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白桃さんの記事が10件見つかりました

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[102232] 2021年 8月 7日(土)07:23:29白桃 さん
東京都特別区部&市部の人口推移
[102230]ぺとぺと さん
昭和50年から55年にかけての東京都の人口減少要因としては、上記に加えて所謂ドーナツ化現象による影響が大きいのではないかと推測されます。この間、特別区は減少しているのに対し、特別区以外の市部は逆に増加しています。周辺の神奈川、千葉、埼玉も増加です。
仰る通り東京都の人口減少の要因には、都心から近郊への人口流出によって起きる「ドーナツ化」(「ドーナッツ化」とは言わないですね(笑))が挙げられますね。もちろん、特別区部から都下の市町村だけに人口が流れても東京都全体の人口は減少しないので、本来は周辺県への人口流出を考察しないといけないのですが、東京都の市部の動向をみてお茶を濁すことにしました。('◇')ゞ
ドーナツ化を表現するには地図を描かないといけないのですが、不幸にも私にはそういう技術を持ち合わせてないので、大変苦労して作ったのが下の表です。
表の説明:
1955年国勢調査以降、5年間毎の人口推移をみたもので、○は5年前から増加していることを表しています。●は減少です。◎は国勢調査間(13回)の中で最も人口増加率が高かったことを示しています。
表の並びですが、多摩市以降は1975年~1980年の人口増加率順になっています。
例として特別区部をみますと、人口が一番多かったのは2020年。人口増加率が最高だったのは1955年~1960年。最低は1975年~1980年で、その増加率は-3.41%。参考として、2015年~2020年の増加率は5.09%となっています。
(注)人口増加率に用いた人口について
2010年までは、2010年の境域に組み替えた人口(YTさんに作成していただいたもの)。2015年はナマの国勢調査人口。2020年は「速報値」人口です。
人口最高年増加率最低年6065707580増加率8590950005101520増加率
特別区部20201980-3.415.09
多摩1995200045.490.37
羽村2010202027.15-2.67
八王子2010201520.030.36
町田2015202015.71-0.19
青梅2005202014.90-2.76
日野2020199514.662.14
武蔵村山2015200012.50-0.51
東大和2015202012.13-1.42
あきる野2015202010.25-1.96
稲城202020159.636.32
市部202020158.031.98
昭島202020006.532.25
東村山201020155.961.32
東久留米201519955.69-1.20
府中202020205.331.02
福生199520204.64-3.34
立川202020153.296.12
国分寺202020153.235.39
調布202019952.635.96
清瀬202019952.211.86
狛江202020101.135.68
小金井20201980-0.254.00
三鷹20201990-0.264.61
西東京20201980-0.473.69
国立20202015-0.544.77
小平20201980-1.014.72
武蔵野20201995-1.863.71
見にくくて恐縮ですが、特別区部の人口減少は前回1964年の東京オリンピック、♪あの日ローマで眺めた月が今日は都の夜を照らす~…終了後から見られますので、東京のド-ナツ化はこの頃から始まったと言って差し支えないでしょう。減少率がピークを迎えたのは奇しくも1975年~1980年です。注目すべきは、この期に武蔵野など特別区に近い6市が減少を記録していることです。そして、この期に増加率上位にきているのは、多摩、羽村、八王子など特別区部から遠い所ばかりです。因みに、1969年に「新宿の女」でデビューした宇多田ヒカルのお母さんは、1979年に引退し、八王子でも、船橋でも、川崎でもなく米国に移りましたから、ドーナッツは作りませんでした。
特別区部の人口減少が一転、増加しだすのは20世紀終末で、逆ドーナツ(逆チキータではない)化現象となるわけです。これは言うまでもなく地価の変動が大きく作用しており、不便な割には地価が高くなった郊外都市を離れ、都心への回帰が始まったからでしょう。そういえば、徳島から出てきて「どうしても23区内に住みたい!」と言いながら田無あたりをウロウロしていたあの方、どうしたのだろう???
