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[99882]2020年6月5日
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[99881]2020年6月5日
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[99518]2020年5月4日
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[99510]2020年5月3日
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[99485]2020年5月3日
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[99480]2020年5月3日
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[99474]2020年5月3日
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[99417]2020年5月2日
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[99404]2020年4月29日
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[99399]2020年4月28日
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[99395]2020年4月27日
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[99385]2020年4月25日
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[99382]2020年4月22日
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[99381]2020年4月22日
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[99377]2020年4月20日
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[99375]2020年4月18日
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[99369]2020年4月15日
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[99365]2020年4月13日
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[99360]2020年4月12日
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[99357]2020年4月11日
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[99355]2020年4月8日
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[99351]2020年4月6日
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[99342]2020年4月5日
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[99338]2020年4月5日
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[99333]2020年4月4日
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[99331]2020年4月3日
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[99882] 2020年 6月 5日(金)11:31:53白桃 さん
「前身町」「本源因子町」「最古因子町」
♪「港町・涙町・別れ町」のようなタイトルになりましたが、最近「前身自治体」とか「前身町」とか白桃は自分の造語を多用していますので、以前記事にした「本源因子町」等との違いについて改めて説明させていただきます。
まず、「前身町」。
[89946]では、
「市の前身自治体」とは、既存の市を含まない市制施行時に関係した自治体のうち、
市制施行前国勢調査時に一番人口の多かった「町」を指します。(町優先ルール)
と定義していますが、「市の前身自治体」を「市の前身町」に置き換えてもOKです。で、この「前身町」を遡っていくことにします。具体例を出しますと、大内、白鳥、引田の3町で成立した東かがわ市の「前身町」は「大内町(おおちちょう)」となるのですが、この大内町は、三本松町と大内町(おおうちちょう=丹生・誉水の2村が合併)の合併によって出来た町なので、その「前身町」は三本松町になります。その理由は、大内(オオチ)町成立前の1950年国勢調査時には大内(オオウチ)町は存在していなかったからです。そして、この三本松町を遡ると村になってしまいますので、三本松を取りあえず、東かがわ市の「初代前身町」と呼ぶことにしましょう。
次に本源因子町(かなり長くなりますが[89946]を再掲します。)
「因子町」とは
現行の市を構成する旧町で、
(1)町村制施行と同時に誕生した町(の名称)・・・(例)香川県丸亀町
(2)一つの村が単独で、あるいは複数の村の合併により町制施行となった町(の名称)
・・・(例)香川県三本松町、香川県大内(おおうち)町(※三本松町と大内(おおうち)町が合併して成立した大内(おおち)町は因子町ではない。)
(3)村が町を編入合併して成立した町(の名称)・・・(例)静岡県引佐町
(※「因子市」も「因子町」に準拠)
「直系」と「傍系」
・「市と市」あるいは「町と町」が新設合併した場合は、いずれの旧市(旧町)も直系。
編入合併の場合は、編入した旧市(旧町)が「直系」で、編入された旧市(旧町)は「傍系」となる。
・「市」と「町」の合併においては、「新設」「編入」の如何を問わず、旧市が「直系」で、旧町が「傍系」となる。
「本源因子町」とは
直系の「因子町」のうち、最も早く「町」となったところ。町制施行が同年月日の場合は、施行時において人口が多い因子町。(ただし、「本源因子市」が所謂「生まれながらの市」である場合は「本源因子町」はない。)
次に最古因子町
最古(最多人口)因子町
現行の市を構成する因子町で、最も早く「町」となったところ。町制施行が同年月日の場合は、施行時において人口が多い因子町。
今、見返せば、(最多人口)は誤解を生じるので外した方が良いですね。「本源因子町」と「最古因子町」が違う例として、小松島市があります。本源因子町=小松島、最古因子町=立江
因みに「初代前身町」・「本源因子町」・「最古因子町」三つが異なるのが、湖西市です。
初代前身町=鷲津、本源因子町=白須賀、最古因子町=新居
~~つづく
[99881] 2020年 6月 5日(金)00:00:42【3】白桃 さん
名邑三世代.その27(長崎県・後編)
【秀邑】(大・昭の名邑)
長崎県の【秀邑】は、炭鉱の街として賑わった崎戸を筆頭に、南高来からは西有家、口之津、加津佐、小浜、南有馬、上五島の有川(第50代横綱・佐田の山の出身地)、東彼杵の上波佐見、川棚に北松浦の生月と計十の街であります。
注目されるのは、「平成の大合併」の中でも「多数町合併」によって誕生した西海市、雲仙市、南島原市の【前身町】は、どこも「秀邑」となっていないのであります。とりわけ、南島原に至っては、西有家、口之津、加津佐、南有馬と四つの街が「秀邑」となっているのにもかかわらず、【前身】の有家※(ありえ)の名が見当たらない。そんなことは有家ない、と冗談を言っている場合ではありません。そして、長崎県10の「秀邑」の中で、「卓邑」の要件を満たしているのは川棚だけであることからも、長崎の「秀邑」の殆んどは、全盛期の人口はそれなりのものがありましたが、恒久的な市街地を形成することもなく、後に衰退していく運命にあるのです。特に現在の南島原市には旧8町のどこもが、これと言った市街地を形成していないのですが、このことは、「島原の乱」後、無人の荒野と化したこの地へ、幕府領小豆島や各藩からの強制移住があったことと関係しているのではないかと白桃は邪推しています。
※有家の名誉の為に言っておきますが、南島原市旧8町の中で、町制施行が一番早かったのは有家です。
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)-----1950年(人口)
二種二級崎戸(西海市)崎戸村12,825崎戸町22,723
二種三級西有家(南島原市)西有家村10,528西有家町14,071
二種三級口之津(南島原市)口之津村9,198口之津町10,614
二種三級加津佐(南島原市)加津佐村9,093加津佐町12,349
二種三級有川新上五島町有川村8,596有川町12,208
二種三級小浜(雲仙市)小浜村8,580小浜町13,172
二種三級南有馬(南島原市)南有馬村8,345南有馬町10,824
二種三級生月(平戸市)生月村7,752生月町10,718
二種三級上波佐見波佐見町上波佐見村7,180上波佐見町10,420
二種三級川棚川棚町川棚村6,934川棚町15,936
準秀邑
高島(長崎市)高島村8,907高島町10,400
岐宿(五島市)岐宿村7,584岐宿町10,021
佐々佐々町佐々村5,978佐々町20,166
鹿町(佐世保市)鹿町村5,966鹿町町20,405
小佐々(佐世保市)小佐々村5,932小佐々町15,275
(参考)
世知原(佐世保市)世知原村4,796世知原町10,222
江迎(佐世保市)江迎村4,706江迎町16,894
奈良尾(新上五島町)奈良尾村4,615奈良尾町10,790
小値賀小値賀町笛吹村4,462小値賀町10,968
新御厨松浦市御厨村4,236新御厨町10,594
大島(西海市)黒瀬村3,695大島町15,095
福島(松浦市)福島村5,997福島村11,094
長与長与町長與村5,370長与村10,979

注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【卓邑】(昭・平の名邑)
長崎県の【卓邑】は、(炭鉱の街)であった・松浦、と長崎市近郊の長与、時津と現在は長崎市となった高島、外海、の五つです。別に強調したくないのですが、松浦のDIDが0回は何とも言えません。「軍艦島」のある高島も、「卓邑」とは言え、長崎市に吸収される前に事実上の「廃村」となっていました。なお、外海にあったDIDを、白桃は「神浦池島」と名付けていますが、千本桜さんの「池島」の方が的確ですね。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)-----2000年(人口)
一種二級松浦(0)松浦市松浦市44,057松浦市22,082
二種三級長与(5)長与町長与村11,500長与町40,356
四種高島(6)(長崎市)高島町20,938高島町900
四種時津(5)時津町 時津町8,768時津町28,065
四種外海(5)(長崎市)外海町12,600外海町7,405
(参考)
多良見(3)(諫早市)多良見村9,324多良見町17,056
大島(2) (西海市)大島町18,373大島町6,055

注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[99877] 2020年 6月 3日(水)08:34:46白桃 さん
名邑三世代.その26(長崎県・前編)
【明治の名邑】
長崎県を料理に例えるなら、一種独特の風味があって、ほとんどの方はその美味しさをわからないまま食している、実は白桃もよく分かっていないのですが、それでもいきますよ。
長崎は文句なしの「別格市街」。人口急増で村から(町を飛び越えて)市となった軍港・佐世保は「市街」。名邑筆頭は厳原、続いて、白桃ルールによって島原市の【前身】となる湊と【前身】とならなかった島原。名邑代表は湊に委嘱。諫早→平戸→大村の序列は平戸→大村→諫早でも良いかも。そして19世紀枠で福江、富江、茂木を追加した長崎県の【明治の名邑】は計11。茂木びわ食べたい。
名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)-----1908年(人口)
別格市街長崎長崎市長崎38,229長崎市176,480
市街佐世保佐世保市佐世保4,844佐世保市93,051
名邑厳原対馬市厳原7,562厳原町12,587
名邑島原市嶋原※17,593湊町6,746
名邑島原(島原市)島原町5,469
名邑諫早諫早市諫早※4,865諫早町4,051
名邑平戸平戸市平戸※10,775平戸町3,215
名邑大村大村市大村※9,814大村町2,549
19世紀福江五島市福江 8,976福江村9,848
19世紀富江(五島市)富江8,917富江村11,265
19世紀茂木(長崎市)茂木8,653茂木村10,809
嶋原※・・・町村制施行後の島原町、湊町、島原村の境域にあたると思われる。
諫早※・・・町村制施行後の諫早町、諫早村の境域にあたると思われる。
平戸※・・・町村制施行後の平戸町、平戸村の境域にあたると思われる。
大村※・・・町村制施行後の大村町、大村、西大村にあたると思われる。

つづいて「準名邑」
準名邑現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
小浜(雲仙市)小浜第一表6,614小浜村8,690
口之津(南島原市)口之津第一表6,498口之津村11,602
川棚川棚町川棚第一表6,136川棚村7,076
人口的には「名邑」の要件を備えている街が非常に多い長崎県の「準名邑」選びは、難航の末、戸口表第一表に記載され、その人口が5千人以上で、戦前に町制施行の上記三つの街となりました。
以下、「準名邑」に近い街を参考として列挙します。
(参考)現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
時津時津町時津第一表5,407時津村5,307
矢上(長崎市)矢上第一表5,309矢上村6,111
瀬戸(西海市)瀬戸第一表4,978瀬戸村6,511
山口(佐世保市)山口第一表4,940山口村8,505
彼杵東彼杵町彼杵第一表4,676彼杵5,348
有川新上五島町有川第一表4,606有川村7,864
佐々佐々町佐々第一表3,404佐々村5,745
神代(雲仙市)神代第一表3,254神代村3,663
深堀(長崎市)深堀第一表3,167深堀村3,490
早岐(佐世保市)早岐第一表3,046早岐村4,709
西有家(南島原市)西有家村第三表10,012西有家村11,714
南有馬(南島原市)南有馬村第三表8,900南有馬村8,557
加津佐(南島原市)加津佐村第三表7,828加津佐村10,391
深江(南島原市)深江村第三表7,122深江村8,147
千々和(雲仙市)千々石村第三表6,904千々石村8,745
北有馬(南島原市)北有馬村第三表6,662北有馬村7,508
高島(長崎市)高島村第三表6,415高島村3,688
東有家南島原市東有家村第三表6,272東有家村7,462
岐宿(五島市)岐宿村第三表6,123岐宿村8,198
三重(長崎市)三重村第三表6,018三重村7,096
布津(南島原市)布津村第三表5,924布津村6,688
神浦(長崎市)神浦村第三表5,756神浦村6,696
上波佐見波佐見町上波佐見村第三表5,727上波佐見村6,835
南串山(雲仙市)南串山村第三表5,513南串山村6,221
式見(長崎市)式見村第三表5,433式見村6,684
黒崎(長崎市)黒崎村第三表5,424黒崎村6,456
江ノ浦(諫早市)江ノ浦村第三表5,323江ノ浦村5,723
長与長与町長與村第三表5,242長與村5,600

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[99870] 2020年 6月 1日(月)09:08:38【1】白桃 さん
名邑三世代.その25(長野県)
【明治の名邑】
現在は佐久市が飯田市より人口が多くなっていますが、長野県の大きい市を四つ選べと言われたら、大抵の人は、長野、松本、上田、飯田を挙げるのではないでしょうか。その四つが「市街」となっています。名邑筆頭は「大本営」松代、これに上諏訪、飯山が続きますが、名邑代表はコヒガンザクラの高遠に。以下、中野、岩村田、大町、須坂、最後は唯一の「現役町」である福島で計13となります。
名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)-----1908年(人口)
市街長野長野市長野18,222長野市39,242
市街松本松本市松本17,478松本市35,011
市街上田上田市上田15,172上田町23,838
市街飯田飯田市飯田11,672飯田町17,098
名邑松代(長野市)松代7,404松代町8,438
名邑上諏訪諏訪市高島7,204上諏訪町13,405
名邑飯山飯山市飯山6,175飯山町7,462
名邑高遠(伊那市)高遠3,948高遠町4,124
名邑中野中野市中野3,859中野町7,735
名邑岩村田佐久市岩村田3,662岩村田町7,330
名邑大町大町市大町3,515大町5,776
名邑須坂須坂市須坂3,489須坂町7,860
名邑福島木曽町福島3,243福島町4,907

つづいて「準名邑」
準名邑現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
小諸小諸市小諸第一表2,991小諸町8,483
屋代千曲市屋代第一表2,795屋代町3,977
あと9人で小諸が「名邑」を逸したことについて、シマザキさんもフジムラ?さんも至極残念でしょうが、小諸には47~48年前、ああしていれば、ひょっとして???白桃、ほろ苦い、いや、メチャメチャ苦い想い出があります。

(参考)現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
下諏訪下諏訪町下諏訪第一表1,814下諏訪町6,630
塩崎(長野市)塩崎第一表4,539塩崎村5,520
八幡(千曲市)八幡第一表3,850八幡村5,323
小布施小布施町小布施第一表3,224小布施村5,644
赤穂駒ヶ根市赤穂村第一表1,748赤穂村9,660
塩尻塩尻市塩尻第一表1,325塩尻村6,706
伊那伊那市伊那村第三表2,537伊那町※10,498
坂城坂城町坂城村第三表4,015坂城町5,599
喬木喬木村喬木村 第三表5,849喬木村7,552
平野岡谷市平野村第三表5,324平野村12,255
長野県は一筋縄ではいかないところがあって、名邑を「吟味」しきれていません。例えば、伊那町※は、戸口表第一表に記載された坂下(656人)、第二表に記載された西町(519人)、第三表に記載された伊那部村(2,446人)も含まれており、当時の伊那という地の実像を把握できてはいません。

