604131
[92915] 2017年 6月 23日(金)08:02:25白桃 さん
逆バージョン
[92913]Takashi さん
A市は横浜市(まあ、これはこの整理が何を意味するかわかれば調べる必要もないのでそのまま書きます)
B市は一説には宮本武蔵の生誕地とされるあの市でしょうか?
お付き合いいただき有難うございます。
Takashiさん、ご明察どおり、[92912]は、都道府県ごとに市を人口の多い順に並べ、そして、同順位の市を人口の多い順に番号数字を付けたものです。例えば15-15は都道府県内15位にある17市の中で15番目に多い、美作市というわけです。ついでに言うと、1-2は大阪市、2-1は150万人を突破した川崎市になります。ゾロ目は15-15までで、16-16以降はありません。
名探偵によって簡単に解かれてしまいましたが、これを逆にして、つまり、都道府県ごとに市を人口の少ない順に並べて、それを同順位の市を人口の少ない順に番号数字を付けると、下のとおりになります。これで、歌志内を隠すと、もう少し難しくなったかもしれませんネ。
----------
1-1歌志内6-6由布11-11玉名
2-2土佐清水7-7瑞浪 12-12桶川
3-3鳥羽8-8淡路13-13島田
4-4遠野9-9富士吉田 14-14青梅
5-5甲州10-10十日町15-15横須賀
余談ですが、宮本武蔵の生誕地とされる所は、美作市(旧大原町)と兵庫県佐用町(旧平福町)があります。吉川英治に親しんだ私は、大原説を支持したいのですが、多分、平福じゃないかと思ってたりもしています。
以下、雑談
月に一度、病院に通って検査を受けてますが、お酒を控えるのは前日だけ。病院に行った日から一週間は特にガバガバ。これじゃ、いつまでたっても治るわけありません。それにしても、昨日の「獺祭」、チョー美味しかった。
※獺祭(だっさい)は山口県岩国のお酒。喝采(かっさい)はちあきなおみ、葛西(かさい)は浦安の隣、加西はk-ace さんの出身地。
[92912] 2017年 6月 22日(木)10:33:48白桃 さん
あ、さて、あ、さって、幸手は・・・
話は少し古くなりますが、5月1日現在の推計人口において、白岡市に抜かれた幸手市が埼玉県内人口最下位市になりました。
下は、2015年10月1日に存在していた市を、第20回国勢調査人口をもとにして整理したものです。1-1のA市、15-15のB市はどこでしょうか?
----------
1-16-6草加11-11太宰府
2-2北九州7-7安城12-12瑞穂
3-3西宮8-8富士宮13-13岡谷
4-4枚方9-9 掛川14-14郡上
5-5越谷10-10千歳15-15

ついで:(というか、以下を書くために、ついでにクイズを出題したというのが真相)
[92906]伊豆之国 さん
三本松高校、大金星
いいえ、順当勝ちしただけの話です。(汗)
[92905] 2017年 6月 18日(日)07:25:29白桃 さん
1950年国勢調査時における(旧)薩摩藩の小都市の人口(その4)
1950年当時、旧薩摩藩の小都市の人口がおしなべて多かったこと、どうしてそうなったかについて書いてきたつもりですが、回りくどくてわかりにくかったと思います。そこでマトメも兼ねて、最後にはっきりと分かる?データを出しましょう。
私は[76584]で「明治の名邑」を次のように定義しました。
「明治の名邑」とは、明治末における市町(村)であって、以下の3つの条件すべてをクリアする。
1.「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」)の第一表(市街及ヒ市街ノ体裁ヲナシタル名邑)に記載されている都邑を含む
2.1の戸口表に記載された1個の都邑・町村の現住人員が三千人以上である
3.明治期に町制または市制施行
旧薩摩藩の場合、上記条件1に合致するのは、鹿児島と都城の他に、
鹿屋、隈之城(後の川内)、谷山、東南方、串木野、阿久根、指宿、垂水、志布志、加世田、高山、出水、加治木、西国分(後の隼人、ここは外城ではなく浜ノ市という港町)、伊作(後の吹上、木を切るのは与作)、宮之城、大口、山川、中伊集院、福山(黒酢で有名)、東串良、内之浦、国分、西市来、重富(後に姶良町となるが、明治の初期には帖佐ではなく、重富が〝町場”であったのだろう)ですが、上記条件2をクリアするのは、鹿屋、東南方、阿久根、指宿、垂水、志布志、加世田、上記条件3をクリアするのは加治木だけ。というわけで、旧薩摩藩の場合は、ハードルを下げて、2つ以上の条件をクリアするところを「明治の名邑」としています。旧薩摩藩と宮城、東京、香川の名邑の人口推移を比較したのが下の表です。(実態的には「明治の名邑」であった串木野は涙を呑んでカット。)
1886年-1889年-1920年-1950年町になった年
石巻16,618石巻町16,944石巻町22,067石巻市52,3511889年
涌谷7,793涌谷町6,292涌谷町6,181涌谷町17,4261889年
古川6,614古川町7,862古川町10,580古川町17,6681889年
佐沼5,820佐沼町3,708佐沼町4,866佐沼町9,1631889年
若柳5,803若柳町6,463若柳町7,804若柳町12,2041889年
登米5,408登米町7,085登米町7,548登米町10,7501889年
白石5,251白石町6,886白石町10,271白石町17,7921889年
気仙沼5,140気仙沼町5,789気仙沼町9,788気仙沼町21,3131889年
岩沼5,040岩沼町5,430岩沼町6,077岩沼町11,3701889年
角田4,197角田町6,044角田町7,083角田町12,1161889年
塩竈4,176塩竈町4,772塩竈町13,139塩竈市45,8201889年
岩出山4,017岩出山町4,242岩出山町5,220岩出山町9,0161889年
志津川3,720本吉村4,141志津川町6,488志津川町10,2181895年
八王子15,775八王子町21,721八王子市38,955八王子市82,5391889年
府中駅4,597府中駅5,117府中町5,852府中町30,3081893年
青梅町3,362青梅町4,502青梅町7,960青梅町15,3011889年
布田五宿3,167調布町3,522調布町4,652調布町22,8251889年
丸亀16,149丸亀14,130丸亀市24,480丸亀市37,3121890年
観音寺10,685観音寺村11,493観音寺町13,856観音寺町21,0051890年
琴平6,342琴平村6,962琴平町6,087琴平町8,0311890年
多度津6,198多度津村5,758多度津町7,444多度津町13,2401890年
坂出5,425坂出町10,176坂出町16,969坂出市41,4601890年
志度3,674志度村6,370志度町6,031志度町8,7101898年
津田3,559津田村6,157津田町5,324津田町8,0211898年
引田3,267引田村5,380引田町4,678引田町7,3231909年
三本松3,190三本松村3,455三本松町3,253三本松町5,9411898年
都城10,118都城町11,776都城町25,741都城市75,1141889年
鹿籠7,096東南方村19,056東南方村23,577枕崎市34,4801923年
揖宿5,465指宿村14,548指宿村18,341指宿町27,8471923年
鹿屋3,710鹿屋村9,185鹿屋町18,334鹿屋市63,5061912年
垂水3,653垂水村13,284垂水村18,871垂水町26,6071924年
志布志3,387志布志村16,839志布志町15,993志布志町25,3851913年
加世田3,248加世田村13,563加世田村15,720加世田町22,4021924年
阿久根3,066阿久根村14,852阿久根村21,220阿久根町31,7661925年
加治木2,454加治木村11,183加治木町14,282加治木町20,2771912年
1886年の人口は、(一部例外を除いて)「明治の大合併」が行われる前のものであり、いわば、「名邑の原型人口」であります。三本松より少なかった阿久根が3年後には丸亀より多くなり、引田よりちょっとだけ多かった志布志が石巻に迫る人口になっていることからも、旧薩摩藩における「明治の大合併」の仰々しさがわかります。
最後に蛇足を覚悟で言いますが、三本松はイニシエより「四国の蕨」と呼ばれるほど面積が狭かったので、町場の外延的拡大は望みようもなく、人口が1950年までに倍増しなかったのは♪仕方ないじゃないの
注1)「明治の名邑」のうち、仙台、東京、品川、千住、大森、内藤新宿、板橋、高松、鹿児島は表からはずしております。
注2)1886年は「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」に掲載されたM19年調査現住人口、1889年は内務省告示に掲載されたM22末の現住人口、1920年と1950年は国勢調査人口
注3)香川県は1890年に町村制が施行されたので、1889年の名称は、町村制度上の名称ではない。
注4)1889~1920年に丸亀は編入、志布志は分割を行っている。1920~1950年に涌谷、塩竈、八王子、坂出、多度津、都城、鹿屋が他町村を合併している。
[92904] 2017年 6月 17日(土)00:39:39【1】白桃 さん
1950年国勢調査時における(旧)薩摩藩の小都市の人口(その3)
[92903]で書いた
と言っても、この地域の都市の町制施行は実に遅いのであります。
1889年に鹿児島市が市制施行を行ったのは当然のことですが、旧薩摩藩内で町となったのは都城のみ。明治が終わろうとするスレスレ(1912年6月)に加治木がやっと町になります。そして、1920年の第1回国勢調査時点で町となっていたのは、小林、鹿屋、志布志、出水、大口、宮之城、高岡だけというありさま。川内に至っては1929年ですから昭和にずれ込んでいるのです。
なぜ、「町」を名乗るのがこんなにも遅くなったのでしょうか?西南戦争の影響?、正直まったくわかりません。