「速報値」によりますと、羽村、青梅、武蔵村山、東大和、あきる野、東久留米、福生、そしてあの町田までもが減少を示し、稲城、調布、狛江などの特別区に近いところが堅実に増加し、特別区部までも5%を超える増加率となっています。個人的には、首都圏における「核都市」の一つである立川の人口増加率が6%を超え、また、武蔵野が15万人を突破したことに注目しています。
[102228] 2021年 8月 4日(水)18:21:17白桃 さん
Re:人口変遷/大正から令和
[102227]グリグリさん
昭和45年から昭和55年の10年間はすべての都道府県で人口が増加していることです。第二次ベビーブームの時期によるものと思いますが、大正9年から昭和5年を除けば、全都道府県で増加はこの10年間だけです。
当研究所は都道府県の人口推移にはあまり関心を示さないのですが、少し気になったので書き込みます。上記は決して間違ってはいないのですが、少し乱暴でテストの解答で言うなれば、模範解答とは言えないですね。
そもそも、都道府県の人口推移を10年単位でみたことが乱暴さに繋がったので、グリグリさんの「自責点」ではありませんが、まず、確認しないといけないことは第二次ベビーブームは1970年代前半ということです。
昭和45年(1970年)~昭和50年(1975年)にはベビーブームにもかかわらず、秋田、山形、島根、佐賀、鹿児島の5県で人口を減少させています。やはり、まだ高度経済成長期の「向都離村」の余韻があったのだと考えられます。
ところが、昭和50年(1975年)~昭和55年(1980年)の5年間では46道府県全てにおいて人口を増加させているのですね。逆に減少させたのは東京都だけ。つまり、明らかな「Uターン現象」がみられたのです。これによって、「昭和45年から昭和55年の10年間はすべての都道府県で人口が増加」という結果となったのです。早く言えば、東京が貰い過ぎたお金をほんの少しだけ46道府県に返した、と言えるのではないでしょうか。
「Uターン」はなぜ起きたか、これを説くのは難しいのですが、田中角栄「日本列島改造論」が少なからず影響を与えているものと考えられます。
なお、私は「ジ」が頭に付く、政党、球団、旅行会社は好みではありませんが、田中角栄の「日本列島改造論」については、もう少し評価を与えても良いのでは、と言う気がしています。もっとも、反体制?の教授から勧められた列島改造に深く関係する某特殊法人に入らなくて良かったと、つくづく思っています。
あまり、参考にもならないと思いますが、こういう論文が地理学評論に掲載されています。
[102213] 2021年 7月 30日(金)02:44:11白桃 さん
名邑三世代.その65(愛知県・後編)
中途半端に、愛知県の「準秀邑」から始めます。
「準秀邑」
名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
東浦東浦町東浦村8,848東浦町16,173
富田(名古屋市)富田村8,084富田町11,201
尾張旭市旭村7,122旭町12,040
今伊勢(一宮市)今伊勢村5,968今伊勢町11,295
以下は参考です。
名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
萩原(一宮市)萩原町6,618萩原町9,625
豊浜南知多町豊浜町6,295豊浜町9,129
河和美浜町河和町5,079河和町9,347
吉田(西尾市)吉田村7,157吉田町9,398
明治安城市ほか明治村10,951明治村15,325
高岡(豊田市)高岡村9,398高岡村16,555
横須賀(西尾市)横須賀村9,089横須賀村11,500
六ツ美(岡崎市)六ツ美村8,845六ツ美村11,092
依佐美刈谷市ほか依佐美村8,482依佐美村12,452
扶桑扶桑町扶桑村8,347扶桑村10,549
阿久比阿久比町阿久比村7,776阿久比村12,061
幸田幸田町幸田村7,740幸田村13,319