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【大・昭の名邑】=【秀邑】
惜しくも「名邑」になれなかった小諸、(参考)に挙げた岡谷、伊那、下諏訪、赤穂、塩尻が順当に「秀邑」になりましたが、見逃せないのは大正期に製糸業が全盛を迎えた丸子の進出です。
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)-----1950年(人口)
一種二級岡谷岡谷市平野村44,278岡谷市35,520
二種二級伊那伊那市伊那町14,018伊那町23,273
二種三級下諏訪下諏訪町下諏訪町15,608下諏訪町18,798
二種三級丸子(上田市)丸子町12,196丸子町 11,700
二種三級小諸小諸市小諸町11,095小諸町17,039
二種三級赤穂駒ヶ根市赤穂村12,346赤穂町 19,250
二種三級塩尻塩尻市塩尻村7,861塩尻町13,955
準秀邑
辰野辰野町伊那富村10,479辰野町11,679
中箕輪箕輪町中箕輪村9,426中箕輪町12,825
(参考)
篠ノ井 (長野市)篠ノ井町3,409篠ノ井町16,587
軽井沢 軽井沢町東長倉村4,798軽井沢町13,676

注:(人口)は国勢調査人口

【昭・平の名邑】=【卓邑】
屋代が更埴と名を変え、晴れて「卓邑」となったほか、茅野、穂高、東部、辰野、箕輪、戸倉といった比較的若い街や、ちょっと渋めの豊科、坂城が長野県の「卓邑」です。安曇野市の【前身】にDIDのない穂高がなっていることに異論を唱える方もいるでしょうけど、あの、まさに「田園都市」的雰囲気、嫌いではありません。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)-----2000年(人口)
一種一級茅野(7)茅野市茅野市35,220茅野市54,841
一種二級更埴(8)千曲市更埴市32,807更埴市39,402
二種二級穂高(0)安曇野市穂高町19,711穂高町30,966
二種三級東部(7)東御市東部町19,533東部町25,437
二種三級辰野(8)辰野町辰野町19,228辰野町22,407
二種三級豊科(5)(安曇野市)豊科町18,629豊科町27,079
二種三級箕輪(8)箕輪町箕輪町17,495箕輪町25,661
四級坂城(7)坂城町坂城町14,430坂城町16,830
四級戸倉(7)(千曲市)戸倉町13,372戸倉町18,326
(参考)
臼田(4) (佐久市)臼田町15,972臼田町15,962
山ノ内(4)山ノ内町山ノ内町19,645山ノ内町15,900

注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[99865] 2020年 5月 29日(金)08:12:07【3】白桃 さん
名邑三世代.その24(奈良県)
【明治の名邑】
奈良県は非常に簡単に説明できます。「市街」は奈良のみですが、名邑筆頭の郡山も他の名邑を大きく引き離して存在感を示しています。五條、御所、高田は予想通りといったところですが、現在奈良県下最少人口町の下市の「名邑」に驚かれる方もいるでしょう。もちろん、下市に名邑代表になってもらいましょう。話は全く飛んでイスタンブールになってしまいますが、奈良県の野球の強豪高校、天理は天理市、智弁学園は五條市、郡山は大和郡山市、御所実は御所市、高田商は大和高田市…県都奈良市はパット思いつかない。ならしの高校は、奈良市の高校ではありません。(笑)
名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)-----1908年(人口)
市街奈良奈良市奈良22,666奈良市32,732
名邑郡山大和郡山市郡山12,834郡山町13,517
名邑五條五條市五條4,576五條町7,812
名邑御所御所市御所4,244御所町5,280
名邑下市下市町下市4,113下市町9,235
名邑高田大和高田市高田3,834高田町7,787

つづいて「準名邑」
「準名邑」は寺内町として有名な今井と田原本の二つ。
準名邑現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
今井(橿原市)今井第一表2,677今井町3,432
田原本田原本町田原本第一表2,661田原本町3,204

(参考)現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
初瀬(桜井市)初瀬第一表2,466初瀬町4,050
櫟本(天理市)櫟本第一表2,454櫟本町5,137
三輪(桜井市)三輪第一表2,453三輪町3,978
桜井桜井市桜井第一表2197桜井町5201
龍田斑鳩町龍田第一表2,158龍田町4,060
上市(吉野町)上市第一表2,105上市町2,797
松山(宇陀市)松山第一表1,905松山町2,217
榛原宇陀市萩原第一表1,733榛原町5,023
八木(橿原市)八木第一表1,553八木町4,042
丹波市天理市丹波市第一表1,414丹波市町9,992
高取高取町土佐第一表545高取町3,557
龍田がでたところで・・・
ちはやふる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは
・・・の歌や落語、竜田揚げで有名な竜田川ですが、当時の竜田川は王寺より下流の大和川本流を指していたらしい。
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【大・昭の名邑】=【秀邑】
奈良県の【秀邑】は丹波市、桜井、大淀、畝傍の四つですが、橿原市の【前身町】を畝傍とすることに大いなる違和感を覚える方も多いでしょうね。
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)-----1950年(人口)
二種三級丹波市天理市丹波市町10,302丹波市町19,046
二種三級桜井桜井市桜井町6,390桜井町16,659
二種三級大淀大淀町大淀村9,217大淀町13,932
二種三級畝傍橿原市白橿村7,098畝傍町11,290
(参考)
大宇陀 (宇陀市)松山町1,898大宇陀町12,347
十津川十津川村十津川村13,157 十津川村12,145
斑鳩斑鳩町龍田町3,694斑鳩町10,589
二階堂 (天理市)二階堂村7,423二階堂村10,031
丹波市が「秀邑」になったことを記念して作られた歌が「丹波市の男」。
♪タンバイッチまん、タンバイッチまん、おいらは街のお道化者~~→かなり苦しいウソ('◇')ゞ
注:(人口)は国勢調査人口

【昭・平の名邑】=【卓邑】
ようやく、生駒と香芝が出てきます。
「アンナ、オカンが言うには、奈良県には秀邑にも卓邑にもなっていないけど、あと二つ、新しく出来た市があるって言うやけど、どうも名前を思い出せないって。ひとつは、阪神にそんな名前の選手がいて、タイマがとなりにあったけど、何の問題にもならんかったらしい。ナンデモ、新しい市の名前と読み方が同じ『ひらがな町』が和歌山県にあるらしい。もうひとつは、四国の大都会にある駅と同名の駅があって、新しい市名が山本リンダの♪狙い撃ち、の中でやたらと連呼されるらしい。」----そういうお母さんをお持ちの方は(参考)をご覧あれ。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)-----2000年(人口)
一種二級生駒(8)生駒市生駒町23,138生駒市112,830
一種二級香芝(7)香芝市香芝町15,009香芝市63,487
二種二級田原本(8) 田原本町田原本町19,769田原本町32,934
二種二級広陵(7)広陵町広陵町15,598広陵町31,444
二種三級斑鳩(7)斑鳩町斑鳩町10,657斑鳩町28,566
四種王寺(9)王寺町王寺町9,507王寺町23,782
四種三郷(7)三郷町三郷村6,723三郷町23,977
四種上牧(6)上牧町上牧村4,134上牧町24,005
(参考)
平群(3)平群町平群村6,141平群町20,497
河合(4)河合町河合村6,546河合町20,126
新庄(2)葛城市新庄町10,049新庄町19,454
榛原(3) 宇陀市榛原町12,934榛原町19,438
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[99840] 2020年 5月 25日(月)23:18:11【1】白桃 さん
2020年国勢調査
本題前に:
グリグリさん、メンテナンス作業お疲れ様でした。正直言って、文字が陽炎の如く感じますが、そのうち慣れるでしょう。
[99838]サヌカイト さん
投稿の時刻の横にある【1】【3】はどういった意味でしょうか。
これは、書き込みの訂正回数です。訂正が多い白桃が言うのも気が引けるのですが、なるべく訂正しないようにしましょう。※と言っているにもかかわらず、下の文章の中で西予市を東温市に訂正しました。恥ずかしい…
ここから本題
総務相が「2020年国勢調査の延期は考えていない。」と発言しているので、予定通り行われるものと思います。欲を言えば、遅くとも半年後には確定値を公表してもらいたいものです。
さて、100年の節目を迎える国勢調査、[99834]では都道府県内「最少人口記録市」についても触れましたが、「ことば足らず」等のところがあり追補しておきます。
2015年に最少人口を記録した道府県は、2020年に記録更新があるのは確実です。また、2020年に最下位が交替するかもしれないのは、記録更新の期待?がかかる青森、山梨以外に、茨城があります。
茨城県も、最下位交替だけではなく、県の記録も50年ぶりに更新されそうです。

県記録:下妻市・・・27,699(1970年)
5月1日現在推計人口前回国調からの減少数
潮来市(前回最下位)27,603-1,508
高萩市27,593-2,045

この他に県記録の更新が確定的なのが、富山県(1970年滑川市→小矢部市)と大分県(2000年竹田市→津久見市)で、更新が微妙なのが、福島県(1940年平市vs本宮市)、鳥取県(1960年境港市vs境港市)、広島県(2000年庄原市vs江田島市)、長崎県(2005年松浦市vs松浦市)です。

「最下位が交替するかもしれない」のは、上述の茨城県と青森県【平川市(前回最下位)vsつがる市】、山梨県【上野原市(前回最下位)vs大月市】ですが、「最下位が交替するかもしれない」ではなく、「ほぼ間違いなく最下位が交替する」のが、埼玉県(白岡市→幸手市)と愛媛県(東温市→八幡浜市)です。

さて、香川県の最下位獲得最多記録は善通寺市の11回ですが、順当にいけば2065年に東かがわ市が破ることになります。今から45年も先のことなので、白桃はこの世にいないでしょうが、丸亀市が1920年に作った香川県記録24,480人を、10年後の2030年に東かがわ市が110年ぶりに破るのをこの目で確認するかもしれません。('◇')ゞ
[99834] 2020年 5月 24日(日)10:25:01白桃 さん
都道府県内最下位最多獲得市と最少人口記録市
[99815][99828]の記事に関するデータを以下に掲載します。新設合併前の記録は法人格が違うので、現行の市とは別の市とする、という杓子定規的な考えにたって、[99828]では「現役」の市とその記録(回数)を書き込みましたが、「【前身市】の罪?(記録)は、現行の市に帰する」という考えに基づき、(私見ですが)事実上の記録となっています。なお、表中に市名※とあるのは、新設合併前の【前身市】の記録です。また、(市名×)は消滅市です。
また、ここでは、都道府県内での最少人口記録市も掲載しました。2015年に最少人口を記録した道府県は、2020年に記録更新があるのは確実です。また、2020年に最下位が交替するかもしれないのは、記録更新の期待?がかかる青森、山梨以外に、茨城があります。

都道府県最下位最多獲得市(回数)------最少人口記録市(人口)(調査年)
北海道歌志内11歌志内3,5852015年
青森県弘前※7平川32,1062015年2020年に最下位交替の可能性
岩手県陸前高田13陸前高田19,7582015年
宮城県角田11角田30,1802015年
秋田県由利本荘※(本荘)4にかほ25,3242015年
男鹿※4
山形県尾花沢12尾花沢16,9532015年
福島県二本松※1030,1261940年
茨城県下妻5下妻27,6991970年
笠間※5
栃木県(日光×)8日光16,3792005年
群馬県安中※8高崎36,7921920年
埼玉県川越3狭山31,3411955年
鴻巣3
日高3
千葉県勝浦12勝浦19,2482015年
東京都羽村5福生37,9381970年
神奈川県南足柄9三浦36,3581955年
新潟県佐渡※(両津)10両津17,3942000年
富山県滑川10滑川30,0391970年
石川県珠洲9珠洲14,6252015年
福井県勝山12勝山24,1252015年
山梨県甲州※(塩山)10上野原24,8052015年2020年に最下位交替の可能性
長野県飯山8飯山21,4382015年
岐阜県美濃12美濃20,7602015年
静岡県(天竜×)8下田22,9162015年
愛知県高浜6津島30,6081950年
三重県熊野(注)11熊野17,3222015年
滋賀県東近江※(八日市)10八日市29,4371965年
京都府宮津13宮津18,4262015年
大阪府四條畷7富田林30,3991950年
兵庫県相生5養父24,2882015年
三田5
奈良県五條8御所26,8682015年
和歌山県御坊12御坊24,8012015年
鳥取県境港12境港32,7141960年
島根県江津11江津24,4682015年
岡山県高梁※7新見24,5762000年
広島県庄原※9庄原21,3702000年
山口県美祢(注)10美祢17,7542005年
徳島県小松島10三好26,8362015年
香川県善通寺11丸亀24,4801920年
愛媛県伊予※5北條27,7361965年
高知県土佐清水8室戸13,5242015年
福岡県嘉麻※(山田)11山田11,0342005年
佐賀県多久11多久19,7492015年
長崎県松浦※9松浦21,2212005年
熊本県(牛深×)10牛深16,6092015年
大分県豊後高田※6竹田17,4892000年
宮崎県串間8串間18,7792015年
鹿児島県西之表8垂水15,5202015年
沖縄県(石川×)11石川15,7611970年
(注):
熊野は、「前身」の熊野市時代に9回、現行の熊野市で2回記録しています。
美祢は、「前身」の美祢市時代に8回、現行の美祢市で2回記録しています。
[99828] 2020年 5月 22日(金)13:08:20白桃 さん
白桃の各回国勢調査都道府県内最少人口罪最多獲得市捕物控(第二話)
[99815]のつづきです。
白桃親分の取り調べを受けた会津の若松。最初のうちは、「それは、若松と名乗っていたころの話で、今の私には関係ありません。」とか、「その罰を受けるなら、二本松の菊次郎じゃございませんか。」などとグジグジ言っていたが、もともと生真面目で、会津の「什の掟」~ならぬことはならぬものです~を心得ている若松は、「正直に言えば、『起き上がれない小法師』程度のごくごく軽い刑で終わらせてやろう。」という親分の甘い言葉、・・・これを「司法取引」というのだろうか?・・・もあって陸前高田一味の全貌を白日の下に晒したのでした。
以下に、一味全員の名と、主だったものに与えられた刑の名称を記す。
13犯陸前高田お咎めなし
宮津天橋立又覘きの刑
12犯尾花沢スイカ割りの刑
勝浦おせんころがしの刑
勝山アチャコ恐竜の刑
美濃ミノ虫の刑
御坊ごぼう抜きの刑
境港ヌリカベの刑
11犯歌志内歌しないの刑
角田ロケット打ち上げ失敗の刑
江津江戸から一番遠いの刑
善通寺お咎めなし(寺社奉行管轄)
多久青しまうり漬けの刑
10犯滑川滑り止めの刑
小松島お咎めなし
9犯: 南足柄、珠洲
8犯: 飯山、五條、土佐清水、串間、西之表
7犯: 四條畷
6犯: 高浜
5犯: 三沢&黒石、下妻 、羽村、相生&三田
4犯: 尾道、佐世保
3犯: にかほ、足利、沼田、川越&鴻巣&日高、 沼津&下田、米原 、美作、東温、水俣、中津&津久見
2犯: 福島&会津若松&本宮、新発田&加茂、上野原、熊野&四日市&鳥羽、美祢、豊前、南城
浦安の安「ねぇ、親分、いまだに良く分かんねぇんですが、こいつら、いったい何をやらかしたんで?」
白桃「ま、安がわかんねぇのも無理はない。住んでいる世界が違うから。安の知らない世界では、別の「縄張り」ができていて、それぞれのシマを国とか藩というかわりに県とか府とかと言っている。で、同じシマの中にいくつかの派手で目立った街、があると思いねぇ。それを市、と呼ぶのだが、五年おきにある、でっけぇ人別改めで、そのシマの市の中で一番少なかったところに、人別改めごとにバツを付ける。そのバツが同じシマの中で一番多いのを書き留めたのが、上の「鳴門きんとき秘帳」というわけだ。」(い、いつの間に「鳴門きんとき秘帳」なる名が付いた???)
安「まだ、わかんねぇが、それは置いとくとして、その人別改めで、ケツを食らうっていうのは悪いことですかい。別に他人様に迷惑をかけるようなことじゃ、ないのでは?」
白桃「オメェの言うとおりだが、バツが付いたら、みっともないことは違ぇねぇ。そのバツの数を数えるスキ者がいて、そいつが事件に仕立て上げるのさ。」
安「それにしても、一番罪が重そうな陸前高田はお咎めなしで、他も、あんまりキツそうな刑じゃなさそうですね。」
白桃「そりゃそうさ。こいつらの中で、ちょいワルは、熊野と美祢ぐらいで、会津の若松にしたって名前を変更しただけで正体までは変えていない。こいつらは、みんな正直者なのさ。陸前高田なんざ、あまりにも可哀想で同情するぜ。本当のワルは、佐渡や甲州のように、名前も正体も変えて、昔のことをかくしているのとか、二本松の菊次郎のように「代替わり」を装っていやがるヤツさ。それと、名跡を譲る代わりに今市にかくまわれている日光とか、バツ8の天竜を隠している浜松なんか許せねぇ。日光なんぞ、『三猿の刑』をくらわしたい、浜松は隠蔽の咎で『うなぎ蒲焼の刑』にしたいよ、まったく・・・」
と、憤懣やるかたない様子の白桃親分。が、お話はココまで。~おわり
[99815] 2020年 5月 20日(水)19:24:14【1】白桃 さん
白桃の各回国勢調査都道府県内最少人口罪最多獲得市捕物控(第一話)
ここんとこ、十番勝負感想の中に過去を振り返るものが散見されます。十番勝負においては、殆ど予習・復習をしない白桃なんで、あまり過去を振り返ることもないのですが、
[99803]勿来丸 さん
#各参加者が初めてメダルを取った市、初めて手に入れた領地、なんてものも知りたいです。
これだけは忘れておりません。
第一回の問一で
お題が
沼田市、日高市、美濃市、養父市、境港市
で想定解数が47とくれば、もうあれしかない。当然共通項は「都道府県内で人口の最も少ない市」なので、善通寺で答え、金メダルを頂きました。ただ、幸いなことに、当時は善通寺より東かがわの人口が多かったので即答しましたが、もし、現在の状態ならば、「東かがわ」で答えるのを躊躇したのでは、と思います。また、当時の白桃は今ほど十番勝負に関心を持っておらず、一瞥してわからなければ、それ以上問題を考えるなんてことはしませんでしたので、第一回で答えたのは、もう一つ(観音寺でこれも金)だけでした。

