[16969]三丁目さん
悩んでいた5市がなんとかしようと合併したけど、結局、産業構造の変化に対応し切れていない。」
その通りだと思います。
もっといえば、住んでいて思ったのは、合併してから40年にもなるのに、
いまだに北九州としての一体性に乏しいことです。実際住んでいて、私の
ように折尾や黒崎、若松あたりの人はほとんど門司のことは分かりません。
門司港に観光に行くくらいでしか接点がないんです。逆もまたそうだと思い
ます。
小倉は市役所や商業地もあり、なんとなく分かりますが、最近は博多まで行
っちゃう人も多いです。(そごうの撤退等で小倉・黒崎の商業地としての魅
力が薄れた)ごく最近は小倉になんかできたみたいですけど...。
北九州市は「鉄」のキーワードでできた市ですが、産業構造の変化に対応し
ようとすればするほど、一体性がなくなるというジレンマがあります。
現市長は「ルネッサンス」と銘打って「鉄」脱却を図ろうと必死ですが、な
かなかうまくいっていないのが実情ではないでしょうか。
小倉を再開発しようとすれば旧他市の人に「小倉一極集中だ」と批判を受け
たり、市民に一体性を持たせるためにはじめたといわれる「わっしょい10
0万夏祭り」も毎年の小倉開催に旧他市がクレームをつける始末です。
そんな中、福岡市が、県庁所在地である利を活かして今最も発展している支
店経済都市を目指し見事に発展したということではないでしょうか?
ただ、北九州市はこれから斜陽になるであろう支店経済都市ではなく、若松区
の埋立地にあるエコタウンや西部の浅川・高須地区の学研都市計画など、今は
もう一つという感じでもこれから目指すべき都市像のようなものをいち早く打
ち出しているので、長期的には魅力ある都市になるかもしれません。