日進日進市日進村7,518日進村10,880
上郷(豊田市)上郷村7,059上郷村10,950
富士松(刈谷市)富士松村6,859富士松村10,956
豊明豊明市豊明村6,403豊明村11,646
猿投(豊田市)猿投村5,940猿投村10,784
天白(名古屋市)天白村5,249天白村12,699
注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【卓邑】(昭・平の名邑)
愛知県の「卓邑」は、この期に市となった尾張旭、豊明、日進に加え、「疑惑の5万人」東浦、現在人口増加進行形の幸田、金魚の弥富、上野介も仁吉もゆかりの吉良、名前は美しいが昔の名前は何だっけ?の美浜、ちょっと前の朝ドラの名前と間違いそうな阿久比、愛妻の新妻?佐屋(古妻は佐織)、昔は桑畑もあり養蚕が行われていたらしい扶桑。さらにDIDで卓邑入りしたところでは、お城と会議が有名な清洲、三冠因子町の師勝を差し置いて北名古屋市の代表市庁舎を置く西春、代表市庁舎が西春にあっても死活問題でもなさそうな師勝、 瑞祥町名の大治、何といってもイチローの豊山、蜂須賀小六に「♪まちぶせ」されてた石川ひとみの出身・美和、七宝焼きの七宝、そして、田舎だから?と大学が撤退した三好の合計19です。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
一種二級尾張旭(7)尾張旭市旭町18,577尾張旭市75,066
一種二級豊明(7)豊明市豊明町15,366豊明市66,495
一種二級日進(2)日進市日進町11,187日進市70,188
二種二級東浦(7)東浦町東浦町20,425東浦町45,168
二種二級幸田(2)幸田町幸田町 16,467幸田町 33,408
二種二級弥富(7)弥富市弥富町 15,784弥富町 36,575
二種三級吉良(0)(西尾市)吉良町 19,386吉良町 21,656
二種三級美浜(4)美浜町美浜町19,327美浜町26,083
二種三級阿久比(0)阿久比町阿久比町12,918阿久比町24,028
二種三級佐屋(2)愛西市佐屋町 12,026佐屋町 29,802
二種三級扶桑(6)扶桑町扶桑町 11,344扶桑町 31,728
四種清洲(7)清須市清洲町10,153清洲町19,122
四種西春(7)(北名古屋市)西春村8,765西春町33,391
四種師勝(7)北名古屋市師勝村7,839師勝町 42,337
四種大治(7)大治町大治村6,455大治町 27,073
四種豊山(7)豊山町豊山村4,612豊山町13,001
四種美和(6)(あま市)美和町7,374美和町23,969
四種七宝(6)(あま市)七宝村 6,433七宝町22,436
四種三好(5)みよし市三好町9,161三好町47,684
続いて、「準卓邑」
準卓邑名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
長久手(4)長久手市長久手村6,639長久手町43,306
東郷(4)東郷町東郷村6,200東郷町 36,878
大口(3)大口町大口村10,163大口町20,633
オマケの参考
参考名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
鳳来(0)(新城市)鳳来町21,420鳳来町14,355
南知多(0)南知多町豊浜町8,958南知多町23,250
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「卓邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
注3:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[102205] 2021年 7月 27日(火)22:41:52【1】白桃 さん
名邑三世代.その64(愛知県・中編)
少し間があきましたが、愛知県の【秀邑】から再開します。
