[50478]山中鹿次さん
その根拠は逆になんなんでしょう。
現在の電話番号体系が確立したのは今から40年以上前です。
都市部では市外局番を短く市内局番を長くし、そうでなければ市内局番を長く市内局番を長くして、番号全体で9~10桁の長さに揃えられました。
単純に考えれば、市内局番が1桁増えれば番号容量は10倍に増えます。
市内局番 | 番号容量 |
無し | 10,000番号 |
1桁 | 100,000番号 |
2桁 | 1,000,000番号 |
3桁 | 10,000,000番号 |
4桁 | 100,000,000番号 |
※実際には上記容量の全てが使える訳ではありません。
各地域の局番の長さは、当時の人口などを基に余裕をもって決められたことでしょう。
しかし上の表のとおり、局番の桁と番号容量の組み合わせは大雑把です。番号容量に少し余裕がある地域と、じゃぶじゃぶに余裕がある地域とがありました。
急速に都市化した地域では番号容量が足りなくなることがあり、その際に局番が変更されてきました。
はじめはこの番号体系を使用していたのは電電公社の加入電話だけでしたが、その後加入電話以外もこの番号を使うようになりました。
・ISDN、ポケットベル、ダイヤルインなど、新サービス
・近年では、CHOKKA、おとくラインなど、NTT以外の通信事業者
・などなど
そうすると、全国あまねく電話番号の需要が増えました。
大都市地域でなくても、もともとの番号容量に少ししか余裕がなければ局番変更を迫られます。
しかも、番号需要は全国で増えているため、使える未使用空き番号を確保するためにたくさんの桁ずれが必要な地域もあります。
アーカイブ「
市外局番の変遷についての考察」もご参考に。