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みかちゅうさんの記事が50件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[82970]2013年3月5日
みかちゅう
[82962]2013年3月2日
みかちゅう
[82901]2013年2月17日
みかちゅう
[82892]2013年2月15日
みかちゅう
[82808]2013年1月27日
みかちゅう
[82738]2013年1月17日
みかちゅう
[82707]2013年1月14日
みかちゅう
[82688]2013年1月13日
みかちゅう
[82643]2013年1月11日
みかちゅう
[82638]2013年1月11日
みかちゅう
[82589]2013年1月8日
みかちゅう
[82579]2013年1月7日
みかちゅう
[82351]2012年12月19日
みかちゅう
[82342]2012年12月18日
みかちゅう
[82336]2012年12月17日
みかちゅう
[82324]2012年12月14日
みかちゅう
[82251]2012年11月23日
みかちゅう
[82213]2012年11月18日
みかちゅう
[82130]2012年11月4日
みかちゅう
[82117]2012年11月4日
みかちゅう
[82099]2012年11月3日
みかちゅう
[82092]2012年11月3日
みかちゅう
[82086]2012年11月3日
みかちゅう
[82084]2012年11月3日
みかちゅう
[82083]2012年11月3日
みかちゅう
[81902]2012年10月1日
みかちゅう
[81774]2012年9月3日
みかちゅう
[81736]2012年8月31日
みかちゅう
[81733]2012年8月30日
みかちゅう
[81510]2012年8月16日
みかちゅう
[81481]2012年8月15日
みかちゅう
[81448]2012年8月14日
みかちゅう
[81409]2012年8月14日
みかちゅう
[81325]2012年8月13日
みかちゅう
[81315]2012年8月13日
みかちゅう
[81300]2012年8月12日
みかちゅう
[81267]2012年8月7日
みかちゅう
[81265]2012年8月7日
みかちゅう
[81259]2012年8月6日
みかちゅう
[81249]2012年8月4日
みかちゅう
[81220]2012年7月31日
みかちゅう
[81189]2012年7月27日
みかちゅう
[81145]2012年7月20日
みかちゅう
[81129]2012年7月17日
みかちゅう
[81127]2012年7月16日
みかちゅう
[81106]2012年7月15日
みかちゅう
[81102]2012年7月14日
みかちゅう
[81099]2012年7月14日
みかちゅう
[81090]2012年7月14日
みかちゅう
[81057]2012年7月9日
みかちゅう

[82970] 2013年 3月 5日(火)02:00:48みかちゅう さん
大赤字のデマンド交通
民間の路線バスが廃止され、自治体運営のコミュニティバスでも乗客がほとんどおらず、最後の手段として導入される区域型のデマンド交通。多くの場合は住民限定で事前登録が必要となり、もはや「公共交通」と言えるものなのかとさえ考えてしまいます。

そんななか、千葉県袖ケ浦市の平川おでかけタクシーが3月末で廃止されるとのこと。平成23年11月~12月にかけて実施されたデマンド型乗合タクシー実証運行におけるアンケート調査(PDFファイル)によれば、1人1回当たりの市の負担額が7300円に上っていたとのことで、その後に袖ヶ浦駅などまでの運行や運行日の削減をしたものの、結局今年度限りで廃止することになったそうです。

利用実績(PDFファイル)は23年度で1日あたり5.4人、収支率は4.8%にとどまっています。片道は家族などの送迎に頼る人がいるとしても同一人物の往復利用もあることを考えれば、デマンド交通を必要とする人は極めて少ないことがうかがえます。自宅から目的地までのドアツードア方式の輸送をしてこの実績ですから、一般の自治体バスに比べてもさんざんな実績と言えるでしょう。特定少数に税金で支出するというのは許されないでしょうが、利用者にタクシー券を配る方が安く上がるくらいです。

そもそも袖ヶ浦市のコミュニティバスの導入が平成15年10月と、前年2月の道路運送法改正による「路線バス廃止の自由化」をうけて県内各地で廃止路線の代替交通を模索していたころでした。袖ヶ浦市では路線廃止による代替交通確保の必要性はなかったのですが、近隣自治体が自治体バス新設に走るのを見て「わが市にも自治体バスを作ろう」と安易にブームに乗っかったのではないでしょうか。22年9月の廃止まで、1日あたりの利用者は13人程度で収支率は3%前後という状況でした。
このような実態では当然「空気を運んでいるようなものだ」と批判され、運行継続の必要なしと判断されます。しかし廃止するとなると代替手段を手当てしろという声が出て、デマンド交通を導入せざるを得なかったのでしょう。デマンド化したら運行委託費は3割ほど圧縮できましたが、利用者は半分以下になってしまいました。自宅から乗れて便利なはずなのに、予約制が面倒で敬遠されたのでしょうか?

袖ヶ浦市の事例は「十分な計画をせずに安易に初めてはいけない」ことを表す例なのでしょう。定められた時刻・区間を走るコミュニティバスの廃止→デマンド交通化は千葉県内でも山武市(旧・山武町地域)や柏市(旧・沼南町)などで実施されているだけに、その後の様子は注目する必要があると感じます。
[82962] 2013年 3月 2日(土)22:22:41【1】みかちゅう さん
中高一貫校への進学率
[82940]おがちゃんさん
中高一貫という制度の都合上なかなか踏ん切りのつかない一面もあったりします。
私も中高一貫校の出身ですが、校舎は中高同じ場所だし、先生たちも多くはそのまま持ち上がりでした。部活・文化祭・体育祭も6学年合同だし、単に4年生になったのと変わりありません。意識させられるのは高校生料金になって入場料が上がることぐらいでしょうか。学割定期券もJRだと多少アップします。
「高校受験がない」というのを一貫校は売りにしているので、中だるみはある程度織り込み済みでしょう。中学3年の時に受験がないのでスポーツや趣味に打ち込めるのは大きいと思います。学校によっては高校の学習範囲を中学校で先取りすることで、高校での勉強にも余裕が出るという利点もあります。

同時に「いつ留年・退学になるかわからない」というプレッシャー
成績が少々悪くても補習を受けたり課題をこなしたりすればおまけしてくれる、かもしれません。私の学校はその辺は甘かったので数学なんかは救われました(汗)。ま、学校によりけりで、「成績不良でレベルについていけないと判断したら中学の間でも退学勧奨をする」なんてところもあるようです。

[82948]ただけんさん
特定の地域(ないし市区町村)在住の中高生を持つ親が、中高一貫に入れている比率
東京都の公立小学校の卒業生の進学先ならば教育委員会が公立学校統計調査報告書 公立学校卒業者(平成23年度)の進路状況調査編で明らかにしています。
例えば平成23年度の場合、都内の公立小学校の卒業生が94787人いて、
都内の市区町村立中学に進学…75615人(都内の公立から都内の都立を引いて算出・特別支援学校を含む)
都内の私立中学に進学…15655人
都内の国立中学に進学…432人
都内の都立中学に進学…1365人
都外の中学に進学…1558人
その他…162人
となっています。「都外」の中には転居を理由として都外の市町村立中学に進学している者も含まれますが、多くは国立や私立中学ではないかと思います。

国立や私立の中学校でも中高一貫でないところがあるかもしれませんが、1-(75615÷94787)≒0.2023→20.2%、が中学受験を経て中高一貫校に進んでいると推測できそうです。23区に限ると24.1%になります。
中高一貫校に通っている人数というと、国私立の小学校(いわゆる「お受験」)経由の者が入ってくるので、もう少し別の統計をあたる必要がありそうです。

ちなみに上の計算で出した「中学受験率」は、都心から離れるにしたがって減っていく傾向です。家計に余裕があって教育に熱心な層が多く住んでいる地域、ということですね。23区と市のそれぞれ上位と下位5つ(郡部を除く)を挙げておきます。

区名受験率市名受験率
文京区42.7%武蔵野市27.9%
千代田区42.4%三鷹市23.8%
中央区39.3%調布市21.7%
目黒区38.4%狛江市19.9%
港区38.3%国分寺市19.3%
墨田区18.6%東大和市10.8%
板橋区17.5%羽村市9.1%
葛飾区15.4%あきる野市7.2%
江戸川区13.3%青梅市6.2%
足立区13.3%武蔵村山市6.2%

市区単位ではこんな傾向ですが、小学校単位にすると「学区が隣接するのに大きく差が出る」場合もあります。大規模なマンションがあると似たような環境の家庭が集まって受験率が上がったりするためでしょう。
[82901] 2013年 2月 17日(日)00:23:31みかちゅう さん
地理の入試問題・補足
昨日の入試問題ですが、出典は明治大学文学部(25年2月13日実施)の地理の問題です。地図読み問題に関する部分だけ原文を出しておきます。