【秀邑】(【大・昭の名邑】)
愛知県の「秀邑」の数は37と北海道に次いで多く、その中身も充実しており、少なくとも層の厚さでは福岡県をも凌いでいるのでは。
この期に市となった豊川、刈谷、碧南、春日井のうち豊川と碧南は市制施行時に三町が関与した「多核」市であり、特に碧南については、「本源因子町」の大浜が「明治の名邑(19世紀枠)」になっているので、秀邑名も「碧南市」としたほうが良いかもしれない。春日井の人口増は合併が大きく関わっているが、刈谷は純粋な人口増であります。
秀邑の二種について現行の市ごとにまとめると分かりやすい?。
安城(安城市)、古知野・布袋(江南市)、蒲郡・三谷・形原(蒲郡市)、稲沢・祖父江(稲沢市)、起・木曽川(一宮市)、一色・平坂・幡豆(西尾市)、田原・福江(田原市)、小牧(小牧市)、矢作・岩津(岡崎市)、高浜(高浜市)、二川(豊橋市)、守山(名古屋市)、大府(大府市)、岩倉(岩倉市)、横須賀・上野(東海市)、新川(清須市)、佐織(愛西市)、八幡(知多市)、甚目寺(あま市)、御津・小坂井(豊川市)、高蔵寺(春日井市)。現在では市に成っているか、市に含まれているところが多い中で、唯一、町を継続しているのが、騎手ではない武豊です。
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
一種二級豊川豊川市豊川町8,981豊川市55,178
一種三級刈谷刈谷市刈谷町8,648刈谷市30,868
一種三級碧南碧南市新川町8,177碧南市42,724
一種三級春日井春日井市勝川町7,954春日井市48,167
二種二級安城安城市安城町18,520安城町35,188
二種二級古知野江南市古知野町13,326古知野町21,137
二種二級蒲郡蒲郡市蒲郡町11,715蒲郡町26,080
二種二級稲沢稲沢市稲沢町11,706稲沢町22,857
二種二級(一宮市)起町10,766起町25,517
二種二級一色(西尾市)一色村14,994一色町22,164
二種三級田原田原市田原町12,467田原町17,836
二種三級祖父江(稲沢市)祖父江町12,019祖父江町15,701
二種三級小牧小牧市小牧町11,864小牧町18,392
二種三級福江(田原市)福江町11,108福江町15,802
二種三級矢作(岡崎市)矢作町11,055矢作町15,970
二種三級高浜高浜市高浜町10,831高浜町19,120
二種三級二川(豊橋市)二川町10,830二川町14,860
二種三級木曽川(一宮市)木曽川町9,688木曽川町16,852
二種三級守山(名古屋市)守山町9,060守山町33,951
二種三級大府大府市大府町8,774大府町20,427
二種三級岩倉岩倉市岩倉町8,534岩倉町13,029
二種三級横須賀(東海市)横須賀町8,420横須賀町14,614
二種三級布袋(江南市)布袋町7,801布袋町10,397
二種三級新川(清須市)新川町5,871新川町14,235
二種三級三谷(蒲郡市)三谷町5,240三谷町12,615
二種三級武豊武豊町武豊町5,101武豊町11,479
二種三級佐織(愛西市)佐織村9,229佐織町11,626
二種三級八幡知多市八幡村8,931八幡町14,802
二種三級平坂(西尾市)平坂村8,607平坂町14,108
二種三級岩津(岡崎市)岩津村8,118岩津町13,280
二種三級幡豆(西尾市)幡豆村7,881幡豆町12,331
二種三級甚目寺あま市甚目寺村7,357甚目寺町10,402
二種三級上野東海市上野村7,311上野町15,274
二種三級御津(豊川市)御津村6,968御津町10,750
二種三級形原(蒲郡市)形原村6,040形原町10,807
二種三級高蔵寺(春日井市)高蔵寺村5,896高蔵寺町10,929
二種三級小坂井(豊川市)小坂井村5,574小坂井町11,261
注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

祝:ソフトボール優勝!!!
