今日の朝日新聞(東京本社)の夕刊7面は,山口百恵と横須賀の話と横浜の六角橋商店街,さながら「神奈川特集」でした。あるいは,宇崎竜童特集:…あんた,あの娘の何なのさ。
(このページに,「“百恵”と聞いて思い起こす場所は?」というアンケートがあって,答えは 横須賀市:54%,伊豆:25%,国立市:14%,日本武道館:7% だそうな。伊豆はともかく,国立は思い至らなかったなぁ。やっぱ,山口百恵と言えばヨコスカです。)
私の最初の職場は横浜市の,当時の緑区でした。
かつては「横浜の“山奥”」という意味の言葉で呼ばれていたようですが,今や最高級住宅地。私が勤めていた頃は「金妻」ブームの直後ですからねぇ…。行政上は「横浜市」でも,「横浜」に勤めている,という感覚は皆無でした。ニコタマや渋谷の方がはるかに便利だったし。
“組合”の用事で旧制一中跡地の本部や,公務出張で関内の「本社」へ出張ったりしたときに「横浜へ来た」と思ったものです。
戸部あたりからかなぁ,「横浜」と感じるのは。
私も「横浜駅周辺」は狭義の「横浜」とは別の市街,という感覚に同意します。
そもそも,現在の横浜駅に「エキゾチックな横浜」のイメージはないですね。唯一感じるのは,駅前の崎陽軒本店くらい。今の横浜駅は,新宿駅や池袋駅がそうであるように,ただの巨大な乗換駅というほどのイメージしか感じられません。
もともと現在の横浜駅のある場所は,入江を埋め立てたところであって,無理に過去の区画にはめ込めば「橘樹(たちばな)郡」の「神奈川」の一部。本来「久良岐郡」に属する「横浜」とは,やはり少し“隙間”があります。
私のイメージで「横浜市内」と言えば,戸部~久保山~井土ヶ谷~弘明寺~滝頭~根岸 のラインで囲まれる範囲内かなぁ。行政区で言えば,(前言と一致はしないけれど)西・中・南区および磯子区の北半分という感じでしょうか。全然,客観的なものではないですが。
[15118] N-H さん
市電が走っていた範囲
最大の範囲は,
生麦~青木橋~六角橋~洪福寺~浜松町~保土ヶ谷橋~井土ヶ谷~弘明寺~吉野町~滝頭~八幡橋~杉田~間門~本牧~元町~市庁前~県庁前
というものでしたっけ(実は私は横浜の市電をこの目で見たことはないのです)。
あまんきみこ さんの童話シリーズ「車のいろは空のいろ」はご存知でしょうか。
“タクシー運転手の松井さん”がいろいろなお客を乗せて不思議な体験をするお話で,谷山浩子 さんがこれを題材にした歌を作っているのですが,作品を読んでいくとどうも舞台は横浜であるようなのですね。私が小学生の頃,光村書店の国語教科書にこのシリーズのうちの「白いぼうし」が掲載されていて,いわさきちひろ さんの挿絵とともに印象深く残っています。
この頃は市街地からちょっと車で走ればモンシロチョウの群れ飛ぶ(キャベツ畑のそばの)公団住宅に行けたのでしょうが,さて,それは横浜市のどこだろう。30~40年前の話です。
ところで,「横須賀」と聞いてイメージするのはどの範囲でしょう?
追浜や浦賀,久里浜は入りますか? 相模湾側の武山は? 微妙なところで田浦はどうでしょう…。
…私が「横須賀」でより強い印象を受けているのは,山口百恵の例の歌が流行した頃,NHKでドラマ化された山口瞳さんの「血族」なんですよね。「ワギダ」って,どこのこと?
そうそう,横浜といえば,「魔法のマコちゃん」も横浜を思い起こさせる場面設定でした。同じ頃に放送された「さすらいの太陽」も。
…ごめんなさいね,酔っ払ったオヤヂの昔話です。