さて、そろそろ本題に戻さないといけません。
1889年末1920年国調時1950年国調時2000年国調時2015年国調時
市町村数1321431419641
上は、鹿児島県の市町村数の推移です。着目すべきは、「昭和の大合併」までは殆ど変動がないこと。なんと、1889年(市制・町村制施行)~1920年(第1回国勢調査)は逆に増えている。そして、ここが肝心なことなのですが、昭和の大合併後も、市町村数が激減していないことです。1950年~2000年に市町村数の減少率が50%未満であるのは、沖縄県(20%)、北海道(23%)、鹿児島県(32%)、宮崎県(49%)の4道県だけです。1950年頃の鹿児島、宮崎両県の1自治体あたりの人口・面積が大きいというのは、逆に言うと、県の人口・面積の割に、市町村数が(相対的に)少なかったことを意味するのですが、そうなった原因を探るのが今回のテーマです。
結論を急ぎましょう。薩摩藩は、領内に100を軽く超える「外城」を置き、武士を分散定住させました。外城となった地は、いわば、ミニ城下町ですから、小地域の中心となりました。武家屋敷で有名な知覧が代表例ですが、外城のまわりに出来た集落が「麓集落」なのです。外城のあった地に数個から数十個の村が従属することにより、広範な行政区画が形成されていくのですが、これが後に「郷」と呼ばれるものです。旧薩摩藩の場合、「明治の大合併」では、郷がそっくりそのまま町村制度の「村」となったケースが多く、その結果、面積も広く、比較的人口規模の大きい村が数多く誕生したのです。極端な言い方をすれば、旧薩摩藩の地域での「明治の大合併」は、「昭和の大合併」が必要ないほどの大合併であったわけです。
離島を除く鹿児島県の主要な都市の多くが外城のあったところですが、「郷」が分割されたケースも多いというのが特徴です。
例:
志布志東志布志村志布志町志布志市
西志布志村有明町志布志市
加世田加世田村加世田町加世田市南さつま市
東加世田村万世町加世田市南さつま市
西加世田村笠沙村笠沙町南さつま市
出水上出水村出水町出水市
中出水村米ノ津町出水市
下出水村三笠村三笠町阿久根市
市来西市来村市来町いちき串木野市
東市来村東市来町日置市
国分国分村国分町国分市霧島市
東国分村国分市霧島市
西国分村隼人町隼人日当山町隼人町霧島市
串良西串良村串良町鹿屋市
東串良村東串良町
伊集院下伊集院村→分割)
中伊集院村伊集院町日置市
上伊集院村松元町鹿児島市
今回で終わる予定でしたが、もう1回だけ続きます。
[92903] 2017年 6月 15日(木)08:11:36【1】白桃 さん
1950年国勢調査時における(旧)薩摩藩の小都市の人口(その2)
[92901]の続きです。
1950年国勢調査時に存在した53の「町」のうち、52町が1万人を超えていたという驚愕の鹿児島県。当時の町の全国平均人口が1万人未満であり、1万人を超える町と言うのは、相撲でいうなら十両以上、つまり、立派な関取です。1万5千超えとなると幕内、2万人超は小結、2万5千超は関脇、3万超は大関といったところ。こう言ってもなかなかイメージがわかないかもしれませんので、宮城県、東京都、香川県、宮崎県と比べてみましょう。
◎横綱(5万以上)
三鷹(54,820人)…(江戸川部屋)
〇大関
府中(江戸川)、谷山、頴娃、阿久根、西之表(錦江湾部屋)
▲関脇
富島(日向灘部屋)、末吉、指宿、垂水、志布志(錦江湾)
▲小結
気仙沼(宮城野部屋)、昭和、調布、小金井、小平、町田(江戸川)、善通寺、観音寺(讃岐島部屋)、飯野、高鍋(日向灘)、知覧、加世田、高山、出水、川辺、東市来、米ノ津、加治木(錦江湾)
△前頭
白石、古川、涌谷、矢本、女川、松島(宮城野)、国分寺、日野、東村山、青梅(江戸川)、高崎、高城、三股、高原、門川、都農(日向灘)、笠沙、隼人、伊作、大崎、財部、串良、宮之城、大口、中種子、山川、蒲生、伊集院、知名、牧園(錦江湾)
▽十両
渡波、小野田、若柳、角田、大河原、槻木、岩沼、船岡、雄勝、登米、川崎、村田、志津川、豊里(宮城野)、保谷、福生、田無(江戸川)、多度津、詫間、仁尾(讃岐島)、高千穂、妻、高岡、福島、南郷、田野、本庄、庄内、清武、真幸(日向灘)、大根占、栗野、樋脇、根占、和泊、万世、帖佐、高尾野、菱刈、亀津、入来、福山、古仁屋、東串良、横川、岩川、佐多、内之浦、喜界、吾平、国分、市来(錦江湾)
▽幕下(5千以上)
閖上、佐沼、岩出山、中新田、松山、鮎川、丸森、築館、津谷、一迫、亘理、三本木、石森、飯野川、田尻、増田、鳴子、米谷、荒浜、岩ケ崎、不動堂、吉岡(宮城野)、瑞穂、氷川、浅川、五日市(江戸川)、志度、平井、長尾、琴平、津田、宇多津、土庄、引田、豊浜、池田、香西、三本松、仏生山、川島、白鳥本(讃岐島)、綾、細田、佐土原(日向灘)、山野(錦江湾)
▽三段目(3千以上)
高清水、柳津、小牛田(宮城野)、草壁(讃岐島)、美々津(日向灘)
▽序二段(1千以上)
金山(宮城野)
宮城、東京、香川の三役以上は、「平成の大合併」以前に実力で市に昇格しているのですが、宮崎、鹿児島においては、頴娃、末吉、志布志、高鍋、知覧、高山、川辺、東市来、加治木は町の時代が続きます。(米ノ津は出水と合併して出水市)。
なお、表に掲げた日向灘部屋(宮崎県)の町のうち、真幸、飯野、高岡、高原、高崎、高城、綾、三股、庄内は旧薩摩藩の領内にあり、1950年に既に市となっていた都城と小林を含め、錦江湾部屋(鹿児島県)の諸都市と同類と見做して良いと考えます。ともかく、1950年当時の旧薩摩藩領域には、少なくとも人口おいてはかなりの規模の小都市がひしめきあっていたことが分かります。と言っても、この地域の都市の町制施行は実に遅いのであります。
…だんだん横道に逸れて行っているような気がしますが、次回には完結編?を目指します。
[92901] 2017年 6月 14日(水)00:46:40白桃 さん
1950年国勢調査時における(旧)薩摩藩の小都市の人口
天皇賞馬キタサンブラックの事実上のオーナーが歌った「薩摩の女」の歌詞の一節に
♪雨がふるふる天文館通の~
とありますが、何度聞いても、♪テンモンカ~ンの~、としか、聞こえない。「通」はどこへ行った。
武蔵(タケゾー)よ、お通は、花田橋のたもとで待っているのだよ…。
脱線ついでに、この歌の作曲者、島津伸男さんは、その名が示すように、鹿児島県出身とか。

