去る2006年7月5日から9日まで北海道を放浪してきました。そこで、放浪記というほどのものではなく、先々で思ったことを簡単に綴っただけのものですが、ご一読頂ければ幸いです。長いので2回に分けてお届けします。簡単な行程は
[52127] も参考にしてください。
なお、この放浪記中に第十二回十番勝負(書き込み時開催中)のある問題のヒントになる部分があります。ただし、その問題は既に想定解終了済です。じゃぁ書くな、と言う方ごめんなさい。でも他の問題の共通項にたどり着くきっかけになる可能性のある部分もあるかも…。
話がそれましたがではどうぞ。
1日目(7月5日)
伊丹空港
三宮発伊丹空港行きのバスが名神高速道路に入ったあたりから雨。北海道の天気はどうかな。
搭乗口は大勢の人が待っている。その中で呼びかけが始まった。「座席数以上の予約を取ってしまったため振替に応じる方を募集します」。こんなこともあるのか。初めて遭遇しました。その為に出発が20分遅れる。
飛行機
窓側の席になったのだが、窓の外は見渡す限り雲。やっと雲の切れ間が現れた時遠くに見えたのは十三湖。で、何気なく真下方向を見てみると、ちょうど去年のオフ会でスナフキんさんが解説していたあの場所が見えた。ちょっと感激。
新千歳空港
結局、15分遅れで到着。飛行機だとこれくらいは仕方がないとは思うが、このために新千歳空港を見物する時間がなくなる。
南千歳発新夕張行普通から夕張行普通に乗換。
夕張駅
駅前の大きなホテルは夕張市がああなっちゃった原因のひとつ。駅をずらしてまでつくったんなら札幌からの直通列車も誘致しないと。
新夕張に戻り、「とかち」で札幌へ。
献血
新さっぽろルームで献血したのだが、混雑しており1時間待ち。これが尾を引き、この日の内の地下鉄全路線乗車が不可能になる。
地下鉄&市電
毎月5日と20日のみ有効のエコキップを使用。通常の1Dayカードに比べ300円安い。事前に調べておいて良かった(
札幌市交通局 乗車券のご案内)。結局東豊線を後回しにする。
2日目(6日)
道庁
宿はすすきののちょっと南よりだったのだが、札幌駅まで歩く。途中アリバイづくり(?)のため北海道庁により写真撮影。
札沼線
石狩当別7:51発新十津川行に乗るのだが、これに乗るなら札幌6:55発石狩当別行(7:47着)ではなく、一つ前の札幌6:41発石狩当別行(7:25着)に乗るべし。理由は札幌6:41発の列車の先頭車両が石狩当別で切り離されてそのまま新十津川行きになるから。知らなくても経験上乗換可能な列車の一つ前の列車に乗れるなら乗るようにしていることが功を奏した。
さて、新十津川行列車は石狩当別7:47着の列車からの大量の乗換客を乗せて出発。通路まで立ち客でいっぱいになったが、次の北海道医療大学駅でほとんどが下車してしまい、その時点で乗客は各ボックスシートに1~2名ずつの総勢10名足らずになってしまった。その後、数人ずつ高校生が乗り込み、なまら「なまら」と言っているなぁと思ったら石狩月形で高校生全員+何人かが下車。この時点で乗客は4人になり、そして浦臼駅でとうとう乗客が2人きりになってしまった。もちろん一人は私でもう一人はお葬式に行く途中の喪服のご婦人。つまり、普段は乗客0人ということ。そして於札内駅でそのご婦人も下車してしまい、いよいよ貸し切りか、と思ったら一人お年寄りの女性が乗車してきた。その後乗客に変化はなく、終点までこの二人であった。
新十津川→滝川(
地図)
新十津川駅で写真を何枚か撮影した後、滝川駅に向けて出発。駅前に親切にも周辺図があり、滝川駅まで約4.1kmとなっている。もともと石狩川橋経由で歩いていくつもりで地図も頭にインプット済なのだが、念のため再確認。で、いざ出発。
出発して早々に列車で一緒だったおばあちゃんを追い越す。私の歩く速度が速いのもあるが、おばあちゃん遅すぎやで。新十津川町役場前の交差点にひっかかる。そこで、ふと、西の方を見るとバスがやってきた。行き先は「滝川ターミナル」!!。改めて交差点の先をみると、バス停があり、3人待っている。どうするか迷ったが、バスがこの交差点の信号にひっかかったらのる、ひっかからなかったらあきらめることにする。バスが信号にひっかかった。でもこっちの信号は青にならない。5差路だったのね。するとあのおばあちゃんが追いついてきてぼそりと一言。「(バスが)もう来てんの…(間に合って)良かった…」。かくして長い赤信号が青になり、私とおばあちゃんは無事バスに乗れたのでした。乗ったはいいのだが、滝川ターミナルってどこだ?