[102194] 2021年 7月 24日(土)01:17:25白桃 さん
「生まれながらの町」が複数存在する市の因子町状況(静岡~大分)
昨日、うやむやのうちにオリンピックが開幕しましたが、「私の夏」はハッキリと終わりました。

[102184][102191]3台口バスツアー3号車です。
※因子町のあとの印について
☆・・・本源・前身・最古の「三冠」因子町
◎・・・本源・最古の因子町
@・・・本源・前身の因子町
○・・・本源因子町
◇・・・前身因子町
●・・・最古因子町(傍系因子町)
△・・・直系因子町
無印・・傍系因子町
なお、現住人口は「1889年内務省告示現住人口」です。

市名---因子町現住人口---因子町現住人口---因子町現住人口
浜松浜松☆13,630気賀5,804二俣3,509
舞阪2,047金指1,034
静岡蒲原6,405由比6,364清水△5,798
江尻5,144興津4,914入江△3,133
沼津沼津☆10,2304,249
磐田見付◎6,657中泉◇3,376
藤枝藤枝☆7,957岡部4,674
島田島田☆9,422金谷6,186
湖西新居●5,871白須賀○3,889
牧之原相良☆8,287川崎△7,774
名古屋熱田18,310鳴海6,415枇杷島2,402
清水1,334
半田亀崎◎6,051半田◇5,247
清須西枇杷島◎4,813清洲◇2,105
久居△3,3863,199
鈴鹿白子☆5,161神戸△3,552
伊勢宇治山田☆27,122神社2,604大湊2,302
亀山亀山☆6,7094,301
京都伏見17,197柳原5,0232,456
大阪東平野12,281平野郷7,647玉造7,318
西浜6304安立2,403天保612
岸和田岸和田☆4,701岸和田浜△4,109
神戸御影3,608湯山1,909
姫路網干7,451飾磨△5,250
豊岡豊岡☆6,247出石5,331
洲本洲本☆8,319由良7,305
淡路岩屋◎5,551志筑◇4,758
橿原今井◎3,326八木△3,197
米子米子☆13,373淀江3,421
出雲平田◎6,112今市◇5,413杵築4,521
安来広瀬●4,635安来@4,576
津山津山☆11,627津山東3,667
福山福山☆15,1089,308
尾道尾道☆18,134瀬戸田2,671
廿日市厳島●2,976廿日市@2845
竹原竹原☆7,378忠海△6,747
松山三津浜7,211道後湯之1,419
宇和島宇和島☆11,742吉田3,992
大洲大洲☆3,466長浜2,994
福岡箱崎3,824西新3,013
久留米田主丸3,288御井2,465
大牟田大牟田☆9,612三池6,223
八女福島☆4,657黒木2,229
みやま上瀬高☆2,953下瀬高△2,552
豊前八屋☆4,196宇島3,489
島原湊☆6,979島原△5,098
熊本川尻4,820隈庄4,126小島3,878
高橋2,188植木1,639
八代八代☆9,9684,637
玉名高瀬☆3,877大浜△1,767
宇城小川◎3,610松橋◇2,427
山鹿山鹿☆6,736来民3,454
大分大分☆10,804佐賀関7,323西大分△5,333
鶴崎△4,836
日田隈☆5,029豆田△4,335
若干の補足:
浜松市の金指…井伊谷村に編入され引佐町に。「町」が「村」に編入されるという唯一の例
静岡市の江尻…東海道江尻宿。江尻町より辻が分立し辻村→辻町。
静岡市の入江…江尻町と辻町を編入
静岡市の清水…入江町ほかと合体し清水市に。後、興津町を編入。清水、入江、江尻、興津は旧清水市系の因子町。
湖西市…………◇(前身因子町)は鷲津
橿原市…………◇は畝傍ですが、橿原市の中心は鳥居前町・畝傍でも寺内町・今井でもなく八木でしょう。カルメン・マキも♪山羊にひかれて、って歌ってる。
大牟田市の大牟田…「生まれながらの町」でありながら、白桃選【明治の名邑】には入っていない。
大分市の大分・西大分…1907.04.01に合体し大分町に。
[102191] 2021年 7月 20日(火)02:24:15白桃 さん
「生まれながらの町」が複数存在する市の因子町状況(千葉~岐阜)
[102184]の続きです。
※因子町のあとの印について
