[15111]N-H さん
[15116]地理好きのケンさん
[15118]N-H さん
[15127]ありがたきさん
[15134]Issieさん
東京で成人するまで暮らしてきた私にとって、横浜は案外、馴染みのない土地でしたね。
子供の頃はイベント的に中華街で家族で食事をしたりした覚えがあります。
マリンタワーの展望台の手摺柵に弟が頭を突っ込んだものの、耳がつかえて抜けなくなり、弟は号泣、父親が力ずくで引っ張るも弟は痛がり絶叫、母は成すすべなくオロオロ、タワーの係の人も巻き込んだ大救出劇になったのが、横浜というと、真っ先に思い出される光景ですが。
他には横浜スタジアムにホエールズ-ドラゴンズ戦を観戦に行くなど。
後楽園球場は、三塁側にも読売ファンが多いので、できるだけ行かず、なるべく、神宮か横浜、もちろん、ホエールズがオレンジと緑のユニフォーム時代の川崎球場(現監督が現役で髪の毛もあった)にも行きましたが。
横浜を本格的に「利用」するようになったのは、やはり大学時代以降のデート用途でしょうか。
社会人になると、得意先の分布もあり、「西口」が大きなマーケットとして、実際の風景というより、売上の数字として意識されましたね。
さて、私の個人的な横浜ノスタルジーは、どうでも良いのですが、
「どこそこへ行く」問題は
他の地域の場合、どうだろう、と考えてみると、話者の居る場所、話し相手の理解度、話題が表面的な雑談か、詳しい情報提供を求めるような会話か、によって変わってきますね。
「千葉へ行く」と私が家族と会話すれば、まず千葉駅、今は亡きセンプラ周辺(もはやPARCO周辺方がいいか)~京成の千葉中央駅の映画館の三角形の範囲内を言っていると理解されると思います。
都川を渡って県庁より向こう、亥鼻公園などへ行く場合は、「千葉へ行く」ではちょっと誤解を生みますね。
ですが、例えば関東圏外にお住まいの方が、房総半島などを旅行されるような場合、それほど立ち行った会話にしたくない場合は「今度の休み何処行くの?」に対して「千葉へ行く」と言うかもしれません。
相手が「鴨川」や「館山」などという地名を知らないかもしれない、等の意識も働くでしょう。
しかし、同じ人物が、例えばここの掲示板で、私に向かって言う場合、「今度、勝浦から、小湊、和田浦、千倉の方へ行こうと思うんですが」と言うかも知れません。
千葉は千葉県の意にも使い、千葉市の意にも使い、超狭義の千葉駅周辺の意にも使われますね。
私は、現在の職掌の都合で、しばしば山形県に出張しますが、ここでは必ず「村山地方に出張です」と宣言しますが、こんな表現が通じるのは「ここ」でだけですし、会社と縁のない友人には「その日は山形に出張だ」と言い、職場では村山市でも山形市でもない具体的な市名「ちょっと来週○×へ(市は付けない)行ってきます」と言います。
「山形へ行ってきます」などと言うと、県内には他にも関連会社や協力会社さんがあるので、「何処へ行くんだ」と問われますね。「○×」へ行くといえば、誤解がない。
「ここ」でも、般若堂そんぴんさんという想定対話者がいなければ、「山形へ行く」と書いていたかもしれません。
この辺は実に融通無碍ですね。
軽井沢に行く場合、「長野に行く」という人はいないと思いますが、飯山や、大町や、飯田、伊那などに行く場合は「長野に行く」と言うかもしれません。
松本や諏訪に行く場合も相手によっては「長野に行く」と言ってしまうかもしれません。
この場合、長野県の意で使っているのでしょうけれど。
長野市に行く場合は相手を選ばず「長野に行く」でしょう。
河口湖に行くときに「山梨」に行くと言う人はまずいないと思いますし、甲府の場合もまず、「山梨」とは言わないでしょう。ですが、韮崎や、塩山、場合によっては大月でも「山梨に行く」と言うかもしれません。
やはり知名度を意識してるんでしょうね。
もちろん、「山梨の韮崎に行く」というのが一番普通かもしれませんが。
これはいったいどういうほ法則性があるか。
首都圏人同士の会話として考えた場合ですが、
県名=県庁所在地の県とそうでない県でちょっと違いがあるかもしれません。
北海道に行く:これは内地対北海道という意味で、「四国に行く」と同じニュアンスもあり、頻繁に使いますね。
青森に行く:津軽地方でも三八上北でも下北でも、こういうと思います。
岩手に行く:盛岡市に行く場合には使わないと思います。盛岡市以外の場所に行く際には使うでしょう。
秋田に行く:全県にわたってオールマイティに使えるのではないでしょうか。
宮城に行く:これはまず使用しないのではないでしょうか。仙台以外の場所を指したい場合は宮城「県」の○×に行くと言う。
山形に行く:概ねオーケーでしょう。置賜や庄内に行く場合でも、普通「山形に行く」でオーケーでしょう。
福島に行く:会津地方に行く場合、言うかな?とちょっと疑問。
茨城に行く:ビミョーですね。場所と話者によりけりでしょうか。水戸なら水戸と言うでしょね。
栃木に行く:これは案外使わないんじゃないでしょうか。
群馬に行く:こっちは、使うと思うんです。藤原から嬬恋北軽井沢、太田まで使えると思います。
埼玉に行く:ウーン、ドーデショー。難しいなあ。さいたま市に行く。
千葉に行く:前述
東京に行く:私は以前は使いませんでしたが、今は使います(笑)。
多摩地方へ行く場合は首都圏人同士の会話という前提だと、駄目ですね。
神奈川へ行く:これも使用例があまりないんじゃないでしょうか。
山梨、長野は前述
静岡に行く:これも駿河の国の範囲に対しては使える感じはしますが、伊豆、遠江に関して、「静岡に行く」は、ちょっと誤解を生むかもしれません。
愛知に行く:まず使いませんね。
岐阜に行く:使いますが、領域は微妙ですね。高山の場合は岐阜にいくとは言わないかも。
新潟に行く:広大な県域ですが、上越、下越地方も含め案外使える感じですね。
富山に行く:問題ないでしょう。
石川に行く:ちょっと使いませんね。能登に行くは使える。大聖寺に行く場合、普通なんて言うんでしょうね。どうでも良い会話だったら石川「県」に行く、くらいで誤魔化すか。加賀市に行くなどと言うと、却って説明が必要で、面倒くさい感じがしますね。
福井に行く:嶺北嶺南若狭問わず使えるのでは。
滋賀に行く:あまり使わない感じですね。
三重に行く:人によって違うかもしれませんが、私には違和感あります。「県」をつけるか具体的地名を挙げるか。
京都に行く:京都市以外には使いにくいかも。
大阪に行く:先週、細君が高石に出張だったのですが、「大阪に行く」「大阪に行く」と言っていて、わたしゃてっきり市内だと思ってたら、そのうち「大阪の堺だ」とか言い出し、さらもっと問い詰めて見ると「高石市の羽衣」であることわかりましたが。そういう意味では「一般の人」は府内全域に対して使うようです。
ここでハーフタイム。ちょっと休憩。続きは後ほど。