脱線は続くよどこまでも…
大崎市の岩出山で昼食をとった普通の民家のような鰻屋さん。玄関に、「当店のウナギは大隈産を使用しています。」と書いてあったので、「大隈ではなく大隅ですよ。」といらん指摘をしてしまった白桃。何を隠そう、母方の苗字は大隅で、遠い先祖は鹿児島だとか???。そういえば、大隅or大隈では[58902]の失敗も(汗)。

さて、さて。
1950年と言えば「昭和の大合併」が始まる前で、この白桃もまだ生まれていませんが、下表は1自治体あたりの人口トップ10です。(※東京都23区は1市としてカウント)
都道府県人口市町村数自治体あたり
東京6,277,5008772,155
大阪3,857,04715225,375
神奈川2,487,66511721,262
北海道4,295,56727715,507
愛知3,390,58521915,482
沖縄914,9376613,863
鹿児島1,804,11814112,795
宮崎1,091,4278612,691
福岡3,530,16928512,387
長崎1,645,49216010,284
鹿児島、宮崎がこんな上位に来るのが意外ではないでしょうか。
両県が上位に来る理由の一つに、1自治体あたりの面積が大きいことも事実です。
現在の面積を使用しており正確ではありませんが、1950年には以下の通りになっています。
1位北海道283.11㎢
2位宮崎県89.95㎢
3位岩手県67.29㎢
4位鹿児島県65.16㎢
しかし、1自治体あたりの面積が鹿児島県とほぼ同じの岩手県が、1自治体あたりの人口では27位なのですから、鹿児島、宮崎が1950年当時、1自治体あたりの人口が多かった理由を説明するにはこれだけでは十分ではありません。
話を先に進める前に、1950年国勢調査時に、「1町あたりの人口」がどうであったかというと、
1位東京都18町19,056人
2位鹿児島県53町17,937人
3位北海道75町17,664人
宮崎県23町13,940人
なんと、鹿児島県は東京都に次いで2位なのです。(面倒でしたので、宮崎の順位は調べませんでしたが、全国平均が9,885人ですから、かなり上位に来ます。)
鹿児島の53町の内訳は、
3.0万人以上
谷山(40,098人)、頴娃、阿久根、西之表
2.5万人以上
末吉、指宿、垂水、志布志
2.0万人以上
知覧、加世田、高山、出水、川辺、東市来、米ノ津、加治木
1.5万人以上
笠沙、隼人、伊作、大崎、財部、串良、宮之城、大口、中種子、山川、蒲生、伊集院、知名、牧園
1.0万人以上
大根占、栗野、樋脇、根占、和泊、万世、帖佐、高尾野、菱刈、亀津、入来、福山、古仁屋、東串良、横川、岩川、佐多、内之浦、喜界、吾平、国分、市来
1.0万人未満
山野(9,536人)
因みに、谷山は全国10位、頴娃は11位です。また、47の各都道府県「最下位人口の町」の中では、山野の人口はトップなのです。
~以下続く
[92900] 2017年 6月 13日(火)21:24:26白桃 さん
hmtさんへ
[92899]hmt さん
郡は「無用の長物」ではなく、記載を省略すると、グリグリさんまでも 混乱させる場合があるのです。
二つの余部村の件を調べて戴き、ご苦労様と言いたいところですが、どうも私の考えを理解していただいていないようなので、私の[92110]を再掲します。
私が[92105]で皆様にお伺いしたかったことは、消滅した町村に関し、郡を表記する必要があるかどうか、表記するとすれば、なぜ成立時の所属郡名を記載するのか、ということで、郡が「無用の長物」かどうかを議論してもらいたかったわけではありません。
私が、表記するとすれば「消滅時の所属郡名」を主張する理由は、多くの場合、成立時よりも消滅時の郡に所属していた期間が長かったということです。
また、同じ県に「三和」とか「東」という町村が複数存在した例があるから、郡名は表記すべきだというご意見に対しては、その場合だけ記載すれば良い話だと思います。
[92894] 2017年 6月 8日(木)12:39:51白桃 さん
仙台が千駄谷?、川内が千駄ヶ谷?
当落書き帳の「市区町村変遷情報」は非常に参考になりますし、データとしても本当に貴重なものであるのは言うまでもないことですが、今日検索していて気が付いたことがあります。
「千駄ヶ谷町」が出てきません。それもそのはず、「千駄谷町」になっているのです。ここの場合、「ヶ」は間違いなく入るのではないでしょうか。最近、頭髪が薄くなってきて、気になっています。((´∀`))
[92893] 2017年 6月 7日(水)00:37:25白桃 さん
白桃杯水無月ステークス(レース結果)
[92891]の結果と若干の解説です。