~~ここから妄想が広がります~~

浦安の安(五郎)「白桃親分、テェヘンダ、グリグリの旦那が、こいつらの一味を大至急しょっぴいて来いって。」
見ると、書きつけには
陸前高田、川越、鴻巣、三田、小松島
と書いてある。
白桃「安よぉ、グリグリの旦那は、佐渡や甲州のことは何にも言ってなかったか?」
安「へぇ、それがねぇ、あいつらには、現場不在の証があるので手出しできない、とか、法人格がどうのこうのと口ごもっていました。」
白桃「わかった。安、ちょいと善通寺を連れてきな。」
善通寺「親分、ご無沙汰しております。何かご用で。」
白桃「久しぶりだな。ちょっと昔のことをほじくりかえしてすまねぇが、おめぇ、こいつらの仲間じゃないか?」
善通寺「・・・親分もうご勘弁を。讃岐の国で11回もケツをくらったことが今でも響いてるんですか。今は、改心しておりますですが・・・。そりゃぁ、東かがわの若造にはアタマにきて、ガツンとやって、ついでに、和三盆をちょっくらかっぱらってきましたが、それが何か。ああ、そうや、東かがわのヤツこそ、こいつらの仲間じゃないんナ?・・・(ところどころ讃岐弁)。アイツはあれからおとなしくなって、ふうが悪いけん、三本松の街も歩けん、とかなんとか言ってましたが。」
白桃「東かがわは、今のところ、この一件にはかかわっていない。それより、アンマリ無茶をするとお大師サンにも申し開きができないのではないか。もう少し、東かがわのこともいたわってやれ。誠を尽くせ、尽誠は学園ダ。」
安「親分、何を言ってるのか良くわからねぇが、善通寺は帰していいんですか?」
白桃「いいよ。アイツは一味には違ぇないが、今回ばかりは見逃してやろう。それより、安!次は、会津の若松を連れてきな。」~~つづく
[99800] 2020年 5月 19日(火)15:34:50白桃 さん
名邑三世代.その23(新潟県・後編)
【秀邑】(大・昭の名邑)
新潟県の「秀邑」は、「準名邑」であった葛塚(豊栄市の前身)に、[99788]千本桜さんの、
「荒い(新井)海を六日(六日)も漕いで(小出)」
プラス堀之内の五つで、佐渡の両津は「準秀邑」にもなっていません。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)---1950年(人口)
二種三級新井妙高市新井町7,050新井町11,884
二種三級葛塚(新潟市)葛塚町7,034葛塚町10,293
二種三級六日南魚沼市六日町 6,824六日町10,361
二種三級小出魚沼市小出町5,998小出町10,267
二種三級堀之内(魚沼市)堀之内村7,539堀之内町12,667
準秀邑
宮内(長岡市)上組村7,837 宮内町12,784
(参考)
両津佐渡市両津町6,507両津町9,402
内野(新潟市)内野村4,958内野町10,274
青海(糸魚川市)青海村3,686青海町12,208
中之島(長岡市)中之島村11,349中之島村14,056
板倉(上越市)板倉村10,172板倉村11,838
黒埼(新潟市)黒埼村9,410黒埼村13,440
安田(阿賀野市)安田村7,357安田村10,648
注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【卓邑】(昭・平の名邑)
「昭・平の名邑」、すなわち「卓邑」になってやっと両津が登場します。もっとも、2000年国調時の時点で市になっていれば自動的に「卓邑」となりますので、あまり威張れたものではありません。もし、両津が市になっていなければ、2000年国調人口が2万人をきっているので、二種ではなく四種の「卓邑」だったのです。青海は企業城下町、分水の分身、いや、【前身】は地蔵堂、西川の【前身】は曽根ですから、新潟の主要な街は、大体、落ち着くところに落ち着いた、という感じですかね…
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)---2000年(人口)
一種三級両津(9)佐渡市両津市28,892両津市17,394
二種三級塩沢(0)(南魚沼市)塩沢町24,827塩沢町20,561
二種三級吉田(9)(燕市)吉田町18,782吉田町25,136
二種三級黒埼(7)(新潟市)黒埼村14,174黒埼町25,893
四種青海(9)(糸魚川市)青海町17,221青海町10,160
四種分水(9)(燕市)分水町16,285分水町15,681
四種西川(7)(新潟市)西川町8,474西川町12,365
(参考)
津南(0) 津南町津南町20,072津南町12,389
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「卓邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
注3:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[99786] 2020年 5月 18日(月)11:51:03白桃 さん
名邑三世代.その22(新潟県・中編)
31もある新潟県の【明治の名邑】を現在の自治体ごとに整理すると以下のようになります。これを見て、アソコが入ってない、どうして?と思われる方がいれば私は嬉しいのです。
市町名---名邑
新潟市新潟、沼垂、白根、巻、亀田、小須戸、新津
長岡市長岡、与板、寺泊、栃尾
上越市高田、直江津
新発田市新発田
三条市三条
柏崎市柏崎
燕市
村上市村上
南魚沼市
佐渡市相川、小木
十日町市十日
五泉市村松、五泉
糸魚川市糸魚川
阿賀野市水原
見附市見附、今
魚沼市
小千谷市小千谷
妙高市
胎内市中条
加茂市加茂
出雲崎町出雲崎

入ってないところは、はたして「準名邑」となっているのでしょうか?
準名邑現自治体-----1886年戸口表 人口---1908年人口
地蔵堂(燕市)地蔵堂町第一表2,832地蔵堂町4,011
岩船(村上市)岩船町第一表2,824岩船町3,636
両津佐渡市湊町第一表1,924両津町※5,512
第一表1,497(両津町)
葛塚(新潟市)葛塚村第一表2,750葛塚町8,128
片貝(小千谷市)片貝村第一表4,953片貝村6,638
吉田(燕市)吉田村第一表4,039吉田村 7,556
柿崎(上越市)柿崎村第一表3,580柿崎村8,294
曽根(新潟市)曽根村第一表3,006曽根村3,850
両津町※---1901年に湊町、夷町と加茂歌代村の一部で新設

「準名邑」にも入っていなければ、多分以下にあるでしょう。
(参考)現自治体-----1886年戸口表人口---1908年人口
津川阿賀町津川町第一表2,321津川町3,250
河原田(佐渡市)川原田第一表2,235河原田町2,320
塩沢(南魚沼市)塩沢村第一表1,990塩沢町6,794
小出魚沼市小出島村第一表1,885小出町5,227
六日南魚沼市六日町村第一表1,831六日町6,813
名立(上越市)名立大町村第一表1,147名立町2,124
瀬波(村上市)瀬波町第一表1,117瀬波町1,885
内野(新潟市)内野村第一表2,837内野村6,049
黒埼(新潟市)金巻村第一表2,501黒埼村10,129
真野(佐渡市)新町第一表1,293真野村7,295
新井妙高市新井村第三表2,684新井町7,250
石地(柏崎市)石地村第三表2,079石地町3,944
能生(糸魚川市)能生町村第三表1,895能生町3,884
沢根(佐渡市)五十里村第三表1,352沢根町3,751
高浜(柏崎市)宮川村第三表1,423高浜町※3,126
椎谷町第一表1,098(高浜町)
仙田(十日町市)仙田村第三表5,741仙田村5,410
中條(十日町市)中條村第三表3,967中條村7,355
横越(新潟市)横越村第三表3,401横越村8,000
高浜町※---1901年椎谷町と宮川町で新設

注1:表中1886年の人口は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の人口は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「準名邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[99780] 2020年 5月 17日(日)16:03:03白桃 さん
スワ!白桃、十番勝負から引退か?
細菌はウイルスと違って、
もとい。最近は昔と違って、得意の左四つに組めても技が出てこなくなった、と関脇・長谷川が引退会見で語ったかどうか知りませんが、今の白桃がまさにそれであります。もともと、出足も悪く、詰めも甘かったのですが、それにしても今回、それほど難しい問題が無かったのに反応があまりにも鈍かった。
一日目
十番勝負開始から五時間たって、ようやく問五【動物名(鹿)の市および町村があった市】を解答。さて、問五ですが、答える際に「数があわない」とほざきました。数があわなかった理由は菊池市を抜かしていたからですが、菊池町時代に菊鹿村(当時)と境界変更があっただけなのですね。その菊池市を該当市とすることについて、全面的に賛同しかねますが、菊池市を解答したさざ波さんには敬意を表します。

問四【市制施行日が1954年の市】
1954年は「昭和の大合併」の真っ盛り、と言っても、第54回十番勝負に出題されるとは予測していませんでした。リセット鹿沼に引っ掛かりました。

問二【二つの町からなる市(市制施行時およびその後の合併を含め2町が合体)】
問題番号が大きなヒントになっていたのだと思いますが、グリグリさんも「共通項の説明表現が難しい」と仰っているように、解けてもあんまりスッキリした気分になれませんでした。

二日目
問一【市役所の住所に「中央」の文字がある市】
ウラのウラのウラのウラをかかれた問題でした。几帳面で慎重かつ繊細な白桃→(多分ウソ)には、誰か数人が正解をした後でなければ解けるものではありませんでした。('◇')ゞ

問八【一文字の市に隣接する市】
初歩的隣接問題に苦戦するとは。

問九【隣接する市区町村の中で最も人口の少ない市】→これは勿来丸さんの【自市より人口の多い市区町村とのみ隣接する市】の方がわかりやすい。
今回メダルを獲れたとすれば、この問題でした。言い訳ですが、お題の淡路市は現在、洲本市より多くなっています。ついつい、10月1日推計人口のことを忘れていました。

問十【同一都道府県内の市と町と村にのみ隣接する市】
お題と非該当にあった高知県の市を見ているうち、ようやく分かりました。

問六【都道府県の中で東端西端の経度差が一番大きい市】を誤答
当初、「都道府県の中で市役所から市内最高点までの距離が一番長い市」を考えていました。誤答は致し方ありませんが、高松での誤答は痛い。あゝ痛い。
※二日目は頑張るもここまで
※三日目:沈黙のパレード
四日目
問六を解く。「日本の東西南北端点の経度緯度(都道府県、市区町村別を含む)【国土地理院】」見ても、60進法の引き算が面倒でした。そこで、今回初めて「一目瞭然」「簡単明瞭」「唯一無二」「超超安易」「県内四市」「市盗無視」の忍法トットリの術を使いました。(笑)

五日目
問三【今年、市長選挙が行われた市(無投票を含む)】
朝、目覚めて、アレでないか!と気が付き、あわててパソコンを開けました。確証を得て口ずさんだのが、なぜか伊東ゆかりさんの♪「朝のくちづけ」。選挙問題には毎度苦戦します。
※ヒントが出ます。
ヒント直後、
問七【美しい日本のむら景観百選のある市】にやっとたどりつく。
ぺとぺとさんが「数はぴったり合いました。」って仰っていたので、「赤穂47士(市)」ではなく、スタンダードな問題とは分かっていたのですが、念のため、都道府県庁所在市に、○○が一番近い市、を探すこと数十回の時間浪費。でも、町村ヒントで美瑛が出ていなければ、あだまだ解けていなかったでしょう。

最近は、これはアノ手の問題、それはソノ手の問題という、問題を見極める力というか勘が衰えています。今回、完答順位が4位と言っても、ヒント後の完答ですから上位3名とは大きな開きがあります。唯一の救いは念願の総社を盗れたことです。
で、ソロソロ引退かって?
とんでもありません。今回の敗因は次の通りはっきりしています。
1.ステイ・ホームの追風は私には殆ど関係なかった事。(バイト中でも、家にいるのと同じ環境下にあります。→マル秘)
2.期間中、一切お酒を飲まなかったこと。(別に体調が悪かったワケではありません。通院日の2週間前からは飲まないようにしています。→極秘)

