今さらですが、この掲示板はなかなか奥が深くて、「多賀城市にある塩竈市立第三中学校」について投稿しようと思ってたら実は1年以上前に
[40975] 逆太郎 さん他で話題になっていました。
創立直後は、塩竈市内の第三小学校に併設されていたわけで、
塩竈市立第三中学校
塩竈市内に置くのが決定的に不都合だったということではなさそうです。(塩竈市立の中学校だから当然ですね(笑))
「創立直後は、小学校に併設」という話が出ましたが、この沿革は大抵の公立中学校に共通しています。
新制中学校は、身近な割には、成立にはかなり困難があったようです。新制中学校が他の新制学校と決定的に違ったのは、前身となるべき、対応する旧制の教育機関がなかったことです。
(例えば、新制高等学校には、対応する旧制の教育機関として、中学校、高等女学校、実業学校がすでに存在したので、ここから移行すればよかったわけです)
また、新制中学校は義務教育とされたため、短期間に一定年齢層の児童を(基本的には)全員収容する教育機関を作らなくてはなりませんでした。そのため、市町村の負担は相当なものがあったとのことです。
多くの公立中学校では、開校に建設が間に合わず、小学校に「間借り」して開校しました。
この話の発端である大阪市立高校(
[13211] まがみ さん)については未だに資料に当たっていませんが、当時枚方市に旧制中学校がなかったことが、大阪市立の中学校を枚方市に設置した背景にあると思われます。
[17058] 委員長殿の
私立の該当校は高槻しか見つかりませんでした
に対しても、
[17082] 深夜特急[北大阪急行] さんが充実した補足をつけておられますね。
ところで、
[52850] らるふ さん
大和盆地=(マイナスかっこいい)の十乗
結局(かっこいい)の十乗と等しいんですが…(わざと?)
※新制中学校に旧制の対応する学校がないことに関して説明を補った。
※※「小学校に併設」された理由について1センテンス補った。
※※※出だしに「今さらですが、」を補った。