問一.ズバリ、一着、二着に何が来るか、あててください。
言うまでもなく、6月6日に行われたのですから、緑帽をかぶった騎手に駆られて6枠の2頭で決まりました。馬券は6-6。一着、二着はどうでも良いのですが、一応、ミナミウオヌマが1着、アサクチが2着としときましょう。

問二.アサクチ号の騎手名をあててください。
18頭すべてに、枠番と同じ数字が付いている「消滅した町 」が騎乗しています。
すなわち、
一枠オカヤマ一宮
一身田
二枠ノシロ二ツ井
チクシノ二日市
三枠オオサキ三本木
ヒガシカガワ三本松
四枠ウサ四日市
ダイトウ四条
五枠ヒロシマ五日市
ヒガシオウミ五個荘
六枠ミナミウオヌマ六日
アサクチ六条院
七枠アマ七宝
カホク七塚
八枠グジョウ八幡
ヤブ八鹿
後ろの数字は、騎手(消滅した旧町)が「町」時代に国勢調査で記録した最高人口です。例えば、ヒロシマ号騎乗の五日市は1980年に、町の人口としては全国1位の87,325人を記録しました。ツ号には今回、一身田が騎乗しましたが、一志ですと、2005年に記録した14,853がキャリアハイ人口となります。
というわけで、[92892]千本桜さん、
答えは六条院だと言うのです。
岸田今日子を信じて正解でした。お見事。
オオサキのキャリアハイは9,827ではないかと思うのですが、なぜ9,732の方がキャリアハイになるのでしょうか。
9,827は三本木が消滅した2006年の境域に組み替えた1950年の人口ですね。1950年国勢調査で7,485人であったのが、1955年3月に下伊場野村の一部を合併して、1955年国勢調査で9,732人となりました。その町の人口ピークを検証するときは、組替人口を使用した方が良いかもしれませんが、今回はナマの国勢調査人口を使用しました。
このレースにいくら投入されたのか存じあげませんが、馬券を購入?したのはお一人ということで、残念ながら的中といえども儲けはありませんでした。
[92891] 2017年 6月 6日(火)12:23:36白桃 さん
白桃杯水無月ステークス
本日の23時59分59秒に賞味期限切れとなる、ヒジョーにくだらないクイズです。

以下、18頭の馬(市)が距離3600mのレースを本日行います。スタート時間は18時06分です。

問一.ズバリ、一着、二着に何が来るか、あててください。
(一着と二着の順位が逆になっても可、枠番連勝複式です。)

問二.アサクチ号の騎手名をあててください。

ヒント)
・問一は簡単。問二はチョー難しい。
・枠番号は大いに関係します。
・数字は騎手のキャリアハイ
・騎手はすべて故人?です。因みにチクシノ号の騎手は、かぱぷうさんではなく、二日市です。

馬(市)名予想 
一枠オカヤマ11,620
6,006
二枠ノシロ19,720
チクシノ11,209
三枠オオサキ9,732
ヒガシカガワ5,941
四枠ウサ27,640
ダイトウ10,477
五枠ヒロシマ87,325
ヒガシオウミ11,735
六枠ミナミウオヌマ29,342
アサクチ6,813
七枠アマ22,869
カホク11,406
八枠グジョウ22,954
ヤブ15,435

蛇足注)予想のしるしは気にしないでください。また、正解しても、配当金等はなんもありません。アシカラズ
[92883] 2017年 6月 3日(土)09:48:54白桃 さん
1920年10月1日に複数の「町」が存在した「町」
第1回国勢調査時点において、現行の市域の中に「市」が存在したのは、北九州市など78市。「市」は無かったけれど「町」は存在したのが倉敷市など544市。「市」はおろか「町」も存在していなかったのが東大阪市など168市。そして、自治体自体が存在しなかったのが赤平市の1市。(※北海道と沖縄の「区」は「市」と同格と見做しました。)
一方、現行の町域の中に、当時すでに「町」が存在していたところはかなりあるが、複数の「町」が存在した所はごく少数だと思ってましたら、ところがどっこい、以下の通り19町もありました。表の一番上のA町は今年4月、ある方に案内して頂いたのですが、そこを忘れていたとは私もダイブ耄碌したものだ。('◇')ゞ