最後になりましたが、グリグリさんには今回も苦しめさせていただきましたこと、御礼申し上げます。次回もお手柔らかにお願いします。
[99762] 2020年 5月 16日(土)13:20:13【1】白桃 さん
名邑三世代.その21(新潟県・前編)
【明治の名邑】
明治期の新潟県の人口の多さについては今さら言及するまでもありませんが、「明治の名邑」の数31は、他府県を圧倒して文句なしの全国一位です。
新潟は「別格市街」、高田、長岡に加え新発田も「市街」。新発田が「市街」なら三条もか、と予測していましたが、そうではありませんでした。その三条を押さえて、「名邑」筆頭はなんと相川。村上、小千谷、柏崎と続く名邑で異彩を放つのが沼垂。沼垂(渟足)の柵というのが日本史の教科書に出ていたような気もしますが、古くは、新潟と喧嘩、反目するほどの相当な湊町であったようです。直江津、村松、十日(町)と続いて、次に入るのが与板。直江家に養子に入った(樋口)兼続はここに住んでいたのだろうか?あまり知られていない与板の次は、お節料理買い出しツアー
で名高い寺泊。糸魚川、「越後の小京都」の加茂、そして、♪えち~ごのエキでいずもざき?、数ある名邑の中で現在も自治体名として残る最も寂れたマチ、出雲崎に名邑代表を。出雲崎には「明日がなかったさ」かも。白根、五泉、水原、見附、燕、そう言えば、♪越冬つばめ、は越後の燕で冬を越す???、消滅した一文字町・巻、あられの亀田、とまだまだ続きます。相川に次ぐ佐渡の名邑は小木。栃尾、小須戸、新津、中条、最後が今。だらだら書いているだけで疲れます。よせば良かった?('◇')ゞ
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)---1908年(人口)
別格市街新潟新潟市新潟40,778新潟市61,616
市街高田上越市高田24,511高田町◎28,021
市街長岡長岡市長岡16,152長岡市35,376
市街新発田新発田市新発田10,527新発田町18,307
名邑相川(佐渡市)相川10,704相川町10,849
名邑三条三条市三條町8,953三條町※14,777
(三条市)一ノ木戸村3,609(三條町)
名邑村上村上市村上※10,805村上町8,234
名邑柏崎柏崎市柏崎町8,345柏崎町9,383
名邑沼垂(新潟市)沼垂8,774沼垂町11,869
名邑直江津(上越市)直江津町7,353直江津町12,686
名邑村松(五泉市)村松町7,190村松町8,963
名邑十日十日町市十日町村5,531十日町7,249
名邑与板(長岡市)与板5,442与板町6,107
名邑寺泊(長岡市)寺泊町5,420寺泊町11,644
名邑糸魚川糸魚川市糸魚川5,275糸魚川町8,085
名邑加茂加茂市加茂町5,109加茂町※14,836
(加茂市)上條村3,714(加茂市)
名邑出雲崎出雲崎町出雲崎5,093出雲崎町※10,135
(出雲崎町)尼瀬2,785(出雲崎町)
名邑白根(新潟市)白根町4,908白根町7,511
名邑五泉五泉市五泉町4,834五泉町11,230
名邑水原阿賀野市水原町4,128水原町8,371
名邑見附見附市見附4,066見附町8,205
名邑燕市燕町3,980燕町4,518
名邑(新潟市)巻村3,975巻町6,138
名邑亀田(新潟市)亀田町3,876亀田町8,716
名邑小木(佐渡市)小木町3,819小木町6,338
名邑栃尾(長岡市)栃尾町村3,721橡尾町〇6,203
名邑小須戸(新潟市)小須戸町3,451小須戸町8,643
名邑新津(新潟市)新津村3,446新津町10,232
名邑中条胎内市中條町3,137中條町8,749
名邑(見附市)今町新田3,107今町3,845
高田町◎:1911年に高田市に
橡尾町〇:1911年に栃尾町に改称
村上※10,805人:町村制施行後の村上町と村上本町の区域を併せた人口
三條町※、加茂町※、出雲崎町※は、それぞれ「戸口表」第一表に記載されている一ノ木戸村、上條村、尼瀬を併合しています。

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[99748] 2020年 5月 15日(金)09:50:01白桃 さん
名邑三世代.その20(兵庫県・後編)
【秀邑】(大・昭の名邑)
兵庫県の「秀邑」は、この期に市制施行した相生、芦屋、加古川に、後に市となる小野、川西、「昭和の合併」で明石に吸収される大久保、二見、現在なお「町」のままの中、「村」でありながら名を連ねる鳴尾と、結構バライティに富んだ九つの街。相生は1920年当時は「おお(あう)」であり、広島の因島同様、人口変動が激しいのです。因島との共通点は「造船の町」。芦屋は「町」を飛び越えて市制施行。ついに「町」にもならず西宮に吸収された鳴尾は、甲子園が出来る前には高校野球のメッカでありました。
一種二級相生相生市相生町15,408相生市27,528
一種二級芦屋芦屋市精道村11,151芦屋市42,951
一種三級加古川加古川市加古川町7,483加古川市49,832
二種三級小野小野市小野町5,805小野町10,326
二種三級川西川西市川西村8,053川西町24,146
二種三級大久保(明石市)大久保村7,880大久保町24,713
二種三級多可町中村7,510中町11,613
二種三級二見(明石市)二見村5,050二見町10,683
三種三級鳴尾(西宮市)鳴尾村7,190鳴尾村33,812

参考として、「準秀邑」にもなれなかったのは以下の通り。生野はあと521人いたら、小浜はもう半年前に「町」となっていれば・・・タラ・レバの話。
名称現自治体-----1920年(人口)---1950年(人口)
生野(朝来市)生野町8,069生野町9,489
西脇西脇市西脇町4,603西脇町15,066
本庄(神戸市)本庄村6,140本庄村13,538
魚住(明石市)魚住村5,727魚住村10,973
小浜宝塚市小浜村5,513小浜村15,090
良元(宝塚市)良元村4,640良元村21,687

注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【卓邑】(昭・平の名邑)
兵庫県の「卓邑」は以下の12。(参考)に掲げた氷上は、2000年に2万人をキープしていれば「卓邑」になれたのに、猪名川は同年の人口が3万人にのっていたら「準卓邑」でした。これは、レバ・タラの話。
卓邑名称現自治体-----1960年(人口)---2000年(人口)
一種一級宝塚(9)宝塚市宝塚市66,491宝塚市213,037
一種一級三田(9)三田市三田市32,528三田市111,737
一種二級西脇(9)西脇市西脇市42,238西脇市37,768
一種二級加西(7)加西市北條町23,294加西市51,104
二種二級稲美(0)稲美町稲美町18,525稲美町32,054
二種三級山崎(9)宍粟市山崎町27,243山崎町25,971
二種三級社(0)加東市社町17,966社町21,545
二種三級太子(6)太子町太子町14,296太子町31,960
二種三級夢前(0)(姫路市)夢前町13,649夢前町21,952
四種香住(7)香美町 香住町17,369香住町13,998
四種日高(7)(豊岡市)日高町21,685日高町18,410
四種播磨(6)播磨町阿閇村8,814播磨町33,766
(参考)
猪名川(4)猪名川町猪名川町7,178 猪名川町29,094
氷上(0) 丹波市氷上町20,802氷上町19,299

注1:(人口)は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「卓邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
注3:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[99737] 2020年 5月 13日(水)23:35:38白桃 さん
Re:速報が出た
[99735]ピーくん さん
ようやく広島県から推計人口が発表されました。37年ぶりに280万人割れました。
一昨日だか昨日だか、広島県の担当部署に訊いたら「今週の木曜日に公表予定」と仰っていたのですが、一日早まったようですね。
例年、地方の県庁所在都市や大学の多い都市においては、四月一日現在推計人口がかなり落ち込み、五月一日現在推計人口である程度復原するのですが、本年は新型コロナの影響を受けて様相が異なるかもしれません。

日野市が19万人に仲間入り流山市が東広島市抜き去る。
流山の人口増加が飛びぬけているだけで、東広島も順調に人口を伸ばしています。五年後の国勢調査の頃はどうなっているのか予測はできませんが、当分の間は安泰でしょう。
[99731] 2020年 5月 13日(水)12:41:56白桃 さん
名邑三世代.その19(兵庫県・前編)
このシリーズ、都道府県を逆五十音順に吟味しているのですが、47都道府県を逆五十音順にスラスラ言える方がいたら、私は尊敬します。それはともかく、このシリーズ次回十番勝負までに終わるのかどうか・・・。
【明治の名邑】
兵庫県の「明治の名邑」は二十二もあります。神~戸、♪そして神戸はもちろん「特選市街」。「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(以下「戸口表」)には「神戸」と「葺合」が第一表に掲載されています。「市街」は姫路、明石、尼ヶ崎、西宮の四都市。明石ですが、「戸口表」には「明石」以外に「大蔵谷」「王子」が第一表に出てきます。名邑筆頭は洲本。続いて二枚目は同じ淡路勢の由良。♪由良由良ゆれる初恋のもどかしさ~、「わたしの城下町」ではありませんが、洲本にお城が戻るまで、いっとき城下町だったそうな。地味ながらお目出度そうな高砂、柳行李の豊岡、♪赤とんぼの龍野、黒田官兵衛が閉じ込められた伊丹、また淡路の福良が続き、兵庫の名邑代表出石。伊豆市ではありません。脱線しますが、「名邑代表」って意味あるのか、選出規準はあるのか、って訊かれたら、こう答えます。「何もありま温せん。ただ、私好みの今はショボクレタ街を選んでいます。行き当たりばったりに決めていますが、香川県だけは既に決まっております(笑)」。続いて渋めの網干。私、小さい頃「あぼし」って、煮干か梅干の親戚かと思ってました。そして、今は橋下の街となった岩屋、デカンショ篠山、メガネのミキじゃなくて金物の三木、♪恋のしずく…恋のしづき(志筑)、個人的には忘れることが出来ない飾磨、浪士協調の赤穂(「戸口表」第一表には「加里屋」の他に「上仮谷」と「中村」も記載されている)、御影石より御影郷(美酒)の御影、シンガリはホタルイカ浜坂。名邑ザックザクの兵庫です。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)---1908年(人口)
特選市街神戸神戸市神戸80,446神戸市378,197
葺合5,418(神戸市)
市街姫路姫路市姫路22,677姫路市41,028
市街明石明石市明石18,587明石町25,951
大蔵谷3,013(明石町)
市街尼ヶ崎尼崎市尼ヶ崎12,742尼ヶ崎町19,888
市街西宮西宮市西ノ宮11,932西宮町18,396
名邑洲本洲本市洲本8,948洲本町9,302
名邑由良(洲本市)由良7,069由良町10,146
名邑高砂高砂市高砂6,519高砂町7,679
名邑豊岡豊岡市豊岡6,325豊岡町7,774
名邑龍野たつの市龍野5,840龍野町6,952
名邑伊丹伊丹市伊丹5,816伊丹町9,641
名邑福良南あわじ市福良5,771福良町6,848
名邑出石(豊岡市)出石5,253出石町5,264
名邑網干(姫路市)網干5,170網干町8,429
名邑岩屋(淡路市)岩屋4,886岩屋町6,870
名邑篠山丹波篠山市篠山4,884篠山町7,390
名邑三木三木市三木4,877三木町5,643
名邑志筑淡路市志筑4,548志筑町5,420
名邑飾磨(姫路市)飾萬津4,327飾磨町6,222
名邑赤穂※赤穂市加里屋3,865赤穂町6,793
名邑御影(神戸市)御影3,664御影町7,467
名邑浜坂新温泉町浜阪3,496浜坂町6,420

続いて「準名邑」
「戸口表」人口が三千人に僅かながら届かなかったのが、柏原(かいばら)、三田(さんだ)、生野(いくの)。なお、三田市の前身は三田ではなく三輪です。明治期に町になれなかった(ならなかった)のが曽根と今津。惜しいかな曽根の町制施行は1913年(大正2年)。
名称現自治体-----1886年戸口表人口---1908年人口
柏原(丹波市)柏原第一表2,982柏原町5,105
三田(三田市)三田第一表2,976三田町3,781
生野(朝来市)生野第一表2,903生野町9,487
曽根(高砂市)曾根第一表3,075曾根村3,489
今津(西宮市)今津第一表3,703今津村4,000

ここに書き留めておきたい街がまだまだありますが、キリがなく、参考列挙は少な目に。
加古川※については「戸口表」第一表に「寺家」の他に「加古川」が記載されていますが、その現住人口は822人となっており、いずれにしろ当時の加古川は取り立てて言うほどの街でもなかったようです。尾崎、沼島は、ついに「町」になることはなかったのですが、白桃が関心を持っているところです。淡路島南方沖合にある沼島は、「国産み」伝承があることで有名です。今の人口は10分の1に近いのかな?
(参考)現自治体-----1886年戸口表人口---1908年人口
加古川※加古川市 寺家第一表1,644加古川町4,118
尾崎(赤穂市)尾崎第一表4,586尾崎村 4,924
沼島(南あわじ市)沼嶋第二表 3,812沼島村3,679
相生相生市相生村第三表4,077相生村5,381

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[99722] 2020年 5月 12日(火)07:50:06白桃 さん
名邑三世代.その18(広島県・後編)
【秀邑】(大・昭の名邑)
広島県の【秀邑】は後に市となる土生(因島市の前身町)、大竹と現在は江田島市の一部になっている大柿の三つです。なお、下の表からは土生町の人口が横ばいのように見えますが、1925年には7,709人となっており、何故このような急減をみたのか、類推は出来ますが確かなことは言えません。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)---1950年(人口)
二種三級土生(尾道市)土生町13,315土生町13,488
二種三級大竹大竹市大竹町6,375大竹町14,448
二種三級大柿(江田島市)大柿村9,574大柿町13,233
続いて
◎準秀邑
名称現自治体-----1920年(人口)---1950年(人口)
向島(尾道市)向島西村9,814向島町13,571
坂町坂村6,934坂町14,089
大野(廿日市市)大野村6,008大野町10,848
(参考)
1920年の人口が5,000人未満で「準秀邑」にも成れなかったところや、人口面では「秀邑」の要件は満たしていたが、この期に町制施行が行われなかったところです。(細かい話で恐縮ですが、安浦の「前身町」は、「準名邑」の内海ではなく、三津口になっております。)
名称現自治体-----1920年(人口)---1950年(人口)
十日市三次市十日市町4,410十日市町11,181
五日市(広島市)五日市町3,409五日市町10,319
西条東広島市西条町2,645西条町10,751
瀬戸田(尾道市)瀬戸田町2,286瀬戸田町10,707
府中町府中町府中村3,526府中町11,408
船越(広島市)船越村2,883船越町10,652
安浦(呉市)三津口村2,665安浦町※11,043
祇園(広島市)祇園村2,215祇園町12,841
倉橋島(呉市)倉橋島村14,051倉橋島村20,018
江田島江田島市江田島村13,945江田島村21,043