[1]次のA図とB図は、ともに25,000分の1地形図(原寸大、平成18年及び平成19年発行)である。両図をよく見て、以下の設問に答えよ。なお、A図の示す範囲はB図のそれの下流部にあたる。

問3 A図上、石田川が注ぐ水域は滋賀県の琵琶湖である。そのことを知らないという前提で、この水域が湖沼であると判断できる理由を、解答欄の枠内に簡潔に述べよ。

なお、こちらが地図Aが写っている範囲です。問題添付の地図の範囲は北側は「今津町桂」のあたり、南側は近江今津駅付近、西側はバイパスの西に「石田川」と書かれているあたり、東側は石田川の河口から250mほどとなっています。また、地図の原本はカラーですが、問題では白黒になっています。

さて、問題の模範解答としては「海岸線のそばなら標高は0m近くのはずなのに、岸辺からすぐのところに標高が87.2mの水準点があるから。」というように、標高に注目することになります。解答欄の大きさ次第では、これに加えて「水面へ向かって一気に崖になってもない」ということも書けるかもしれません。
問題文の意図を「地名で判断せず、地形から根拠を挙げるのが条件」ではなく「具体的な湖の名前は分からないのが条件」ととらえるならば、「おうみいまづ駅は滋賀県の駅である。滋賀県は内陸県なので海岸ということはありえない」なんていうのもアリか? 地理受験者なら問3の注意書きを読む前に滋賀県の地図と分かった人も多いのではないかと思います。


[82893]にまんさん
霞ヶ浦のように湖岸の標高が1ケタだったら成立しなかったでしょう。地図を切り取る場所次第では、標高以外の観点で作問することができるかもしれません。たとえば、「海面ならば一方的に海へ向かって流入するだけなのに、水面に向かって流れているA川と水面から流れ出ているB川の両方が存在するから。」といった具合です。
実は、パート2として瀬田川が流出する部分の地図を挙げて「標高以外の観点から水域が湖面であると分かる理由を説明せよ」という問題を出したかったのですが、B5判程度の範囲の地図ではなかなか川の流れる向きが分からないのでボツになりました。

[82894]じゃごたろさん
[82897]ペーロケさん
[82900]hmtさん
地形図を読むのではなく、地形図の様式に注目して「等深線が書かれているのは湖沼のみで、海ならば等深線は書かれていないから」という解答は意表を突いたものですね。意外性があって面白いとは思いますが、こんなところに普通は注目しないはず。
地形図の様式に注目させる問題としては「この地図が2万5000分の1の地図であるとわかる理由を説明せよ」という問題が定番です。簡単だとは思いますが、こちらもぜひ挑戦を。

[82896]ぺとぺとさん
[82897]ペーロケさん
「水門がないこと」は添付の地図ではちょっと分からないのではないかと。「堆積状態から波が穏やかなのが推測される」というのも、湾の中という可能性があるのでダメそうです…。

[82898]千本桜さん
高校生にとっては難問だと思いますが、正解率が何パーセントになるのか気になります。
大学受験のために地歴科目を選択するとなると、普通は日本史か世界史です。センター試験のみで合格する気ならばともかく、各大学の個別入試で地理の試験を実施するところは限られてしまいます。いくつかの大学を受験することを考えると、日本史や世界史は「入試に必要だから仕方なく勉強」という人も多いでしょうが、地理選択は「地理の学習が好きで入試対策も苦にならない」でなければなかなかメリットを感じないところ。日本史・世界史に比べると参考書も予備校の授業も手薄感は否めません。
それに加え、時事問題や時々変化する統計資料を使った問題も多く、参考書に依存した学習では高得点につながりにくいものです。常日頃からネタに触れておくという意味では学問のあるべき姿なのかもしれませんが。変動がある「ナマモノ」という点は政治経済も同じですが、受験対策なら地理よりも充実しています。
そんな不利なことを考えたうえで「好きだからあえて地理を選択した」高校生が受験するので、標高に注目していた解答は結構多かったのではないでしょうか。「標高が0m近くではない」や「標高が80m以上もある」程度の解答だと不十分とみなされそうなので、もう少し詳しく書けたかで差が付きそうな気がします。
[82892] 2013年 2月 15日(金)21:57:11みかちゅう さん
地理の入試問題から
大学入試問題に地図読み問題があったのでネタとして出してみます。実際の問題では2万5000分の1の地図が与えられているのですが、うまく指定してリンクできないので問題の雰囲気を味わってください。

<問題>
この地図を見て、「東側に書かれている水面は湖である」と分かる理由を説明しなさい。ただし、地名を見て判断するというのは不可とします。

琵琶湖の周りの地図だと地名を見ればわかるなぁと考えて、思考停止に陥らないようにご注意。
[82808] 2013年 1月 27日(日)01:03:22みかちゅう さん
ずらされた編入日
[82805]おがちゃんさん
[82807]山野さん
古川市…昭和25年12月15日(市制・3村編入)→16日(3村編入)
結城市…昭和29年3月14日(1村編入)→15日(3村編入・市制)
というように、両者とも月半ばに関係しているのが気になります。「1か月の半分以上該当するのが条件」というような制度があったとか?

ところで、国会議員の議員報酬は日割り計算ではなく月ごとの計算になるので、衆議院の解散が月初めになるとほとんど働きもしないで1か月分丸もうけ、という批判がありました。

古川では15日/16日、結城では14日/15日で、様々な制度の関係を考えたうえでどちらの日で合併する方が得か?といった思わくがあったのかもしれません。単純に事務作業の観点だけで言えば、1日で市制とすべての編入を終えた方がいいでしょう。
[82738] 2013年 1月 17日(木)11:13:39みかちゅう さん
十番勝負・その7
問一…三浦市
問五…長岡市
問九…厚木市
[82707] 2013年 1月 14日(月)21:55:30みかちゅう さん
十番勝負・その6
問十…小田原市
[82688] 2013年 1月 13日(日)21:45:56みかちゅう さん
十番勝負・その5
問三…東久留米市
[82643] 2013年 1月 11日(金)22:43:08みかちゅう さん
十番勝負・その4
問二…秦野市
[82638] 2013年 1月 11日(金)22:33:31みかちゅう さん
十番勝負・その3
問八…成田市
[82589] 2013年 1月 8日(火)00:51:07みかちゅう さん
十番勝負・その2
問四…三浦市
[82579] 2013年 1月 7日(月)12:48:07みかちゅう さん
十番勝負・その1
今回は一般コースで。

問六…上尾市
問七…川崎市
[82351] 2012年 12月 19日(水)19:28:58みかちゅう さん
あえて続きを書きます
[82304][82346]グリグリさん
違法行為を実行するつもりもない
私にはそう捉えることはできませんでした。その理由として
そもそも今の私の状況では実現にはほど遠く、強力な協力者が必要です
とおっしゃっていることから、断念する理由は
・グリグリさんが運営に十分な時間や費用がない
・資料館と銘打つほどの資料が集まっていない
であり、「法律上の問題をクリアできないから」とは受け取れませんでした。裏を返してみれば、時間・費用・資料を解決してくれる協力者がいれば実際に運営するのではないか、と受け取りました。
それに加えて、
現在の法律を厳密に遵守することが大前提であるという柔軟性のない考え方には賛同できません。
今の世の中で厳密に法に照らし合わせた場合に「違法行為」と呼ばれるものは数限りなくある
権利者を100%満足させることができない運用も出てくるかもしれません。
などと、さも「法律がおかしい」と言わんばかりの発言です。資料館構想を進めたい立場のグリグリさんの一連の発言の流れからすると、「法を守ることの利益より、法をあえて犯すことで得られる利益が大きいから資料公開は構わない」と読み取られても仕方がないのではないでしょうか。

著作権はよくわからないという言い訳をされますが、わからないならば勉強して欲しいです。
私を含め周りが著作権法の運用を誤解している、きちんと理解していないとおっしゃるのであれば、グリグリさんが分かりやすく解説されてはいかがですか。むろん、独りよがりの自分に都合のいい説を広げているだけと言われないためにも、通説や判例を踏まえていることは必要ですが。


[82350]中島悟さん
現実に法のグレーゾーンは、当局の運用によって調整されています。
それは確かですが、著作権法関係で摘発するのであれば「大規模に流しているところ」が狙われるでしょう。合併資料は対価を目的とした著作物ではないですが、「有料で流通している著作物ではなくてもネット上で流すことは許されない」という見せしめに使われるかもしれませんし。
[82342] 2012年 12月 18日(火)16:39:51みかちゅう さん
異を唱えることは許されないのですか?
[82340]グリグリさん
的を外している書き込みが多く、とても残念に思っています。
グリグリさんは「需要はあるからどんどんやれ」という声が欲しいのでしょうか。

