最近感想をさぼり気味ですが、今回は書きたいと思います。
今回の出題は金曜の深夜ということで、イレギュラーな出題時間となりました。
金曜日は塾で、丁度午後の11時頃まで帰宅できないことと、過去のクイ図を見て、クイ図自体が自分に合っているかわからなかったので参加するか悩んでましたが・・・。
[82048]問二:
石川県加賀市(金メダル)
共通項:隣の都道府県庁にもっとも近い市区町村
[82052]問五:
北海道栗山町(金メダル)
共通項:都道府県人口重心(2010年国勢調査人口)
問題を見てみると、この2問が秒殺でわかってしまったのでとりあえず参加することに。
問二は正に見た瞬間にわかりました。
第三十三回問三は初一番乗りへの大きな一歩となった問題だったので印象に残ってましたし、鹿児島県与論町は今年の台風について調べているときに幾度となく検索をかけていて、「沖縄に本当に近いんだなあ。本土から離れすぎてるだろ」という印象で刻み込まれていました。
江戸川区も直島町も属する都道府県の端っこであることは知っていましたから、考えられる共通項は一つだなと。
初クイ図の景気づけに金メダルを取りたかったんで、第三十三回問三と同じく加賀市(福井県庁に最寄)でさっさと解答することに。
一方の問五は47市で問題に『海上』があったことから、都道府県の面積重心か人口重心のどちらかだと考えて3つの地図を見るとあっさり人口重心だということがわかりました。
ただ、虎の巻を探そうと思ってもなかなか確認が取れず。一旦問二を解答。
どうしても見つけられないので虎の巻は最終手段のキャッシュを使用という方法(参考:
[82093]EMMさん)で強引に突破。
電卓を使って真面目に計算して、栗山町を解答。
ここで、
[82052]グリグリさんの書き込みが。
ところで、[82043]に書いた解答方法と注意事項は厳密に守ってください。守っていない解答は誤答となりますのでご注意ください。なお、採点前の再解答もできませんので慎重に解答してください。
・・・・・・!?
さっきの問二と問五、全然慎重さが無かったけど大丈夫か!?
・・・と思って確認してみると悲しい結果。
問二はしっかり見てみると加賀市役所よりやや南よりにポイントしてしまったようで、問五に至っては問二の勢いのまま解答したせいか、地図サイトが問二と同じMapionのままという散々足る有様。
しかし、落ち込んだままでも仕方が無いので次の問題を考えることにしました。
[82059]問四:
東京都北区(7位)
共通項:回文読み駅
僕は鉄分はほとんどありませんので、鉄系の問題は優先順位が低いのですが、この問題は比較的早くに気づくことが出来ました。
さすがに前に6人も解答された方がいれば読み方を検索するまでもなく地図を見るだけで気づかされますね。桜トンネルさんに至っては自治体名からして既に回文ですし。
どこを解答するか悩みましたが、最初に思いついた田端駅を解答することにしました。今度はしっかり慎重に何度も見直ししての解答です。
[82069]問三:
群馬県みなかみ町(5位)
共通項:市と町と村が接する都道府県境界点
この問題はかなり悩みました。
始めは山系かと思って地名コレクションや百名山を当たったりしてみますがことごとく外れ。
ただ、どこかで修正が効いてどうにか共通項に気づくことが出来ました。
北海道は共通項的に解答できませんので地元に近いところから答えようと思いました。
最初は
ここを解答しようと思いましたが、プレビューの段階で
[82065]油天神山さんに持っていかれてしまったので急遽変更。
「群馬の西側がだめなら北側だろうな」と踏んで(いささん解答の
ここはスルーしてました)、みなかみ町付近を調べたところ、新潟県魚沼市・群馬県みなかみ町・片品村の接する地点を発見し、解答しました。
因みに、解答するその瞬間まで『町縛り』は気づきませんでした。
気づいたのは第一回採点のあと。
[82072]問一:
山梨県富士吉田市(9位)
共通項:観覧車
とりあえず解答可能な問題が残り一問となったので、さっさと片付けようと思いました。
上から見てみるとさっぱりわからんので、キーとなりそうな松山市駅をWikipediaで調べてみることに。すると、
こんな感じに。普通の建物に突き刺さる円盤状の物体が異様に気になりました(笑)
過去問と比べてみて、数的にも観覧車でビンゴと確信。
解答する場所は例のごとく家族で何度かお世話になった富士急ハイランドに決定。
何度も何度も確認しながら解答。
翌朝、問二と問五の解答準備を済ませ、第一回採点を確認してみると驚き。
おがちゃんさん、油天神山さん、桜トンネルさんが5問完答です。
正直ほっとしました。同時になんだかいつもの完答とは違う感覚がしたわけなのですが(笑)
色々有りましたが結果オーライで良かったです。
【まとめ】
今回は完答レース・メダルランキングの2冠という事で非常に素晴らしい結果だったと思います。
