こんにちは、じゃごたろです。
[65228] 揖斐の山 さん
そもそも、八戸ってどちらに向いているのでしょうか。
[65229] 日本人 さん
たぶん青森県ではないでしょうか。
[65234] k-ace さん
南部藩だった、歴史的経緯からすると、岩手県になるんじゃないのでしょうか。
[65238] MasAka さん
元・南部地方住民(岩手県盛岡市&青森県七戸町)ですが、この組合せだと合併新市は青森県とするのが妥当ではないかと考えます。
どうも反応ありがとうございます。こちらの皆さんのご意見が分かれるように、私の意見・感想を言わずに「どちらに所属するのだろうか。」としたのは、どっちになるか予測が付かないと思っています。
八戸市民の意向というものを聞いたことはありませんが、私の考えていること及び巷の風聞からすると、揖斐の山さんの「八戸の動向」としては「親岩手県」、というよりは「反津軽(青森市)」ということで岩手県への所属の可能性が高いようにも思えますが、そこが政治の世界。それと「南部」を意識しない世代が増えてきているでしょうから、なんともいえないでしょう。
さて、「南部氏」がらみで。
[65238] MasAka さん
南部地方を南北に貫く国道4号線ですが、標高最高地点は青森県と岩手県の県境ではなく、岩手県の十三本木峠(奥中山付近)にあり、
多分、戦国期以前の南部氏の勢力はこの十三本木峠が境だったのでしょう。それ以南は斯波氏勢力。斯波氏とは、岩手県の紫波を名字にしたとされており、高水寺を中心として岩手郡までを勢力化に治めていたようです。逆に言うと、戦国以前の南部氏と、江戸期の南部藩としての南部氏は同列で語ることはできないと思います。
余談ですが、二戸には「南部美人」という地酒がありますね。
ありますね。うちの母校のすぐ下にありますよ。
[65235] Issie さん
なお,南部氏が本当に甲斐国の南部郷の出身かと言うと,あまり当てにはならない,つまり「ウソ」っぽい,という説もあります。
最近、少なくとも南部藩の祖となった「三戸南部氏」は甲斐出身ではなく、もともといた土豪の氏族ではないかと思ってます。いわば甲斐南部氏の土豪代官が、そのうち「南部氏」そのものを名乗るようになったんじゃないかな、と。
「
盛岡タイムス」へのリンクを設定しますが、三戸南部家以外に一戸氏、七戸氏、四戸氏、九戸氏、八戸氏が五家とされていますが、この中で八戸氏のみが後代になって糠部に下向とあります。正確ではないとしても、歴史的な断片が残されていると考えると、もともと糖部は土豪の代官に治めさせていたが、実際に甲斐南部氏が移り住んだのが八戸氏であり、三戸氏含めた氏族はそれとは関係のない土豪集団であったのではないか。
ネット、その他で知り得た範囲では、戦国期に権威のあったのは三戸南部家の他は九戸氏と八戸氏です。その頃の一戸氏は、鹿角平定の功績で二戸領を賜った九戸氏の勢力化であり、七戸氏もそれだけの発言権もなく八戸氏と歩調をあわせていたと思われます。また四戸氏は、軍事的に勢力を拡張してきた九戸氏への抑えとして現在の二戸市に移され、それが金田一氏のとなったとも言われています。現在地名として失われた「四戸」ですが、二戸市内に「四戸城跡」があるのもそのためと考えられているわけです。
さて、九戸氏は九戸政実に代表される武力によって権威を強化してきたわけですが、八戸氏はというとそれだけの実力があったかは定かではありません。しかし八戸氏は三戸氏と同格であり、三戸南部家に嫡男が無い場合には八戸氏から養子を迎えて南部家を継がせるという慣例があったとされますから、八戸氏がただならぬ存在であることはうかがえます。
南部家の中でも異色の八戸氏の存在は捨ておくことはできないものと感じてます。
「本家本元の南部」とはどちらか…,なんてね。
以上からも、「本家本元」を争うのは三戸か八戸かであって、岩手県北部はあまり関係ないと思います。もちろん、南部藩の居城があった「盛岡」が、八戸と対向するのは仕方がないかなと思いますけど。
個人的には、高橋克彦氏によって「九戸政実」が小説化され、「二戸市にある九戸城」の知名度が上がったことが一番の好事ですけと。一応「九戸城址」は国指定の史跡なんですよ。
ついで。
[65236] 伊豆之国 さん
ところで、「平泉」の世界遺産登録に「待った」がかかった、という新聞記事がありました。
岩手県といえば、かの野党の大将の地元。それで政府筋が圧力をかけた、というのはうがち過ぎでしょうか?
正直言って、日本の文化財に世界遺産に登録する必要のあるかが疑問です。「世界遺産」は全世界的な遺産が政治その他の理由で消失のおそれがあるので、世界的な援助によってそれを保全するのが目的のはず。しかし、日本の世界遺産登録の目的は「世界的な観光資源としてのステータスのシンボル」というのみえみえであり、はなはだいかがわしい。それも最も然とした理由付けする人々はもっといかがわしい。
日本の文化遺産は、文化財保護法の強化と、それの正当な適用で十分に保全できればそれでいいと思うんですよ。