☆・・・本源・前身・最古の「三冠」因子町
◎・・・本源・最古の因子町
@・・・本源・前身の因子町
○・・・本源因子町
◇・・・前身因子町
●・・・最古因子町(傍系因子町)
△・・・直系因子町
無印・・傍系因子町
なお、人口は「1889年内務省告示現住人口」となっています。

市名---因子町現住人口---因子町現住人口---因子町現住人口
千葉千葉☆21,599土気本郷2,811
松戸松戸☆5,158小金2,651
市川行徳●7,639市川@3,697八幡△2,449
佐倉佐倉☆7,443臼井△3,688
野田野田☆6,207関宿4,399
我孫子我孫子☆3,714布佐△2,998
成田成田☆5,459滑河2,149
茂原茂原☆6,146帆丘3,532
香取佐原☆11,495小見川5,315
銚子本銚子☆15,587銚子△7,730
飯岡●7,129旭@4,121
館山北条☆4,989館山△4,040
富津佐貫◎4,186湊△3,230
鴨川天津●6,991鴨川@6,632
横浜神奈川15,882保土ヶ谷4,668戸塚3,371
横須賀横須賀☆17,171浦賀13,546
藤沢藤沢大坂☆5,345藤沢大富△1,759
伊勢原伊勢原☆2,881大山△1,941
新潟沼垂8,774新津6,451白根5,593
亀田5,249小須戸3,489
長岡長岡☆9,829長岡本△6,861与板6,179
寺泊5,406橡尾4,322草生津△3,090
千手△2,762新△2,136
上越高田☆20,122直江津△9,530名立1,981
柏崎柏崎☆8,595石地2,512宮川1,693
椎谷1,076
燕☆4,198地蔵堂3,466
村上村上☆8,032岩船△3,165村上本△2,610
瀬波△1,695
佐渡相川●13,213小木4,236川原田2,210
五十里2,095湊@1,968夷△1,814
1,255
五泉村松●6,845五泉@5,648
糸魚川糸魚川☆5,706能生3,720
見附見附☆6,5093,387
富山東岩瀬7,217八尾7,128東水橋5,148
四方5,020新庄3,661西水橋2,564
上瀧1,949
高岡伏木6,305戸出4,108中田2,640
福岡1,725
射水新湊☆17,068小杉4,057大門2,070
南砺井波◎5,631城端△4,781福光◇4,410
福野△2,909
黒部生地◎5,684三日市◇3,104
小矢部石動☆8,539津沢△2,623
金沢上金石7,188下金石2,299
白山松任☆5,630美川5,580鶴来3,786
小松小松☆12,683安宅△2,276
坂井三国◎10,432丸岡◇3,753
長野長野☆26,345松代7,471
千曲屋代☆3,552稲荷山△2,671
岐阜東加納3,283西加納1,205
恵那岩村●2,942明知1,339
海津今尾◎3,018高須△2,610
飛騨船津◎5,564古川◇5,261
若干の補足:
松戸市の小金…柏町などと合併して東葛市となるが、ひと月半後には旧町域の大半が「境界変更」によって松戸市に編入
市川市の行徳…行徳からだと市川中心部(市川・本八幡)へ出るよりは、浦安/新浦安に出る方がはやい
館山市の北条…JR館山駅の所在は北条である
富津市の佐貫…大貫町との合併で大佐和町となる。大佐和町の◇(前身因子町)は大貫である。なお、富津市の◇は富津町。ややこしや
佐渡市の新……1901年に真野村ほかとの合併によって、真野村となる。その後、約50年間は「村」であったという珍しい経歴
南砺市の福光…五万人に満たない小都市でありながら、「生まれながらの町」が四つ。贅沢というかタコ足というか。◎井波は門前町の雰囲気が色濃く残る木彫の町。△城端も門前町であるが、井波よりは軽く明るい。やはり南砺の中心は◇福光ですね。洗練された小都会は一見の価値あり。宿泊した△福野では、寿司を買って箸を貰わなかった大失敗。
海津市の高須…白桃選【明治の名邑】でありながら、今尾に本源・最古を譲る。因みに海津市の◇は城山町(後の南濃町)