現在の町人口--------旧町1人口-旧町2人口-旧町3人口 
13,9725,734金山2,036
会津美里20,913高田3,429本郷3,006
大洗16,886磯浜10,534大貫2,829
鋸南8,022保田5,589勝山4,827
入善25,335入善2,806舟見1,851
志賀20,422富来2,421高浜2,340
長和6,166長窪古3,242長久保新1,459
川辺10,197川辺4,304下麻生2,055
南知多18,707豊浜6,295内海5,759師崎4,905
紀北16,338長島5,162引本3,501
串本16,558串本5,071古座3,243
かつらぎ16,992妙寺5,972笠田4,670
琴浦17,416赤碕3,556八橋3,329
周防大島17,199安下庄8,492久賀6,489小松4,545
つるぎ8,927半田6,809貞光4,805
内子16,742内子3,681五十崎2,113
中土佐6,840久礼4,660上ノ加江4,072
山都15,1494,434馬見原2,630
日出28,058日出4,168豊岡3,575
※現在の町の人口は2015年国勢調査、旧町の人口は1920年国勢調査人口です。
[92869] 2017年 5月 26日(金)16:54:50白桃 さん
臨時ニュース:東かがわ市11年9か月ぶりに前月より人口増
香川県から発表になった5月1日現在推計人口によりますと、東かがわ市が、4月1日現在推計人口から、ナ、南都、南朝四百八十寺、10名も増加しているではありませんか。自然減17、社会増27。
水村山郭酒旗の風、さっそく祝杯をあげよう!!!!!
[92851] 2017年 5月 11日(木)14:28:56白桃 さん
国勢調査人口都道府県内トップ5皆勤都市
いつものように、本題前に…

1.先日、芸能人しか出場しないクイズ番組で、
「『三』のつく駅名を10個答えろ」という問題に、「三島」とか「三鷹」という回答はあったものの、あの超有名?な駅は出てこず、がっかりしました。

2.当落書き帳の「市区町村変遷情報」には出ていませんが、
千葉県の東にあって、神奈川県の西にあるという「烏賊川市(いかがわし)」は、「平成の合併」期に「奥床市(おくゆかし)」と合併したとのこと。なお、この合併は「新設」か「編入」かは定かではありませんが、間に「猪鹿村」(注:猪鹿町(いのしかちょう)ではありません)をはさんでいるので、「飛び地合併」であります。また、合併後の名称は「烏賊川市」です。…以上、「交換殺人には向かない夜」(東川篤哉)より

さて、今まで行われた20回の国勢調査(注1)での人口が、所属する都道府県内の順位において、すべて5位以内に入っている、すなわち、毎回、掲示板には掲載される(注2)都市(注3)が109あります。
詳しくみますと、
〇全回1位(35都市)
盛岡、仙台、秋田、山形、宇都宮、千葉、東京、横浜、新潟、富山、
金沢、福井、甲府、岐阜、名古屋、大津、京都、大阪、神戸、奈良、
鳥取、松江、岡山、広島、和歌山、下関、徳島、高松、松山、高知、
佐賀、長崎、熊本、那覇、鹿児島

〇全回2位までには入っている(15都市)
青森、水戸、前橋、松本、浜松、静岡、福岡、大分、別府…以上は1位経験アリ
長岡、高岡、大垣、堺、米子、佐世保…以上は毎回2位

〇全回3位までには入っている(24都市)
札幌、函館、八戸、郡山、福島、日立、高崎、長野、四日市、北九州、宮崎、都城…以上は1位経験アリ
弘前、石巻、小松、越前、姫路、出雲、呉、宇部、鳴門、丸亀、今治…以上は2位経験アリ
倉吉…毎回3位

〇全回4位までには入っている(13都市)
会津若松、津…以上は1位経験アリ
酒田、鶴岡、米沢、足利、船橋、上田、尼崎、田辺、津山、福山、中津

〇全回5位までには入っている(22都市)
いわき、桐生、川口、川越…以上は1位経験アリ
旭川、伊勢崎、川崎、横須賀、七尾、敦賀、富士吉田、沼津、豊橋、
岡崎、彦根、浜田、倉敷、尾道、小松島、坂出、観音寺、大牟田

●一度も5位までに入ったことがない都市?
東かがわ市、など数えきれない…(東かがわ市は第18回の6位が最高!)

意外な都市が入っている反面、アレ、ここは皆勤じゃないのと思われるのが、
栃木、太田、さいたま、市川、上越、一宮、西宮、境港、宇和島、久留米、唐津、八代、延岡、鹿屋あたりでしょうか。このうち、さいたま、延岡は1位経験アリです。なお、消滅した市ですが、旧)大宮市は打席に立った17回すべて、5位までには入っており、1位になった経験もあります。

注1:沖縄県の場合、1950年は琉球列島軍政本部、1955、1960、1965、1970年は琉球政府による「国勢調査」を適用しており、国勢調査回数は全部で19回となります。
注2:中央競馬などでは、5着までに入った馬の馬番が掲示板に表示されます。
注3:町制、市制、合併等で、自治体名が変更された場合の取り扱いについて:
旧自治体の中で、合併前の国勢調査人口が一番多かったところを、その自治体の前身としています。
例:
浦和町←浦和市←さいたま市
八幡市←北九州市
具志川村←具志川市←うるま市
今市町←今市市←日光市
[92841] 2017年 5月 7日(日)09:34:55【1】白桃 さん
もうすぐ100年
グリグリさん、お帰りなさい。
少しずつ充電し、できるところから復活させていこうと思っています。
急がないで結構です。どうかごゆっくりしてください。
グリグリさんが復帰されたということで、当研究所としても、飲んではいけないモノで祝杯をあげ、新たな活動に取り組むべく闘志を燃やしているところであります。

本題に入る前に…
[92839]千本桜 さん
Takashiさんが推測されたとおり「北白川駅」です。
先月も大変お世話になりました。初めて大河原を訪ね、何百万人?という花見客が混雑する中での奇跡的な遭遇から何年たちましたでしょうか?
私は、福島駅で乗り換えた列車が北白川駅に到着するたびに、今年のサクラはどうかナ、とソワソワしだします。そして、なぜかノドの調子を試します。(笑)

