遅ればせながら、グリグリさん、10万記事突破おめでとうございます!
私のインターネット使用歴も、齢23にして15年に達しようとしていますが、個人が運営するWEB掲示板でこれほどの総記事数に到達した例は殆ど記憶に有りません。サイト利用者が築き上げた10万という数字も驚くべきものですが、何より20年以上もの間熱意を失うことなく我々が書き込みやすい場を提供してくださったグリグリさんには本当に頭が上がりません。これからも落書き帳と「都道府県市区町村」の益々の発展をお祈りしながら、少しでも顔を出せるように努力したいです。
さて、10万記事ということで何かご用意できないものかと考えましたが、国内の地名に関しては
〇万コレクションとして既に収集済み(私のコレクションではありますが、長らく放置してしまっていてお恥ずかしい限り...)なので、国外の地名について調査してみました。
とはいえ、お世辞にも自分の語学力が優れているとは言えないので、英語の「hundred thousand」でのみ調査したところ1件ヒット。こちらのアメリカ合衆国・アラスカ州にある
ハンドレッド・サウザンド川(Hundred Thousand Creek)になります。
一方、(大した調査はしてませんが)中国には
十万大山、
十万古田、
十万坪、
十万など、「十万」を冠した地名はいくらか存在するようです。漢字文化圏とその他の言語圏では数字の表記の長さに差が有ることから、地名における数字の登場頻度も大きく変わってくるのかもしれないですね。
十万に紐づけられそうなコンテンツということで、国内の番地の数字の最大値についても調査していたのですが、こちらは
27409が最大値のようなので10万には届かず。
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[100014]ほか 白桃 さん
[100016]ほか Takashi さん
市役所・町村役場の設置場所に関するお話としては
こちらのアーカイブズが参考になるかもしれません(既にご覧になっているようなら恐縮です)。
特に
[11164]まがみさんの
現実的には、いちおう公式に「本庁舎」を決めるものの、旧市役所・町村役場の機能を本庁並みとする例が多いのではないかと思います。例えば西東京市は、条例で公式に定めている市役所は旧田無市役所の位置としていますが、田無市役所を「田無庁舎」、保谷市役所を「保谷庁舎」と称して、2つの庁舎の間に優劣を付けないように、どちらが本庁かということを意識させないようにしています。このことは、ホームページなどでもかなり徹底されています。
というのは興味深い事例であります。現在も、
西東京市公式HPのフッターを見ただけでは田無・保谷のどちらが本庁なのか判別困難です。
また、wikipediaによれば(出典が弱いのが気になりますが)、山口県旭村(現萩市)では
旧明木村と旧佐々並村が合併し旭村となった際、役場の位置を決めずに合併し、定期的に役場を明木地区と佐々並地区の間で引っ越しを行うことになっていた(旧明木村役場と旧佐々並村役場のうち、一方を役場の本所に、もう一方を支所として、2年に1度役場本所と支所を入れ替えていた)。これは全国的にも珍しいシステムであり、引っ越しの様子はたびたび報道で紹介されていた。
しかし電算システムなどの都合により役場を一方に固定する必要が生じ、1995年(平成7年)より旧明木村役場に固定された。
といった状況だったらしく、高知県東洋町でも
合併時に町役場の位置で紛糾し、2年交代で野根と甲浦に設置し、4年後に決定することとした。しかしながら町役場問題は1963年にも解決せず、その後も分町問題が度々持ち上がり、1985年に現在の役場ができるまで、町役場が甲浦と野根を数年交代で相互に移動していた。
といった状況だった様子。地方自治法に従うために条例上の役場を1か所定めながらも、条例の改正を定期的に行う形で役場の位置を移動する事例は存在したようですね。昔の落書き帳の記事でも両町村について触れられた
記事がありました。
[100014]白桃さんの
「市役所はココです。」と一か所に特定しなければならない登記上?の決まりのようなものがあるのでしょうか???
ご存知の方は教えてください。
について、地方自治法4条の条文では1か所に特定する必要は無いように読むことも可能(2項の「最も~」が気になるかも)ですが、各自治体が一見面倒な工夫をしてでも条例上では役所・役場(=事務所)を1か所にしてることに鑑みると、実務上は1か所に特定しなければならないと解されているのでしょうね。
#大学時代に地方自治法を履修していた時期もありましたがなかなかに楽しかったことをふと思い出しました。市町村合併のメリットデメリットを実際の事例を基にしながら解説していく講義なんかは、大体ここで目にした覚えのある内容でした(笑)