飛騨市の船津…いわずと知れた後の神岡。・・・ほんの一瞬だけですが、何を血迷ったか東大の地理に進もうと「チャート式地理」という参考書を買って勉強していたのですが、その参考書の編者だか著者のひとりだか、である尾留川正平さんが船津生まれだと言うのを今日初めて知りました。なお、東大の地理、実は理学部にあるということを、高3の夏休みに初めて知り受験を諦めました。冗談は東大には通じても京大には通じませんので…あとは(略)。また、平易なことを重々しく書く特技を持つ米澤穂信氏も神岡にゆかりがあるようですね。
ついで:
[102190]ピーくん さん
三本松高校ベスト8進出おめでとうございます。
その日、ライブを見て勝敗は知っていても、翌朝の新聞を見てしまうって、高校野球ファンあるあるでしょうか?(笑)
甲子園のベスト8ですから、香川のベスト8になってもアンマリ…と言いたいところですが、今夏はクジ運が非常に良いようです。実力以上の結果です。それと、驚いたのはレギュラーのうち二人は大阪の子、5~6人が高松近辺の子らしい。大阪からやってきた生徒が卒業しても東かがわ市に残ってくれれば良いのですが、そうもいかないでしょうね…
[102188] 2021年 7月 18日(日)14:20:03【1】白桃 さん
Re:1898(明治31)年11月21日
[102187]MI さん
[99302]に記したとおり、1898(明治31)年11月21日正当です。
早速教えて頂き有難うございます。[99302]は見逃していたかもしれません。失礼いたしました。
なお、これによって[102178]白桃の記事を次の通り訂正させていただきます。
タイプS:本源因子町=前身因子町=最古因子町・・・609市
タイプA:本源因子町=最古因子町(≠前身因子町)・・・97市
結局、川之江が四国中央市の「三冠因子町」になったのですが、四国中央市の「本源因子市」は伊予三島市になります。
(川之江と三島(伊予三島)は「町」になった日も、「市」になった日も同じですが、町になった際の人口は川之江が多く、市になった際の人口は伊予三島が多い、ということです。)
[102186] 2021年 7月 18日(日)10:06:57白桃 さん
川之江が「町」になった日はいつなのか?
以前にこの話題が出ていたのであれば申し訳ないのですが、
川之江(愛媛県四国中央市)が「町」になった日について、変遷情報では1898年11月21日になっていますが、私の記録?では1898年12月21日になっています。念のため愛媛県の資料を見たのですが、やはり、1898年12月21日となっています。
地球上の人類の99.9999999999%にとって、一か月の開きはどうでも良いことだと思いますが、四国中央市、特に旧川之江市関係者と旧伊予三島市関係者、そして白桃にとっては、かなり重大なことなんです。というのは、三島(伊予三島)が町となったのは1898年11月21日でまず間違いないことから、川之江の町制施行年月日(この時期については、「町制施行」というのは不適切かも)次第で四国中央市の「本源因子町」「最古因子町」が変わってくるからです。余談ですが、川之江から三島に郡役所が移った際、川之江では大騒動が起こったとか。
上記に関して、確固たる情報をお持ちの方は是非、お教えいただきますようお願い申し上げます。
[102184] 2021年 7月 17日(土)04:12:59白桃 さん
「生まれながらの町」が複数存在する市の因子町状況(岩手~埼玉)
町村制(明治21年法律第1号)施行と同時に「町」を名乗ったところの数は、白桃の「明治の名邑」の数よりは多いけれど、当然ながら「因子町」数よりはグッと少ないのです。かと言って、「生まれながらの町」が立派だとか、尊敬に値する、とは言い切れません。なにせ、県によって数のバラツキが激しい。「なっとう県」は40もあるのに、「うどん県」は5つしかありません。「ほうとう県」や「イモじょうちゅう県」に至ってはゼロなんですから。
「生まれながらの町」の評価?はさておき、境域にこんな町が複数存在する市が139ありました。下は、岩手県から埼玉県までの該当市を列挙したものです。
※因子町のあとの印について
☆・・・本源・前身・最古の「三冠」因子町
◎・・・本源・最古の因子町
@・・・本源・前身の因子町
○・・・本源因子町
◇・・・前身因子町
●・・・最古因子町(傍系因子町)
△・・・直系因子町
無印・・傍系因子町
なお、人口は「1889年内務省告示現住人口」となっています。