注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【卓邑】(昭・平の名邑)
以下、13の【卓邑】と、1960年の人口が1万人に届かなかったため、「卓邑」を逸した「筆の街・熊野」です。なお、「卓邑」の名称が「三次市」となっているのは、【前身】ではない「三次」が「明治の名邑」として既に存在していることによります(三次市の前身は十日市)。このように、このシリーズ、あまりにもマニアックで、いろいろ勝手な
ルールを作っているので、関心を持っておられる方は殆どいないと思います。ましてや、向島・坂・大野が、「明治の名邑の(参考)」→「準秀邑」→「卓邑」と一歩ずつ階段を上がっているのに気が付いた方は、まさかいないでしょうね。('◇')ゞ
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)---2000年(人口)
一種二級三次市(9) 三次市三次市42,163三次市39,503
一種二級庄原(8)庄原市庄原市30,663庄原市21,370
一種二級東広島(6) 東広島市西条町21,952東広島市123,423
一種二級廿日市(9) 廿日市市廿日市町20,933廿日市市73,587
二種二級神辺(5)(福山市)神辺町24,249神辺町40,361
二種二級府中町(8) 府中町府中町17,104府中町50,673
二種三級新市(7)(福山市)新市町20,911新市町21,695
二種三級大野(3)(廿日市市)大野町11,088大野町25,727
二種三級黒瀬(0)(東広島市)黒瀬町10,107黒瀬町25,351
四種坂(9)坂町坂町13,713坂町12,276
四種向島(8)(尾道市)向島町17,045向島町16,710
四種川尻(5)(呉市) 川尻町8,365川尻町10,380
四種江田島(5)江田島市江田島町19,185江田島町12,824
(参考 )
熊野(3) 熊野町熊野町9,324熊野町25,392
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「卓邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
注3:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[99708] 2020年 5月 11日(月)14:51:51【1】白桃 さん
名邑三世代.その17(広島県・前編)
【明治の名邑】
広島県の「明治の名邑」は、現在の状況から連想することが難しいというか、整理しずらい、収拾がつかないほど混沌としています。その原因として挙げられるのが、「軍港呉」の存在と、瀬戸内島嶼部の異常なほどの人口稠密であります。これを理解するには、地域の歴史を振り返って資料を詳細に検証しなければいけないのですが、それは真の歴史地理学者にお任せするとして・・・
18の「明治の名邑」の中で、広島はこのシリーズ初めて登場する「特選市街」。呉は、1886年の人口は「市街レベル」なのですが、1908年には10万を超えていることで「別格市街」となっています。ここで注目されるのが、町村制施行時(1889年)に行政区画の名称としては無かった「呉」が、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(1888年「内務省総務局」に記載されていることです。大関クラス「市街」に尾道と福山が名を連ねるのは順当として、名邑筆頭が音戸と言うのは少々意外。「酔心」三原に続く阿賀は歴史も古いようですがどうもつかみどころがない。竹原、忠海と続くのも意外で、竹鶴のウィスキーでも飲んで気持ちを落ち着かせよう。三次は本来の?三次であるが、現在の三次市の前身ではありません。♪鞆よ~夜明け前の闇の中で~鞆よ~名邑代表をお願いします。府中は当然、備後の府中。仁方は古い時刻表にある仁堀航路がなつかしい。三津は安芸津と言った方がわかりやすい?。後は、毛利氏ゆかりの吉田、広島の西の草津(※町制施行は1909年)、東の海田市、下駄の音が聞こえそうな松永が続きます。
名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)---1908年(人口)
特選市街広島広島市広島81,914 広島市142,763
別格市街呉市11,160呉市100,679
市街尾道尾道市尾道17,307尾道市30,367
市街福山福山市福山14,663福山町18,081
名邑音戸(呉市)瀬戸10,271音戸町12,643
名邑三原三原市三原8,265三原町11,229
名邑阿賀(呉市)阿賀7,980阿賀町11,058
名邑竹原竹原市下市7,241竹原町8,187
名邑忠海(竹原市)忠海6,253忠海町7,745
名邑三次(三次市)三次5,522三次町5,731
名邑(福山市)5,065鞆町10,534
名邑府中府中市府中市4,736府中町6,372
名邑仁方(呉市)仁方4,424仁方町4,997
名邑三津(東広島市)三津4,122三津町5,398
名邑吉田安芸高田市吉田3,780吉田町3,933
名邑草津(広島市)草津3,761草津村※5,083
名邑海田市海田町海田3,705海田市町3,981
名邑松永(福山市)松永3,388松永町4,109

◎「準名邑」
「準名邑」は瀬戸内の厳島(宮島)、内海(安浦)、廿日市、川尻と内陸の可部、加計(学園とは無関係)の六つ。
準名邑現自治体---1886年戸口表人口---1908年人口
厳島(廿日市市)厳島第一表2,953厳島町3,725
内海(呉市)内海第一表 2,743内海町3,193
可部(広島市)可部第一表2,655可部町3,011
廿日市廿日市市廿日市第一表2,655廿日市町2,649
川尻(呉市)川尻第一表 3,374川尻村4,723
加計安芸太田町加計第二表3,510加計町5,211

この他にも、人口的には「名邑」も顔負けするほどの街(とは言えないところも)が並んでいます。特に、広は村のまま呉と一緒になったので、「準名邑」にもしていませんが、戦前には3万人を超えており、市制施行していても不思議はないところです。(※貢村が糸崎町になったのは1912年2月11日でまだ明治、大竹の町制施行は1911年。)
(参考)現自治体---1886年戸口表人口---1908年人口
糸崎(三原市)東野第一表2,490貢村※5,744
庄原庄原市庄原第一表2,489庄原町4,489
瀬戸田(尾道市)瀬戸田第一表2,427瀬戸田町2,667
(呉市)第一表13,377広村14,780
倉橋島(呉市)倉橋第一表12,781倉橋島村16,145
下蒲刈島(呉市)蒲刈第一表11,253下蒲刈島村7,290
上蒲刈島(呉市)上蒲刈島村5,326
戸河内(安芸太田町)戸河内第二表5,896戸河内村7,685
大竹大竹市大竹村第三表5,524大竹村※6,549
仁保島(広島市)仁保島第三表14,766仁保島村13,221
江田島江田島市江田島第三表9,562江田島村13,683
向島西(尾道市)向島西村第三表7,693向島西村8,522
坂町坂村第三表6,724坂村7,975
吉浦(呉市)吉浦第三表6,210吉浦村6,616
熊野熊野町熊野村第三表5,764熊野村6,897
向島東(尾道市)向島東村第三表5,253向島東村6,488
大野(廿日市市)大野村第三表5,146大野村5,770
東野(大崎上島町)東野村第三表5,026東野村6,326

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[99678] 2020年 5月 10日(日)00:40:59白桃 さん
須賀ストーリー
ハマと言えばヨコハマ、スカと言えばヨコスカ。
その横須賀にある百貨店、さいか屋が来年二月に閉店になるとのこと。2015年国勢調査から16,037人もの人口減少を示している(2020年4月1日現在:減少数全国6位)横須賀、いよいよ寂しくなってしまいます。もっとも、今どき百貨店の存在を都会の指標にしている白桃のほうが時代遅れなんでしょうけど。
ところで、横須賀と言う地名はあちこちに結構ありますが、ちょっとややこしいのが、今は掛川市となっている横須賀というか、大須賀。
1889年の町村制が施行されたときに横須賀町が中心となって「大須賀村」が出来ましたが、その前身となる横須賀町は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」では第一表に記載され、現住人口も3,377人と、本来なら「明治の名邑」となるところだったのですが、大須賀村の町制施行が大正に入ってからだったことで「準名邑」に甘んじています。ややこしいのは、大須賀村は町制施行に際し「横須賀町」と改称しているのです。さらに、その横須賀町は、「昭和の大合併期」に大淵村と合併で「大須賀町」となるややこしさ。この名称変更は、元の名前に戻したのか、それとも大淵の「大」を入れたのか、私は知りません。
さて、ここから白桃の懐古と妄想の世界に入ります。
大須賀、横須賀の「須賀」は“砂地の土地”の意もあるようで、砂地ということは当然、水はけも良いので、何もたまってはいない。例えば、「新型コロナの影響か、電車がスカスカだった。」と聞いたりしますが、この“スカスカ”は、「須賀」と関係あるのかしら?
「久慈(籤)を引いたらスカだった。」の“スカ”や、スカタン(南海ホークスに居たのはスタンカ)の“スカ”は「須賀」とはあんまり関係なさそうでありますが・・・。
白桃は、三本松のこのアタリに住んでいたことがあります。現在、帝国製薬がある場所に東洋紡績三本松工場があったのですが、その敷地は三本松ではなく白鳥です。住んでいた社宅の住所もギリギリ三本松ですが、10m行けば、いや道の向こうは白鳥、その地名(字?)が須賀(大字は湊)でした。今から思えば、このアタリ、スカでなくて良かった・・・なんのこっちゃ。(‘◇’)ゞ
[99589] 2020年 5月 7日(木)21:05:09白桃 さん
十番勝負
問七:総社市
[99583] 2020年 5月 7日(木)06:32:50白桃 さん
十番勝負
問三:岩国市
[99566] 2020年 5月 6日(水)08:52:29白桃 さん
十番勝負
問六:鳥取市
[99540] 2020年 5月 5日(火)02:22:44白桃 さん
完答された三名様におめでとう
Nさん、おめでとうございます。
もう次元の違いというか、呆れるしかないですね。次回は72時間後スタートのハンデ戦でお願いいたします。('◇')ゞ

おがちゃんさん、おめでとうございます。
四年のブランクがあったとは思えないです。お留守の間、安中はしっかり守っておりました。そろそろお返ししても良いのですが、所縁の国立を獲得されたのでその必要もないですか?

ぺとぺとさん、おめでとうございます。
白桃は、ぺとぺとさんの完答を何より喜んでおります。だって、せっかく盗った総社を取り返される心配は全く無くなったのですから。でも、オウンゴールには気をつけないと。

皆さん、おやすみなさい。3時間後に戻ります。
[99529] 2020年 5月 4日(月)19:16:59白桃 さん
十番勝負
問六:高松市
[99524] 2020年 5月 4日(月)17:05:58白桃 さん
十番勝負
問十:徳島市
[99521] 2020年 5月 4日(月)15:15:53白桃 さん
十番勝負
問九:姶良市
[99518] 2020年 5月 4日(月)13:56:15白桃 さん
十番勝負
問八:岩国市
[99510] 2020年 5月 3日(日)22:36:39白桃 さん
十番勝負
問一:総社市
[99485] 2020年 5月 3日(日)10:24:20白桃 さん
十番勝負
問二:東温市
[99480] 2020年 5月 3日(日)07:17:40白桃 さん
十番勝負
問四:鹿島市

もう、目先のことしか考えておりません。
[99474] 2020年 5月 3日(日)01:52:42白桃 さん
第五十四回全国の市十番勝負
おがちゃんさん、お帰りなさい。この前入学したのに、もう卒業とは!四年の月日が経つのは本当に早い。

問五:瀬戸内市

一個あわないが・・・
[99417] 2020年 5月 2日(土)17:16:40白桃 さん
東京都の推計人口&浦安>佐倉
その月の一日現在の推計人口が、月末までには出されていた東京都ですが、今年の4月1日現在推計人口は次の通り発表が遅れています。
«重要なお知らせ»
東京都総務局統計部では、新型コロナウイルス感染症緊急事態措置実施に伴い、令和2年5月6日まで(予定)、都独自の統計調査の実施・公表を原則として延期もしくは休止と致します。個別調査につきましては各調査のページをご覧ください。
大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解・ご協力よろしくお願いいたします。
千葉県の4月1日現在推計人口で、浦安市が佐倉市を抜き去って10位になりました。
グリグリさん、申し訳ありません。って、私が謝る必要もないのですが・・・
[99404] 2020年 4月 29日(水)08:45:35白桃 さん
名邑三世代.その16(福井県)
【明治の名邑】
明治期、北陸の主要都市の人口は案外多かったのです。福井県も福井が「別格市街」、武生と敦賀が「市街」となっており少々驚く方があるかもしれません。「名邑」は筆頭の大野、小浜、三国、勝山、丸岡、金津、高浜と、現在の福井県と比べてもそんなに変わらない感じです。一つ違うのは、鯖江が「準名邑」になっているぐらいでしょう。名邑代表には三国になってもらいましょう。(※高浜の町制は1912年4月1日でギリギリ明治です。)

名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)---1908年(人口)
別格市街福井福井市福井37,376福井市50,396
市街武生越前市武生13,074武生町17,952
市街敦賀敦賀市敦賀11,878敦賀町17,173
名邑大野大野市大野9,864大野町9,558
名邑小浜小浜市小浜9,649小浜町8,521
名邑三国(坂井市)阪井港9,466三国町10,056
名邑勝山勝山市勝山6,583勝山町6,834
名邑丸岡坂井市丸岡3,790丸岡町3,692
名邑金津あわら市金津3,127金津町3,439
名邑高浜高浜町高浜3,026高浜村※4,476
準名邑
名称現自治体---1886年戸口表(人口)---1908年(人口)
鯖江鯖江市鯖江第一表2,713鯖江町3,953
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【大・昭の名邑】=【秀邑】
福井県には【秀邑】がありません。
準秀邑名称現自治体---1920年(人口)--- 1950年(人口)
春江(坂井市)春江村7,720春江町10,391
(参考)
鯖江鯖江市鯖江町4,384鯖江町14,869
注:(人口)は国勢調査人口

【昭・平の名邑】=【卓邑】
やっと鯖江にメガネがかけられました。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
一種一級鯖江(9)鯖江市鯖江市49,045鯖江市64,898
二種三級春江(7)(坂井市)春江町14,520春江町23,052
四種松岡(7)永平寺町松岡町10,059松岡町11,009
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[99399] 2020年 4月 28日(火)11:35:49【1】白桃 さん
サヌカイトさんへ
[99396] サヌカイトさん
まず、Q(問題)のA(答え)ですが、
A+B=Bで、答えはBになりますね。
それから
十番勝負、僕も参加しようと思って楽しみにしていますが、1つ問題があります。それは、兄弟で解いていいかという
ことです。もし禁止なら、教えてください。また、近々メンバー登録もしようかと考えています。今後ともよろしく
お願いします。
グリグリさんのお考え次第であるかと思いますが、でしゃばり私の個人的見解では、OKです。というのは、サヌカイトというハンドルネーム自体がご兄弟お二人のものですから、問題ないのではということです。この落書き帳では、「一人二役(同一人が同時に複数のハンドルネームを使用する事)」は禁止されていますが、藤子不二雄やエラリー・クイーンのような「二人一役」は禁止されていないのでは。
ただ、「二人一役」を解消して、「サヌカイトさん」と「讃岐岩さん」で別々にメンバー登録するとなると、十番勝負の際に相談しあうのは、アンマリ良くないのではと考えます。
香川県出身ですが、サヌキを出てから幾年ぞ、もう50年になる白桃です。今後ともよろしくお願いします。
そういえば、昔こんな問題を出したような記憶が・・・
「南国土佐を後にして」の後にしたのは?
A:後免町 B:南国市 C:土佐市 D:高知市

ついで:
[99303]白桃
私が住む浦安市のホテルには、やたらと「東京ベイ」がついており、
新浦安駅のすぐ近くにある「オリエンタルホテル東京ベイ」と「浦安ブライトンホテル東京ベイ」は先週から臨時休館です。TDRが休園中ですので、それも致し方ないのですが・・・とにかく新浦安駅周辺もひっそりしており、不要不急にもかかわらず動いているのは、コンビニに大館市のお酒「北秋田」を買い求めに行く何処かの不届き者ぐらいです。