しかし、ネット上の掲示板という不特定多数が閲覧する公の場で、資料館構想を是とし権利の侵害行為を積極的に助長する発言をすることはやってはならないと考えます。
複数の方から違法性が指摘されているにもかかわらず資料館構想を肯定することは、「あれば便利だろうし、何かあっても自分にまで違法性が問われることはないだろうし」という甘い考えにほかなりません。それどころか資料館構想を肯定すると、「違法行為を助長している者」という評価を受けることになります。
そうなると、落書き帳メンバーの対応は「現状では資料館構想はやめるべきだと主張する」か、「書き込みをしない」という選択をすることになるでしょう。グリグリさんはきちんと理由を示せば聞く耳を持っていると思っているから、あるいは『都道府県市区町村』は信用できる有意義なサイトであってほしいと願っているからこそ、「資料館構想をやめるべきだ」という忠告が寄せられるのではないでしょうか。
落書き帳を通じた「〇○の資料なら私が持っているのでメールで添付してあげますよ」というような書き込み程度にまでケチをつけるつもりはありませんが、サイト管理人が資料館構想で大規模にやろうというのは見過ごせません。

それに、周りからどれだけ言われようと資料館構想を強行するのであれば、1999年以来13年かけて築いてきた信頼を失うことになりませんか? 「合併情報から地理雑学までそろう名物サイト」という地位は、「著作権侵害を承知で大量に資料を垂れ流すサイト」に成り下がってしまうことでしょう。

もちろん、「資料館構想で扱うことが想定されている資料が著作権の侵害と認められなかった」という判例があり、その考え方が広く認められているのであれば何の問題もありません。しかし、「事実の羅列のような合併資料などわざわざ文句は出まい」という程度の認識で資料館構想を進めるのはあまりに危険です。


みかちゅうさんはこの書き込みに同意し支持されているのですか。
「この書き込み」というのは88さんの[82329]のことでよろしいのでしょうか。

[82329]には過激な表現も含まれているな、と感じるところはあります。しかし、著作権上問題になりそうなことを伝えても一向に耳を貸さず、88さんとグリグリさんはオフ会で直接話し合っても議論は平行線だったというのがうかがえます。本来ならば楽しい場になるであろうオフ会で、ため息の出る話です。
情報入力・更新作業が大変な市区町村変遷情報の編集を担当されている88さんにとって、グリグリさんへの思い入れは深いものと察せられます。それだけに自分が正しいと主張をし続けるグリグリさんへの失望も大きいものと考えられます。
[82336] 2012年 12月 17日(月)12:49:17みかちゅう さん
有力なサイトだからこそやってはならない
「たかが個人運営のサイトだから問題ない」とでもいうのでしょうか? トップページに記載されている16日の総訪問者数は8700人余りと、個人運営のものではかなりのものではないでしょうか。それだけ注目されているサイトの管理者が「違法承知での確信犯的行動」を行えば、どこからか横やりが入るのは十分に想像できます。

また、著作権は「有償で流通するか」で対応が変わるものではありません。合併資料は無料で自治体ホームページから閲覧・印刷できるものですが、そういった資料を提供することをビジネス化しているのを見るのは気持ちのいいものではありません。たとえて言うならば、「自分が動画サイトにアップしたコンテンツを、テレビ局が無断で番組に利用している」ようなものでしょうか。自分は対価を得るために動画をアップしたのではないが、人のネタを利用してカネ稼ぎしているのは腹立たしく思うことでしょう。しかも「腹立たしくても法的にはやめろとは言えない行為」ではなく、明確な違法行為です。
[82324] 2012年 12月 14日(金)01:40:08みかちゅう さん
Re:図書館同種施設
著作権が硬直的だ、というのは私も感じます。図書館で以下の場合で複写しようと申請すると、当然ながら断られます。
・古い地図を見開きでまるまるコピーしたい
→「見開きの片面」しか認めてくれない。ページの境界付近がほしいときはお手上げ。
・絶版の本を1冊コピーしたい
→お金の問題でコピーで済ませようとしているのではない。現物が手に入らないことを理解してほしい。

電子書籍が普及したら出版元が潰れない限り半永久的に有料配信ができるようになるのかもしれませんが、まだまだ先のことでしょう。すでに出版されたものについては、個別に著作権者に確認をとるのは膨大な手間が必要です。


ところで「図書館同種施設」がネット上で認められるとすると、誰かが正規の方法で入手した本をネット上にアップしてしまえば、ほかの人はタダ同然で見ることができるようになってしまうのでは? 読む方としてはありがたい話かもしれませんが、作者は1冊分しか収入が得られなくなってしまいます。これが法律的に許されるのであれば、とっくにどこかの企業がやっていてもおかしくないはずです。あるいは「全部のコピーではない」と開き直って、A社は本の前半・B社は本の後半をコピーする→結果的に利用者としてはまるまる1冊読める、なんてことがまかり通ってしまいそうです。

印刷物の場合は1冊の本を同時に複数の人が見ることはできません。作家によっては「読者は増えても印税が増えない図書館や中古書店での流通を苦々しく思っている」ようではありますが、法律的に文句を言えるものではなさそう。公立図書館が話題作を大量に購入して無料の貸本屋になっているという指摘も、最近の財政難による図書館の書籍購入費のカットによって多少は和らいでいるのかもしれません。
[82251] 2012年 11月 23日(金)22:55:47みかちゅう さん
オフ会に参加できない方のためにクイズ
[82247]桜トンネルさん
近いところで、鎌倉市
[82213] 2012年 11月 18日(日)23:27:26みかちゅう さん
五番勝負・感想
十番勝負は難易度が高くてついていけなくなりつつあるのですが、地図中心の五番勝負なら何とかなるかもと参戦。

●問一(観覧車)
中心点に何があるかを確認したらすぐわかります。デパート屋上にある観覧車のような小規模のものを除外といった条件があると面倒なので、地元のみなとみらいの観覧車を選択。
中心点ですぐに答えが分かってしまって面白くないので、「指定縮尺の地図を表示させ、その範囲内にあればOK」としたら面白そうですが、各自のパソコンで表示範囲が異なるので難しいでしょうか。地図で解答させるという企画なので、地図を「面」で使えれば出題バリエーションが広がると思います。

[82209]グリグリさん
地図写真で確認できることを正答の条件とすることもできますね。
航空写真は特定時基準で全国一斉更新されるわけではないので、出題時に稼働しているかで正誤判定をすべきと考えます。潰れた遊園地にある廃墟となった観覧車まで正解とする必要はないでしょう。

●問二(他県庁に近い)
既出解答を見たら各県の端の方に集中しているので、県境から最も近いと勘違いしたのが最初の誤答。十番勝負でも類題はあったはずです。

●問三(市町村一点集中・県またぎ)
既出解答を見たら3市町村が1点に集中しているところだったのですが、2県以上にまたがるという条件まで詰められずに誤答。十番勝負だと「線で隣接」が共通項になるところ、地図を利用したいい出題だと思います。隣接自治体は十番勝負でも定番なので、これも類題はあったはず。

●問四(回文駅)
既出解答をいくつか調べれば共通項自体は容易に見つかるのですが、濁点の有無には注意。共通項は分かっても、残りが少なくなると別の解答を発見するのが大変そう。便利な一覧サイトはあるのでしょうか? 4文字以上のはなさそうなのが残念。

●問五(人口重心)
地図の中心が特定の施設を指示しているとは思えないものだったので、面積か人口重心だろうというのはすぐに浮かびました。ところが参考となる総務省のサイトがメンテ中で見られないというもどかしさを味わうハメになりました。総務省のサイトと地図サイトでは経緯度の指定方法が異なること(「○度○分○秒」か、小数で「○度」か)も注意点でした。
[82130] 2012年 11月 4日(日)22:59:57みかちゅう さん
クイ図・その5
問五:千葉県千葉市

ふぅ、これで終了か?
[82117] 2012年 11月 4日(日)01:10:27みかちゅう さん
クイ図・再解答その2
詰めが甘かったかな?