市名因子町人口---因子町人口---因子町人口
奥州水沢☆7,570岩谷堂△5,867前沢5,152
花巻里川口☆4,619花巻2,507大迫1,918
宮古宮古☆5,152鰍ヶ崎△3,697
石巻石巻☆16,944渡波4,001
大崎古川☆7,862岩出山4,242
登米登米◎7,085佐沼◇3,708
栗原若柳◎6,463岩ケ崎△2,900
由利本荘本荘☆9,099矢島5,359亀田4,896
大館大館☆7,273十二所3,734
能代能代港☆11,427檜山2,764
湯沢湯沢☆7,186岩崎1,516
鹿角花輪☆5,992毛馬内△4,017
酒田酒田☆20,973松嶺2,792
いわき平☆7,414小名浜△4,421四倉2,589
福島福島☆16,965飯坂3,408
伊達梁川◎5,169保原◇4,376
つくば谷田部☆4,037筑波2,972北條2,831
日立豊浦2,487河原子2,057
ひたちなか湊◎11,241平磯5,828
土浦土浦☆10,610真鍋△2,578
取手取手☆3,192相馬2,223
筑西下館☆6,074関本3,517
石岡石岡☆10,498高浜2,850柿岡2,806
笠間笠間☆6,846宍戸3,988
北茨城大津◎3,572平潟△1,796
行方麻生☆3,172玉造△2,238
栃木栃木☆19,073藤岡3,120
佐野田沼●10,677佐野@7,142犬伏△5,496
葛生4,896堀米△2,446
日光足尾●11,869日光○6,606今市◇5,125
真岡真岡☆5,449久下田4,155
大田原大田原☆4,788佐久山2,860黒羽4,410
川西3,092
さくら喜連川◎5,587氏家◇4,491
高崎高崎☆23,993吉井4,891倉賀野3,531
2,704金古2,337
前橋前橋☆27,512総社2,957
太田尾島●6,201太田@3,693薮塚本3,399
木崎2,748
伊勢崎伊勢崎☆5,4252,365
渋川渋川☆3,676伊香保1,198
藤岡藤岡☆6,466鬼石2,466
安中安中☆7,132原市△4,046松井田3,050
坂本2,361板鼻△2,305
富岡富岡☆7,336一ノ宮3,485妙義2,148
さいたま岩槻●5,958浦和@5,843与野△4,166
大宮△2,996
川口川口☆3,745鳩ヶ谷2,481
越谷越ヶ谷☆3,284大沢△2,170
上尾上尾☆2,491原市△1,753
久喜菖蒲●4,342栗橋2,677久喜@2,332
加須加須☆3,263騎西2,203
本庄本庄☆6,732児玉3,534
日光市について
日光市の「本源因子市」は旧)日光市、「前身因子市」は旧)今市市ですが、いずれの旧市も「直系因子市」なので、ふたつの旧市の「直系因子町」は合体によって成立した日光市の「直系因子町」となるという決まりにしています。よって、日光市の「本源因子町」は日光町と今市町に絞られます。両町はともに「生まれながらの町」ですが、1889年の人口が多い日光町に軍配があがります。一方、「前身因子町」は前身因子市である今市市の前身、今市町に決まり、「最古因子町」は1889年の人口が最多の傍系、足尾になるという筋書きです。因みに、日光市と同様に、本源・前身・最古の三役(因子町)がそれぞれ違う市が可児、湖西、美祢ですが、三つの因子町すべてが「生まれながらの町」というのは日光市だけです。

オマケ:一昨日、フレッシュ・オールスターを観戦。最後の最後になって漸く「さんぼんまつ」の名前が三度アナウンスされました。
アナ「代打の三好は香川県出身です。」
白桃「エッ、そこまでで終わりなの???!!!」
解説者(佐伯さん)「サンボンマツ高校ですよね。」
解説者が尽誠学園(善通寺市)OBの佐伯さんで良かった。佐伯さんありがとう。
[102182] 2021年 7月 15日(木)00:37:13【1】白桃 さん
Re:ちょっとしたクイズ
[102181]なると金時 さん
Q 豊後高田(ぶんごたかだ)のように、濁音で始まって濁音で終わる市を答えよ
てのがあって面白かったのでご紹介します。
意外に少ないんですよね。
答えは[75448]


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