ついでパート2:
[99398] サヌカイトさん
いよいよ投稿100000件が近づいてきたようですね。人口トップの横浜市をそのゴールとするならば、この投稿は市の人口603位の米原市といったところでしょうか。
ということは、この書き込みは人口602位の三沢あけみ、いや、三沢市あたりになりますかね。
冗談はともかく、記事番号[100000]が十番勝負の誤答にならないように気を付けなければ・・・
[99395] 2020年 4月 27日(月)18:16:17【1】白桃 さん
名邑三世代.その15(福岡県・後編)
【卓邑】(昭・平の名邑)
福岡県の卓邑は以下の16です。
卓邑/種別名称現自治体1960年(人口)2000年(人口)
一種一級前原(8)糸島市前原町31,462前原市63,883
一種二級豊前(9)豊前市豊前市34,818豊前市29,133
一種二級小郡(7)小郡市小郡町24,642小郡市54,583
一種二級春日(9)春日市春日町22,794春日市105,219
一種二級宗像(5)宗像市宗像町21,417宗像市81,588
一種二級古賀(8)古賀市古賀町18,877古賀市55,476
一種二級大野城(8) 大野城市大野町15,707大野城市89,414
二種二級苅田(9)苅田町苅田町22,430苅田町35,604
二種三級田主丸(0) (久留米市)田主丸町25,979田主丸町21,532
二種三級須恵(5)須恵町須恵町15,437須恵町25,086
二種三級篠栗(7)篠栗町篠栗町14,039篠栗町29,389
二種三級福間(8)福津市福間町12,463福間町41,480
四種岡垣(7)岡垣町岡垣村13,417岡垣町30,417
四種粕屋(6)粕屋町 粕屋町12,524粕屋町34,811
四種新宮(5)新宮町新宮町8,420新宮町22,431
四種鞍手(5)鞍手町鞍手町28,714鞍手町19,266
(準卓邑)
那珂川(4)那珂川市 那珂川町8,458那珂川町45,548
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「卓邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
注3:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数

付録:2000年国調時において「町」であったところのDID履歴
北海道に次いでDIDが存在する「町」が多い福岡県のDIDの履歴をみました。なお、表中の「存在回数」とは、1960年~2015年の12回の国調でDIDが存在した回数です。
DIDピーク年名称種別 存在回数ピークDID人口消滅年
1960年方城01回7,0181965
糸田秀邑01回4,8911965
小竹秀邑01回6,5261965
桂川秀邑02回5,1081970
宮田秀邑05回25,0741985
添田秀邑04回7,2221990
瀬高名邑09回7,2982005
赤池秀邑05回9,6422005
川崎秀邑10回13,5672010
稲築秀邑10回28,6342010
鞍手卓邑08回7,372
1975年芦屋名邑12回16,804
1985年岡垣卓邑10回12,908
1995年穂波※秀邑12回12,084 DID
2000年水巻秀邑12回23,683
2005年篠栗卓邑10回18,179
2010年宇美秀邑09回23,278
苅田卓邑12回24,488
2015年須恵卓邑08回18,925
新宮卓邑08回25,137
福間※卓邑11回37,617
粕屋卓邑09回38,977
那珂川準卓邑07回42,236
志免秀邑12回43,674
DIDが導入された1960年にピークを迎えた11町のうち、瀬高を除く10町が筑豊の炭鉱街ですが、鞍手以外はDIDが消滅しています。その鞍手も1965年に一旦消滅したのが復活したものです。かつての炭鉱街が目立つ中で、粕屋、志免などは福岡市のベッドタウンとなったことでDID人口を増加させています。
※穂波のDIDは、もともと飯塚市のDIDと連担しておりましたが、合併後、旧穂波町域のDIDは縮小しています。
※福間の2015年DID人口は旧福間町域のDID人口で、旧津屋崎町域のDIDを含んでいません。
[99385] 2020年 4月 25日(土)11:33:04【1】白桃 さん
名邑三世代.その14(福岡県・中編)
【秀邑】(大・昭の名邑)
福岡県の【秀邑】は、【明治の名邑】にもれた都市や、筑豊の炭鉱の街など数も多く豪華絢爛の顔ぶれです。
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
一種一級八幡北九州市八幡市100,235八幡市210,051
一種一級大牟田大牟田市大牟田市64,317大牟田市191,978
一種一級若松(北九州市)若松市49,336若松市89,574
一種一級戸畑(北九州市)戸畑町33,824戸畑市87,885
一種二級飯塚飯塚市飯塚町28,876飯塚市53,653
一種二級田川田川市伊田町22,371田川市88,418
一種二級直方直方市直方町18,442直方市53,638
二種二級添田添田町添田町28,569添田町25,002
二種二級宮田宮若市宮田村20,275宮田町43,284
二種二級山田嘉麻市熊田村15,569山田町36,379
二種二級二瀬(飯塚市)二瀬村14,997二瀬町24,080
二種二級桂川桂川町桂川村14,900桂川町23,052
二種二級川崎川崎町川崎村14,237川崎町37,638
二種二級中間中間市長津村13,669中間町36,350
二種二級宇美宇美町宇美村11,979宇美町21,972
二種三級幸袋(飯塚市)幸袋町11,477幸袋町13,926
二種三級大隈(嘉麻市)大隈町8,639大隈町10,290
二種三級行橋行橋市行橋町7,365行橋町15,923
二種三級羽犬塚筑後市羽犬塚町7,090羽犬塚町13,983
二種三級福島八女市福島町5,619福島町10,262
二種三級二日市筑紫野市二日市町5,487二日市町11,209
二種三級香月(北九州市)香月村18,429香月町17,997
二種三級小竹小竹町勝野村15,613小竹町17,221
二種三級志免志免町志免村11,532志免町19,158
二種三級糸田糸田町糸田村10,327糸田町16,375
二種三級水巻水巻町水巻村7,636水巻町31,386
二種三級赤池福智町上野村6,804赤池町16,722
三種二級稲築(嘉麻市)稲築村16,976稲築町44,514
三種二級穂波(飯塚市)穂波村37,235穂波村39,771

「準秀邑」はありません。参考として「秀邑」になれなかった街を挙げます。
参考1:1950年国調時点では1万人を超えた町であったが、1920年国調人口が5千人未満であった
名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
八屋豊前市八屋町4,575八屋町13,017
前原糸島市前原町4,482前原町17,129
碓井(嘉麻市)碓井村4,935碓井町12,045
苅田苅田町苅田村4,685苅田町12,256
大野大野城市大野村4,233大野町10,192
那珂(福岡市)那珂村3,854那珂町20,365
古賀古賀市席内村3,307古賀町10,900
参考2:人口では「秀邑」の要件を備えているが、1950年国調時点でも村であった
名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
大和(柳川市)大和村13,670大和村19,671
三橋(柳川市)三橋村12,999三橋村17,611
水田(筑後市)水田村10,327水田村16,091
庄内(飯塚市)庄内村10,114庄内村21,570
方城(福智町)方城村9,992方城村15,038
須恵須恵町須恵村9,743須恵村19,423
岡垣岡垣町岡垣村8,765岡垣村14,339
夜須筑前町夜須村 8,087夜須村10,732
山川(みやま市)山川村7,324山川村10,720
頴田(飯塚市)頴田村7,040頴田村10,285
三輪(筑前町)三輪村6,172三輪村10,385
参考3:参考2より参考にならない(惜しくない)・・・1920年国調人口が5千人未満であったところ
名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
志賀島(福岡市)志賀島村4,878志賀島村12,342
上穂波(飯塚市)上穂波村4,110上穂波村10,644
鞍手町劍村3,897劍村15,004
遠賀遠賀町島門村3,840遠賀村10,181
昭代(柳川市)浜武村3,811昭代村11,049
高田(みやま市)江浦村2,586高田村18,735
春日春日市春日村 2,450春日村14,857

注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[99382] 2020年 4月 22日(水)12:14:25白桃 さん
名邑三世代.その13(福岡県・前編)
【明治の名邑】
福岡を「別格市街」としたのは、札幌と同様に1878年に制定された「郡区町村編成法」における区のひとつ、ということでありますが、1886年の人口も博多と福岡を併せれば3万、いや4万以上となり、合わせ技一本!、で文句も出ないでしょう。
「市街」は、「生まれながらの市」久留米と松島市五郎(無法松のモデル)が暮らした小倉。
名邑筆頭(筆頭名邑改め)の柳河ですが、柳河※12,350は旧城下全体(町村制施行後の城内村や沖端村の一部)を含んでいたと思われます。その他名邑として、アッシのほうが本当ですと言いたそうな芦屋、甘木、瀬高(♪恋の片道切符、を思い浮かべます)、姪浜、秋月、箱崎、太宰府、吉井、大川と、そして十九世紀枠で登場するた門司で名邑の合計は十四。福岡県ですから、この倍ぐらいあっても良いのじゃないか、ごっそり抜け落ちているのではないか、と訝しむ方もおられるかもしれませんが、下の「準名邑」や(参考)をご覧になればご納得いただけると思います。
なお、名邑代表(代表名邑改め)は、添乗で行ったけど何にもなかった秋月にお願いしましょう。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
別格市街福岡福岡市博多22,954福岡市82,106
福岡19,663
市街久留米久留米市久留米20,907久留米市35,928
市街小倉(北九州市)小倉11,594小倉市31,615
名邑柳河柳川市柳河※12,350柳河町7,237
名邑芦屋芦屋町蘆屋5,520蘆屋町10,110
名邑甘木朝倉市甘木5,429甘木町6,979
名邑瀬高みやま市瀬高5,429瀬高町16,935
名邑姪浜(福岡市)姪浜4,095姪浜町4,918
名邑秋月(朝倉市)秋月3,813秋月町2,070
名邑箱崎(福岡市)箱崎3,706箱崎町5,173
名邑太宰府太宰府市太宰府3,647太宰府町4,892
名邑吉井うきは市吉井3,361吉井町3,707
名邑大川大川市若津3,204大川町12,308
榎津2,560
19世紀門司(北九州市)(楠原村)1,189門司市55,682

つづいて準名邑
現自治体---1886年戸口表(人口)---1908年(人口)
黒崎(北九州市)黒崎第一表2,971黒崎町8,836
行橋行橋市大橋第一表2,962行橋町7,797
行事第一表2,129
三池大牟田市三池第一表2,946三池町6,396
宇島(豊前市)宇ノ島第一表2,832宇島町3,975
福島八女市福島※第一表2,404福島町5,368
若松(北九州市)若松第一表2,601若松町27,774
八屋豊前市八屋第二表3,062八屋町4,966
福島※2,404の件ですが、福島(2,404)とは別に第三表に福島村(1,218)があり、また共武政表でも「福島町」が三千以上の人口になっていることから、2,500人には届いておりませんが、「準名邑」としました。というか、福岡県の準名邑は実質的には「名邑」と言っても言い過ぎにはならないでしょう。

最後に(参考)
現自治体---1886年戸口表人口---1908年人口
飯塚飯塚市飯塚第一表2,268飯塚町5,428
直方直方市直方第一表1,604直方町10,751
大牟田大牟田市大牟田村第三表2,370大牟田町45,681
戸畑(北九州市)戸畑村第三表1,464戸畑町6,238
八幡北九州市記載なし八幡町22,767

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[99381] 2020年 4月 22日(水)09:43:12白桃 さん
Re:第五十四回全国の市十番勝負の開催について
刑事コロンボではありませんが、
ウチのかみさんが、「なんで十番勝負やってないの。こんなときこそ十番勝負でしょう。」ってウルさいんです。
そこで、提案というかお願いでありますが、今度の十番勝負、問五、問六、問七は5・6・7(コロナ)撲滅ということでごくごく簡単な問題にしてください。・・・→もちろん冗談です。
[99377] 2020年 4月 20日(月)07:23:41白桃 さん
名邑三世代.その12(福島県)
【明治の名邑】
福島県の【明治の名邑】もなかなか粒ぞろいで、興味津々、勇気凛凛です。「市街」は若松のみですが、「市街」にほんの少しだけ届かなかった福島(筆頭名邑)、白河・二本松の城下町、この頃は微妙な関係にあった?須賀川と郡山、駒としだれ桜の三春、実力の本宮、磐城の平、蔵のまち・喜多方、阿武隈のライバル梁川・保原、おならはこかない小名浜、芭蕉も浸かった飯坂、NHK朝ドラ「エール」では相当な大都市に描かれている川俣、朝でも坂下、オーイ中村、そして最後に控えしは旧伊達郡役所が町のランドマークになっている桑折。計十八もありまして、人気者が多いクラスの学級委員長兼雑用係(代表名邑)を誰にしようか迷うところですが、桜だけではなく町自体しだれがかった三春にしときましょう。
市街若松会津若松市若松18,004若松市39,265
名邑福島福島市福島9,721福島市33,493
名邑白河白河市白河町9,600白河町14,683
名邑二本松二本松市二本松町8,015二本松町8,898
名邑須賀川須賀川市須賀川村6,780須賀川町14,757
名邑郡山郡山市郡山村6,412郡山町18,133
名邑三春三春町三春町6,050三春町9,505
名邑本宮本宮市本宮村5,948本宮町7,342
名邑いわき市平町5,823平町14,847
名邑喜多方喜多方市喜多方町5,478喜多方町9,039
名邑梁川(伊達市)梁川村4,763梁川町6,020
名邑保原伊達市保原村4,135保原町4,903
名邑小名浜(いわき市)小名浜村4,045小名浜町6,246
名邑飯坂(福島市)上飯坂村3,686飯坂町4,423
名邑川俣川俣町川俣村3,673川俣町7,454
名邑坂下会津坂下町坂下町3,520坂下町5,054
名邑中村相馬市中村3,262中村町7,734
名邑桑折桑折町桑折村3,074桑折町4,006
名邑になれなかった棚倉には、東北一の「準名邑」という称号でもさしあげましょうか。♪東京の空~灰色の空~で有名な智恵子が生まれた油井は街並みも結構しっかりしているし、人口的には名邑となっていてもおかしくはないのですが、なぜ町制施行がずっとずっと遅れたのか、♪本当の空を見たいという~
準名邑現自治体-----1886年戸口表人口-----1908年人口
棚倉棚倉町棚倉村第一表2,855棚倉町3,854
(参考)現自治体-----1886年戸口表人口-----1908年人口
油井(二本松市)油井村第一表3,506油井村3,745
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【大・昭の名邑】=【秀邑】
【秀邑】は、湯本、原、四倉、勿来、内郷と、全部浜通りの街です。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
二種二級湯本(いわき市)湯本村11,979湯本町28,363
二種三級南相馬市原町8,697原町17,404
二種三級四倉(いわき市)四倉町6,078四倉町10,271
二種三級勿来(いわき市)窪田村8,101勿来町16,839
三種二級内郷(いわき市)内郷村20,174内郷町37,082
(参考)
好間(いわき市)好間村 18,624好間村22,159
江名(いわき市)江名村 4,667江名町12,731
西郷西郷村西郷村6,500西郷村11,438
磐崎(いわき市)磐崎村11,024磐崎村11,391
赤井(いわき市)赤井村9,359赤井村11,191
富久山 (郡山市)富久山村4,266富久山町10,290
注:(人口)は国勢調査人口

