[65548] みかちゅう さん
ICカードの利用範囲って、なぜところどころで切れ目があるのでしょうか?
これは、連続エリア内の駅が多すぎた場合、運賃計算するための自動改札の計算量の負担が大きくなりすぎるためだ、と言われています。
単なるチャージ形のICカード乗車券ならまだいいのですが、定期券からの乗り越し計算が非常に負担になるようです。
そこで、エリアを適当にぶったぎっておけばさほどの負担にならずにすむという。
Suicaの場合、首都圏エリアではPASMOとの相互利用が可能ですから、下車時の自動改札では瞬時にものすごい計算をしているはずです。
これを首都圏からべったり関西までエリアをつなげてしまうと、たとえば取手~霞ヶ関なんていう定期券を所持した人が水戸から乗車して宝塚あたりで下車した場合、まず、
(1)水戸から定期券エリアすべての駅までの運賃を計算し最安値を決定
(2)定期券エリアのすべての駅から宝塚までのルートの運賃を計算し最安値を決定
(3)水戸から宝塚までの運賃を計算
(4) (1)+(2)と(3)を比較し、安いほうをチャージ額から引く
という作業が必要になります。(3)は単に自動改札にデータを持っていればよいし、(1)は入場時に計算されてカード内にデータが蓄積されているのかもしれませんが、それにしても大変な計算量になるものと思われます。特にSuicaの場合、首都圏私鉄からのデータまで計算しなくてはなりませんし。