都道府県市区町村
落書き帳

トップ > 落書き帳 >

メンバー紹介

>
hmtさんの記事が5件見つかりました

… スポンサーリンク …



[87418] 2015年 3月 21日(土)23:15:51hmt さん
みどりかわ
[87415]で質問した緑川の読み方ですが、地名集日本 の1812番に「緑川 みどりかわ Midorikawa」という河川名が掲載されていました。

その他の情報
2万5千分1地形図名に 「緑川 みどりかわ」がありました。

河川名そのものではありませんが、緑川ダム で形成されたダム湖の名も「肥後みどりかわ湖」でした。
[87415] 2015年 3月 21日(土)15:55:59hmt さん
Re:「がわ」と「かわ」
[87414] デスクトップ鉄さん
ほかに一級水系の本流河川の「かわ」は、鵡川…白川があります。(中略)すべて1音か2音です。

熊本県の緑川は「みどりかわ」と読むのではないかと思い、国土交通省のサイトなどを検索したが、結論が出ませんでした。

「がわ」と「かわ」の読み方については、まとまった資料を発見できていません。
参考になる情報源をご存知ならば、ご教示いただければ幸いです。

ついでに、河川名の重複について。

長良川の支流の犀川は さいかわ ですが、千曲川の上流と石川県の犀川は さいがわ ですね。

「一級河川犀川」が、岐阜県と長野県とに存在し、読みが違うという同名異音は面白いと思いました。

一級水系名称の重複は、二十九 荒川水系(東京都・埼玉県)と 三十三 荒川水系(新潟県・山形県)だけです。
しかし、支流を含む「一級河川名」という枠組みならば 重複事例は 多数ありそうです。
その同名一級河川群の中で、「がわ」と「かわ」の読み分け事例が、犀川に続いて出るかどうか?
[87413] 2015年 3月 20日(金)23:16:20hmt さん
「とよがわ」右岸の「とよかわ」市
[87411] 白桃さん
ところが、市名になると 「がわ派」の16市に対して 「かわ派」11市、なかなか健闘している

消滅した秋川市、古川市、石川市、具志川市を加えると 17対14と 更に拮抗してきますね。

市になった年代順に並べると
旭川、市川、立川、豊川、田川  戦前・戦中は「かわ」が圧倒的に優位。
石川、加古川、古川、寝屋川、中津川、柳川  戦後になると「がわ」が逆転。
滑川、須賀川、掛川、渋川、大川、糸魚川  昭和合併期は拮抗。
滝川、砂川、深川、具志川、桶川、鴨川、秋川、吉川  「がわ」がやや多い。
吉野川、菊川、桜川、紀の川、平川、木津川  平成合併も引き続き「がわ」が多い。

そういえば岡山にいた頃、あさひがわ or あさひかわ・・・どう呼んでいたっけ???

資料 によると、国土交通省河川局は「あさひがわ」と呼んでいるようですね。

ところで、リストを見て気になったのは、河川名と市名との関係です。

旭川市に「旭川」という河川はあるの? というような市が多い中で、木津川市、紀の川市、吉野川市など いかにも 「河川名を名乗りました」 とい印象を受ける市が 逆に目立ちます。

加古川市のような例外もありますが、中心市街地名を欠き、市名を河川名に求めざるを得なかった平成合併の産物でしょうか?

「豊川」市は、河川の名でもありますが、それよりも豊川稲荷の門前町として知られた地名であると思います。
河川名は「とよがわ」なのに、地名は「とよかわ」と読むのは、このような事情を反映しているのでしょうか。

三河湾の豊川(とよがわ)河口部にある 六条潟 は、急流が供給する大粒の砂によりアサリが湧く海として知られています。
しかし、この豊かな海を脅かす開発計画が進行中で、日本のアサリがピンチ に陥りつつあるとか。
[87405] 2015年 3月 17日(火)20:01:31hmt さん
国土面積統計の変遷 (17)都道府県別面積の歴史 (明治16年から大正9年)
先日(2015/3/6)発表された平成26年全国都道府県市区町村別面積調[87371]は、測地技術の進歩による結果を取り入れた 26年ぶりの大修正でした。

前年との間で面積の増減のあったデータは多数あるのですが、その中には全く異なる原因による変動が混在しています。
北方領土改測に基づく 北海道面積の減少事例[87373]、諫早湾干拓地をカウントした 長崎県面積の増加事例[87374]
[87387]で言及された陸前高田市の松原も、測地衛星画像に基づいて岩手県面積減少にカウントされている可能性があります。
残念ながら、発表されたデータだけでは、これらを分離して考察することはできません。

最初に、面積データの26年ぶりの大修正と書きましたが、その前の大修正は何時なのか?
そもそも、面積データは どこまで遡ることができるのか?