やっと本題。
A府---B県---C県---D県
1位A市2,173,201B市49,329C市33,528D市103,180
2位渋谷町80,799高岡町8,535相知村23,881頴娃村27,092
3位西巣鴨町51,478清松村8,058北方村18,087谷山村25,986
4位南千住町50,713梼原村8,057北波多村17,318名瀬村25,816
5位日暮里町41,551須崎町8,022厳木村14,861東南方村23,577
上記は1920年の第1回国勢調査での4府県内の人口上位5自治体名です。トップの都市名は伏せていますが、A府が当時の東京府であろうと推量できる方は、まあ、普通の方でしょう。D県が鹿児島県だろうと想像できる方は、ちょっと変わり者ですね。B県が判るとなると、これはもう病気。お医者様に見てもらったらいいです。ましてや、C県がスグ判るとなると、危険人物、サ行変態活用者です。

冗談はともかく、上記(4都)府県は2015年国勢調査では、人口トップ5に残っているのは1市(東京特別区も1市と数える)だけですが、これと対照的なのが兵庫県です。
1920年-----2015年
1位神戸市608,644神戸市1,537,272
2位姫路市45,750姫路市535,664
3位尼崎市38,461西宮市487,850
4位明石市33,107尼崎市452,563
5位西宮町28,428明石市293,409
1920年のトップ5都市が、2015年でもそのまま変わらず残っています。各年のトップ5を見ても、西灘村が1度、小田村が2度、トップ5に顔を覗かせるだけです。兵庫県民に、「兵庫県を代表する5都市を挙げてください。」という質問に、「加古川」を挙げる方がいたら、そのひとは、淡路島に島流しにしましょう。

兵庫県は順位が異なっていますが、順位が全く同じなのが新潟県です。(高田市が上越市になったのは許してあげて。)
1920年-----2015年
1位新潟市92,130新潟市810,157
2位長岡市41,627長岡市275,133
3位高田市28,388上越市196,987
4位三条町20,424三条市99,192
5位新発田町17,813新発田市98,611
新潟県の場合、三条、新発田とはりあうのが柏崎で、まあ、新潟6大都市としましょう。また、三条と新発田の人口差が徐々に詰まってきていますので、国勢調査百年では順位が逆転しているかどうか注目されるところです。
[92821] 2017年 5月 1日(月)23:11:04【1】白桃 さん
オーナーがいないと、”せがない”のぉ~
一部の方から安否を気遣っていただいておりますので、久しぶりに書き込みます。
白桃、きわめて健康、というわけではありませんが、病に臥せってはいませんのでご心配なく。
落書き帳は毎日覗いてはいるのですが、やはり、グリグリさんの姿が見えないので、なんとなく書き込みをするのも気が引けまして(タイトルの讃岐弁は、「張り合いがない」に近いかも。)、結果的には、年金を満額いただける満25歳?になった2月以来、私も落書き帳から遠ざかっていましたね。こうなった以上、東かがわ市の人口が前月より増加するか、三本松高校野球部が甲子園で優勝するか、それまで書き込まないでおこうとも考えていましたが、それでは死ぬまで書き込めない、いや、死んでも書き込めない(((´∀`))可能性大だと悟り、今こうして書き込んでいる次第です。(ついでですが、春季高校野球東京大会の早実VS日大三ほど注目を集めてはいませんが、三本松も香川県大会で優勝を飾っております。)

閑話休題
最近、戦国史の書物を読んだのですが、伯耆、備後が「現在の岡山県」となっていたのにはビックリしました。米子や福山が岡山県とはこれいかに?。この本、仙石秀久を「仙石久秀」と書いているし、著者がワルイのか編集者がワルイのか、買った私が馬鹿なのか。ブックオフで売りさばいたら40円。まぁ、そんなものでしょう。

天照大神は天岩戸にお隠れに…
上杉謙信は高野山に籠ろうと…
凡人には、貴人、才人、偉人のココロが時としてはかり知れないことがありますが……
[92694] 2017年 2月 9日(木)00:36:50白桃 さん
伊万里市章&ことばで表す問九の共通項
[92692]N さん
Web上を探しても「イマリを図案化した」以上の情報が得られないのですが、鳥(または翼)をモチーフにしたという根拠(このページに載ってる、この本に書いてあるなど)をご存知の方いましたら教えてください。
「根拠」とは言えないと思いますが、こんなページ
全体は飛鳥を表現しています。
とあります。

[92693]デスクトップ鉄 さん
「同一都府県にあって隣接する一定の領域を、他の一都府県との境界線及び分断されない海岸線とともに囲む市」
ではどうですか。
こうなったら、トコトンこだわりましょう。(笑)
「他の一都府県との境界線」ですが、「他の」はいらないのでは。「隣接する都府県のうち、一個の都府県との境界線」の意を簡単にして、「一都府県だけとの境界線」で良いのでは。
また、「分断されない海岸線」よりは「一本の海岸線」が良いと考えます。
ところで、さぬき市の場合、
1.東かがわ市との境界
2.徳島県/香川県の県境
3.(それなりに美しいと思うのですが、ほとんど注目されていない)東かがわ市の海岸線
の3つのラインによって東かがわ市を取り囲んでいるので、問九の該当市になるのですが、もし、東かがわ市との境界線を分断する形で徳島県の「飛び地」が存在したなら、該当しない市になるのでしょうね。
[92691] 2017年 2月 8日(水)13:19:15【2】白桃 さん
「連続する海岸線」の意味
[92688]デスクトップ鉄 さん(追記分)
もっと屁理屈ですが、もし佐賀市と唐津市が合併すると、玄界灘と有明海の海岸線は、長崎県を介して連続しているので、連続する海岸線と長崎県境とともに、佐賀県西部の領域を囲むことになります。したがって「連続する海岸線」は「県境によって分断されない海岸線」とすべきだと気が付きました。ということで、
「同一都府県にあって隣接する一定の領域を、他の一都府県との境界線及び県境によって分断されない海岸線とともに囲む市」
ではいかがでしょう。
追記されていましたので、今まで気が付きませんでした。(後の記事にレスするのは、先の記事に追記するのではなく新規記事にしましょう。)
「県境によって分断されない海岸線」だと具合が悪いです。これだと、西海市や長崎市などが該当するようになってしまいます。西海市の場合は、長崎市との市境、佐賀県との県境、それに西海市自身によって分断された海岸線(県境によって分断された海岸線ではない)の4本の線によって、長崎県の一定の領域を囲んでいます。「連続する海岸線」の意味は「ヒトツナガリの海岸線」の意味です。まさか、「世界中すべての海岸線で、連続していない海岸線はない」などと禅問答まで出してくる方はいないでしょう… 
書いているうちに、「連続する海岸線」より「1本の海岸線」と言った方が確かに良いという考えに変わってきました。
なんだか、「ことばで表せない共通項はありえない」とほざいた自分がウラメシクなってきました。('◇')ゞ
[92689] 2017年 2月 6日(月)14:10:56【1】白桃 さん
一事不再理
なにから書こうかと悩み、適当にタイトルを付けました。
では、まず
誤答→参考記録扱い、について[92685]
これには釈然としないものがあります。正直、何を今さら、と言う気分です。
と書いた理由をもう一つ付け加えるならば、[92684]Nさんのように
第二十回の問九でも問題訂正があり、この時も何件か誤答があったようです。今回の誤答を参考記録扱いとするならば、こちらも同様の対応をすべきではないでしょうか。
というご意見が必ず出るだろうと懼れたからです。裁判じゃありませんが、一度判定を下したものは、明らかな誤審でもない限り、「一事不再理」で良いと考えているからです。