問三:神奈川県相模原市
[82099] 2012年 11月 3日(土)10:35:23みかちゅう さん
クイ図・再解答
[82092] 2012年 11月 3日(土)09:19:54みかちゅう さん
十番勝負・その4
問三:神奈川県清川村

問五の意味するところは分かったのに、参考サイトが見えない…。
[82086] 2012年 11月 3日(土)08:51:08みかちゅう さん
クイ図・その3
[82084] 2012年 11月 3日(土)08:39:15みかちゅう さん
クイ図・その2
問一:神奈川県横浜市

同一自治体でも対象が違えば別の解答ということでいいですよね?
[82083] 2012年 11月 3日(土)08:29:25みかちゅう さん
クイ図・その1
久しぶりのクイ図企画ですね。

問四:佐賀県伊万里市
[81902] 2012年 10月 1日(月)19:00:11みかちゅう さん
人口増減ランキング、見てますよ~
[81899]グリグリさん
人口増減ランキング、せっかくなので興味本位で見てみました。
増加の著しいところ、減少の著しいところのいずれも自治体合併が少ないというのも注目です。

前者はベッドタウンで宅地開発が盛んなところ、工場誘致で定住者が増えたところが多く挙がっているようです。数百人単位の人口増が増加率に反映しやすいという点で、都市近郊の面積の小さい町村が挙がりやすいのは当然のところ。こういったところは比較的財政も確保できるので、自治体合併に走る必要性もあまりなかったのでしょう。
都心3区も高層マンションの開発などで人口集中が進んでいますが、中央区の人口が1.7倍とは驚きます。月島や晴海あたりにマンションは確かに増えたけれど、そこまで増えたのか・・・。
あと、都市部は国勢調査から漏れている住民(単身世帯などで居住者をつかまえられない)も多そうなので、実数はもっと増えているのかもしれません。

一方で、後者は山間部や離島の町村が多く上がっています。合併すると役場・役所まで遠くなるというのを嫌って合併しなかったというところもあるでしょうが、財政面などで合併話がうまくいかなったようにもうかがえます。


国勢調査の町丁目別人口を利用して「旧自治体単位の増減比較」をすれば、広域合併に走ったけれど人口流出は止まらず中心部に集中するだけだった、というようなことが見えるかもしれません。一覧を作成するのはものすごく大変そうですけど。
[81774] 2012年 9月 3日(月)14:41:37みかちゅう さん
バスで長野県北上の方法は?
[81750][81765]Issieさん
私が一番興味を持っていたのは,一行がどうやって松本平に入るかということでした。
中央西線沿いも飯田線沿いも民間事業者のバスはつながっていなかったはず。高山経由で入れなくはなさそうだが、長良川鉄道並行の美濃市~郡上八幡の岐阜バスが廃止されているのでこちらも不可能。果たしてどういう経路なのか?と私も気になっていました。
それにしても、便数が削減されがちなお盆休みに番組を収録した理由が気になります。自治体バスはカレンダー通りのところが多いように思いますが、民間事業者は休日ダイヤや特別ダイヤが適用され、ただでさえ少ない便がますます少なくなることが多いです。ひょっとしたら「盆休みダイヤが適用されるからこそ成立する乗り継ぎ」があったのかもしれません。

番組的には飯田から先,伊那谷をどう北上するかが問題になったはずです。
飯田~伊那~辰野にかけてはもともと伊那バスのエリアだったのですが、飯田線並行路線はほとんど廃止され、自治体バスのこまごまとした乗り継ぎが続くことになります。きちんと調べてはいませんが、番組企画の「3泊4日」という枠内では不可能なのではないかと。
足助→根羽→飯田の乗車記(10年以上前か?)を見たことがありますが、その時に根羽→飯田は朝の1本のみでした。そのために根羽で夜明かしをするのですが、飯田に着いても北上するバスは存在せず、苦労は無駄だったというオチでした。

[81764]k_itoさん
コミュニティバスで県境越えできるというのはかなり珍しいケースのような気がします
県境を越えて人の移動がある場合は、自治体バスになっても存続することも少ないながらあります。愛知県内では、新城市営バスの本長篠駅~浜松市田沢(遠鉄バス代替)があり、静岡県~愛知県の県境を越える唯一の路線です。
古河市も茨急バスの代替で埼玉県の栗橋駅に越境していますし、那須烏山市営バス(JRバスの代替?)も常陸大宮市に越境しています。
道路地図と比較して丹念に探してみれば意外とあるのかもしれません。
[81736] 2012年 8月 31日(金)15:53:57みかちゅう さん
自治体バス一覧~36徳島県
[81129]で香川県で試作した自治体バスリンク集ですが、第2弾として隣の徳島県をまとめました。調査漏れがございましたらご指摘ください。

徳島県内の民営バスは徳島平野一帯が徳島バス、阿南市が徳島バス阿南、那賀町のうち相生町川口以西・海部郡が徳島バス南部、三好市・東みよし町・つるぎ町が四国交通となっている。阿波市(旧・吉野町を除く)、吉野川市(川島以西)、美馬市は民営バスの空白地帯となっている。また、美波町(日和佐)~牟岐町・海陽町も路線が切れており、牟岐町側が飛び地となっている。
なお、徳島県内には地方公営企業としての市営バス(徳島市・鳴門市・小松島市)が存在するが、下の表では除外している。

<市部>
徳島市川内循環バス9月1日時刻改正
応神ふれあいバス徳島市地域公共交通会議・23年度第2回会議資料(PDFファイル)に情報あり。
鳴門市鳴門市地域バス
阿南市循環バス
吉野川市美郷代替バス
吉野川市巡回バス無料運行
阿波市市場交通バス
美馬市市営バス穴吹木屋平線
滝の宮・剣山線観光シーズンのみ運行
美馬ふれあいバス住民対象・デマンド方式(区域型)
三好市三好市営バス
<町村部>
上勝町上勝町営バス
神山町神山町営バス
那賀町那賀町営代替バス
那賀町営コミュニティバス事前予約制
海陽町海陽町営バス
つるぎ町つるぎ町コミュニティバス広報24年4月号による・詳細不明
東みよし町東みよし町営バス
[81733] 2012年 8月 30日(木)00:29:42みかちゅう さん
十番勝負・最後
問H:町田市
[81510] 2012年 8月 16日(木)20:59:51みかちゅう さん
Re:答えようか悩む
[81509]midさん
十番勝負の好成績は「名誉」のみで特に賞品はないので、ご心配のような入門コースへの流れ込みはないと考えています。常連さんには一般コースでなければ、というプライドがあるんじゃないでしょうか? 一般コースにもはや付いていけない私は、多少の後ろめたさを感じつつ入門コースにしてしまいましたが。
[81481] 2012年 8月 15日(水)19:13:28みかちゅう さん
十番勝負・その3
問A 北茨城市

入門コースを全部終えたら標準コースも答えていい、とかないでしょうか。
[81448] 2012年 8月 14日(火)22:04:58みかちゅう さん
十番勝負・その2
問C 牧之原市
問E 横須賀市
問F かほく市
問G さいたま市
問J 多摩市
問K 川崎市

残り2つが分からない…。
[81409] 2012年 8月 14日(火)01:14:25みかちゅう さん
意義は理解できるけれど…
自治体ホームページの更新などでいつの間にか削除されたり、リンク切れになっていたりする資料を1か所に集積する、という構想自体には賛成します。それにあたって、ダウンロードや印刷しておいた資料を『都道府県市区町村』で公開できるか、というのが今回の問題です。
ただの個人サイトであれば問題視するつもりもないし、それどころかありがたく利用させていただくかもしれませんが、それなりに有名サイトでもある『都道府県市区町村』だからこそ気になるわけです。

[81316]実那川蒼さん
著作者が複製について何も示していない時まで複製行為を禁止していると解釈することはできません
例えば横浜市のホームページには
掲載している文章・写真・イラストなどの各々の情報及び各ページは、著作権法の保護の対象となる著作物であり(中略)私的使用のための複製や引用など著作権法上認められた場合を除き、無断で複製・転用をすることはできません。
と記されており、無断での複製・転用を明確に禁じています。
「随時更新される前提で代々引き継がれているような業務用の資料」ならば黙示的複製許諾が認められた判例があるにしろ、今回の資料館構想に於ける問題ではまったく別の話です。

著作権侵害の刑事罰は親告罪のため、著作権者による告訴があり、かつ検察官が公訴提起に応じた場合でなければ刑事罰を科されることがありません。
親告罪でも著作権侵害は違法行為となる以上、「いつか問題視される可能性がある」ということではないのでしょうか。結局「この程度なら問題(刑事処分)にならないだろう」と高をくくっているようにしか受け取れません。

著作者に対する過度な気遣いが、かえって利用者にとって仇になることもあるのです。
著作権法自体が出版・音楽・放送業界などの「無断複製品の流通で頭を悩ませてきた業界」の意向を強く反映しているものなので、利用範囲を狭める方向に動いているような気がします。その結果、蓄積されてきた情報の流通が妨げられているということに関しては同意しますが、だからといって著作権法の範囲を越えて大々的に複製・公開を行ってよいとは思えません。


[81393]EMMさん
どうも「引用」と言う事についてご存じない模様。
「引用」の規定は32条を読めばいいのでしょうか。32条には
国若しくは地方公共団体の機関(中略)が一般に周知させることを目的として作成し、その著作の名義の下に公表する広報資料(中略)は、説明の材料として(中略)刊行物に転載することができる。
ホームページが「刊行物」とみなせるかはともかく、32条の但し書きに
ただし、これを禁止する旨の表示がある場合は、この限りでない。
とあり、上に挙げた横浜市のような書き方をされていれば転載は認められないのではないでしょうか。
[81325] 2012年 8月 13日(月)21:05:32みかちゅう さん
十番勝負・その1
簡単なコースに流れることに後ろめたさがありつつ、標準コースにはついていけないので…

