たいへん興味深い問題提起です。
(1)表記の違いに関係なく、同音市が近接することの問題
[24380]グリグリさん
佐倉市があるにも関わらず、敢えて「さくら市」でなければいけない理由があるのかと言うことです。
これは、結局のところ氏家町・喜連川町の合併新市の名称が、ふさわしいものであるかどうかに尽きるのですね。ふさわしさの判断基準の中には、同名・類似名を持つ市の存在や、相互の地理的その他の距離がもちろん含まれるでしょうが、それだけではありません。
そして、この問題は仮に新市名が「桜市」であっても解決できない問題です。
[24365]グリグリさん
「さくら市」が由緒あるネーミングであるならばまだ考慮の余地もありますが、桜の語感だけからのネーミングであるとするならば、再考して欲しいと佐倉市民の私は要望します。
そうですね。ところで、両市が共にふさわしいと思われる名称がつけられ、それが極めて類似した名称で、近接しているという例は既にあります。
[17111]faithさん
大阪の柏原(かしわら)市と奈良の橿原(かしはら)市は、
耳で聞いても区別がつきにくいため(というか、この2つの読み自体が必ずしも区別されていない)
区別する必要がある場合には、
「大阪のかしわら」「奈良のかしわら」などの言い方で区別しています。
「一般感覚」「生活感覚」という基準で考えれば、この両市の読みは同音と考えて差し支えないと思います。近くはありませんが太田市と大田市もあるいは同様かもしれません。
(2)両市の距離に関係なく、市名の「読み」と「公式表記」との関係に新分類ができることの問題
[24101]グリグリさん
漢字を使わない場合、まだその漢字を習っていない小学生が使う場合、システムの都合でひらがなを使用する場合、など、ひらがなが正式名であることによるトラブルというか紛らわしさは、両方が漢字の場合とはちがい多少問題がありそうな気がします。
(A)「よこはま市」は神奈川県です。公式には「横浜市」です。
(B)「さいたま市」はこれが公式表記で埼玉県です。
(C)「せんだい市」は宮城県かもしれませんし鹿児島県かもしれませんが、公式表記「仙台市」「川内市」なら特定できます。
(D)「ふちゅう市」東京都かもしれませんし広島県かもしれません。公式表記「府中市」としても特定できません。
これに、新分類が加わるのですね。
(E)「さくら市」は栃木県のほうの公式表記になる予定ですが、別の市のことかもしれません。千葉県のほうは公式表記「佐倉市」とすれば特定できます。
これは両市間の距離は関係ないですね。「宮古市」を目指している沖縄県の合併が最終的に「みやこ市」に決まることになるとしても起こることです。
「みやこ」といえば、仮に福岡県で「京都市」あるいは「みやこ市」を目指す動きが起こったら、皆さんはどう考えますか? そんなことはおそらく無いでしょうけど。
私としては、住民・担当者の方々には、本当にふさわしい市名を一所懸命に考えてくださいね、というだけです。その結果として「さくら市」が選ばれるなら、それは仕方がないと思いますが…。