【昭・平の名邑】=【卓邑】
【卓邑】は船引と浪江の二つ。意外なことに、(参考)に掲げた街も含め、DIDが存在していない。それにしても、浪江はどうなるのだろう・・・。
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
二種三級船引田村市船引町29,973船引町23,920
二種三級浪江浪江町浪江町25,234浪江町22,609
(参考)
石川石川町石川町24,493石川町19,914
猪苗代 猪苗代町猪苗代町26,058猪苗代町18,178
会津高田会津美里町会津高田町21,756会津高田町15,564
田島南会津町田島町20,703田島町13,747
注:(人口)は国勢調査人口
[99375] 2020年 4月 18日(土)19:31:09白桃 さん
名邑三世代.その11(北海道・後編)
【卓邑】(昭・平の名邑)
北海道の卓邑は以下の20です。
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
一種一級千歳(9)千歳市千歳市44,522千歳市88,897
一種二級登別(9)登別市幌別町29,100登別市54,761
一種二級恵庭(9)恵庭市恵庭町26,642恵庭市65,239
一種三級石狩(5)石狩市石狩町9,358石狩市54,567
一種三級北広島(6)北広島市広島村7,564北広島市57,731
二種二級音更(7)音更町音更町23,699音更町39,201
二種三級当別(7)当別町当別町19,391当別町20,778
二種三級幕別(7)幕別町幕別町17,393幕別町24,276
二種三級七飯(2)七飯町七飯町16,657七飯町28,354
二種三級中標津(7)中標津町中標津町14,782中標津町23,179
二種三級白老(7)白老町白老町14,178白老町21,662
四種栗山(9)栗山町栗山町23,003栗山町14,847
四種芽室(7)芽室町芽室町17,839芽室町17,586
四種上富良野(7)上富良野町上富良野町17,101上富良野町12,809
四種広尾(7)広尾町広尾町12,592広尾町8,975
四種白糠(6)白糠町白糠町20,770白糠町11,359
四種枝幸(6)枝幸町枝幸町11,913枝幸町7,973
四種足寄(5)足寄町足寄町19,385足寄町8,871
四種津別(5)津別町津別町15,676津別町6,789
四種釧路町(5)釧路町釧路村7,337釧路町22,478
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数

(付録):2000年国調時において「町」であったところのDID履歴
注1:存在回数とは、1960年~2015年の12回の国調でDIDDIDが存在した回数
注2:DIDが消滅していないところは、消滅年欄に2015年のDID人口を記載
DID人口ピーク年種別存在回数ピークDID人口消滅年
1960年上砂川秀邑6回16,2051990年
1970年今金準秀邑1回5,0031975年
標茶1回5,2341975年
滝上準秀邑1回5,3071975年
下川2回5,2821980年
弟子屈2回5,3721980年
上川3回5,9871980年
美深秀邑5回5,9211985年
古平名邑3回5,9611985年
長万部準秀邑4回6,2591985年
本別秀邑7回6,5061995年
池田秀邑5回7,1441995年
白糠卓邑6回8,0051995年
留辺蘂秀邑8回6,7092000年
厚岸名邑9回10,7912005年
広尾卓邑8回7,9662010年
羽幌秀邑9回11,6502010年
江差名邑11回10,0482015年
岩内名邑12回22,79110,272人
1975年虻田3回5,9981985年
清水秀邑6回6,8041995年
津別卓邑5回6,8771995年
枝幸卓邑6回6,0352000年
1980年松前名邑2回5,6521990年
足寄卓邑5回7,7522000年
浦河秀邑8回10,3372005年
秀邑9回7,5882010年
美瑛秀邑9回7,7432010年
白老卓邑10回13,1535,484人
斜里秀邑11回9,0526,207人
栗山卓邑12回8,0976,441人
余市名邑12回19,1878,913人
遠軽秀邑12回16,00910,851人
美幌秀邑12回20,49013,273人
1985年八雲秀邑12回9,4707,500人
1990年倶知安秀邑12回12,90510,559人
静内秀邑12回16,49811,640人
1995年上富良野卓邑10回8,1256,569人
中標津卓邑10回10,5369,663人
2000年当別卓邑10回8,0905,957人
釧路町卓邑8回12,48610,923人
2005年芽室卓邑10回12,36712,054人
2010年上磯秀邑12回30,26229,668人
2015年七飯卓邑5回13,13213,132人
幕別卓邑10回14,56814,568人
音更卓邑10回36,436---36,436人
[99369]
北海道には、自治体人口はさほどでもないが、しっかりDIDを有する町がある、と私は考えます。北海道の町々は、中心部に人口が集中する傾向にある、ということの証明?
と書きましたが、
「地域によって居住の疎と密が明瞭で、中心部に人口が集中する北海道の町々では、町全体の人口が減少してもDIDは残る傾向にある。」
と言った方が良いでしょう。
[99369] 2020年 4月 15日(水)09:43:25白桃 さん
北海道の町のDID
以下は、47都道府県の1町あたりの自治体人口のトップ3とボトム3です。
町数1町あたり自治体人口
愛知県1428,071
埼玉県2222,855
神奈川1322,313
北海道1297,419
島根県107,155
高知県177,054
北海道の1町あたりの自治体人口は、人口の少ない町が目立つ島根、高知と比べても負け?てはいません。
では、DID(人口集中地区)が存在する町の1町あたりの自治体人口はどうかを調べてみました。DIDが存在する町があるのは35都道府県ですが、以下は町数3以上の19都道府県の結果です。
町数DIDが存在する町数DID町1町あたり自治体人口
北海道1291820,084
大阪府9721,420
京都府10322,454
岐阜県19522,476
沖縄県11724,673
奈良県15725,582
神奈川県131025,788
茨城県10426,313
三重県15326,769
宮城県20727,723
長崎県8328,806
広島県9330,822
福岡県291131,192
栃木県11331,627
兵庫県12432,322
埼玉県22932,588
愛知県141034,219
静岡県12435,301
熊本県23336,016
大阪府を押さえて、北海道は堂々のトップ(自治体人口が少ない)です。この結果を、「1町当たりの自治体人口が少ないのだから、DIDが存在している町、1町あたりの自治体人口が少ないのは当然ではないか」と考えがちですが、そうではなく、北海道には、自治体人口はさほどでもないが、しっかりDIDを有する町がある、と私は考えます。北海道の町々は、中心部に人口が集中する傾向にある、ということの証明?
北海道のDIDを有する18の町のうち、次の11町が自治体人口2万人未満です。
町名自治体人口---DID人口
釧路町19,83310,923
余市町19,6078,913
芽室町18,48412,054
白老町17,7405,484
当別町17,2785,957
八雲町17,2527,500
倶知安町15,01810,559
岩内町13,04210,272
栗山町12,3446,441
斜里町12,2316,207
上富良野町10,8266,569

※人口は2015年国勢調査によります。
[99365] 2020年 4月 13日(月)10:52:20白桃 さん
名邑三世代.その10(北海道・中編)
【秀邑】(大・昭の名邑)
当然ながら、北海道の「秀邑」の数はものすご~~く多いのです。そんなわけで、殆ど表だけの書き込みになって恐縮です。
秀邑/種別名称現自治体--1920年(人口)--1950年(人口)
一種一級夕張夕張市夕張町51,064夕張市99,530
一種一級美唄美唄市沼貝村32,321美唄市87,095
一種二級北見北見市野付牛町30,152北見市45,952
一種二級網走網走市網走町27,899網走市39,218
一種二級岩見沢岩見沢市岩見沢町23,326岩見沢市47,951
一種二級苫小牧苫小牧市苫小牧町17,565苫小牧市39,226
一種二級帯広帯広市帯広町16,081帯広市51,794
一種二級留萌留萌市留萌町14,357留萌市32,513
一種二級稚内稚内市稚内町13,082稚内市34,529
二種二級江別江別市江別町17,343江別町31,647
二種二級名寄名寄市名寄町15,712名寄町23,131
二種二級八雲八雲町八雲町14,413八雲町20,525
二種二級士別士別市士別町13,103士別町20,880
二種二級豊平(札幌市)豊平町12,770豊平町37,209
二種二級富良野富良野市富良野町10,805富良野町20,345
二種二級滝川滝川市滝川町10,188滝川町27,844
二種二級歌志内歌志内市歌志内村24,745歌志内町40,954
二種二級砂川砂川市砂川村17,119砂川町24,604
二種二級美瑛美瑛町美瑛村13,580美瑛町20,578
二種二級伊達伊達市伊達村12,715伊達町24,203
二種二級森町森村11,024森町24,294
二種二級美幌美幌町美幌村10,713美幌町21,104
二種三級倶知安倶知安町倶知安町15,822倶知安町15,975
二種三級深川深川市深川町13,317深川町12,937
二種三級上磯北斗市上磯町10,676上磯町18,768
二種三級紋別紋別市紋別町6,972紋別町23,046
二種三級浦河浦河町浦河町6,853浦河町13,994
二種三級遠軽遠軽町遠軽村17,492遠軽町16,026
二種三級本別本別町本別村15,193本別町15,425
二種三級池田池田町川合村14,409池田町15,696
二種三級斜里斜里町斜里村14,353斜里町15,356
二種三級留辺蘂(北見市)武華村11,851留辺蘂町17,415
二種三級美深美深町美深村10,991美深町13,390
二種三級新得新得町屈足村8,435新得町11,004
二種三級羽幌羽幌町羽幌村7,849羽幌町17,664
二種三級清水清水町人舞村7,704清水町12,774
二種三級静内新ひだか町静内村6,731静内町15,496
三種二級芦別芦別市芦別村15,013芦別町58,547
三種二級三笠三笠市三笠山村20,914三笠町54,476
三種三級赤平赤平市(歌志内村)赤平町50,371
三種三級上砂川上砂川町(砂川村)上砂川町31,406
◎準秀邑
名称現自治体1920年1950年--名称現自治体1920年1950年
栗沢(岩見沢市)栗沢村20,154栗沢町25,619沼田沼田町上北龍村7,003沼田町18,859
芽室芽室町芽室村15,720芽室町15,767長万部長万部町長万部村6,732長万部町13,401
栗山栗山町角田村13,943栗山町22,563木古内木古内町木古内村6,588木古内町12,434
当別東別町當別村13,191当別町17,686苫前苫前町苫前村6,301苫前町11,212
幕別幕別町幕別村11,249幕別町17,822琴似(札幌市)琴似村5,990琴似町19,253
置戸置戸町置戸村9,917置戸町11,174津別津別町津別村5,895津別町14,005
枝幸枝幸町枝幸村9,571枝幸町10,518滝上滝上町滝上村5,879滝上町13,183
豊浦豊浦町弁辺村9,561豊浦町11,194中標津中標津町標津村5,669中標津町11,569
今金今金町利別村8,110今金町12,166千歳千歳市千歳村5,366千歳町20,030
(参考)
上記以外に、1950年国調時に1万人以上の「町」と1万5千以上の「村」を記します。
名称現自治体1920年1950年(人口)-----名称現自治体1920年1950年(人口)
弟子屈弟子屈町弟子屈村弟子屈町11,395長沼長沼町長沼村長沼村17,290
奈井江奈井江町(砂川村)奈井江町13,916 門別日高町門別村門別村15,610
下川下川町(名寄村)下川町13,420七飯七飯町七飯村七飯村17,223
西足寄足寄町(本別村)西足寄町11,821幌別登別市幌別村幌別村20,121
音更音更町音更村音更村21,893白糠白糠町白糠村白糠村16,711
新十津川新十津川町新十津川村新十津川村15,766阿寒(釧路市)舌辛村阿寒村17,779
東旭川(旭川市)東旭川村東旭川村16,814別海別海町別海村別海村17,291
注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[99360] 2020年 4月 12日(日)10:28:43白桃 さん
一席二鳥
今から書くことは、人口以外のことは真実とは言い難い、いや、殆どウソ話でありますのでご注意ください。
----
鳥羽市は鳥栖市と友好都市関係にありますが、この関係を「姉妹都市」とは呼ばず、「兄弟船都市」と呼びます。
市になったのは、鳥栖市のほうが若干早かったのですが、町制施行において鳥栖がだいぶ遅かったので、鳥羽を一郎、鳥栖を次郎と呼んでいます。両市の人口推移は極めて対照的でありまして、
2015年国勢調査2020年3月推計増加率
鳥栖72,90274,5752.29
鳥羽19,44817,733-8.82
両市計92,35092,308
となっており、鳥羽の減少ぶんを「弟」の鳥栖が九州(吸収)しているのです。
なお、鳥羽にとって鳥栖とはあくまで義兄弟の関係でありまして、鳥羽市の本当の兄弟は指宿市に養子に入った旧)山川町です。
また、これは有名な話でありますが、鳥羽市は駒ヶ根市と姉妹都市にあります。この関係を「駒鳥姉妹都市」と呼んでいます。
[99357] 2020年 4月 11日(土)14:28:34白桃 さん
名邑三世代.その9(北海道・前編)
本題に入る前に:
スカイツリーで一般相対性理論が確認されたとか。これを聞いた白桃市町村人口研究所所長は、研究費用調達のための勝馬投票のヒントにならないか、と、一瞬本気で考えました。
また、[99356]hmt さん
心配事の材料は、コロナウイルスだけではない
地磁気逆転すると、上富良野町が下富良野町にならなくとも、北広島市が南広島市になるかもしれません。日本は南半球になって、太陽は北に見えるのか・・・、タヒチに行ったことがある奥さんに、「ボラボラ島では太陽が北に見えた?」って聞いた直後、質問したことを深く後悔。だって、完全方向音痴だもんね。いずれにしろ、地磁気逆転すると、国勢調査どころではありませんね。
・・・閑話休題・・・
【明治の名邑】
開発の歴史が浅い北海道ということで、他とは若干モノサシを変えています。まず、函館は文句なしの「別格市街」。札幌は人口要件では「市街」なのですが、1878年に制定された「郡区町村編成法」における区のひとつ、でありますから「別格市街」としています。そうなると、同じ「区」でも北海道区制の区にすぎない小樽は、1908年の人口が最多でありながら貧乏クジを引いた感じ。スミマセン、♪小樽のひとよ。
名邑筆頭は、こまどり姉妹ご推薦の♪「ソーラン渡り鳥」の江差恋しや。この他、人口要件を満たした名邑は、福山(松前)、根室と寿都(代表名邑)。そして、人口要件を満たしているが、二級町である古平と、残り七つの「一級町」である岩内、室蘭、釧路、余市、増毛、厚岸、旭川を「19世紀枠」での名邑としています。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
別格市街函館函館市函館45,477函館区87,875
別格市街札幌札幌市札幌15,041札幌区70,084
市街小樽小樽市小樽15,807小樽区91,281
名邑江差江差町江差11,615江差町9,774
名邑福山松前町松前10,187福山町4,902
名邑根室根室市根室5,191根室町10,906
名邑寿都寿都町寿都3,718寿都町9,552
19世紀枠古平古平町古平3,624古平町7,113
19世紀枠岩内 岩内町岩内1,966岩内町19,644
19世紀枠室蘭室蘭市室蘭1,156室蘭町20,335
19世紀枠釧路釧路市釧路2,779釧路町17,905
19世紀枠余市余市町余市2,915余市町13,380
19世紀枠増毛増毛町増毛601増毛町14,677
19世紀枠厚岸厚岸町厚岸572厚岸町9,319
19世紀枠旭川旭川市旭川旭川町40,453