問B 高崎市
問D 横須賀市
[81315] 2012年 8月 13日(月)15:40:13みかちゅう さん
大規模にやるからこそきちんと使用許可申請を
[81302]グリグリさん
[81312]hmtさん
「自治体作成で事実の羅列に近いような資料を自分のホームページにアップする」というのはそこまでうるさく問題視すべき行為なのか、と思われるかもしれません。確かに、世間一般では無断複製の例はそれこそ無数にあるし、自治体合併に関する資料は対価を目的とした著作物ではないので、実害はないといってもいいでしょう。
しかしいろいろと著作権にうるさくなった昨今では、大規模に資料複製をやると大ごとになる可能性があるので、それならばできうる対応はとっておきましょうということです。

リスク回避の王道は、「著作権者の許諾」を得ること。しかもそれは「事前」であるべきだと思います。
事前にひとこと声をかけてくれれば使用を拒否するつもりはなくても、無断で使用されているのは不快に感じることもあるでしょう。無断使用を知ってグリグリさんにクレームを送るようなところからは事後承諾の脈はないと思います。問題視するつもりがなければわざわざクレームなどをいれずに黙認するだけでしょう。

ためしにいくつかの自治体に
著作権者宛の文書により、構想している変遷情報図書室における著作物の利用の仕方を詳しく説明し、許諾を求める範囲、対価【無償を希望】
を確認してみてはいかがでしょうか。基本的に許可が下りるのか、個人サイトに於ける利用はあまり許可されないのか、といった手ごたえをつかんだ上で本格的に資料館構想を始めても遅くはないと思います。他にも例えば、使用の対価は発生しなくても書面申請をするので手続きに費用がかかる、といったことも分かるのではないでしょうか。
自治体資料を「きちんと許可申請をとった上で」集積し閲覧する場を提供するというのは、『都道府県市区町村』の箔付けにもなるのではないでしょうか。

申請の例として八千代市のホームページでは八千代市サイトポリシーに申請書類の記載フォーム(wordファイル)が用意され、記載すべき事項が分かります。いくつかの自治体ホームページを見た限りでは複製・転用の申請が書かれていたのは八千代市だけだったのですが、他の自治体でも似たようなところではないかと思います。
[81300] 2012年 8月 12日(日)01:22:55みかちゅう さん
資料館構想はやはり問題?
[81293]グリグリさん
合併に関する資料の「資料館」構想ですが、総務省あたりがやってくれればありがたいんですよね。中央―地方という上下関係ゆえ、自治体への情報提供要請は確実に応じると思いますし。
ただ、一個人で
(複製権侵害)のリスクがあることを承知の上
で実行するのはやはり問題だろう、と思います。現実的に権利者(自治体)から苦情が来るのかも分からないし、資料をまとめて閲覧できる場があるのは面白いとは思うのですが…。ある程度有名なサイトである『都道府県市区町村』が、問題がありそうなのを承知しながら資料公開を行えば、どこかしらから文句が出てきそうな気がします。
世の中、ケーサツの厄介になることはなくても「法に触れる行為はしたことがまったくない」という人はまずいないはず。だからといって「この程度なら取るに足らない」と開き直って、資料館公開に協力するのは抵抗があります。

ところで、著作権自体は昔からある権利ですが、インターネットの普及で書籍やテレビ番組の無断複製品が大量に出回るような状況になったゆえに「うるさく」なってしまいました。「複製品のせいで正規品が売れない→金銭的損害の発生」を抑制するための罰則は必要ですが、何でもかんでも複製を認めないのでは、むしろ情報の利用を阻害しているようにさえ思います。絶版になった本などは、正当な手順を踏んで複製をしたくても権利者と連絡が取れないことも多いみたいですし。昔のテレビ番組などは資料として価値のあるものもありますが、放送局だけで権利関係が解決できないので、正規の手続きを踏むと公開できないのが現状です。結局、後ろめたい気持ちを持ちつつ動画サイトで見るしかない、と。
[81267] 2012年 8月 7日(火)12:51:34みかちゅう さん
県境越え路線~東北編(2-2)
二戸市につながる道路は複数あるが、いずれも路線は県境で途切れている。

(4)国道4号ルート
以前は南部バスが三戸~二戸~一戸で運行していたが、18年4月に青森県内の区間を廃止(その後、岩手県側も廃止)。三戸町の代替交通はなく、県境から先の二戸市金田一までも二戸市が最低限の運行をしている。

落合口~金田一温泉(二戸市コミュニティバス海上線・1日1便、土休日運休)
県境を越えて500mほど進むと停留所があるはずだが、残念ながら朝早くに登校用が出て、夕方に帰宅用が出るという、通学対策に走らせているような路線。通院対策には火曜日に1往復、二戸駅までの便がある。

(5)県道32号ルート
田子町~二戸はJRバスが平成になったころまで運行していたが、現在は県境で路線は切れている。県境手前が三戸町なので、田子町のバスで県境直前まで進めないのがつらい。

サンモール田子上衣更(田子町コミュニティバス新田線・1日2便)

・上衣更~大平原間はおよそ3km。徒歩連絡できそうなのは平日午後の二戸→田子のみ。逆方向は移動時間が20分しかないので不可能に近い。サンモールから上衣更までも2kmほどなので、二戸市コミュニティバスへの乗り継ぎをねらうならばサンモールから歩いてしまった方がいいかも。

大平原上斗米~二戸(二戸市コミュニティバス・1日2便、土休日運休)
県境を越えて200mほどの集落からバスが出ている。こちらは昼過ぎにも1往復運行されている。

(6)県道181号ルート
月曜日と木曜日に限り、県境を挟んだ集落を徒歩で連絡することで成立する乗り継ぎがある。二戸市までの徒歩区間の距離は最短だが、いかんせんチャンスが1週間に1回しかない。乗り継ぎにしくじると集落に取り残されて悲惨である。

サンモール田子水亦(田子町コミュニティバス新田線・1日2便)

・この間は2km弱。地図を見る限りはそんなに急な坂道というわけではなさそう。

手倉森開拓浄法寺(二戸市コミュニティバス手倉森開拓線・月曜日と木曜日のみ1往復)

乗り継ぎが成立するのは以下の2回のみ。
(木曜日)田子8:15→水亦9:02…手倉森開拓10:20→浄法寺11:02
(月曜日)浄法寺13:30→手倉森開拓14:08…水亦15:05→田子15:52
[81265] 2012年 8月 7日(火)00:38:29【1】みかちゅう さん
県境越え路線~東北編(2-1)
東北編の第2回は青森県~岩手県です。
山地によって明確に人の流動が途絶えるわけではないので、県境越えは意外と簡単に出来るのでしょうか?

(1)国道45号ルート
JRバス八久線(八戸~久慈)は17年3月限りで廃止、当時も1日1往復で鉄道並行のために県境部分の代替措置はないとのこと(JRバス八久線バスの旅2)。八戸からの南部バスも1時間に1便程度はあるものの、階上町の中心部までしか達していない。県境前後を町営バス、県境部分は徒歩で越えることになる。

ハートフルプラザ小舟渡小学校(階上町営バス東部循環・両回り合わせて5便、日曜日運休)
町営バスは町役場のすぐ近くにあるハートフルプラザから発着しており、そこから県境へ向けて町営バスに乗り換え。国道にこだわらずに県境にいちばん近い停留所は小舟渡小学校らしい。

・この先、県境を越えて角浜へは1.5km程度。

角浜~種市(洋野町営バス大沢線・1日3便)
便によって経路が異なる複雑な町営バスだが、とりあえず町中心部の種市にはたどり着くことができる。種市からも便数は少ないものの、海岸沿いの陸中中野や内陸の陸中大野に進むこともできる。

(2)県道11号ルート
○本八戸~田代大野(南部バス・1日3便)
県境までは八戸市内の300円上限運賃制の恩恵にあずかれるが、岩手県にまたがると従来どおりの運賃が適用されてしまう。岩手県内の運賃+八戸市内分の300円という計算ではないので、通し運賃の方が割高になっている。
大野からは種市(洋野町営バス)・久慈(岩手県北バス)・軽米(同)などに進むことができる。

(3)国道340号ルート
○本八戸~南郷区役所軽米(南部バス・1日4便)
こちらも県境を越えると一気に運賃が上がる。八戸市の施策なのだから仕方ないが、県境を跨ぐ利用だとまったく恩恵にあずかれない。
軽米より先は二戸へJRバス東北の路線が出ている。岩手県北バスで九戸(伊保内)は1日1往復のみ(朝の軽米行き・夜の九戸行き)。軽米町民バスと九戸村循環バスを町村境で乗り継げるかもしれませんが…詳細はよく分かりません。


