今朝、岩手・宮城県を中心に東北地方で大地震。東北在住のメンバーの方々、ご無事で居られることを信じています‥
さて、先週に引き続いてメンバー諸氏の出身・居住地の苗字ランキングを紹介します。
今回は、郷土色豊かな苗字が上位に並んでいる都市を探してみましょう‥
[65491]hiroroじゃけぇさん:岡山県倉敷市
三宅・小野・山本・藤原・渡辺・田中・岡本・石井・佐藤・難波
[65490]inakanomozartさん:静岡市葵区
望月・鈴木・杉山・海野・佐藤・小林・山本・森・渡辺・山田
[65489]ryoさん:長野県松本市
百瀬・丸山・小林・田中・赤羽・上条・中村・伊藤・山田・小松
[65419]okiさん:徳島県阿南市
湯浅・森・田中・山本・吉田・近藤・松田・四宮・山田・篠原
[65399]k-aceさん:兵庫県加西市
高見・西村・藤原・吉田・後藤・高橋・山本・松本・前田・田中
[65298]今川焼さん:兵庫県丹波市
足立・荻野・芦田・細見・山本・藤原・田中・高見・村上・吉見
[65161]有明つばめさん:福岡県大牟田市
古賀・田中・猿渡・吉田・松尾・中村・野田・中島・井上・山下
[64874]穴子家さん:愛媛県今治市
越智・村上・渡辺・矢野・阿部・渡部・菅・白石・山本・藤原
「三宅」は全国の4分の1が岡山県に集まっており、県全体でも3位に入ります。「難波」も岡山の苗字です。
静岡県は「鈴木」が圧倒的に多く、県民の5%を超え、特に西部には「10人に1人以上が鈴木さん」という市町も珍しくありません。しかし、その静岡県の県庁所在地の最多姓が意外にも「鈴木」ではないのです。合併前の旧静岡市では「鈴木」が1位でしたが、清水市と合併後は市全体で「望月」に抜かれ、駿河区でのみ辛うじて1位を保っています。合併予定の由比町では「望月」が人口の2割に達してダントツのため、さらに差が開くことになります。
「百瀬」は松本市周辺だけで全国の過半数が集まっており、松本特有の苗字と言えましょう。
「湯浅」は数の上では千葉県が最多ですが、人口比率では徳島県がダントツで、阿南市など県南部に集まっているようです。
兵庫県は、阪神地域では田中・山本が1・2位に並ぶ典型的な関西型ですが、そこから離れると独特な苗字分布が見られるようです。特に丹波市の「足立」は首位独走で、中でも旧青垣町では町民の3分の1以上が「足立さん」だったようです(「苗字館」より)。加西市で最多の「高見」は丹波市でも8位に顔を出しており、やはり兵庫県が全国最多です。
福岡県筑後地方は「古賀」が多いなど、佐賀県との共通点が多く見られます。「猿渡」は武蔵総社・大国魂神社(東京都府中市)神官の苗字にあり、関東発祥のようですが、現在は福岡・熊本県境付近に密集して多く見られます。
愛媛県特有の苗字「越智」については、
[10568]kenさんの記事に詳細が書かれています。今治市で7位に顔を出す「菅(かん)」は、合併した大三島で最多の苗字でした。
ところで、
[65457]Issieさん
津久井も加えた「現在の相模原市」なのか,それとも「旧市域」のデータなのか
[65460]EMMさん
2006年に出たバージョンなので、データは2005年のもののはずです。
となると、津久井町・相模湖町が合併する前のデータではないかと思います。
このソフトの検索地図を改めて見ると、相模原市は「津久井・相模湖」が飛び地合併され、城山・藤野がまだ町で残っている形になっていたので、その時点でのデータと見られます。
♯今回紹介しなかった地域についても、何かしら地域独特の苗字が顔を見せているところが多いので、またの機会に書き込んでみたいと思います‥