[40892] がんす横丁ままさん
私もレスがぶっきらぼうかつきつい書き方をしており、ご不快な思いをさせてしまったことをお詫びいたします。
特に、希少地名コレクションの経緯については、
[40602] で地名コレクション全体のコンセプトをまとめて説明したように流れをまとめて説明すべきでした。
自分としても改めて整理し直しておく必要があるようですので、まずはそこから行きたいと思います。
希少地名コレクションができたそもそもの始まりは、
[27481]でオーナー グリグリさんが
ところで、自然地形名のコレクションの一つとして、特殊な地形名を集めてみたいと考えています。
(中略)
他に類例のない地形名を集めてみたいと言うことです。
と言うことで情報提供を呼びかけ、それに対して多くのメンバーが自分の地元などを中心に投稿した地名をまとめたものが出発点です。
この時、みんながバラバラバラと投稿したものをグリグリさんの意見を勘案して一覧にしたのがYSKさんであったことから、そのまま初代編集者として指名されました。
この時は「どういったものが採用で、どういったものは没か」と言うことも議論されましたし、YSKさんもかなり吟味して編集を行っていました。
最初は「特殊地形名」という一つのコレクションだったのですが、大量の投稿があったことからかなりボリュームが出てきたため、海岸の地名、山頂・尾根名については独立させ、3つのコレクションに分割されました。
また、「特殊地形名」とは「その地形としては特殊な地名」というニュアンスだったのですが、「特殊な地形」の名前と勘違いして投稿される方や意見を書き込まれる方も出てきたため、YSKさんの発案により「希少地名」とコレクション名が変更されています。
その後、YSKさんは落書き帳アーカイブズの編集に専念したい、と言うことで、希少地名コレクションの編集は愛比売命さんにバトンタッチされました。
この頃は3コレクションともかなりの数となっており、ある程度形はできあがっていました。
一方、投稿数は減ってきたことから、愛比売命さんご自身が地図サイトを調べて多数追加されています。
(島根の「鳥越」もこの頃追加されたものだったはずです)
そんな中で、地形名として珍しいのかと思ったら、調べてみると思った以上に数があるものも多数出てきており、目に付くものについては新規コレクション候補として編集者を募集したりもしたのですが、なかなか手が上がらないので、山関係からいくつかは愛比売命さんが編集者としてコレクション化すべく準備をされていました。
ところがその矢先にパソコンが壊れてしまい、作業が続けられなってしまっています。
そして、愛比売命さんよりコレクションを別の方に引き継いで欲しいとの申し出がなされ、希少地名3コレクションについては私が引き継ぎました。
(他のコレクションは現在地名好きさんが引き継いで編集作業に当たられています)
私が引き継いでからさわったところは、今のところ説明文の変更と、所在地を市町村合併に応じて変更したことだけです。
データの増強作業も取りかかってはいますが、
[40828]で表明しました「頭」「城」「塚」の独立に向けた作業と併せて行わないとデータがごちゃごちゃになりそうだったため、まだUPに至っていません。
以上、希少地名コレクションの発案から現在に至るまでの流れはこんな感じです。
グリグリさんの元々の発想は、言ってみれば「山なのに山っぽくない名前とか、崖なのに崖っぽくない名前とか、そういったちょっと変わった地名を集めて見よう」みたいな感じであったのです。
ですから、その種の地名によく接する人にとってはどうと言うこと無い地名であったとしても、そうでない人が「変わった名前だ」と思うようなものであればグリグリさんの発想と合致していると言えるので、採用に足るものだと考えています。
また、感覚的なものですから、いくつあれば採用とか、どれだけ以上の数があったら削除とか、そういう基準が決められるような性格のものではない、とも考えます。
そういうものである、と言うことでご理解願えないでしょうか。
一応、現在希少地名3コレクションに入っている地名については、どなたかコレクション化に名乗り出て頂いたものコレクションができるのに併せて削除する、と言うことだけは考えています。