国道4号ルート・県道32号ルート(二戸~田子町)は次の記事に続けます。
[81259] 2012年 8月 6日(月)00:22:21【1】みかちゅう さん
県境越え路線~東北編(1)
[81220]で予告した県境越え路線バスのお話ですが、とりあえずやってみようということで東北編の第1弾です。図書館で人文社の「○○県道路地図」を見て路線のありそうなところに目星をつけ、路線が現存するかを各事業者のホームページで確認するという作業です。図書館所蔵の人文社の地図は1990年代後半の路線網のようで、現在と比較するのも楽しみの一つです。なお、運行事業者や便数(特記ない限りは平日を基準)は調査時点での情報です。

というわけで、東北編の第1回は青森県~秋田県です。
鉄道なら奥羽本線と五能線が県境を通過しており、大型時刻表の索引地図でも十和田湖を経由する路線が掲載されています。十和田湖経由はありふれた観光ルートなので、実行している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

(1)十和田湖ルート
観光地だけあって、いくつかの方面から観光路線が集まってきている。十和田湖停留所自体は青森県だが、十和田湖に集まる路線をまとめておきます。

○青森または八戸~十和田湖温泉郷子の口十和田湖(JRバス東北・青森発着=1日7便、八戸発着=1日4便)
今年の運行は11月4日までとなっているので、冬季の状況は不明。比較的本数があるので、途中で温泉などの観光をはさんでも良さそう。

○七戸十和田~焼山十和田湖(十和田観光電鉄・土休日のみ3便)
新幹線アクセスは青森・八戸・七戸十和田で奪い合いになっている。どう考えても七戸十和田は分が悪そう。

観光客向けの路線は邪道(?)と考える方は、十和田市~焼山で
十和田市駅焼山渓流館(十和田観光電鉄・1日7便)がおすすめ。JRバス東北の十和田湖方面との乗り継ぎは十和田湖温泉郷か焼山あたりでできる。焼山(十和田湖温泉郷)~十和田湖は基本的に集落がほとんどないので、いわゆる生活路線は存在しない。

・黒石方面からはぬる川まで弘南バスが1日2便あるが、その先の十和田湖畔にはつながっていない。
・三戸方面から田子町を経て十和田湖に至る路線もかつてはあったようだが、かなり前に廃止されているらしい。


秋田県に抜ける路線はJRバス十和田南線を引き継いだ1路線のみ。
十和田湖大湯温泉~十和田南~鹿角花輪(秋北バス・1日3便)
秋北バスは「季節運行」として11月4日までとしている。
秋北バスとは別に同じ区間を十和田タクシーの路線バスが1日1便あるが、夏季に関しては十和田湖に到着するとすぐに折り返している。冬季は2.5往復しているので、秋北バスの代わりに使えるのだろう。


(2)国道7号(羽州街道)ルート
○弘前~大鰐温泉~岩渕公園(弘南バス・1時間間隔)
国道7号線を平川市(碇ヶ関)に向かう路線。終点の岩渕公園は碇ヶ関関所跡の近くであり、津軽湯の沢駅も近い。ここから先の県境までの路線は途切れるので、国道を3kmほど歩かなければならない。
矢立ハイツ~大館(秋北バス・1日2便)
県境の先100mほどのところにある「道の駅やたて峠」に併設されている温泉施設から大館市内へバスが出ている。ここからは1日2往復しかないが、2.5kmほど先の上陣場からであればさらに7便がある。


(3)国道101号(海岸沿い)ルート
路線の断絶区間も長く、とても使えるルートではない。バスの乗り継ぎ旅という枠を捨てて、鉄道とセットでなら楽しめるかも。海沿いなので風景は期待できるかもしれませんし。

○鯵ヶ沢~北金ヶ沢~深浦弁天(弘南バス・1日4便)
五能線並行路線であり、駅から遠い集落から乗客を拾っているのだろうか。地図を見た感じでは海岸沿いの路線でもあるので、海辺の風景が期待できるかもしれない。

・この先、6~7km離れた艫作駅付近まで路線はない。

不老ふ死温泉~十二湖駅~奥十二湖駐車場(弘南バス・1日3便)
こういうところで観光客がどの程度バスを利用するのか分からないが、生活路線の扱いではないようだ。

・県境を含む十二湖~岩館は路線が切れており、18kmぐらいある。駅の近く以外にまとまった集落は存在しないので、バス路線が存在しないのは当然のこと。

○岩館~沢目~能代(秋北バス・1日3便)
五能線で秋田県に入って最初の駅、岩館から能代に路線が存在する。こちらもほとんど五能線並行だが、本数の少なさのせいである程度の利用があるのだろうか。
[81249] 2012年 8月 4日(土)00:48:17みかちゅう さん
情報の集積・公開と著作権の問題
交通系マガジンのネタ集めはできていないので、資料保存の大切さの方に反応しておきます。

[81236]グリグリさん
(合併関連の)資料の著作権に関しては、公開された公的な情報であることから、再利用や公開には問題ないと考えていますが
この点は私の書き込み([81220]
(改正の)情報源は年月が経っても確認可能な広報誌が理想
という点にも関わってきます。広報誌は役所内に限らず図書館などに長期間保存されることも多いですが、創刊号までさかのぼれるかというとそうでもないようです。無料の配布物なので国会図書館に納本されるものでもなさそうですし。
合併情報なら客観的な文字情報が中心なので権利関係はクリアできるでしょうし、時刻表もデータ自体は数字の羅列なので著作権は発生しないでしょう。しかし、交通系なら路線図がほしいところです。図版になると著作物とみなされてしまうので、再利用や公開は難しいのでしょうか。ソースとして「広報誌×年×月号」としても検証可能でなければ意味を成さないので、PDFファイルなどをそのまま載せることに意味はあると思うのですが。

ついでに、古い地図のコピーを図書館が半分しか認めないのは本当にいやになります。1枚数百円で販売している地図を10円コピーで済まされてはたまらないというのは理解できますが、旧版地図を入手することは出版元に問い合わせても国土地理院発行の地形図でもなければ無理でしょう。「著作権があるからコピーを一部しか認めない」と主張するのであれば、「出版当時の対価を支払えばまるまる入手できる」ぐらいにならないものか、と考えてはいけないのでしょうか。古い住宅地図を利用して駅前開発前後の比較をやりたくても、「見開きの半分(左右いずれか1ページのみ)」では意味をなしません。
[81220] 2012年 7月 31日(火)23:12:30みかちゅう さん
交通系マガジン
[81194]グリグリさん
マガジン創刊をご了解していただけたのでしょうか。
記事検索結果ページの最下部右端にある「検索結果参照用リンクの編集」の機能を使って記事を並べる、といった感じでできるものなのでしょうか。マガジンだと記事検索の結果を並べるだけでなくて、冒頭に説明書きを入れられる点が大きく違うようですが。
記事検索を利用したものならば私も経験があるので(関東の県境越え路線)、hmtさんや白桃さんのような立派なものでなければ作れそうです。
マガジン作成に当たって書き込みから膨らませていくのならば、「県境越え路線」の調査対象を関東以外に拡張していくのが面白いかな、と思っています。そうするにしても、以前調査したのは06年の1~2月(09年5月に一部フォロー)と現在と状況が変わっているところも多いと思われるので、改めて記事を起こす必要があると思います。マガジン化はその後かな。

一方、路線(図)の変遷履歴は客観的情報の集積になるので、記事として膨らませる余地は少ないかと思います。人口統計表の羅列などに近いものであり、それはそれで記事として残す意味はあると思いますが、『都道府県市区町村』の対象からは外れていくのかもしれません。
具体的には改正情報として
2012年8月1日 千葉県野田市「まめバス」
●停留所改称
北ルート 野田病院入口→葵の園前
北・中ルート ロックタウン→イオンタウン
中ルート 法務局入口→旧法務局入口
野田市ホームページのお知らせ(PDFファイル)参照

2012年8月1日 東京都文京区「Bーぐる」
●停留所新設
目白台・小日向ルートの小石川一丁目→後楽園駅間に「こんにゃくえんま」を新設。
区報ぶんきょう7月25日号(PDFファイル)の4面
…といった感じになり、形式的には市区町村変遷情報に近いものになりそうです。
情報源は年月が経っても確認可能な広報誌が理想ですが、一時的にでも自治体ホームページに掲載されていたことが分かる(書き込みがあった直後に第三者がリンク先を見ればガセネタかは分かる)程度でも仕方ないと思います。
[81189] 2012年 7月 27日(金)00:31:14みかちゅう さん
川○集落のはなし、ほか
暑い日が続いていますが、節電はしていらっしゃるでしょうか? 頭がボーっとして体調を崩しては困るので、室内の温度計を確認しつつ緩めに冷房を入れるようにしています。

