かな~り亀レスになってしまいましたが
[63603]futsunoおじさんの
府県名に使われる11字が常用漢字に
の書き込みを見て、ふと現存する国内の783市ではどうなってるんだろう?思ったのがきっかけで調べてみました。暇を見てほとんどアナログ方式で該当をつぶしていったので、結構時間がかかっちゃいましたけど^^;。そのような理由から完璧なものとは言い難く、多少の誤りもあるかもしれませんが、もし気がついた方がいらっしゃいましたら、遠慮なく訂正いただきますようお願いいたします。ひょっとしたら将来十番勝負ネタにもなるかもしれませんしネ・・・(笑)
2010年にも制定される新常用漢字表に含めることが決まった11字を入れて、常用漢字の総数が1956字。国内783市のうち、ひらがなのみで市名が構成されている21市を除く、762市中、市名に使われている漢字が全て常用漢字となっている市は605市でした。
ここからが本題。上記に該当しない157市で使用されている常用漢字以外の漢字は以下の106字です。(ここでは“釜”と“竈”、“ケ”と“ヶ”もそれぞれ1字として扱っています)
幌、函、樽、唄、芦(2)、笠(3)、旭(3)、萌、蘭、苫、伊(13)、釧、弘、釜、幡(4)、竈、栗(2)、鶴(3)、須(8)、龍、ケ(3)、萩(2)、嶋、那(6)、珂、筑(3)、栖(2)、鉾、烏、桐、藤(4)、鴻、蕨、鳩、ヶ(4)、霞、桶、蓮、銚、柏(3)、鴨、鎌(2)、袖、匝、瑳、鷹、狛、茅(2)、逗、秦、綾(2)、燕、阿(5)、砺(2)、洲(4)、咋、敦、鯖、韮、杜、斐、諏、駒(2)、尻、瑞(2)、騨、呂、磐(2)、裾、之(2)、碧、蒲、弥、鷲、亀(3)、彦、堺、槻、箕、曳、條(2)、畷、脇、篠、宍、粟、橿、葛、陀、梁、廿、祢、牟、嘉、嬉、諫、俣、蘇、臼、杵(2)、串(2)、枕、薩、曽、於、奄(※順序は北から出てきた順。( )数字は複数以上使われている市数)
ちなみに、この字で一番利用頻度が高いベスト3は「伊」の13市「須」の8市「那」の6市。みなさんは上の漢字で市名をどの程度思い浮かべることができるのでしょう?泣く子も黙る落書き帳^^;ですから、かなりレベルは高いものと思いますが。
そして、完全に常用漢字以外で市名を構成している市は、完全ひらがなの21市(なお、かな+漢字(または漢字+かな)の市は漢字に必ず常用漢字が含まれている)を除くと、以下の13市。
那珂、蕨、旭、柏、匝瑳、燕、伊那、堺、宍粟、萩、阿蘇、臼杵、曽於
該当する市の全てが2文字以下で、半数近くの6市が1文字市でした。惜しかったのは那須烏“山”市で3文字という意味でも最多。
(参考)今回の11字追加によって除外となった5市。(鹿1、岡5)
鶴岡、鹿嶋、藤岡、亀岡、笠岡
※一部追加補正