#ちなみに、「丸」「森」は希少地名から独立したのではなく、愛比売命さんが希少地名に投稿するための地名を探す中で別個に拾ってリスト化したものが元となっていました。
希少地名に投稿されたものが独立してコレクション化されたものとしては「立神」が該当します。
---------------------------------------------
いくつあれば多いか、少ないか、と言うのもその分野によって感覚が異なるので、基準化が難しいものがあります。
例を申しますと、私が地理以外で好きな題材として名字があります。
名字関係のBBSに出入りしていると、よく「○○という名字は珍しいんですか?」みたいな質問が出てきます。
全国の電話帳に出ている名字の数を調査したサイトなどもあり(パソコンがあるからこそなし得た調査…)、おおよその軒数ですがその名字の数を調べることができるのですが、そこで問題になるのが「どれくらいの数なら珍しくて、どれくらいあればそうでもないのか?」なのです。
出入りしている常連の反応からすると、全国の電話帳に5~10軒程度の名字だと「ものすごく珍しい」という感覚なのです。
じゃあどこから珍しくない、と判断するかが、各人それぞれ異なるので難しいのです。
私なら2~300軒あると「そう珍しいとは言えない」と判断しますが、500軒ぐらいまでは「珍しい」とする人もいますし、3ケタ台であれば珍しいという人もいます。
1000軒以上あると3000位以内に入ってしまうので、だいたいの常連は「珍しいとは言えない」と判断するのですが、これっくらいの数だとどこかの県に固まっているか、かなりばらけているかするため、一見珍しく見えやすかったりするのです。
(特に、字面が変わっていると再三再四「コレって珍しいんですか?」という投稿が見られます。代表的なものとしては宇賀神、纐纈、阿比留などがあります。いずれも3000位以内に入る名字ですが、特定の県に固まって分布しており、字面も手伝ってその地方以外ではとてつもなく珍しい名字と見られやすい)
そういったことから、わたし的にはこれだけ山ほどある地名の中の5~10程度の数なら多いとは思わない事が多いです。
そこら辺の感覚は各自それぞれ違うと思うので、そういうものだ、ととらえるのがよろしいのではないでしょうか。
---------------------------------------------
それから、情報提供して頂きました「鳥越」については、確認次第希少地名コレクションの方に登録したいと思います。
ただし、先にも書きましたが、データがUPできるのはしばらく先になってしまいますので、その点はご容赦願います。
また、その他の「鳥越」山名については、これを機会に「鳥越」コレクションが作れないか考えてみたいと思うので、もしよろしければデータをご提供下さい。
ただし、現在作成中のコレクションが6つ、データ増強中が3つあり、その他の担当コレクションの中にも増強を考えているものがあります(さらに、その他に構想中のものがいくつもある…)ので、すぐには取りかかれないと思います。
その点はご了承願います。
それと、その他の仏教用語関係の山のデータについては、わたしはちょっと手が回らない状態ですので、とりあえずはがんす横町ままさんの手元にお留め置きいただき、もし今後関連するようなコレクションを作られる方が出てきた時に情報提供して頂く、と言うことでお願いできないでしょうか。
(わたしが預かっていても良いのかもしれませんが、どこかに紛れ込んでしまいそうで…)
申し訳ありませんが、そういうことでよろしくお願いいたします。
#自分が直接地名コレクションとして作りたい、と言う時はご相談下さい。
仏教用語の付いた地名は、山に限らず様々な地形に見られます。
現在あるコレクションでは「不動滝」「弁天島」が該当しますし、わたしが現在作っている「崎」でも観音崎や弁天崎、経ヶ岬など多数見られます。
これは自然信仰と仏教が結びついた神仏混淆の信仰によって生み出された地名、と私は考えています。
地形そのものが信仰の対象となっているものもありますね。
現在コレクションとなっているものでは「富士」「御嶽山」「立神」が該当します。
これについても一語りしたいところですが、そうすると完徹のまま仕事に行かねばならなくなりますので、また機会を改めて書きたいと思います。
ご容赦下さい。