まずは「川+方角」地名の話です。
川東・川南が「川の東(南)側の集落」を指し示しているとすれば、中流域だと集落の東(南)側に山があることになってしまいます。そうなると山によって日照が遮られるので農耕には都合が悪く、集落として発展しづらいのではないでしょうか。
下流域ならば山によって日照が遮られることもないので、川の蛇行の加減によって集落ができる場所が決まり、集落と川の位置関係によって「川○」という地名ができたのでしょう。


[81138]グリグリさん
[81145](みかちゅう)で少し返答をしていますが、自治体バス研究の話はどうなったのでしょうか。私は路線(図)の変遷履歴が確認したいので、
・路線(系統)新設/廃止
・経路変更
・運行日変更
・停留所の新設/廃止/改称
あたりが拾えればなぁ、と思っています。運賃の変更や便数の増減、ダイヤ改正は路線図の変更は伴いませんが、記録する意味はあるかな、と。
[81145] 2012年 7月 20日(金)13:51:33みかちゅう さん
自治体バスの変遷情報
自治体バスのリンク集ですが、本当のところは「路線の改廃情報の蓄積」が欲しいわけです。

中京地方では路線図ドットコムの一コーナーとして、公共交通改正情報カレンダーにまとまっていますが、京阪神地区には改正情報が集まるようなサイトはないみたいです。他にも都道府県単位で情報を集めているサイトはあっても、履歴として変遷を残しているところは少ないですし、管理者の都合で(更新されないのは仕方ないとしても)閉鎖されて情報が失われることもあります。
その点、『都道府県市区町村』では十年来の管理がなされていて
収益が大きくなった暁には、株式会社都道府県市区町村を設立するのが私の夢です。
とグリグリさんが表明されているので([81108])、中長期的な管理も期待できそうです。

しかしながら客観的な改正情報を扱うことに関して、著作権などの問題は発生しないとはいえ中京地方のような同種のサイトの内容と競合しないようにするなどの配慮は必要だとは思います。むろん、路線図制作者側が『都道府県市区町村』から情報を引っ張ってきて路線図に反映させるのはなんら問題ないことですし、情報元として信用されていると考えれば歓迎すべきことと思います。
[81129] 2012年 7月 17日(火)00:12:30【2】みかちゅう さん
自治体バスリンク集(香川県編) 
市町村名名称地域など備考
高松市コミュニティバス・香川町シャトルバス塩江地区・香川地区・国分寺地区・香川町シャトル
乗合タクシー山田地区・高松西部地区
丸亀市丸亀市コミュニティバス他丸亀市内・本島・広島
坂出市坂出市営バス坂出駅~番の州方面市HPに情報なし
善通寺市市民バス(空海号)
観音寺市のりあいバス
さぬき市コミュニティバス
東かがわ市
三豊市コミュニティバス
土庄町シャトルバス(PDFファイル)豊島24年度も運行継続?
小豆島町
三木町コミュニティバス
直島町すなおくん
宇多津町
綾川町町営バス(注)
琴平町
多度津町
まんのう町

(注)6月より枌所線・西分線はデマンドタクシーの実験運行のため、日中の運行を取りやめ。

>グリグリさん
以下のリンクを表の中にうまく貼ることができません。三木町も表示されていません。
→表の中に修正しました。ご確認ありがとうございました。
[81127] 2012年 7月 16日(月)22:22:32みかちゅう さん
バスの旅(続)
[81090]で触れた「自治体バスリンク集」ですが、すこし調べ始めています。リンク集程度ならホームページ作成技術がなくてもブログやまとめwikiで何とかなると思いますが、情報は有力サイトに集約することで活用されると思うので、検討してはいかがでしょう?>グリグリさん

[81115]伊豆之国さん
「路線バス乗り継ぎ旅行」(ここでは「高速バスは除外」というのが共通の必須条件、ということになっているようです)
JRの「一筆書き旅行」のように公式の制度があるわけではないので、高速バスをどの程度認めるかは人それぞれです。由比~興津のさった峠区間を東名高速バス(ここは1駅間のみの利用も可)で越えている人もいる一方で、第三京浜や名阪国道のような自動車専用道路を経路として認めない人もいるようです。
2つの都市間連絡バスは任意の停留所での乗降ができないので、除外するようにしているように思います。地方に時々見られる公営ギャンブル場輸送も除外するのが無難かと。
徒歩連絡も「基本的に最短区間のみ」とする人がいる一方で、「歩いた方が早いなら歩いてもいいや」とする人もいるみたいです。

[81122]白桃さん
高松~引田、引田~鳴門の両路線とも日中に90分間隔程度の便数が確保され、「街道路線」として成り立っているようにみえます。高徳線並行の方は(旧)牟礼町内で路線が廃止されていますが、バスが廃止されたところで琴電も高徳線もあるので問題なしと判断されたのでしょう。

それに対し香川県西部はJRの積極策のおかげで街道路線は存在しません。愛媛県境のぎりぎりまで路線自体はつながっていたはずですが、自治体バスの乗り継ぎが続いていたような気がします。自治体バスは運賃が低廉であるのはありがたいのですが、土休日運休が多くて…。

個人的に「街道路線」として現在も使われているなと思えるのは、1日10便ぐらい(朝夕が1時間毎、日中でも1.5時間毎ぐらいを確保)です。
[81106] 2012年 7月 15日(日)02:38:07みかちゅう さん
年々困難、バスの旅
[81105]Issieさん
時刻表を個人で提供し,それを随時更新していくことの困難さは本質的に,行政をはじめとする公的組織でも,当の事業者自体でもそれほど変わらないのではないかと,思ってもいます。(注・要約して引用)
最近は「地域公共交通会議(鴨川市の例)」のような形で自治体と事業者の話し合いの場が設けられ、路線の廃止や変更についての予定が改正日よりかなり前から公になるようになりました。もっとも「改正内容が確定」ではないので、議事録にある月日が近づいたら改正が予定通り行われるかを確認しなければなりません。
ローカル路線の廃止が取りざたされるような地域であれば、ほぼ確実に赤字補填や自治体からの補助金が事業者に支払われています。それならば漫然とカネを事業者に出すのではなく、運行の実態を周知してもいいのではないかと思います。小規模事業者がホームページ制作を外注するのはコスト的に難しいとしても、該当する自治体ホームページに時刻表のPDFファイルを載せるくらいなら、どこの自治体だってできるでしょう。積極的に行わないのは「バス事業者もしょせん民間の一企業→特定事業者の宣伝につながる」とでも考えているからなのでしょうか。

国道14号ルート
鬼越駅~京成中山駅(800mほど)を徒歩でつなぎ、船橋駅~津田沼駅(京成バス・1日6便)にうまく乗れれば、総武線と京葉線の間を駅から駅へと乗り継いで行くことができそうです。私の場合は、前者は本八幡駅~大町駅~市川営業所~西船橋駅、後者は船橋駅~北習志野駅~津田沼駅とつないでおきました。私のルートのうち市川営業所~西船橋駅の路線が下総中山駅発着に短縮されているので(西船橋駅方面は早朝1回のみ残存)、現在は船橋法典駅を回って乗り継ぐのが良さそうです。大町駅~市川営業所は平日のみの運行なので、市川営業所に近い医療センターか市営霊園で乗り継ぐのがベストの模様。


定番の(?)東海道ルートは複数の人の旅行記がネット上に見られますが、まずはさった峠、続いて静岡・愛知県境が断絶区間となっています。この2か所はその区間だけ歩けばいいのですが、問題はその後。愛知県内も数か所で断絶しているし、愛知県~三重県は平日・土曜の夜1回のみ。静岡県内に目立った悪化がない代わりに、愛知・三重県で廃止が相次いで条件はこの10年でかなり悪くなっています。岐阜方面に北上したとしても滋賀県に県境を越えられない上に、滋賀県内を本数の少ない自治体バスを細かく乗り継ぐという困難が待ち受けているはず。一昔前の乗車記だと津→伊勢奥津→名張→上野市→名阪国道で奈良県入りというのが定番でしたが、現在は三重県内を移動するのが格段に大変そう。
<参考ページ>
路線バスの旅…東海道区間は2000年夏~秋に実行
汽車旅バス旅長い旅…東海道区間は2007年実行、西から東へ進んでいる
路線バス乗り継ぎの旅…2001年実行、東京→岐阜は山梨・長野県経由