続いて「準名邑」
明治に町制施行した以下の十の街を準名邑とします。このうち 「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(戸口表)に記載があるのは石狩、岩見沢、豊平の3つです。なお、滝川の町制施行年は1910年(明治43年)です。
戸口表名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
第一表石狩石狩市石狩1,858石狩町9,007
第三表岩見沢岩見沢市岩見沢1,594岩見沢町22,349
第三表豊平(札幌市)豊平834豊平町12,333
記載無留萌留萌市留萌町13,465
記載無稚内稚内市稚内町7,891
記載無帯広帯広市帯広町6,724
記載無美国積丹町美国町5,635
記載無網走網走市網走町5,336
記載無浦河浦河町浦河町5,119
記載無滝川滝川市滝川村※11,744
参考として、1908年の人口が1万以上を記します。
名称現自治体---1908年(人口)
江別江別市江別村12,477
八雲八雲町八雲村11,455
真狩喜茂別町/真狩村/留寿都村真狩村11,809
登川夕張市登川村10,334
角田栗山町角田村12,882
砂川砂川市/上砂川町/奈井江町砂川村12,797
沼貝美唄市沼貝村11,414
三笠山三笠市三笠山村16,866
歌志内歌志内市/赤平市歌志内村10,755
新十津川新十津川町新十津川村10,981
鷹栖鷹栖町/(旭川市)鷹栖村13,960
東旭川(旭川市)東旭川村11,436
伊達伊達市伊達村11,113
上表のうち、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」に記載があるのは、江別(第三表:2,401人)のみです。

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[99355] 2020年 4月 8日(水)19:47:30【1】白桃 さん
名邑三世代.その8(三重県)
【明治の名邑】
三重県の【明治の名邑】は、宇治山田、津、桑名、上野、松阪、四日市(以上の六つは市街)、尾鷲(筆頭名邑)、亀山、鳥羽、名張、関、久居、長島、木本の計十四。代表名邑は関にします。実は、今日の今日まで「関の弥太っぺ」ってここの人かと思っていたのですが、常陸の関本だったのですね。市街が六つもある三重ですが、そのトップ宇治山田は福岡と並ぶ明治の二大ツインシティです。準名邑の白子※も、白子村と江嶋村(第一表1,681人)等との連合邑であったのでは、と推測してます。また、城下町であった津※は、連担している地区を合計すると約2万人の市街となります。なお、参考として東海道の宿場であった、石薬師、庄野、坂下のデータを記しました。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
市街宇治山田伊勢市山田21,223宇治山田市37,539
宇治5,748(宇治山田市)
市街津※津市15,884津市41,229
市街桑名桑名市桑名15,204桑名町21,544
市街上野伊賀市上野12,785上野町16,310
市街松阪松阪市松阪11,958松阪町15,841
市街四日市四日市市四日市11,939四日市市30,704
名邑尾鷲尾鷲市尾鷲5,483尾鷲町10,239
名邑亀山亀山市亀山5,414亀山町10,755
名邑鳥羽鳥羽市鳥羽町4,547鳥羽町6,403
名邑名張名張市名張3,741名張町5,886
名邑(亀山市)3,682関町4,137
名邑久居(津市)久居3,608久居町3,478
名邑長島紀北町長島浦3,524長島町4,770
名邑木本熊野市木本浦3,203木本町5,096
準名邑
第一表白子※鈴鹿市白子村2,252白子町5,938
第一表富田(四日市市)東富田村3,753富田村6,641
第一表小俣(伊勢市)小俣村3,170小俣村3,285
第一表菰野菰野町菰野村3,131菰野村4,508
第一表神戸(鈴鹿市)神戸2,967神戸町3,798
(参考)
第二表石薬師(鈴鹿市)石薬師1,192石薬師村2,540
第一表庄野(鈴鹿市)庄野村1,372庄野村1,568
第一表坂下(亀山市)坂下村788坂下村934
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【大・昭の名邑】=【秀邑】
三重県の【秀邑】は、僅か鈴鹿一つです。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
一種二級鈴鹿鈴鹿市白子町5,320鈴鹿市68,755
注:(人口)は国勢調査人口

【昭・平の名邑】=【卓邑】
三重県の【卓邑】は、菰野、阿児、明和、楠、小俣、川越、大王の七つ。話が少しそれますが、現在の志摩市にはDIDがありませんが、かつては旧)大王町の波切のほかに、旧)志摩町の和具にも存在していました。その頃、バスで素通りしたのですが、やはり、両DIDよりも旧)阿児町の鵜方駅周辺にちょっとした「都会」を感じました。
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
二種二級菰野(6)菰野町菰野町20,217菰野町37,972
二種三級阿児(0)志摩市阿児町17,693阿児町22,995
二種三級明和(0)明和町明和町17,390明和町22,300
四種楠(7)(四日市市)楠町10,405楠町10,997
四種小俣(6)(伊勢市)小俣町10,988小俣町18,125
四種川越(6)川越町川越村8,388川越町11,782
四種大王(5)(志摩市)大王町11,019大王町8,465
(参考)
東員(4)東員町東員村8,255東員町26,305
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は9回の国調でDIDが存在した回数
[99351] 2020年 4月 6日(月)13:03:44白桃 さん
連鎖循環クイズ
しょうもないクイズを頻発するのは良くないことだと理解しているのですが、外出もままならず、お酒も今日から二週間ばかりは控えなければという状況下、特に、やることもなく・・・

今から50年前、高校3年生の白桃は、「練習だと思って」と言う担任の指示によって、合格しても全く行く気のない大学(京都の有名な私大)の試験を高松市で受けることになりました。その数学の問題が、極端というか、イヤらしいというか、途中で問題を間違えると、あとは、全滅するしかない、というものでした。

で、それを真似て作りましたので、自宅で鬱々としている方、おヒマな方は挑戦してみてください。
なお、調べればわかる問題ですので、正解は発表いたしません。
(最初の問題が一番難しい。問題は連鎖していますが、循環しているので最後の問題から解いたほうが簡単かも。)

問題、以下のA~Jにあてはまる地名等を答えてください。
・・・・・・
A市は、47ある都道府県内人口最少自治体(市町村)のうちの3つと隣接している唯一の市です。

A市と同一年月日に市制施行した兵庫県の市はB市です。

B市は、2005年に蕎麦で有名なC町ほかと新設合併を行っています。

城下町Cの藩主である仙石氏は、信濃国のD藩からの転封で、その関係から
B市とD市は姉妹都市となっています。

D市と総画数が同じで、対称的な市名となっているのが静岡県のE市です。

E市の市長の苗字は、北陸地方の県名(県庁庁所在市名)と同じFです。

F県の人口最少市はG市です。

山梨県にあったG村は、「平成の合併」によってH町となっています。

H町が隣接している市の中で人口が最も少ないのはI市です。

I市には隣接する市名と同じ校名のJ高校があり、その高校出身の落語家は、「笑点」においてA市出身の落語家と罵倒合戦?を繰り広げています。
[99342] 2020年 4月 5日(日)18:44:04白桃 さん
名邑三世代.その7(宮城県・後編)
【大・昭の名邑】=【秀邑】
宮城県の【秀邑】は、槻木、村田、渡波、大河原、松島、女川、矢本の七つ。柴田郡の街が3つ入っているのが注目されますが、「準秀邑」の川崎を含め、この頃の柴田郡の群雄割拠(あるいは、団栗の背比べ?)ぶりが想像できます。現在では大河原とコナーベーションしている(と、ウィキに書かれている)船岡は、1939年海軍火薬廠の設置を契機に台頭してきたようです。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
二種三級槻木(柴田町)槻木町7,759槻木町11,572
二種三級村田村田町村田町6,973村田町10,264
二種三級渡波(石巻市)渡波町6,435渡波町13,269
二種三級大河原大河原町大河原町6,113大河原町11,627
二種三級松島松島町松島村7,644松島町15,333
二種三級女川女川町女川村7,490女川町16,475
二種三級矢本東松島市鷹来村6,378矢本町16,857
準秀邑
雄勝(石巻市)十五浜村7,737雄勝町10,982
小野田(加美町)小野田村7,731小野田町12,228
川崎川崎町川崎村7,011川崎町10,442
豊里(登米市)豊里村5,299豊里町10,044
(参考)
船岡柴田町船岡村3,337船岡町11,110
注:(人口)は国勢調査人口

【昭・平の名邑】=【卓邑】
宮城県の【卓邑】は、名取、多賀城、亘理、柴田町(前身は船岡)、大和、小牛田、七ヶ浜、中新田の八。仙台の成長に伴って人口を伸ばした街が並んでいます。
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
一種一級名取(9)名取市名取市33,026名取市67,216
一種二級多賀城(7)多賀城市多賀城町21,047多賀城市61,457
二種二級亘理(2)亘理町亘理町27,277亘理町34,770
二種二級柴田町(8) 柴田町柴田町23,515柴田町39,485
二種三級大和(7)大和町大和町20,163大和町24,410
二種三級小牛田(0)美里町小牛田町19,438小牛田町20,245
二種三級七ヶ浜(3)七ヶ浜町七ヶ浜町13,054七ヶ浜町21,131
四種中新田(6)加美町中新田町15,865中新田町13,929
準卓邑
富谷(4) 富谷市富谷村4,874富谷町35,909
(参考)
丸森(0)丸森町丸森町26,740丸森町17,868
築館(1)栗原市築館町19,042築館町15,866
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は9回の国調でDIDが存在した回数
※前身でないところが【秀邑】になっている「卓邑」名称には「市」「町」を付けています。(例:柴田町)
[99338] 2020年 4月 5日(日)07:17:19白桃 さん
白桃のABC予想
望月教授によって証明されたとする「ABC予想」、白桃も挑戦してみました。

一生懸命工面すれば、なんとか下の公式が成り立つ。ただ、注意しなければいけないのは、Cから始まる市に千葉市を絶対使用しないことである。それと、Aから始まる市に明石を使用した場合、証(あかし)にくいのではないか・・・

(Aから始まる市の人口)+(Bから始まる市の人口)≒(Cから始まる市の人口)

証明?例
2020年2月1日現在
A.阿南市69,871
B.備前市32,883
102,754
C.筑紫野市102,780
多分、2020年1月15日にはピッタリ合っていたのではないかと考えられます。
[99333] 2020年 4月 4日(土)16:26:09白桃 さん
秀邑・卓邑の級制
殆どの方は関心がないでしょうが、「名邑」三世代に関しオタク精神を遺憾なく発揮し、【秀邑】と【卓邑】に級制を導入します。
秀邑1920年国調人口1950年国調人口--- 卓邑1960年国調人口2000年国調人口
A(3万以上)a(5万以上)A(3万以上)a(5万以上)
B(1万以上3万未満)b(2万以上5万未満) B(1万5千以上3万未満)b(3万以上5万未満)
C(5千以上1万未満)c(1万以上2万未満) C(1万以上1万5千未満)c(2万以上3万未満)
上表の組み合わせで
一級:Aa,
二級:Ab,Ba,Bb,Ca,Ac
三級:Bc,Cb,Cc,その他
とし、これを【秀邑】一種、二種、三種、及び【卓邑】の一種、二種、三種に適用します。

既稿、和歌山、山梨、山口、山形、宮崎5県の【秀邑】及び(四種を除いた)【卓邑】を整理し、次の通り再掲いたします。
秀邑/種別名称現自治体-----卓邑/種別名称現自治体
一種一級宇部山口県宇部市一種一級橋本和歌山県橋本市
一種二級小林宮崎県小林市一種二級串間宮崎県串間市
小野田山口県山陽小野田市西都宮崎県西都市
岩国市山口県岩国市尾花沢山形県尾花沢市
一種三級下松山口県下松市山梨市山梨県山梨市
日南市宮崎県日南市韮崎山梨県韮崎市
山口県光市二種三級上野原山梨県上野原市
二種二級飯野宮崎県えびの市かつらぎ和歌山県かつらぎ町
富島町宮崎県日向市豊浦(山口県下関市)
二種三級箕島和歌山県有田市三股宮崎県三股町
高岡(宮崎市)岩出和歌山県岩出市
本庄宮崎県国富町清武(宮崎市)
安下庄(山口県周防大島町)石和山梨県笛吹市
東根山形県東根市貴志川和歌山県紀の川市
都農宮崎県都農町
厚狭(山口県山陽小野田市)
長井山形県長井市
小郡(山口市)
高千穂宮崎県高千穂町
高畠山形県高畠町
富田(山口県周南市)
下吉田山梨県富士吉田市
塩山山梨県甲州市
深川山口県長門市
秋穂(山口市)
大嶺山口県美祢市
金山山形県金山町
大月山梨県大月市
温海(山形県鶴岡市)
[99331] 2020年 4月 3日(金)17:20:50【1】白桃 さん
歯科医院リッチ論
[99330]k_ito さん
三河から百貨店が消える
情報有難うございます。早速、豊橋の「都会度」を0.1ポイント下げました。と言っても、都会度の大勢にはあんまり影響を与えませんが・・・。

さて、タイトルの「歯科医院リッチ論」と言っても歯科医院が儲かっているとか、歯科医がrich(お金持ち)か、という話ではありません。歯科医院の立地に関すること、いや、歯科医院の立地に関して私の大いなる疑問です。
地理(学)は、例え、学問の仲間に入れてもらっても、法則とか理論とかを追求しない方が身のためだと考えているのですが、(今はどうなっているのか知りませんが)「経済地理学」的分野の中に「立地論」というのがあって、その中で特に有名なものに、チューネンの農業立地論「孤立国」、A.Weberの産業(工業)立地論、クリスタラーの「中心地・理論」があります。私が学んだ→遊んだ地理学教室は、そういったものとは方法論と言うか、流儀を異にするところだったので、私も詳しいことはほとんど理解していないのですが、友人の中には、教室から立地論関係の本を借りて、中身は読まず?すぐ返却、本の外箱だけをずっと長く下宿の本棚に飾っていた輩がいました。
だいぶ脱線しましたが、私の住む浦安市のここは住宅街と言ってよいところなんですが、200mぐらいの道沿いに医院、クリニック、耳鼻科、歯医者さんがズラー~~と並んでいて、ここが坂道であったら、病院坂の首ククリ・・・って金田一耕助が出てきそうなんです。地図を拡大して頂ければお判りになると思うのですが、特に歯科医院について言えば、4軒はあったと思うのです。お客の奪い合いにならないのか?ともう、歯磨きをしなくて良い歯になって、歯や、早、15年になる私は心配しているのです。
皆様の身近で、同業者が軒を連ねている通りがあったら教えてください。


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