近代国家としての日本が国土面積を公表した最初に資料は、明治15年(1882)の『第一回日本帝国統計年鑑』[66993]であると思われます。[66996] YT さんが、そこに記載された「面積及周囲」を紹介し、国別面積の存在にも触れています。府県別面積は明治16年版以降とのこと。

この面積データの根拠は[76997]に追記されたように、原則として
伊能忠敬の大図 [三万六千分の一] を本として算出
したものです。翌年の統計年鑑からは、内務省地理局の実測値も用いられたことが記されています。
伊豆相模武蔵安房上総の五ヶ国は内務省地理局の実測を用ゆ

私がアクセスできる次に古い資料は、大正元年12月刊行の 『日本帝国第三十一統計年鑑』の14コマ で、ここに「道府県面積」の表があります。
3府43県の順番は現在と違いますが、2種類の面積が方里単位で記されています。
一つは第二回に記された「伊能大図+地理局」ですが、もう一つの面積は「参謀本部に於て調製したる面積」です。

この明治31年に始まった「参謀本部の面積」こそが、現在の「国土地理院の面積」の原型となるものです。
但し大正元年の表の脚注に記されているように改訂中であり、面積の決定版になっていません。

面積データは地図に基づいて測るわけですから、参謀本部によって遂行されつつあった 測地>五万分一地形図作成 事業と深い関係にあります。五万分一地形図は大正5年(1916)に全国整備が完了したとあるので、これに基礎を置く面積データも、大正年間には だいたい整備されたと思われます。

大正11年刊行の統計年鑑では 既に伊能大図に基づく面積は姿を消して「参謀本部の面積」に一本化されています。しかし、北海道、鹿児島県、沖縄県のみは未訂正で、明治31年当時の実測面積であると注記されています。

その次の 第四十二統計年鑑 に至り、「府県別面積」表の脚注から「3道県未訂正」の記載がなくなりました。タイトルの後に「大正九年十月一日」と記されています。
つまり、第一回国勢調査の行なわれた日から、「府県別面積」も完全に新版になったものと理解されます。

五万分一地形図作成事業の成果をふまえた「大正九年版の府県別面積」なのですが、この表には少し問題があります。
面積の単位が「方里」なのですね。そのあたりの事情を少々記しておきます。

実は日本のメートル条約加盟は かなり早い方で、加盟手続が行なわれたのは1885年でした。
翌 明治19年4/20には勅令無号『メートル条約』 が公布され、1890年には副原器が日本に到着しました。 
もっとも、明治24年(1891)に制定された 『度量衡法』 は尺と貫をメートル原器に基いて定義したもので、間接的なメートル法に留まっていました。
国内単位をメートル法に改める 度量衡法の改正は 大正10年 (1921)でした。

このようなわけで、統計年鑑に記された府県別面積は従来の年鑑を踏襲した「方里」単位だったのですが、大正九年から新たに始まった国勢調査報告書では、もちろん km2(方キロ)単位になっています。
大正九年国勢調査統計表 の表2が「面積及人口-府県」となっています。
[87384] 2015年 3月 13日(金)22:35:36【1】hmt さん
北陸新幹線金沢開業関連
2015/3/14に北陸新幹線が金沢駅まで延長開業し、名実共に 東京から「北陸」へのメインルートになります。

この機会に、hmtマガジンの特集 ★祝★ 北陸新幹線金沢開業 を作りました。
2013年10月に「かがやき」など列車名が発表された当時の記事が中心ですが、新幹線とは直接関係のない北陸本線に関する記事の一部も収録しました。

さて、新幹線開業の陰で大きな影響を受けるのが「並行在来線」です。
とりあえず、2015/3/14からの新規開業や、大きな影響を受ける第三セクター鉄道のページをリンクしておきます。

石川県 IRいしかわ鉄道 http://www.ishikawa-railway.jp/ 路線図
富山県 あいの風とやま鉄道 http://ainokaze.co.jp/ 路線図
新潟県 えちごトキめき鉄道 https://www.echigo-tokimeki.co.jp/ 路線図
  北陸本線→日本海ひすいライン
  信越本線→妙高はねうまライン
長野県 しなの鉄道 http://www.shinanorailway.co.jp/
  信越本線長野・妙高高原間の経営を引き受け、 北しなの線 とする

「並行在来線」とは立場が少し違いますが、特急「はくたか」の運転がなくなる 新潟県の北越急行も、経営への影響が大。
新ダイヤトンネルだらけの路線断面図

【追記】
各社の路線図を追記しましたが、その際に気になったのが、富山県の「あいの風とやま鉄道」の区間です。
倶利伽羅-市振 間でなく、石動-越中宮崎 間となっていました。

確かに境界駅の倶利伽羅は IRいしかわ鉄道が、市振は えちごトキめき鉄道が管理する駅です。
しかし、普通は境界駅までを含めて自社路線区間を表示すると思います。異例と思われる表示になっているのは何故?


… スポンサーリンク …


都道府県市区町村
落書き帳

パソコン表示スマホ表示