2002年の「路線廃止の自由化」の直前で、かつインターネットの普及で情報が入りやすくなった2000年ごろというのが最後のチャンスだったのでしょうね。1週間連続でやれれば十分東海道は達成できたように思うのですが、現在は何日かかるやら。ヒマなら調べてみますかね…。
[81102] 2012年 7月 14日(土)15:55:45みかちゅう さん
時刻・路線検索の利便性
バス事業者による路線・時刻表検索は大きく分けて
・停留所名を選択
・路線(系統)一覧や地域から選択
・路線図から選択
の3つです。
乗車地が分かっているときは停留所名で検索するのが早いですが、正確な名称がわからないときもあるし、どの方面(行き先)の時刻表を見ればいいかが分からないこともあります。一見さんが乗車する場合は駅から乗る場合がほとんどなので、時刻表掲載は駅前のみとしている事業者も結構あります。
その一方で、路線の広がりを見たい場合に役立つのが系統一覧や路線図です。一覧に出ている経由地や行き先を見れば、だいたいどの地域まで路線があるかが分かります。路線図は方角は無視して作図されていることが多いですが、路線網の広がりを見るには役立つでしょう。

目的地が決まっているときに検索するのがいちばん普通の使い方だと思いますが、どのやり方でもなかなか発見できないことが多いです。利用する気があるのなら営業所に電話して「○○に行くバスの時間を教えてください」が結局のところいちばん早いです。

ところで、都道府県単位で公的機関が運営しているものとして富山らくらく交通ナビというのがありました。停留所の位置なども検索できるので役に立ちそうだし、県の運営なので信用できそうです。こういう公的組織が運営している以上、きちんとダイヤ改正に対応してほしいものですが、実態はどんなものなんでしょう? 
同様のものは福井県にもばすでんしゃねっと・ふくいがあります。
[81099] 2012年 7月 14日(土)13:01:20みかちゅう さん
路線バス乗り継ぎ旅
[81087]グリグリさん
路線バスを乗り継いで旅するプランを作る・募集するという企画があると面白そうですね。
路線バスを乗り継ぐのをメインとした番組として古いのは、TBSの「そこが知りたい」でしょうか。一部は書籍化もされて乗車系統・所要時間なども載っていましたが、現在は本を手に入れるのは難しいみたいです。数年前に図書館に予約申し込みをしたところ、横浜市の図書館では所蔵しておらず県内の他の図書館から回ってきた(しかも結構遠いところだったような気がする)ぐらいです。

昭和の終わりごろまでならば主要街道にはほとんど路線が引かれていたでしょうし、途切れるのは県境かよほど人の流動のないところに限られていました。ある程度の都市同士を連絡する路線も多くありましたし。行程を組むのは現在よりもはるかに容易だったと想像できますが、書籍・ネット上ともに実際にやってみた記録というのは見たことがありません。そのころなら国鉄解体・ローカル線の廃止等で、趣味としてみた鉄道に面白みがたくさんあったからなのでしょうか。

現在、東京駅起点で1日でできる範囲で行程を組むとき、ほとんど事前調査なしで駅から駅へ乗り継いで行けるのは、西方面の平塚・八王子ぐらいでしょうか。埼玉方面は大宮ぐらいなら何とかなると思いますが、東武東上線の川越・伊勢崎線の春日部あたりだと鉄道並行では進めません。千葉方面も江戸川を渡るだけなら易しいのですが、その後は鉄道駅から放射状に出る路線をジグザグにたどるしかなくなります。常磐線方面は金町→松戸が進めないので、市川か三郷を経由して松戸市に入り、流山市を経由して柏市に進むことになります。
私が房総半島の乗り継ぎをやった際も、市川→千葉はきちんとたどれていません。歩いてごまかした区間は後日きちんと乗ってつなぎ合わせてはいますが。本数はぐっと減りますが、鉄道並行路線が残っている千葉以降の方が経路選定としては簡単です。
[81090] 2012年 7月 14日(土)00:36:51みかちゅう さん
路線図作成の苦労
[81084]H2 さん
随時更新してネット上でPDFなりで公開して、必要な人が各自で端末に取り込む、もしくは印刷する
印刷物と比較したときのネット上の利点・欠点を考えると
(利点)
○頻繁な更新・修正が容易
○発行コストが低い
○ホームページ作成程度の技術ならある人も多い
(欠点)
○事前に印刷しないと出先で見られない
○携帯端末で見るには概観がつかみづらい
○家庭用のA4プリンターで出力すると枚数が増える・ページの境界の接合が面倒
…といったことが挙げられます。

普通の道路地図なんてネット上でいくらでもタダで見られる・印刷できるではないかと思われるでしょうが、適当に印刷するとページの境界が微妙にずれたりして分かりづらくなってしまいます。その点、ページの境界が1cmずつ重なっているような道路地図の本や、新聞紙サイズで一望できるようなのは重宝します。
在庫コストとの兼ね合いを考えるならば、一度に数百枚単位で印刷するのではなく、市役所などの大型プリンターで随時出力できるようになればいいんですけど。まぁ、1枚100円ぐらいの有料頒布になってしまうのは仕方ないかもしれませんが。

市内全域の地図を入手するために市役所に行くことがありますが、「有料頒布するならばそれなりに改訂版を作ってほしい」と感じます。少々古くてもタダなら仕方ないと割り切りますが、金を払ってまで買う人はいないでしょう。20年ぐらい寝かしておけば「資料」として価値が出るかもしれませんけど。


[81087]グリグリさん
路線図というものは「ある一時期の情報を作成すること」よりも、「頻繁にある改正情報を収集し、更新すること」の方が大変です。一昔前の地方都市ならば事業者がせいぜい3社程度なので、事業者が現在のように改正情報を発信してくれるのであれば更新作業は容易です。改正の少ない2月や8月あたりに集中的な現地調査をやれば、大都市圏でもなければ相当の範囲を回ることができるでしょう。大学でゼミを立ち上げて、メンバーに車の運転が好きな人がいれば結構できるかも。ところが最近では、市町村営バスに加え、貸切バス・タクシー事業者の参入、地元運営の事実上住民専用バスetcと、運行主体もさまざまで情報も入りづらくなっています。

例えば、横須賀市にハマちゃんバスという自治会が主体で運営しているものがありますが、具体的な経路や時刻がネット上でつかめないのです。Bus Service Map作成要領照らし合わせると、ハマちゃんバスは建前上「料金は取らないが謝金や協賛金は受け付ける」としているので記載対象外としている模様。

他にも数か月~1年以上にわたって行われる「試行運行」も悩ましいところ。旭中央地区コミュニティバス(乗合タクシー型)実証運行は4月~7月の4か月にわたって実証運行が行われていますが、こちらはBus Service Mapの「旭大和地区」の図に掲載されています。

さて、「全国バスデータベース」のデータを元にきれいな路線図が描けるかというと…1系統ごとに線を引くとターミナル駅周辺でごちゃごちゃになってしまうし、単純に路線のあるところに1本引くだけなら従来の道路地図となんら変化がありません。元データの情報更新も年に1度のレベルでしょうし。せいぜい「ある特定の停留所がどこの事業者が運行しているか」が事前に分かれば、ホームページを見る・電話で問い合わせができるというぐらいでしょうか。その点、Bus Service Mapはうまく作成していると感じます。

当サイトで同様のデータを整備する、加えて、時刻表データも集める、てなことが実現できれば、ビジネス展開もできるかもしれませんが、そこまでのサイトパワーが現状ではないのが残念です。
ホームページのリンク集ぐらいなら可能かもしれません。事業者は公式サイトのリンクを掲載し、自治体バスはバスの時刻表・路線図などのページをリンクするようにします。問題は、かつてほどの活気はない「落書き帳」に情報が広く集まるかと、広報誌などをこまめにチェックする協力者が落書き帳内に確保できるかです。
[81057] 2012年 7月 9日(月)19:35:00みかちゅう さん
バス路線図の制作
[81054]H2さん
いま調べている具体的な場所は、山口県美祢市です。
美祢市内全域のようなある程度広い範囲の路線図を作成する際に参考になる本として、バス路線図を制作している個人・団体などが共同で執筆した『バスマップの底力』(全国バスマップサミット実行委員会 編著)というものがあります。詳しいことはこちらの本をお読みになるのがいいと思います。

行政や市民団体であれば詳細な路線図(区間距離などが分かる運賃計算の元になるもの)・系統一覧・停留所ごとの時刻表を事業者が提供してくれるかもしれませんが、個人ではなかなか難しいことが多いです。結局は停留所を回って情報収集→(車で)現地調査というのは必須です。大手事業者は路線図や時刻表をホームページで積極的に公開するようになってきましたが、地元の貸切バス業者が運行しているような路線はネット上では存在すらつかめないものもあります。

いままであれこれ見てはきましたが、「趣味で調査・制作をやっている」のが便利な路線図のようです。企業や役所だとどうしても予算上の制約が出てくるからでしょう。


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