ご無沙汰しております。話題の経県値市区町村版、入力したいと思いつつなかなか時間が取れず、先週末にようやく全国分の入力が終わりました。上位の皆さんには遠く及ばず、かろうじて4桁に乗った程度ですが、これしかなくても昔の記憶をたどるのは結構難儀しました。迷った・もやった市区町村を書いてみます。
未踏or通過
身近なところで愛知県大口町は二転三転しました。当初は名古屋市内から明治村へバス移動した際に国道41号を通ったのではと思ったのですが、よくよく見ると名鉄バスの明治村行きは桃花台経由なのですね。であれば大口町は通りません。では未踏かと思ったのですが、江南市に住んでいた友人宅を目指して小牧市方面から車で移動した記憶があり、自分の運転だったのに記憶があいまいなのですがたぶん国道155号経由です。というわけで結局通過に落ち着きました。
あと、私もご多分に漏れず奈良市への宿泊は小学校の修学旅行なのですが、その後京都方面へ移動した際のバスルートがわかりません。京都府内最初の訪問地が宇治なのは確実ですが、途中でどの道を通ったのか。京奈道は部分開通していたようなので乗った可能性もありますが、ずっと下道だったような気がします。とりあえず井手町を通過、精華町と京田辺市を未踏にしていますが、逆かもしれません。
通過or接地
SAやドライブインでの休憩による接地は覚えていなければ基本的に通過にしていますが例外もあり、たとえば下呂市は中学時代に中津川IC経由で高山までバスで移動する行事の途中でどこかに寄ったのだから、どこかはまったくわからないけれど下呂市内なのは間違いないだろうという決めつけで接地にしています。また、青春18きっぷで乗った記憶がある路線で乗り換えがあったかなかったかがわからない、というところがちらほらあり、たとえば郡山駅ではたぶん乗り換えた気がするので接地にしましたが気のせいかもしれません。ほか、加古川から敦賀まで加古川線、福知山線、山陰線、舞鶴線、小浜線を乗り継いだ記憶だけはあるので、きっと西脇市、谷川、福知山、綾部、東舞鶴で乗り換えたのだろうと思いそのように接地をつけましたが、それぞれの駅の記憶は正直全くありません。
接地or訪問
空港を利用した以外に訪問歴のない市町村で迷った結果、千歳市だけは訪問、豊山町と大村市は接地にしました。名古屋空港と長崎空港は純粋に飛行機に乗るためだけに利用した感があるのに対し、新千歳空港は北海道土産を買ったりラーメンを食べたり、常に北海道観光の最初と最後の確たる位置を占めていたように感じたからです。つまりは完全な主観です。
[106246] N さんの分析によれば千代田区、渋谷区、新宿区、墨田区が全員訪問以上だそうですが、他3区はともかく墨田区は意外に感じます。確かに私も訪問にしてはいるのですが、何の用事で訪問したかの記憶があいまいで、ただ何かの目的のために錦糸町駅を利用したという記憶だけは確実なので、とりあえず訪問です。学生時代の友人で楽器をやっていた者は複数いるので、たぶんその誰かの演奏を聴きにすみだトリフォニーホールにでも行ったのだろうと思いますが、よくわかりません。多くの方はスカイツリーか国技館あたりに行っておられるのでしょうが、私はどちらにも行ったことがありません。
あと今回初めて知って驚いたのが、富士急ハイランドが富士吉田市と富士河口湖町にまたがっているので遊び方次第ではどちらかが訪問にならない可能性があることなのですが、行ったときはそんなこと意識していないのでこれは目をつぶりました。
訪問or宿泊
宿泊経験はさすがにほとんどはっきり記憶していますが、それでも一部はあいまいです。北陸方面は親に連れられて繰り返し行った気がしますが、記憶はあいまい。固有名詞として「芝政」「芦原温泉」「片山津温泉」という固有名詞にかすかな覚えがあるので、その記憶だけで坂井市・あわら市・加賀市を宿泊にしています。他には、学生時代に富士五湖のどれかの湖畔に行きただ酒を飲むだけの合宿をしたのは何湖畔だったのだろう(たぶん本栖湖として富士河口湖町を宿泊にした)。就職してすぐのころに職場の先輩に連れられて、リンゴ狩りを言い訳にしつつ結局ただ酒を飲むだけの旅行をしたときはどこに宿泊したのだろう(たぶん駒ケ根市にあるアルプスの丘の「ケビン」な気がするので駒ケ根市を宿泊にした)。
訪問or居住
これは迷ったというわけではありません。「宿泊」の中には人生でただ1回たまたま1泊しただけのまったく縁の薄い市町村もあるのに、それよりよっぽど馴染み深い、ある時期毎日通っていた通勤・通学先が「訪問」どまりなのはなんだかなぁ、と思いました。具体的には、高校時代3年間通学した刈谷市、就職して最初の3年間通った初任地の岡崎市は、それぞれ強い思い入れのある市なのですが、どう記憶をあさっても宿泊経験は思い出せないので訪問です。でも心情的にはもう少し高い点をつけたいという思いがあります。
ちょうど
[106257] EMM さんがリンクされている議論はこの話題なのですね。私が落書き帳を見るようになるより前とはいえ、蒸し返すものではないのでしょうが、少しもやもやするものがあります。当時は都道府県版であり、越県通勤通学者は地域的に偏りのある少数派、その少数の人だけが「有利になってしまう」という点でハードルがあったのはよくわかりますが、市区町村をまたぐ通勤通学はありふれており、また市区町村はより身近な存在であるため、点数面で有利にしたいというのではなくどちらかというとこの「思い入れを表現したい」という需要はあるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
全体を通して
私の経県マップはあまり面白みのあるものではないですが、すべてが陸路(橋梁・トンネル含む)でつながっていて「飛地がない」ところは気に入っています。人生の中で一時的に長崎県と北海道が飛地経県になったことはあるのですが、今ではいずれも鉄道訪問を果たしました。また、離島だけからなる市町村や沖縄県を訪れた経験が一切ありません。意外と珍しいのではないでしょうか。
離島だけでなく半島が弱いのはこのように地図化して初めて気づきました。愛知県で唯一の未踏は田原市、他に近県でも紀伊半島、能登半島、伊豆半島、房総半島、いずれも真っ白です。このような気付きが得られるというだけでも、地図に表すことの表現力を感じます。最後になりましたが、機能リリースありがとうございました。