十番勝負において2冠どころかメダルランキング1位の経験すらありませんでしたのでかなり嬉しかったです。
ただ、今回はイレギュラーな開催日時である金曜深夜ということで、かなり個人差がある条件だったと思うのできっとまぐれでしょう。
それでも、クイ図大会の初チャンピオンになれて素直に嬉しかったです。
序盤の詰めの甘すぎる解答では採点者のグリグリさんにご迷惑をおかけしました。本当に申し訳ありませんでした。
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さて、僕にとって初めてのクイ図でしたが、思ったところとしては以下の通りです。
■共通項のジャンルを比較的見つけやすい
問四や問五が典型的なパターンでしたね。
十番勝負では市名で解答するために情報量が少なく、市名・変遷・施設・隣接・データ・時には暴動系などなど広範囲のジャンルにわたって調べる必要がありました。
クイ図では問題に地図が出るということで、問題から分かる情報量がかなり多く、共通項を見つけるのが比較的楽だったような気がします。
反面、5問だと若干少なかった気がしなくも無いのですが、一問一問がかなり奥深く出来ると思うのでこのくらいの問題数が丁度いいのかもしれませんね。
■色々な解答スタンスを求めることが出来る
問一が典型的ですね。
グリグリさんも
[82209]で仰っておりましたが、航空写真から眺める観覧車にも色々なものがあるわけで。より美しい観覧車を探してみようと奮闘することもできるので、新しい楽しみ方が増えるのではないでしょうか。完答レースに奮闘する方、より美しい解答を探す方、珍解答を探そうと奮闘する方・・・と人様々でなかなか楽しいのではないでしょうか。
■色々な視点の問題ができる
問三が典型的だと思います。
十番勝負では厳しかった視点の問題が数多く作れるのがクイ図の利点だと思います。
地図を使うことで簡単に点(0次元)、線(1次元)、面(2次元)を表現できるのでバリエーションあふれる楽しい問題を沢山作ることが出来ると思います。
■正答基準について
自分としても解いていて大変でしたが、グリグリさんとしても採点していて本当に大変だったと思います。本当にお疲れ様でした。
今回の最大の壁となった正答基準についてですが、全問で統一するのは無理そうですね。
共通項がわかっていることが判断できる程度という基準だと出題者側と解答者側で判断基準にずれが生じてしまいそうです。
例えば、僕が問五で解答した
北海道栗山町ですが、虎の巻に従って解答すると
北海道栗山町となりますね。
地図サイトが違うというツッコミはさておき(汗)、このくらいの誤差なら共通項を理解していると判断する分には問題なく誰もが受け入れることが出来るものでしょう。
それでは、このようなのはどうでしょうか?
例:
北海道栗山町
この地点は北海道人口重心より3km程ずれていますが、人口重心がある地点と字の名前まで変わらない北海道栗山町字本沢です。3kmもずれてしまっては距離的には大きなずれですが、個人的にはまだまだセーフだと思います。なぜなら「北海道の人口重心」というのは紛れもなく一点しかなく正確さが要求されます。しかし、その反面で3km程度のずれなら「とりあえず共通項は理解しているんだろうが・・・」というレベルにはなります。個人的にこのくらいのずれなら○にしてしまいますが、3kmのずれが大きいと考える方は×だとするのではないでしょうか。
結論を言ってしまいますと、万人が納得する正答基準というのは作ろうと思っても無理ではないかということです。ここで対策としては以下の2つでしょう。
・グリグリさんの主観による判断
出題者としての力というものでしょう。学校のテストでもそうですが、解答者が分かっているつもりでも出題者がわからない解答は正答としてはみなされません。悩ましい解答はグリグリさんなりの採点基準で判断するという、今回と同じ方法です。
・強引に統一基準を作成する
簡単で誰もが納得できるものでは有りますが、先ほどの例の通りなかなか厳しいものがあると思います。基準が出来てからも極力柔軟に当てはめていくことが大切になってくるでしょう。
いずれにしても、もし正答のようで惜しくも基準に外れた解答があった場合、共通項が分かっていない方からの掻っ攫い解答はなんとしても避けねばならないかと思います。次回までに何らかの対策が必要ではないかと思います。
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長くなりましたが、今回も楽しい問題を作ってくださったグリグリさん、そして、解答者の皆様、本当にありがとうございました。次回の元日開催のときも宜しくお願いします。
#11月13日~15日に京都・奈良の修学旅行で初めて関西に足を踏み入れました。足を運んでみると、特に京都の雰囲気はなかなか良いもので、今度はもっと遠くまでまで足を運びたいと思いました。因みに、経県値は9点上がりました(滋賀×→▲、京都×→○、大阪×→▲、奈良×→●)。