[74273] オーナー グリグリ さん
現在一番過去のデータは2003年9月1日ですが、これも出来るだけ遡りたいと考えています。面積については、国土地理院のサイトに昭和63年(1988年)までのデータがありますので、まずは1988年までを目標にしたいと考えています。人口については白桃人口研究所のデータに期待しています。
[74275] 白桃 さん
1988年というのが、なんか意味有馬すか?
白桃 さんが「有史以前」
[19923][21410]という言葉を使って説かれているように、人口データにおける「節目の年」は1920年です。
国勢調査開始というほど画期的なものではありませんが、1988年は 面積データにおける「節目の年」であると考えられます。
[74278] グリグリさんは、“面積調のデータが昭和63年から始まっているため”と説明されています。すなわち、測量法に基づく市区町村別面積の測定が開始され、「現在と同じ面積の測り方」になった年が 1988年でした。
「現在と同じ測り方」のポイントは、2万5千分1地形図基準になったことでした。従来は戦前以来の5万分1地形図基準でした。
戦前は 陸海の境界を満干両潮界の2分の1としていましたが、この点については 昭和30年(1955)以降、満潮時の水涯線 に改められています。
[67248]では これも 1988年の変更のように記していましたが、1955年だったようです。
統計局
湖沼の面積は、河川と同様に戦前から陸地に含まれていました。
1988年は 面積データの「節目の年」 なのですが、国土地理院の「面積調」データを都道府県市区町村のデータベースに利用しようとすると、「境界未定の問題」にひっかかり、困難を生じることになると思います。
グリグリさんは 既に
[611]で この問題に直面されており、「全国市町村要覧」のデータを使用する
[639]ことになりました。
この要覧データが 参考値 としてネット上の「面積調」に掲載されているのは、平成14年以降です。
それ以前のデータは、要覧のバックナンバーに あるかもしれませんが、デジタルデータでないと、入力の壁に突き当たります。
[74278] オーナー グリグリ さん
昭和63年以前の市区町村の面積データを安定して得る方法はあるでしょうか。
デジタルデータでないことは同様と思いますが、国勢調査報告書により、5年ごとの市町村面積データを遡って得る可能性があるのではないでしょうか。
一気に戦前まで遡ります。
[73992] YT さんが 昭和10年(1935)の市町村面積を、いずれ表にまとめたい と表明されています。
当然、昭和10年の人口のデータも入力されるはずなので、このデジタルデータを取り込み、「都道府県市区町村」サイトのデータベース検索で活用できるようになれば、戦前の市区町村データの活用という点で、画期的なものになるのではないかと期待しています。
「市区町村」は将来の楽しみに残して、「都道府県」に限定すれば、現在でも利用できるデータがあります。
[67276]でも触れていますが、統計局の長期統計xlsには、大正9年(1920)以来5年毎の
都道府県別面積 があります。
もちろん、人口もあります。明治17年(1884)以来の
都道府県男女別人口