では次。
[92687]MasAka さん
私は共通項を文章で表現する必要を全く感じていません。出題のバリエーションを広げるには、むしろそういう方向に問題が「進化」していくのは自然な流れでしょう。共通項は常に文章で簡潔に表現できなければならない、というのは出題者にとっても解答者にとっても発想の自由を縛るだけのような気がします。
MasAkaさんがどう思われようがそれこそ発想の自由ですが、もし、出題者がそのような考えにたって問題を作るようになると、共通項の定義があいまいになり、正誤がはっきりしない解答がでてくるのではないかと危惧します。グリグリさんも[92677]でMasAkaさんほど明言はされてませんが、論理面重視で共通項に辿り着けるようなものから、フィーリング、イメージで捉えて共通項を推測するような問題に「進化」させようとお考えになっているのではないかと思われるフシがあります。それはそれで良いとしても、率直に申し上げますと、[92658][92677]を読むと、一種の「驕り」のようなものを感じてしまうのです。また、
貝塚市で金メダルを獲得したMasAkaさんが[92464]で「ほぼ直感だけで」と言われているのは、イメージで捉えたということだと思いますし、それは出題の意向に正しく共鳴した結果だと思います。
と我田引水的な言葉が発せられてますが、これには、[92684]Nさん
解答が貝塚市とあっては「出題の意向に正しく共鳴した」と言えるかは疑問符がつくように感じます。
と同感です。
大体、ことばで表せない共通項はありえないのと違いますか。それが、出来ないというのは、出題者自身が共通項を的確に把握できていない、そうでなければ、面倒で逃げてしまっていることになります。
さて、問九の共通項のことばによる定義について[92688]デスクトップ鉄さんから、
「一都府県内の一定の領域を、隣接する一都府県との境界線及び連続する海岸線とともに囲む当該都府県の市」
となかなか素晴らしいものをいただきました。
ただ、これだと屁理屈ですが、[92641]で書いたように自市を一周しても条件に反しない市(例:東かがわ)もあるので、
「同一都府県にあって隣接する一定の領域を、一つだけの都府県との境界線及び連続する海岸線とともに囲む市」
としてはどうでしょうか?

次に問九は、良問か否か
私は、発想としては面白い問題ですけど、次の2点で良問とまでは言えないと思います。(三豊市の件は論外)
1.どういう市が除外されるかが、「該当しない市」を見ても浮かび上がってこない。また、こういう市でも該当することを、お題の5市の中で臭わせていない。
※贅沢を言って申し訳ありませんが、エラリー・クイーンのように、問題の中に犯人(共通項)の手がかり(ヒント)となる伏線を張っていてほしいのです。クリスティのように、「実はこうだった。」と後になってアナグラムヒントで明かされるというものは困ります。もっとも、問九の性格からして上記を実行するのは非常に困難ではなかったかと思います。
2.例えば私のように、「海岸線と都府県境をもつが、その二つが連続しない市」という間違った共通項の想定でも80%以上正答になってしまう。
※こうなると、マグレあたりのクセに「当たらずと言えど遠からずであった。」というヘンな自己満足家を生む。

最後に
「入門コース」についてですが、その「功績」は認めますが、役割は十分果たし終えたと思います。[92688]デスクトップ鉄さんのご意見に賛同します。
個人的な意見になりますが、「一般コース」完答後に「入門コース」を答えようとなさる方がかなりいますが、第一志望の学校に合格したにもかかわらず、その後で第二志望の学校を受ける、コレ何の意味があるのでしょうか?
私には、何の意味もないどころか、「入門コース」を真剣に取り組んでいる方にとっては、迷惑千万ではないかと思います。

ついで:[92687]MasAka さん
私が答えるとはおそらく誰も思わなかったでしょうね。
失礼ながら、本当にノー・マークでした。まさに、まさか!、いや、「さすがはMasAkaさん」だと思いました。

※2月7日11時頃、不適切な表現、意味のつながらない文脈、余計な文言等を変更、削除いたしました。
また、「入門コース」については書き加えたものです。
[92685] 2017年 2月 5日(日)09:52:24【1】白桃 さん
問九再考
「十番勝負に関連することは夏まで書かない。」その舌の根もかわかないうちに恥ずかしいのですが、オーナーの昨日の問九に関する一連の書き込みにムラッムラッときましたので…
[92677]
赤い線(市境)と青い線(海岸線)と緑の線(県境)の3つの線に囲まれた領域(自治体群)の存在が共通項であり、該当する市は赤い線を構成する外側の市になります。
確かに地図上で表現するとわかりやすいですが、共通項をことばで表す努力を怠らないでください。
今、共通項は
その市と一つの海岸線と特定の都道府県の都道府県境で自治体群を囲む市
となっていますが、これだとまったく不完全ですので、
「その市の境界線と、連続する海岸線と、一種類の都道府県境界線、の3つの線でその市が属する都道府県のその市以外の領域を囲む市」
やはり、ややこしいですが、こうしない限り、
囲まれている自治体群に離島部分や鹿児島市の桜島以外の部分が含まれるのかどうかということを考える必要は元々ありません。
がなんの説得力をもたない詭弁に近いものに終わってしまうのではないでしょうか。
※書いていて気が付いたのですが、
「その市の境界線と、連続する海岸線と、一種類の都道府県境界線、の3つの線でその市以外の領域を囲む市」
にしてしまうと、阿讃県境、さぬき市との市境、と四国をぐるっとまわる海岸線で、四国四県の殆んどを囲む東かがわ市なんかも該当することになりますネ。