ところで、私が歩く予定だった石狩川橋、マピオンでも他の地図でもR38になっているのだが、R38は滝川市~釧路市でしょ。方向ちゃうでしょ。なんで?
ふらのラベンダーエクスプレス
結局滝川ターミナルはJR滝川駅前でした。よかった。ここで1時間近く時間を短縮したのだが、どこをどうしても帯広着は変わらないことがわかる。ちょっとがっかり気分で滝川駅に行ってみると、次の富良野行きは臨時特急「ふらのラベンダーエクスプレス」となっている。これは乗るしかない。駅員に自由席があることを確認し、ホームで待つことに。オホーツク間合いのキハ183系かな、と思っていたが、やってきたのはノースレインボーエクスプレス。同じキハ183系でもリゾート用改造車。バスに乗って良かった。自由席は2階建て車両の2階部分。こんな所に乗っていいの?うれしいねぇ。この座席、J○東○本だと絶対グリーン車指定席だよ。ほんと。
あと、この列車、観光案内が日英中韓の4ヶ国語でされていて、そういう需要もあるんだと驚く。実際富良野駅で下車してきた中国人の団体と鉢合わせした。でも、さだまさしのあの歌(ハミング?)をバックに中国語やハングルの解説が流れるのは違和感ありまくり。
富良野駅
せっかくなので青春18切符をここで購入。ちょっと駅員さん、なに見てんの?まさか発券の仕方わかんないの?あ、ほんとにそうなの。それくらいここでは青春18切符は売れていないの?
富良野線
ラベンダーにはちょっと早くて丘の上はまだ緑色。一方、盆地の中の平地部分は一面水田。富良野というとラベンダーを始めとしてハーブのイメージがあったが、どうやら水田に適さないところでハーブを栽培している、というのが実体のようだ。
その後旭川から滝川に戻って、普通列車で新得、帯広へ。
帯広
帯広には去年も来ているのだが、その時に大きな誤解をしていることが発覚。帯広駅(西2条南12丁目)から六花亭本店(西2条南9丁目)へ南に向かって行ったと思っていたが、実は北だった。どうも駅が中心と考えてしまったのが原因と思われる。それはともかく、帯広駅着19:41で、20時閉店の六花亭はじゅうぶん間に合います。売り切れの商品はありますが。
3日目
帯広6:39発とかち2号に乗る。帯広滞在約11時間。なんだかなぁ。
石勝線
車窓はずっと森。面白くない。
南千歳で苫小牧行普通に乗換
苫小牧
駅前はちょっと寂しい。それより、苫小牧~沼ノ端は駅間長すぎでしょ。住宅はあるのだからジャスコの辺りに一駅あってもいいんじゃないかな?
日高本線
石勝線と違って車窓は抜群に良い。前半は適度に荒れた海沿いを波をかぶりながら、後半は牧場の中を馬を驚かしながら進む。海も馬もすぐ近くまでせまることもあり、全く退屈しない。
様似行き普通列車は主な駅で周辺の紹介をしていたのだが、ハイセイコーの故郷…、ナリタブライアンを産んだ…、など、馬関連が多い中で、「三石昆布で有名な」日高三石駅が特異で印象に残ってしまった。ごめん、三石昆布のこと知らなかったよ。
日高本線を往復して苫小牧から北斗で札幌へ。この北斗号、苫小牧駅で何人乗ったかな?自由席だけで50人以上乗り込んだのではないでしょうか。苫小牧~南千歳は南千歳以北に比べ普通列車の本数が極端に少ない。いわゆる「特急に乗せる」ダイヤになっている。
東豊線など
1日目に乗れなかった東豊線を乗りつぶす。東豊線往復でも元が取れそうだったので1dayチケット購入。東豊線福住駅から札幌ドームに行くつもりだったが、この時点で20時を過ぎており夕食もチェックインもまだだったのでやめた。ところで、札幌市は福住をはじめ、麻生、栄町となんでもう一駅延ばさないかなぁ、と思うところが多い。
すすきの
この日はたまたま社会実験とかで「すすきの」で歩行者天国実施中。賑やかだった。
その2へつづく