[92681]
該当しない市の三豊市を仙台市に変更するまでの8件の誤答に関してはすべて参考記録扱いとしました。
これには釈然としないものがあります。正直、何を今さら、と言う気分です。なにか、今回の不手際に後ろめたさを感じておられるのでしょうか。
しっかり考えて解答した市が問題のミスで誤答となるのは正直腑に落ちません。
というNさんの気持ちはよくわかりますが、三豊市が非該当市とされている段階では真の共通項を見出すのは不可能なのです。ということは、三豊市が非該当市を外される前に出された解答は、しっかり考えているか、あてずっぽうなのかにかかわらず全てギャンブルなのです。ギャンブルである以上、運・不運、つまり「誤答」になることは覚悟しなければなりません。出題ミスのせいもあって運悪く誤答になったものと出題ミスとは関係なく実力?で誤答になったものを区別することは実際難しいので、一律に「参考記録扱い」にするな、というのではありません。「参考記録扱い」にするのなら、三豊市のミスが発覚した時点で参考記録扱いにすべきだったのです。
言うまでもありませんが、「参考記録扱い」を「誤答」に戻せと主張しているわけではありません。そうすれば、不手際の三乗、四乗になってしまいますから。
[92674] 2017年 2月 3日(金)13:29:27【2】白桃 さん
市盗りマル秘?情報
連続投稿、しかも十番勝負関係なので、気が引けます。('◇')ゞ
これをもって、夏までは十番勝負の話題は控えようと考えています。

本題に入る前に、
[92669]デスクトップ鉄 さん
一方白桃さんは、金メダル47個のうち確定時間ラスト88位までのメダルが16個と最多で、その過半がD・E難度の問題です。マラソンランナー型といえます。
緻密な考察有難うございます。なにか褒められ過ぎのようです。私の場合、高難度の問題に強いというよりも、十番勝負がスローペースの展開になったときに好成績をおさめているように思います。ある程度先行して、直線チョロット差す。 これでも昔は、スプリンターでならしたのですが、瞬発力は20歳過ぎからかげをひそめ、今では、ステイヤーどころか、ジョギングしててもスグ♪足も重たくなりまする。←何の話かな

グリグリさんへ
「市盗り」領国編に各市の「獲得石高グラフ」がありますが、これは、「保有石高グラフ」ではないでしょうか?

さて、本題ですが…
十番勝負に「市盗り」が導入されて、解答市の選択にも変化が生じたかどうかを、人口30万人以上の市プラス県庁所在市、計84市を対象として調べてみました。
第44回を終了した段階で、1万石以上の保有者数が30名を超えるのが、仙台(37)、名古屋(36)、静岡(34)、京都(33)、富山、長崎(31)、横浜、和歌山(30)と8市あります。富山と和歌山は少し意外な気もしますが、この8市は「市盗り」に関係なく、十番勝負においては人気のある市なのでしょう。この中で、「市盗り」が導入された第41回以降、保有者数が全く増えていないのが、仙台、京都、富山です。仙台と京都は領主不在ですが、領主狙いを真剣に考えているごく一部の方を除いて、ちょっとやそっとの石高では領主は夢のまた夢なので、解答市として選択されなくなったのでしょうか?。3市の他に、保有者数増加ゼロの市は、姫路、豊田、いわき、大阪、高崎、山口、岡山、柏、川口、東大阪、川越、大分、藤沢、松江、船橋、豊中ですが、大阪と岡山以外はねらい目だと思うのですが、どうしてでしょうか?
逆に、第41回以降4人も増えたのが、長野、鳥取、宇都宮、一宮。この4市は第41回以降に領主交代や領主誕生があったところで、次回も目を離すことが出来ません。このように「市盗り」の影響もあるのかと思えば、あんまり関係ないのではと思わせるのが、保有者が5人も増えた高知です。はっきり言いますけど、金沢、福岡、広島、岡山、神戸、高知、奈良、千葉の8市の領主交代は半永久的にないでしょう。結局のところ、「市盗り」の導入によって解答市の選択に変化が多少あったかもしれませんが、大都市については考えていたほどでもなかったようです。「市盗り」導入より前にも、特定の方の十八番の市を他の方が選ぶことも少なかったように思えます。
調べていて面白かったのは、1万石保有者数が15人未満と人気の無い、越谷、所沢、豊中(11)、枚方(12)、市川、松戸(13)、吹田、船橋、高槻、尼崎、久留米(14)の殆んどが所謂、「衛星都市」だということ。これらは、ある意味で「お買い得市」です。そして、今なお領主のいない筑西、久喜、調布、西東京、八尾、羽曳野あたりも。さらに、バットを短く持てば誰でも1万石領主になれるのが59市もあります。でも、そのうち24市が白桃とその領友が治める市なので、これには触れないようにしましょう。( ´∀` )
[92673] 2017年 2月 2日(木)01:31:35白桃 さん
Re:問八の危惧
[92672]スカンデルベクの鷲 さん
端的に言えば、一部の公式発表の推計人口が速報値基準のものであった市の推計人口は、単純計算を用いて確報値基準にしても、正確な値にならなかったということです。
この発言は二つの点において間違っています。
まず、一点目は、差異が生じたのは単純計算を用いたからではないということ。
2015年11月1日現在以降の推計人口を、2010年国勢調査確報値基準から2015年確報値基準に変更した場合は、2015年10月1日生まれの人の扱い方によって、単純計算で出した数値と差異が生じることがあります。(今回の例では、長野県)
しかしながら、2015年速報値基準から2015年確報値基準に変更した場合は、福岡県のように、県から公式発表される前に単純計算で出した数値と理屈上では異なるはずがないのです。では、どうして福井や佐賀のように差異が生じたかと言うと、速報値基準で発表された推計人口がもともと「間違っていた」からなのです。「間違っていた」というのは語弊がありますね。正確に言うと、毎月県内の市町村から県に報告された住民登録の異動数が後になって訂正されたのです。

二点目は、「都府県から公式に発表となった推計人口を用いないといけない。」というのは理解できますが、公表された推計人口が「正確」であるかどうか誰もわからないのです。そもそも「推計」人口ですから、正確もへったくれもないのです。また、北海道においては「推計人口」自体、発表されないのです。

最後に;
十番勝負においては、いつものことですが出題時に
問題は原則として2017年1月1日の情報を基にしています。
となっております。ですから、推計人口に限らずその情報がウソであったとしても出題された以上は文句をつけられません。


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